K-1アジア予選に挑む男たちの肖像 
麻生政権を見ていてつくづく思うのは、器を間違えた人たちが集まっているんだなぁということ。
話し方一つとっても、未だに引退発表している小泉元総理のほうが総理っぽい(笑)。
これが器、格の違いだ。

さて、今日は以前からお伝えしているK-1アジアGPの続報。
昨年の優勝者イム・チビンと、準優勝者K.MAXのインタビューが入ってきたので、簡単に紹介します。

http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=343&articleid=2009021909585200097&newssetid=28

FEG公式のヌルいインタビューとは一線を画した格闘技選手の「リアル」が詰まった生々しいインタビューです。ぜひとも、K-1ファンのみなさん、特に欧州のキックだけに目が行きがちなマニア層には一度読んで欲しいですね。数字や戦績じゃない。人間が戦っているんだということが感じられます。

私が最近インタビューの翻訳などをよく紹介するのは、とかく強い弱いに終始するだけの格闘ファンの論争が実に浅いものに感じるからです。誰それに負けたから弱いとか、誰それに勝ったからうんたらとか、そういう論争にはもう飽きちゃいましてね。

韓国のキックボクサーとしての第1人者イム・チビンの受け答えには、感心しました。
K.MAXのストイックな生き様にも、共感しなくてはなりません。
2人とも、いい煽りVTRが出来そうです(笑)。
長いので途中、かなり中略してますが、お許しください。

イム・チビンインタビュー

--3月の大会にむけて、どんな練習をしていますか?
「4ヶ月前から準備しています。その間、ウェイトトレーニングを中心にやって、今週から本格的にペースを上げていますよ。トーナメントに出場する選手の分析もしています」

--去年はタイで訓練していましたね。
「タイに今年は行かないです。(国内で)練習環境が整いそうなんですよ。もし、アジア大会で優勝できたら、オランダに行くという計画があります。ピーター・アーツのジムに行って練習してみたいんです」

--なぜオランダなのですか?
「強い選手がおおいからです。私のような身体の大きさでも、オランダ人は骨格が強い。そして、高いレベルの選手が大勢いますから。トレーニングのパートナーに悩む心配はありません。それに、K-1はほとんどオランダ人が制覇しているでじゃないですか? 発達した技術をより学びたいんです」

--「チーム イム・チビン」を組織しましたよね。理由は?
「韓国で立ち技で自主的にチームを運営するのは初めてのことだと思います。一緒に集まって、体系的にプログラムされた練習をして、成果を収めることができますから。究極的には、選手たちが国内でもカンペキに試合の準備ができるシステムを作ることが目標なのです」

--現在、韓国格闘技市場は縮小しています。どう思いますか?
「試合をする舞台があまりないのが惜しいですね。プロ選手は、試合で生計が成り立つ必要があるのに、それを解決するに値する大会がないのです。少なくとも、年間5大会くらい、大きい舞台があればいいのですが。
今年は以前より大会が多く開かれるようです。もっと選手が良い待遇になり、ファンが歓呼する質の高い格闘技文化が形成されることを願っています」

--K-1アジア大会の予選をどう見ましたか?
「みんな強いですね。キム・セギは原初的本能で戦いますが、打たれづよさとパンチ力が強い。クオン・ミンソクもボクシングスキルが向上し、ディフェンスが上手い。力のある選手です。イ・スファンもK.MAXも含めて、みんなが強いと思います。しかし、今度のトーナメントも重要ですが、大きく見ればMAXのFINAL16が最も重要なんです。トーナメントは負傷で脱落することもあるので、注意が必要です」

--過去2回の日本でのMAXでは敗れていますが?
「最近は、負けるかもしれない圧迫に苦しむよりもイム・チビンは素晴らしい試合をしたと拍手を浴びることのほうが重要なんです。負ける確率を減らし、勝つ確率を増やせる選手になるべきです」

--精神的なコントロールをしていますか?
「専門的なマインドコントロールを担当してくれる先生に管理を受けています。先進国のサッカー、野球のような競技ではすでに行われていることです。私の技術を100%発揮するために役立てています。2009年は私の色を見せれるような試合をすることが重要です」

--2人のお子さんの父親であると同時に、家族の長ですよね。試合前には、家族の心配が並大抵ではないでしょう。
「娘が5歳で、息子が4歳です。娘は「パパ、怪我をせずに、気をつけて」と言ってくれます。怪我をして戻ってこれば、「パパ、気をつけてと言ったのに」と話してくれます。大きくなりましたね。そして、試合をすれば妻が非常に心配するのです。私が試合のときには、胸が締め付けられ、手足が痺れるそうです。家族が心配しないように、最大限戦って、勝たなければならないのです」

--お子さんたちが格闘技をやる言ったらどうしますか?
「私がスポーツ選手だから、できればスポーツより勉強して、平凡に暮らして欲しい。もちろん、本人が切実に願えば仕方ありませんけどね」

--選手生活10年間、多くのことがありましたね。今は安定していると思いますが、大変だった時代を思い出しませんか?
「苦労話を書けば、何冊にもなりますよ(笑)。ドラマを作る事だってできる水準です。中学時代、家庭の問題で、ソウルに転校してきて、お弁当も持ってこれずに通ったこともありましたし、練習や試合で多くの負傷をしました。お金がなくて、城南からソウルまで歩いて行った事もあるんです。本当にキリがないですよ。
しかし、これらは過去の話です。そのときの経験が、難局の際の力になるんです。
最大限努力して、私が出来ることのすべてを発揮したい。そうすれば、結果はついてきます。多くの応援お願いします」


K.MAXインタビュー

--現状はどうですか?
「フィットネスセンター格闘技クラスでムエタイを教えながら練習している。冬にはスノーボードの講師をした」

--怪我の調子は?
「顔面陥没にあって、顔に医療用の鉄板を入れている状況だ。拳にも慢性的な負傷がある。殴ると、自分の拳が痛いんだ。足首の靭帯もよくなくて、風が吹けば冷えて痛い」

--負傷の箇所を教えていいのですか?
「知られているものだから、構わない」

--所属ジムなしでの練習は大変ではないですか?
「この状況には慣れているが、練習を手助けしてくれる人は求めなくてはならない。今は親しい人が手伝ってくれているが、その人は個人事業をなさっており、申し訳なく思っている」

--30歳になり、ファイターとして負担にはならないでしょうか?
「父が休んでおり、母は病気だ。金を稼がなくてはいけないと思う。結婚しなくてはならないとも思うが、私の場合安定した職業ではないので、中々お付き合いを言い出せない。もちろん、普段はつとめて堂々としているが、現実は現実だ。ムエタイを教えたり、ボード講師をして休まず働いても、なかなか金は手元に残らない」

--選手生活はいつまで続けるのですか?
「練習する環境があって、収入があれば続けたい。誰かの助けは期待しないし、大きな成功も望まない。一人でも練習する時間があり、基本的な生活を維持することができるなら、身体が持つ限り戦いたい。
少しは有名になったが、芸能人のように頂点にあるときにやめたりするなんてことは、できない。格闘技には中毒性があるが、いずれは引退もするだろう。そのときには私ができる仕事を探さなくてはならない」

--去年の準優勝で、何が変った?
「変った。マスコミで私を調べる人もいたし、近寄ってくる女性もいた。手伝ってくれる人も多くなった。
しかし、3月のMAXで良い成績が収められなければ、彼らは去っていくんだ」

--女性にもてましたか。
「率直に言って、去年は女性から連絡がたくさんきた(笑)。私の外見が悪いほうではなかったからかもしれないが。中には金持ちもいたし、凄い職業の人もいた。だが、現実として私は彼女らによくしてあげることはできない」

--理想の女性はいましたか?
「いい車に乗り、豊かに暮らすようなことは望まないので、私の水準に合わせてくれることができる女性がいい。自分のことを信じて見守ってくれる人に会いたいね。
・・・・・・ところで、去年たくさんいた女性たちは今どこにいったんだ(笑)?」

--Mバイトに連載した「こんにちわキック」で、あなたが好きだというタイ人女性の話はどうなったのですか?
「相変わらず連絡がくる。やばいですね。メールが毎日数十通来る。香港に試合で行ったときには、同じホテルに予約して、部屋に電話してきたんだ。最近はソウルまで来て、どうして私を好きではないのかという連絡が来る」

--ファンの行動ではないですよね。
「まさに。多少度を越している。今度のMAXに来るというので、実はそっちのほうが怖ろしい。タイと香港で試合に負けたときには、必ずその女性が来ていたんだ。やばいジンクスだ」



おまけですが、
もうひとり、アジア予選出場が決まっているイ・スファンの取材がFEG公式に記載されていますので、ご参照ください。

http://www.k-1.co.jp/jp/news/2009/0219_max_01.html



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by the_kakato_otoshi | 2009-02-19 15:15 | K-1

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