【WGP直前解説(2)】早くも勃発? 「ポスト」バダ・ハリ争い。
「K-1」のネーミングの元ともいえるフォーミュラー1(F1)が、開幕直前になってポイント制から優勝回数制にチャンピオン選定方法を変更すると発表したものの、反対が多くわずか数日でこれを撤回しました。
ベースボールの「ワールドカップ」は極東2カ国の局地戦化が進み、世界の注目度は薄れる一方……。
Jリーグでは春秋制と秋春制を巡って協会とリーグが対立……。

スポーツ界は全体的にズンドコですな。

明日から、かかとおとし2009年予想大会の予想を募集しようとしております。
「俺(あたし)にも言わせろっ」っという諸兄には、是非ともご参戦いただきたいと思っておりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。


【WGP直前解説】 第2試合 早くも勃発? 「ポスト」バダ・ハリ争い。



横浜大会では、バダ・ハリとルスラン・カラエフという若手の旗手がそれぞれにアクシデントで出場を見合わせました。バダ・ハリに至っては怪我もしていないのに、ショータイムという自分のかつてのホームグラウンドでの試合を優先したことで、今後の先行きが不透明になってきました。

ということで、最悪バダ・ハリ抜きでも面白いK-1にしていかなくてはなりません。
そこで、私が注目したいのは、「ポスト」バダ・ハリ争いです。
今大会は若手が大挙参戦。
筆頭ともいえるのが、今回「伝説」と対戦することになった22歳のエロール・ジマーマンでしょう。

ジマーマンは、昨年12月のK-1決勝戦でテイシェイラを逆転で撃破し、2回戦でバダ・ハリに逆転で撃破されるというスペクタクルな試合で盛り上げ、さらには「エロジマン」というファニーな愛称で宇多田ヒカルのブログにまで紹介されました。

昨年までは無名だった男が、わずか半年ほどでアーツとの対戦をワンマッチで行うまでに成長しました。
エロジマンの売りは暴風のような破壊力。たった一撃で戦況をひっくり返すことができるパンチが魅力です。

38歳となって尚、トップで居続けるピーター・アーツを倒せば、一躍K-1の主役になることは間違えなく、ジマーマンにとっては12月のグランプリに並ぶ大きなチャンスを得たことになります。
入場時に装着する謎の「ボーンスーツ」でキャラクター作りも成功していますし、ポスト・ハリ候補の一番手はこの男で決まりでしょう。

対抗馬と言えるのが、今回の影の主役であるタイロン・スポーン
カラエフ欠場で「第2代ヘビー級王者決定トーナメント」出場が決まったスポーンですが、その実力は異名である「キングオブザリング」そのもの。
16歳でプロデビューを果たし(今のHIROYAと同じ歳!)、その年のうちにレイ・スターリンという強豪選手にKO勝利しているのです。その後もコンスタントに試合をこなし、23歳にして86試合を経験しています(そのうち82勝)。
デビュー以降、K-1出場の為に無理なく増量をし続け、現在は90キロ~95キロ。すでにガオグライ・ゲーンノラシンやザビット・サメドフにも勝利しており、ヘビー級で戦える下地は整っていると申し上げてよいでしょう。現在23歳。

対戦相手のグーカン・サキは25歳。
隠れキックボクシング大国であるトルコを背負うファイターです。
昨年のハワイGP優勝から、よくわからないうちにセフォー、カラエフに勝利してベスト4に進みましたが一番印象に残っているのはレミーの「飛び背中蹴り」で倒されてしまったシーン。
実は昨年からバダ・ハリの持っていたK-1ヘビー級のベルトに興味を示しており、今回は念願かなって挑戦権を得ました。
スポーンの踏み台にされてしまうのか、それとも意地を見せて2代目王者に昇りつめるのか。彼のファイター人生を左右する大会になることでしょう。

ポスト・ハリを担う「かもしれない」3人のファイターの戦いに激しく注目しています。

ところで、欠場するバダ・ハリについて少し苦言めいたことを。
事情はよくわかりませんが、バダ・ハリを今大会の軸として考えていたであろうFEGの態度から察するに、何かバダ・ハリがわがままを言っていたのは恐らく事実なのだろうと思います。

一連の……12月の決勝戦での反則→ファイトマネー没収→ヘビー級王者剥奪→準備期間なしで大晦日強行出場→敗戦→品性下劣な某団体信者による苛烈なブーイング……→というような自分が巻いた種とはいえ、こんな感じの負の連鎖で、日本への好感やFEGとの信頼関係が薄れたのではないでしょうか。

FEGとしては、12月のファイトマネー没収の穴埋めとしての意味も含めて、大晦日のオファーがあったかと思いますが、完全に裏目に出ましたね。特にハリのようにファンの為に戦うというタイプの矜持を持っている選手に、某団体信者による苛烈なブーイングはやる気を損なわせるに十分だったのではないかと危惧しています。

ある程度突き放した対応をして本人の自覚を待つ谷川氏に対し、ポストK-1を企む「ショータイム」のサイモン・ルッツは積極的にハリに接触。5月にシュルト戦を実現させてしまいました。このあたり、興行を巡る駆け引き、政治の材料になっていることにハリは自覚があるのでしょうか?

風当たりの厳しい日本より、自分を大事にして甘やかすルッツのもとで戦うことを選んでいくなら、もはやそんな惰弱な精神しか持ちえぬ選手はK-1に必要ないでしょう。
本当にバダ・ハリが戦うべき男は3月28日、日本にいます。
その男は、大晦日で自分をKOで倒した選手を相手に、K-1を背負って負けられない戦いに挑むのだということを肝に銘じてほしいものです

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by the_kakato_otoshi | 2009-03-24 11:08 | K-1

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