佐藤、サワー、クラウスの発言から見る「魔裟斗」 ~K-1 MAX Final16~
予想大会、80名を超える参加、ありがとうございました。
大会の放送終了後、予想の結果を速報したいと思います!

ですので、録画で放送をごらんになる方は、当ブログへはしばらくアクセスしないほうがいいと思います。

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K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL16に寄せて。

今日開催されるK-1は、18時イベントスタートで、テレビ放送が19時55分です。
いつも地上波テレビ放送は21時からなので、みなさん間違えないようにお願いします

視聴率が微妙と言われて久しい格闘界ですが、いい時間帯で放送してくれますよね。TBSさん。
先日の「たかじんのそこまで言って委員会」でたかじんが「ある日(平日)、TBSの一日最高視聴率番組が再放送の水戸黄門で7%ちょっとだった」という衝撃の事実を述べていました(笑)。そりゃあ少なくとも11%くらいは取るK-1はありがたいコンテンツなのかな?

とはいえ、私は視聴率をどうこう申し上げる立場の人間ではなく、K-1というコンテンツビジネスをどうやって多角的に表現できるのかという点に集中していきたいと思います。

今日は、大会当日ということでMAXの未来を背負うファイターの、前々日会見&前日会見の発言に注目しました! テーマは「魔裟斗」です。

佐藤嘉洋

GBRより抜粋

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「確かに魔裟斗選手はK-1でスターでありカリスマです。でも魔裟斗選手は2003年から2007まで優勝できなかったわけじゃないですか。それはつまりそれだけ他の世界チャンピオンがいるということなんです。

 もし魔裟斗選手がその間もずっとチャンピオンで、本当の絶対王者だったら訳が違いますよ。魔裟斗選手がそういう絶対王者であれば、ワンマッチでも魔裟斗に勝つこと尊いにものになりますけど、実際はそうじゃないですからね。そういうところに世間と競技者の違いなのかなと思います」

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佐藤は魔裟斗引退発表以降、繰り返しこういう発言をしています。
要は、「魔裟斗はMAXの選手の中では特別抜けて強いというわけではない」と。

私は佐藤には頑張ってもらいたいと思っているんですけど、こういう発言って、例えばアンディ・サワーとかブアカーオが言うならいいかなって思うんですけど(魔裟斗に勝ってるからね)、佐藤が繰り返し言うことなんだろうか?

実績で言えば、佐藤はブアカーオには一度勝ったけどそれまでに2回負けているし、クラウス、サワー、魔裟斗には一度すら勝てていない。「王者クラスよりも一枚下回る選手」という評価こそが、まぎれもない事実であるわけで……。つまり、ここで佐藤が言うべきことはクドクドと説明くさい「正論」でもなんでもなくて、「魔裟斗を倒してきた選手を全員ぶっとばして、そのことによって魔裟斗そのものを過去の選手にしてやる」という宣言なんじゃないでしょうか?

他のインタビューでは、「そこらの親父に、佐藤の奥足のローが凄いと言われるようにMAXを普及したい」という話もしてましたが、そういう細かいことはプライオリティの高い問題ではなく、仮にも次世代のエースが口にするようなものじゃないでしょう。いかにも貧乏くさい

結局、スポーツというのは個人の競技能力+人間の生のドラマが複合的に絡み合う様が魅力的なのですから、どちらか片方がいかに優れていても、人々は追っかけないんです。

今、佐藤嘉洋が「魔裟斗は特に強い選手ではない」と言ったところで、その言葉には説得力がいまいちない。評論家としての視点であれば、確かにその通りなんですけど、別に私は佐藤に評論家としての言葉を期待していません。それは引退してからやってください。
そうじゃなくて、佐藤嘉洋が「いかにして魔裟斗を過去のものにするのか」という命題にチャレンジするところが見たいのです。一緒に感じたいんです。

魔裟斗自身はMAX開始当初「ヘビー級よりMAXを面白いものにする」=「ヘビー級を過去のものにする」という命題に取り組んでいましたよね。彼も過去や前任者を否定して、のし上がっていったのですから、佐藤自身が今度は同じことを魔裟斗にすればいいんです。
佐藤選手には戦いでみんなを説得させてほしいと思います。「魔裟斗が特に優れているわけではない、過去の選手」であることを。

とはいえ、それが非常に高く険しい道のりであることは本人が一番わかっているんだと思います。今年のメンバーは隙がなく、強い選手が揃いました。1回戦からいわゆる「プロテクト」と呼ばれるようなヌルイカードが一つもありません。2002年や2003年の黎明期のレベルなら現在の佐藤であれば優勝可能性は高かったと思いますが、この2009年飛躍的に選手層が厚くなり、レベルが上がったMAXでは容易ではないでしょう。
今年の優勝者が歴代最高の選手だという佐藤選手の言葉には、K-1ファンとしては同意します。


アンディ・サワー

GBRより抜粋

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「僕が魔裟斗よりも強いということは証明できていると思う。他の選手たちは世界チャンピオンになって魔裟斗と闘いたいと思っているかもしれないが、僕は魔裟斗に2回も勝っている事実を受け入れた上で、世界チャンピオンになった後、魔裟斗にチャンスをあげたいという気持ちだね」

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つまりこれが、王者の発言でしょう。
サワーは昨年のキシェンコ戦を微妙な判定で落とし、それでも腐らず1ヶ月後S-CUPを圧倒的な実力差で制覇しました。3月にはペトロシャンにこれまた微妙なスリップダウンの判定などで敗れましたが、私はこのサワーこそ現役世界最強のキックボクサーであるという思いは変わりません。

人気面ではいまいちで、性格的にもメインイベンターになることはないかもしれませんが。。。


アルバート・クラウス

GBRより抜粋

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「もう一度、魔裟斗とは絶対に再戦したいと思っていたんだ。そして彼と再戦するためにはチャンピオンになるしかない。だから僕はもう一度、世界チャンピオンになって魔裟斗と対戦するよ」

「今、魔裟斗が世界の頂点にいて、自分も今年は頂点に返り咲きたいと思っている。ある意味、2人でMAXを支えてきたと思うし、魔裟斗がMAXのキャリアを終えるのであれば、その相手は自分であるべきだと思っている」

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クラウスの言い分はその通りだと思います。魔裟斗の存在でMAXが始まりましたが、第1回大会で魔裟斗が優勝しなかったからこそ、MAXは面白くなったと思っています。そして、魔裟斗がここまで真剣になることもなかったと思います。クラウスと魔裟斗のライバル関係こそが、MAX初期のテーマでしたからね。
クラウスが魔裟斗を倒した2002年のあの準決勝からMAXの歴史が始まったと思うのです。

で、あるがゆえに、魔裟斗引退の瞬間の相手アルバート・クラウスであったのなら、これは大変ドラマチックだと思います。


長島☆自演乙☆雄一郎

GBRより抜粋

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「大晦日? その日は(NHK FMの音楽特集番組)アニソン三昧を聞いて『はぁはぁ』して聞かないといけないので、Dynamite!!と比較してどちらにメリットがあるのかを考えたいと思います」

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案外……時代を変えるのはこういう男かもしれない。


以上、魔裟斗をテーマに選手の発言を集めました。
優勝者が魔裟斗と試合。私は賛成ですよ。盛り上がりそうですからね。
なによりも、MAXを守るために戦ってきた男が、MAXにとって最大の壁になるという大逆転的なストーリーが胸を躍らせます。

佐藤であれば、メインイベンター同士の至極のリベンジマッチが実現します。
サワーであれば、純粋に競技としての世界最強決定戦が実現します。
クラウスであれば、MAXの原点まで振り返る、勝敗を超えた感動的なシーンになるでしょう。

ん~。全部観たいわ。。。。



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by the_kakato_otoshi | 2009-04-21 10:54 | K-1

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