仕方ないから自分で韓国内のグーカン・サキのインタビューを見つけてお届けすることにしました。
と、いうことで母国での集客力と知名度から、館長も注目している「トルコの雷帝」グーカン・サキのロングインタビューを入手しましたので、お届します。
ちなみに、彼は今、イッツショータイムを主催するサイモン・ルッツ氏の引き抜きにあい、それを拒んだことを発端としたトラブルに巻き込まれまして、現在ショータイムとは絶縁状態にあるようです。また、この件以来、ゴールデングローリージムの選手がショータイムに参加していない(8月1日現在)という緊急事態になっています。
ちなみに以下のインタビューで数々口を挟むコーチのコメントはうっとうしかったのでカットしました。大したこと言わなかったので。サキの言葉だけをお送りします。ご了承ください。
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-今回が二回目の訪問ですね。 韓国に対する印象はどうですか?
▲昨年韓国で開かれたFinal16でセフォーと対戦した。 観衆がとても熱狂的だったね。 彼らは試合に熱狂する方法を知っている。 両親から韓国とトルコはとても良い関係を持っていると聞いたんだ。 朝鮮戦争に多くのトルコ軍人らが参戦したことも知っているよ。 トルコと韓国は家族のような国と聞いているんだ。トルコは戦士の国から、トゥルク戦士の闘魂を韓国のファンたちに見せてあげたいと思う。
-韓国の食べ物を食べてみたことがありますか?
▲韓国ではないがアムステルダムで食べてみた。 韓国式バーベキュー(プルコギ,カルビ)を食べたがとてもおいしかったよ。
-試合の話をしましょうか。 スーパーファイトで対戦する相手のパベル・ズラフリオフはどんな選手ですか?
▲知らない。インターネットを検索してみたが、彼の試合映像を探すことはできなかった。 だが、絶対過小評価しない。 K-1に出場するということはそれだけ彼が優れた選手という意味なんだと思う。
-あなたはオランダで訓練するが、トルコの血統を持っていますね。
▲両親がトルコ出身だ。 僕が生まれる前にオランダに移民で来たんだ。 だから、オランダ生まれだよ。 だが、僕は自分をオランダ人であると同時に、トルコ人だと考えているんだ。実際にオランダとトルコの二つの国籍を持っている。トルコ人として徴兵にも参加するんだ。
-初めて聞く話ですね。 入隊はいつですか?
▲ 38才になる前に入隊すれば良いんだ。 僕の場合はオランダ生まれという背景があって、3週間の基礎訓練だけ受ければ良いみたいだよ。
-体格的なハンディキャップにもかかわらずK-1で活躍をしている。 韓国にも小さい体格を持った選手たちが多いが、彼らへの助言があるならばお願いします。
▲多くの選手たちの試合映像を見ることを推薦したい。世界には数多くのスタイルの選手たちがいる。試合映像でこれらの動きを学び自身のスタイルを確立することが重要だ。 何より熱心に訓練することだろう。そして女性にうつつを抜かすようなことも避けねばならないよ。僕は25才だけど、まだチェリーボーイなんだぜ(爆笑)。
- K-1が100kg級以下ヘビー級を新設したが、タイトルだけあるだけで試合がまともに開かれず、有名無実だという意見があります。これに対する考えはどうですか?
▲ K-1が階級を100kgを基準として分けるならば、試合の質は確かに良くなるだろうと思うね。
- K-1に世代交代が必要だという言葉に対してはどう思いますか? アーツ、ジェロム、セフォーのような選手たちが相変らず活躍しているから、K-1が退屈するようになっているという話があります。
▲当然だよ。K-1は新しい挑戦が必要なんだ。彼らは良い選手だけどね、彼ら同士の対決はもう新しくない。
-オールドファイターが相変らず活躍する秘訣は何だと思いますか?
▲経験が強みになっている
- K-1で長く活躍した先輩選手たちで、戦いたい選手を三人を挙げるならば?
▲アーツ、レ・バンナ、ボンヤスキー。
-あなたが最も尊敬する選手は誰ですか?
▲トルコ出身のラモン・デッカーだよ。
-あなたが最も好きな選手は誰ですか?
▲ヒョードルかな。
-今年9月26日ソウルで開かれるK-1 WGP Final 16では、誰と対戦したいですか?
▲前田慶次郎(今年3月にヘビー級王者決定戦で対戦し、判定負けを喫する)だ。あの試合は、絶対に勝たなくてはならなかったんだ。ただ、レミー・ボンヤスキーとも再戦したいと思ってる。
-世界的に有名なチームであるゴールデン グローリーで訓練していますね。そちらでの訓練はどうですか?
▲全てが最高だよ。素晴らしいチームさ。
-主に誰とスパーリングしますか?
▲ステファン・レコ、ジマーマン、ハリッド、ルスランなどと共に訓練しているよ。
-アリスター・オーフレイムも一緒に訓練しますか?
▲そうだよ。彼も素晴らしい選手だね。
-そのアリスターのように、総合格闘技はやりたいと思うことはありますか?
▲そうだね。総合格闘技の訓練もやってるんだ。もし、試合をするなら-93kgのライトヘビー級で戦いたいね。
-ブロック・レスナーと対戦したくはないですか?
▲嫌だよ。あんなのが僕の腹に乗っかってみろ。何もできないじゃないか(笑)。
-あなたの身体に対して話しましょう。あなたはヒョードルと同様に筋骨隆々なタイプではないですが、パワーを秘めていますね。
▲そうだね。20年近く運動してきたが、筋肉質とは距離が遠いということを悟ったよ(笑)。.
-試合数が多いのに、顔がとてもきれいですよね。
▲韓国にモデルの仕事はないかな?(笑)
実は試合中に顔面の傷を負ったことはただ一度だけしかないよ。目の周囲にできた傷だけどさ、今ではもうわからないだろ。運が良かったんだ。
-今回の対戦で韓国のファンにどんな試合を見せるつもりですか?
▲当然、観衆を興奮させる素晴らしい試合を。 大きい大会だし、失望をさせないつもりだ。
-韓国ファンたちに覚悟を述べてください。
▲声援に感謝しているよ。必ず韓国で最高の試合を見せられるように努力する。
-最後です。 提示する単語に対して、短い印象をお願いします。
▲了解。
-コア・ヘモズ。
▲最高のコーチ。
-キックボクシング。
▲僕が愛すること。
- K-1。
▲それも、僕が愛すること。
-韓国。
▲素敵な経験。
-前田慶次郎。
▲絶対にKOで倒す!
http://kr.news.yahoo.com/sports/fight/view?aid=20090801090119279j8
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まるでドラゴンボールのクリリンのような坊主頭と大きな目。
真面目な好青年に見えるグーカン・サキですが、試合になるとテクニックと負けん気の強さで好試合を繰り広げるトルコ人最強のファイターです。
今回、Final16を前に韓国で未知の選手とのワンマッチを行います。相手選手の研究ができなかったようです。ヘビー級王者である前田慶次郎へのリベンジも誓っていますね。
ところで、
谷川氏が「K-1からMMAにチャレンジする選手がいない」と言ってましたが、いるじゃん。ここに。
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