ホースト最新インタビュー「リコ・ヴァーホーベンはいずれビッグになる」 ~オランダ~
先日の企画「K-1をサカナにそこまで言って委員会」の中間報告でもまさに熱い議論を行っておりますので、是非一言ご参加くださればさいわい。

最終報告を行う前に、名古屋にジムをオープンしたばかりの”4times王者”ホースト先生の最新インタビューをお届けします。
オランダの番組「キックボクシングTV」より。動画を見ながら翻訳しました。ではどうぞ。

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アーネスト・ホースト最新インタビュー

-なぜ、“ミスター・パーフェクト”と呼ばれているの?
15年前、日本でつけられたんだ。正しい時に、正しい解答を見つけて戦うことができたということ。私の攻撃はぴったりと相手を捕らえたんだ。それが由来になるだろうね」

-あなたは常に“パーフェクト”だったと。
「そういうことにしておこうか。常に私は完璧を追い求めていた。もちろん、すべてがその通りになったわけではないが、私はニックネームを自分でつけたわけではない(笑)。だけど、この称号をとても誇りに思っているよ

-すでにあなたはリングを去っていますが、当今何をなさっているのですか?
「まだまだとてもアクティブにスポーツ活動をしているよ。コーチをしたり、(スポーツ)診療所をオランダやその他の国で開いている。何人かの選手の監督・指導もしているし、K-1の放送でコメンテーターもやっている。いろんなことに関わっているんだ」

-例えば1週間のスパンではなにをしているのですか?
「オランダにいるときには、週4でコーチ業を行っているし、月に2、3回は診療所のほうに顔を出す」

-空き時間にはなにを?
「う~ん。常に何かのスポーツをしているね。サッカーをプレイするのも好きなんだ。8歳の頃からずっとサッカーは好きで、まだやってるんだよ。それから、家族と一緒にいる。3人の子供がいるんだ」

-お子様たちに、格闘技を勧めますか?
いいや、私が促すことはないよ。彼ら自身がそう望むなら、それには賛成しようと思っている。一番上の子はサッカーとテニスをやっているんだ。娘はハンドボールをやっているし、まだ一番下の息子は何もスポーツを行っていない。
子供たちがキックボクシングを望むなら構わないが、私が仕向けることはないんだ。そこで何が起こる可能性があるか知っているから……」

-起こる可能性?
怪我、痛み、ノックアウト。そんな格闘技のネガティブな一面のことだ。自分の子供が怪我をしたり、ノックアウトされるのは見たくないだろう」

-あなた自身は後悔しているのですか?
「いいや。私は全く後悔なんかしていない。子供たちがキックボクシングをやることを決意しても構わないが、私が薦めることはないということだよ」


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-キャリアを振りかえって、あなたの全盛期は何時ごろだったと考えていますか?
「10年前……。1999年だ。ハードなノックアウトを食らった(対戦相手はフランシスコ・フィリオ)。33歳のときだね。誰もが私をすでに終わった選手だと思った。だけど、それから3年半の間、総ての試合を勝った。その間、2度K-1王者になった。1999年のノックアウトから、その年のうちに王者に上り詰めたあの時こそが、最高の思い出だよ

-最も誇りとしている出来事ですね。
「そうだ」

-目下、最も有望な才能は誰だと思いますか?
「まだ成功していない、躍進していない選手のことを言っているのであれば、私はリコ・ヴァーホーヴェンだと考えている」

-リカルド・フィートと戦った(5月のショータイム)選手ですね?
「そうだ。あの子はまだ18歳のときから、とても強い身体を持っていた(現在20歳)。素晴らしいポテンシャルを秘めているし、いずれビッグな選手になるよ
質問を“これからの選手”とするならば、K-1で現在活躍中の選手を論評することはできないな」

-現時点でのベストファイターは誰だと思いますか? また、あなたのお気に入りの選手は?
バダ・ハリは試合内容や態度なども含めて、最も注意を引く男だね。彼はとても素晴らしい選手だし、最も大いなる才能の一人だ。
グーカン・サキについても才能豊かだと思っている。彼は印象に残っている選手だ。彼もまた、正しい時に、正しい解答を見つけて戦うことができるんだ。この二人が最もポテンシャルを秘めている選手だと考えている」

-5月16日のK-1(ショータイム)のラストについてどのように考えていますか?
「それはアムステルダムのバダ・ハリvsセーム・シュルト戦のことかな。
あれには、いささか驚いた。多くの人が私にこの結末について訊いてきたのだが、予想は難しかった。この二人はとても強いため、互いに相手をノックアウトする能力がある。どちらかが、どちらかをパンチでノックアウトする可能性があった。私はセーム・シュルトが勝つなら判定で。バダ・ハリがかつならノックアウトだと考えていた。
しかし、これだけ早い時間に勝負が決まるとは思わなかったんだ」

-誰も予想はできなかったと思います。
「う~ん、バダ・ハリにはそれができるとは思っていた。セーム・シュルトは、頭部に攻撃を受けた際に、少し脅えたようになる。パニックに陥るわけではないが、怖がる。だから、私は今回の結果になったんだと思う」

-これから、あなたはこのスポーツにどんな貢献をしていきたいと思っていますか?
「コーチ業やジムを運営して積極的に関わっていきたいと考えている。そして、K-1・キックボクシングに脚光を浴びせたい

-それが実現しようとしていると思いますか?
間違いなく、絶対に
 多くのテレビ中継が行われているし、人々はこのスポーツを肯定的に話題にしているんだ。それほどネガティブな話題は上がっていないし、よりみんなに知れ渡っているところなんだよ。ここ2、3年の恩恵だね」

-まさにそうですね。アーネスト、今日はどうもありがとう。がんばってください。
「ありがとう」

http://www.youtube.com/watch?v=DlZPCb8x9Ms
オランダ キックボクシングTVチャンネルより

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オランダではK-1がとてもポジティブに受け取られていることに安心すると同時に、ここ数年のK-1世界戦略は(少なくともオランダでは)間違っていないことを確信する内容でもありました。ショータイムのような地元のイベントがアムステルダムアリーナを満員にするなどして、成立すること自体が、オランダのキックボクシングの成熟だと思います。ようやく、かの地で格闘技は光を浴びる存在になろうとしているのです。
後は、サイモン・ルッツのようなチンピラ上がりではなく、もう少しまともな経営者がバックアップするようになれば最高なんですが。今後キックがビッグビジネスになれば、いずれはそうなっていくかと思います。
とはいえ、そのブームにホーストが現役選手として間に合わなかったことは残念ですが、彼やアーツ、ラモン・デッカーのような存在が土台としていたからこそ、オランダの現状がこのように前向きなものになったという事実は、誰も否定できません。

また、ホーストのインタビューとは関係ないですが、英語圏でMMAを放送するHDNetにて「Best of K-1 GP vol1」が放送されたとか。反応も気になるところですね。HDNetでは世界最終予選の模様も放送するとのこと。

さて、今度世界最終予選に登場するリコ・ヴァーホーベンについて、ホーストは「最も期待する選手」として絶賛しています。谷川氏はこの大会を発表した際、出場選手についてはホーストの助言も得ているとしており、ひょっとするとオランダ地区からの推薦はホーストが行ったのかもしれません。そうなると、ヴァーホーベンが8月12日にエントリーしてきたことと整合性が取れますね。

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by the_kakato_otoshi | 2009-08-05 13:47 | K-1

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