HDNetコメンテーターが語る その3 「MMAとボクシングとK-1は競争相手か?」
HDNetのK-1中継のコメンテーターであるミシェル・スキャベロのインタビュー最終回。

第1回
第2回

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-7月13日の興業では山本KIDと川尻という良いMMAファイターがK-1ルールで試合をします。ファイターがMMAとキックボクシングを行ったり来たりすることをどう思いますか? もっと多くのファイターがそうすべきですか? MMAファイターでK-1にチャレンジしてほしい選手はいますか? また、その逆は?

Schiavello「選手がトライするのを見ることはファンタスティックなことだと思うよ。私はMMAとK-1は完全に別のスポーツとしてリスペクトしているから、どっちが強いとか、どっちが倒すとかそんなことは議論しないよ。測ることなんかできないんだ

つまり、ティム・シルビアでさえレイ・マーサーにノックアウトさせられるってこと。(ティム・シルビアはUFCヘビー級王者。レイ・マーサーは元ボクサーで50歳近い。MMA界と格闘技ファンに衝撃を与えるノックアウト劇)これをもって、ボクシングがMMAより強いということが証明されたのかい? そういうわけではないだろう。レイ・マーサーは4年前にK-1に出場したけど、たった一発のハイキックでレミー・ボンヤスキーの前にわずか20秒で敗れ去った。だから、マーサーがシルビアを倒したことで、K-1もまたMMAより優れていることになる? シルビアは元UFCの王者だから。そんなことはないだろう! いいかい。この結果は、単にマーサーがシルビアに勝った。レミーがマーサーに勝った。それだけなんだ。

川尻、ゲガール・ムサシ、アンドレ・ジダ、オーフレイムらは自分のゾーンから飛び出し、K-1という立ち技のスキルで戦うことをリスペクトするよ。彼らは二種類の可能性を持っていると思うんだ。組織の囲える才能の数というものは、限界がある。だから、二つの組織が瞬間的に互いにクロスオーバーし、どちらでも戦える才能があれば、そういうマッチアップを組む。
どのK-1ファイターがMMAで戦ってもいいと思うし、現にレイ・セフォーはランディ・クートゥアとベガスでMMAの練習を積んでいるところさ。レイはJake Bonacci, Nick Fekete, Brice Ritani-Coeらと一緒に、ヴァンダレイ・シウバやフィル・バローニらの練習スタッフとしても働いているんだ。準備が万端になれば、MMAで是非見たいじゃないか。
シュルトはもちろん、グーカン・サキ、アンディ・サワーはトライしてみてほしいな。

逆に、リョート・マチダやアンドレセン・シウバのような立ち技を背景にしたMMA選手はK-1ルールでいけるかもしれないね。アルロフスキーは一回K-1ルールを見てみたいな。彼はストライキングの達人だから。K-1ならその技能をもっと生かせると思ってる」

-アメリカではMMAファンとボクシングファンの間は緊張状態にありますが、UFC、ボクシング、そしてK-1は競争相手なんでしょうか? それとも、互いに補足し合って、同じファンとして届くことを望むべきスポーツなのでしょうか?

Schiavello「そのような緊張状態はなにもアメリカだけの問題ではなく、オーストラリアではキックボクシングとムエタイファンの間で大きな緊張があるんだ。アメリカはボクシングの伝統と、新しいブームであるMMA。これが緊張になってるね。

ボクシングと、MMAと、K-1が競争相手か? ということについては、試合で観客をひきつけるという意味ではもちろんそうだね。
だけど、K-1がUFCより優れているとか、MMAはボクシングより優れているとか、そういうことは言うべきではない。決して解決しない、些細でつまらない問題なんだよ。
それよりも、いろんなタイプを試合を見ることができることを喜ばなくてはね。みんながテレビの前で、ハイレベルなMMAを見て、ハイレベルなボクシングを見て、ハイレベルなK-1を見る。我々は格闘技のユートピアにいるんだよ。
なぜスタイルやプロモーション同士で言い争って、わざわざユートピアを損なう必要があるんだろうね?

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以上になります。アメリカにはMMAファンとボクシングファンの間に緊張があるようですね。オーストラリアでは、キックファンとムエタイファンの間にあるようです。

今後、K-1はアメリカ向けになにか仕掛けを用意できるでしょうか? 二度失敗しています。一度目はタイソンとサップを使った時です。二度目は、ダイナマイトUSAでロッドマンやレスナーを使ったときですね。

一度目は、ボクシング界から、二度目はMMA界から取り入ろうと思って、失敗しました。しかし、今回の3回目は違います。バダ・ハリのようなもともとK-1で名を挙げたファイターを使い、伝統のボクシングでもMMAでもない、K-1というパッケージでアメリカにおける知名度の強化を図っていければ、徐々に第3極として知られる存在になるかもしれません。

ま、あくまで可能性の話ですが。

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by the_kakato_otoshi | 2009-07-26 00:19 | K-1

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