K-1選手輸出国、スリナム共和国とはどんな国?
K-1の公式サイトがリニューアルされてますねえ。
スッキリして見やすいので、いいんじゃないですか?

さて、今回はスリナム共和国について。

はぁ? スリナム? どこやねん?

っていう感じだと思いますが、実はエロール・ジマーマンの出身国であり、フォータイムスチャンピオン、ホーストやレミー・ボンヤスキーの故郷でもあります。また、最近ではマヌーフや若手のタイロン・スポーン、マルコ・ピケもスリナム系だそうです。
つまり、K-1ではオランダ出身の有力な黒人選手はほとんどスリナム出身ということになります。

スリナムなんて、K-1に出会わなければ恐らく気にすることも無い国でした。
人口は40万人強。全人口を合わせても、日本の政令指定都市にもなれない小さな国です。
場所は南アメリカのギアナ地方。あの辺では、ギアナ高地の世界最大の滝が有名ですねえ。

c0093563_9535612.jpg

首都パラマリボの市街地。世界遺産らしい。↑

調べてみると、アメリカもぶっ飛ぶほどの多種多様な人種がまざっており、奴隷でつれてこられたアフリカ系黒人、植民地支配をしていたオランダの白人、移民でやってきたインド系、もともと住んでいたネイティブがごちゃごちゃに混ざっているそうです。

貧しい国民の中には旧宗主国のオランダで働きに出ているそうなのです。。
あのホーストもその一人であり、両親はスリナムに住んでいるとホーストは語っています。

貧しいスリナムからの移民がオランダで財を成すには、スポーツ選手になるのが手っ取り早く、特にサッカーではオランダの有力な黒人選手はほとんどスリナム出身だと言います。有名なのはフリットですが、彼もスリナム系とのことです。

スリナムでお金を持っているのは、商才あるインド人であり、続いて華僑(中国人)なのだそうです。黒人は最も貧しく、社会の底辺にいるとのことです。これでは国を出て、オランダ移民になりたいという気持ちはわかります。

貧困の中から、移民してスポーツでのし上がるというのは、
貧しい国ならではのストーリーですね。
少なくとも、現代の日本ではお目にかかれませんよ。

日本は格差社会といっても、
移民しなくてはならないほど切羽詰ってはいませんからね。
キリギリスが冬になって寒がっているだけで(笑)。

ちなみに、、、ですが、
スリナムが独立したときに、実はスリナムの人々は国籍をオランダにするかスリナムにするか自由に選択できたらしいのです。
ホースト一家がスリナムに住んでいながら、国籍がオランダというのはそのときの選択の結果なのかもしれません。
いずれにしても、日本人には想像がつきにくい選択です。
言ってみれば、北海道が共和国として独立するけど、国籍を日本にする? 北海道共和国にする? と聞かれているようなものです。
これは、結構迷いますよね。
世界一自由な国、オランダだからこそ、こうした処置が可能なのでしょう。
(オランダのことを勉強すればするほど、日本の「自己責任」論争が非常にくだらない議論に思えますよ)


それにしても、これだけK-1にスリナム系オランダ人が出場しているのは、何も偶然ではないでしょう。私の予測ですが、おそらくは最初に成功したアーネスト・ホーストの影響が強いのではないかと考えております。


↓スリナム基礎データ(外部リンク)
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/area/suriname/data.html

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by the_kakato_otoshi | 2009-02-04 15:39 | K-1

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