バダ・ハリ「最強の相手でハッピーさ」 vs シュルト「この試合のギャラは安いが将来への投資だ」
5月にオランダのアムステルダムアリーナで行われる「It's Showtime」の目玉カード、シュルトvsハリの記者会見の模様を翻訳しました。
いろいろと考えさせられる記者会見でした。

また口語のため、意訳している部分はありますが、発言者の意図をわかりやすくするためです。

http://www.fansofk1.com/article?aID=1818&Category=1

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サイモン・ルッツのあいさつ。(長いので要点のみ箇条書き)

・これまで三年間はK-1と一緒に開催したが、今年は単独開催であること。
・ゴールデングローリーには大変協力してもらったこと。
・この試合が大会の目玉カードであること。

--バダ。このマッチメイクを聞いてどう思った?

バダ:サイモンと俺は、アムステルダムアリーナでカムバックすることを交渉していた。4年ぶりのな。
最後にアリーナで試合をした時には、もうオランダで試合するとは思っていなかったが、今回交渉を重ね、俺は戦うべき相手の決定権を得たんだ。俺は、自身とサイモンに言った。もしオランダでカムバックをするなら、妥協抜きでベストな相手と戦うしかないんだとね。無名の選手と、アムステルダムで戦うなんてことはしたくなかった。(ルッツが)ベストな相手を用意できなければ、俺はオランダでカムバックはしなかった。
サイモンは、シュルトとの試合を持ちかけてきた。まさに、現段階ではこれ以上ない最強の男じゃないか。シュルトは、オランダでは知名度もあり、スポーツ選手として順調な様子だ。俺にとっては大きなチャレンジとなる、ベストな相手だ。
だから、俺はここに戻ってきた。
だから、俺はやる気に満ちている。
ここ最近なかったほど、モチベーションが上がっているんだ……決定したときは、ハッピーだったぜ。

--日本での過ちのリベンジは考えなかった? つまり……ボンヤスキーと戦うということは?

バダ:ああ、おそらくそのマッチメイクは多くの人々にとってグレートな試合なんだろうが、俺の目には面白くなるとは映らないな。
やろうと思えばできるんだろうが、俺は最高で最強の対戦相手と試合をしたいから、アムステルダムアリーナに戻ってきたんだ……そして、俺とシュルトの試合こそがそれだと思ってる。
この試合は、大きなステップであり、しぶしぶ受け入れたというわけじゃないんだ。最強の対戦相手を求めて、この試合がまさに実現した。

--セーム。同じ質問をします。バダと対戦することになって、どう感じましたか?

シュルト:(この組み合わせは)日本で行われるマッチメイクだと思ったので、アムステルダムで実現するとは驚きました。オランダで戦うには、もってこいの相手だと私は考えています。私はまだ終わっていないということ、私こそ最強であり、これからもそうであるということを示すでしょう。バダ・ハリは若く才能がありますが、私の力を再び示してやらねばなりませんね……

バダ:再び? 俺たちはまだ戦ってもいないんだぜ。

(記者が笑う)

--セーム、サイモン・ルッツはあなたがかなり譲歩しなくてはならなかったと言っていたが……この試合をオランダで実現する意味をどう考える? バダ・ハリ戦で何を示すんだい?

シュルト:今現在オランダで行う意味ではよいマッチメイクだと思いましたが、確かに私は大きく譲歩しました。それは事実です。ですが、それは他の試合で埋め合わせることにしますよ……。

--この試合を「投資」だと?

シュルト:そうですね、この試合は次への投資として見ています。

--バダ、あなたもこの試合は投資だと思っているのかい?

バダ:あ? 俺は戦いたいだけだ。わかるだろ?

(記者が再び笑う)

バダ:知ってのとおり、俺たちを試合させるということは、とにかく金がかかるんだ。けど、今回はマジで最小限なんだぜ……。セームも言っているが……俺たちは次回こそもっともらわねえと……俺は今回、再びオランダに帰ってきて、誰が最高か示すためにここにいるんだ。つまり、俺にとっちゃ自分への投資だ。まだ24歳だしな……来年以降のことを心配しなくてもいいんだ。

--お互いをリスペクトしているから、試合が実現したという風に聞こえるのだが?

バダ:あー、ここでくだらねえ話はしたくねえなぁ……リスペクト……リスペクトね、彼は偉大なスポーツマンさ……。

--リスペクトしていると。

バダ:もちろん、そうすべきと認めるぜ。それを受け入れないのはおかしなことだ。俺は多少頑固者だが、盲目じゃないんでね。シュルトは偉大なスポーツマンさ。……よく完成された、成熟した選手なんだ。彼が成し遂げたことに対して……俺はリスペクトを持っているが……しかし、それは俺がリングの上でも持っているというわけじゃないぜ……。

--リスペクトしているが、恐怖は感じない?

バダ:おいおいおいおいおい……もちろん、アリーナじゃシュルトのケツを蹴っ飛ばしているんだぜ

(記者がさらに笑う)

--シュルト、何か言うことはあるかい?

シュルト:ああ、そうですね……バダも気が狂っているわけじゃないんだから、自分が誰と戦うのかくらいわかるでしょう。私が試合を引き受けたということを知っているでしょうから、練習してくるでしょう。

サイモン:他には?

--バダに質問です。この戦いを、どのように迎える? 感情的かい? つまり、前回(アリスター戦)みんなきみにブーイングを送った。あなたは修復しなくてはならない、このことについてどう思う?

バダ:ああ、アリーナでの試合はモチベーションになっている。俺はいろんなミックスされたフィーリングを感じている……シーンとしたコンサートホールを期待しているわけじゃない。英雄としての入場を期待しているわけでもない。俺が100%の状態でそこにいることができればいいんだ。良い状態でリングに上がり、ハイレベルな戦いを作り上げたい。俺は俺のプランを実行し、客は客のやりたいようにすればいい……実際には、俺は罵声を浴びてるわけじゃないんだけどな。ま、そうであろうとなかろうと、仮にブーイングを浴びようとも、俺は全力を尽くすだろう。

--12月、あなたは4試合も行って、2月、3月も…戦うことになるが…ちょっと多すぎないか?

バダ:俺はロボットなのさ……いや、もちろん違うが、ハードではある。楽なモンじゃない。特に12月はね……。ただそれは精神的にであって、肉体的には問題ないんだ。トーナメントであっても……俺はまだ24だからな。俺は人生で2回トーナメントに出たが、1度目はさっさと終わっちまった(2006年K-1オークランドGP準々決勝で敗退)。2度目は……まさに俺の経験したこともない、とんでもない深刻な事態になってしまったな。俺は多大なコストを支払った。タイトルも準優勝も返上しなくてはならなかった。が、問題はない。これはレッスンだったのさ……だが、1か月で4試合はマジでやりすぎだったぜ
俺は2月のために少し休んだ。……そう感じている。3月、5月、そしてこれから10年も続けるんだ。俺は好調だぜ。本当さ。

--バダ、セーム・シュルトを相手にする上で特殊な練習をするのかい?

バダ:もちろんさ。だけど、明日はじめるわけじゃない。知ってのとおり、俺は2試合挟んでいるからな……。セームを相手にするには準備が必要だと思うが、まだ考えていない。いつから始めるかは考えているが、その時になればやるだろう。だが、まだ俺は(セーム対策に)集中してはいない。

--判定で勝ちますか? それともKO?

バダ:おいおい、俺はKOしか望んでいない。ポイント? なんだいそれは。そんなもの、お客は望んじゃいねえ。結果としての判定はあるが、お客はそれを見に来るわけじゃない。時間をつくって、わざわざ来てくれるんだ。病気を圧して、学校を休んで、俺の戦いを見に来るんだから、俺は彼らに目覚ましい試合を見せるのさ。俺は勝つ。だから、お前たちも勝てと。……だから、対戦相手に天井を拝ませてやる。

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というわけで、どうでしょうかね。

私も、みなさんもIt's ShowtimeというプロモーションがK-1を脅かすほど大きくなったと考えていましたが、まだそのレベルには達していなかったということは理解できると思います。
今回の試合では相当シュルトもバダも、普段FEGから受け取っているギャラに比べれば相当安いということがその証拠です。

その安さは本当にひどいんでしょう(笑)。愚痴の多いシュルトですら、日本でのインタビューでギャラについて口にしたことはありませんが、今回はいきなり「凄く譲歩した」と来ましたからね。しまいにゃ「投資」だと(爆笑)。

シュルトにとっては、バダという注目されている選手を倒して、再び「最強」を名乗るための布石にできるなら、ギャラは目を瞑ろうということですし、バダにとっては「最強」と戦ってあわよくば勝利を、負けたとしても経験にできるし、ギャラには目を瞑ろうということなんでしょう。
お金以外に二人が戦う理由がかろうじてあったから、たまたま実現したのでしょう。

つまり、この試合はサイモン・ルッツの打ち上げた「今回限りの一発花火」のにおいが強い。ここで予算を使ってしまったので、おそらくアーツやボンヤスキーはこの大会に出ることはないでしょう。

ルッツはほかに重要なことを言っており、それはK-1との共催ではないということです。
つまり、フジテレビでは見れません(断言)。

これが痛い。痛いなぁ。

はやくワールドグランプリの日程発表してくんないかな。今年は海外大会再編の可能性はありますね。フジテレビの減益は深刻なので、K-1への影響は避けられないと思っていましたが、案の定ですよね。。。。

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by the_kakato_otoshi | 2009-02-02 23:02 | 立ち技全般

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