世界最終予選 トーナメント出場者を探る① ~K-1 WGP in Tokyo~
世界最終予選 ~Tokyo survival~ 特集 

さて、いよいよ間近に迫った世界最終予選。フジテレビワンツーネクストで8/11 18:00〜23:00完全生放送です。
地上波組は16日(?)まで待ってください。

予想大会を開こうかどうか凄く迷ったのですが、地上波放送が当日ではないため、今回はパスすることにしました。CSを見れる人たちだけで盛り上がっても・・・・という懸念が一点と、まだK-1を見始めたばかりの方には知らない選手ばかりだということが理由であります。次回は9月ソウルでのK-1WGP開幕戦にさせていただきたいと思います。楽しみにしていてくれた方、申し訳ありません。

その代りと言ってはなんですが、「K-1をサカナにそこまで言って委員会②」をやりたいと思います。議題は考案中です。

今日からは、世界最終予選の対戦カードを紹介します。マニアには物足りないかもですが、丁寧に解説できればと思います。ニックネームもがんばって考えます。


<世界最終予選 準々決勝第1試合>

「惨劇を呼ぶ回転風車」メルヴィン・マヌーフ
vs
「地獄へ誘うボディブロー」ラマザン・ラマザノフ


この試合のポイントをかかとおとし的に読んでみたいと思います。

日本の格闘技ファンにとってマヌーフは有名人。皆さんの中には”猛獣”が優勝ではないかと思われる方も多いかと思います。しかし、マヌーフのようなMMAファイター(兼業ファイター)は今年に入ってK-1では全く勝っていません。マヌーフは前田慶次郎(現・京太郎)に敗れ、アリスターはレミーに敗れ、川尻は魔裟斗に敗れ・・・・・・。昨年のダイナマイトで武田幸三やバダが負けたことで、K-1ファイターがより慎重にMMA勢を迎え撃つようになった結果、当然のようにMMAファイターはK-1の舞台で勝てなくなりました。
そのうえ、マヌーフは80キロ台の選手であり、体重的な不利は否めません。

対戦相手のラマザン・ラマザノフは、ロシア出身の25歳。ムエタイをベースに持つイスラム教徒のファイターです。ロンポームエタイジム所属の選手で、ムエタイのK-1とも言えるS-1ヘビー級王者になった強豪です。ロンポームエタイジムは会長がムエタイのビッグ2であるルンピニースタジアムのプロモーターで、まさに由緒正しきジムのエースと言えるでしょう。

元々彼は軽い階級の選手でしたが、徐々に増量に成功。現在では90キロ台までアップし、このたびK-1WGPにデビューすることになりました。
ファイトスタイルはアグレッシブ。同じ東欧系だからなのか、あのアルトゥール・キシェンコに似ています
ボディへの強烈なフルスイングパンチで、相手の息を止めます。もちろん、右足の蹴りも非常に強力。さらにはムエタイがベースなだけに、膝蹴りも得意としています。

マヌーフはフックをぶん回して顔面を狙い、一撃KOを奪うスタイルなのに対し、ラマラマはボディから下の攻撃が得意。回転風車の一発が先に入るか、それとも戦闘意欲を奪い去る地獄のボディブローが風車の胴体を破壊するのが先か

殺傷能力に優れた二人のファイターの激突で、トーナメントは初戦からKO必至でしょう。

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<世界最終予選 準々決勝第2試合>

「ルーマニアのカタパルト」ダニエル・ギタ
vs
「暴君教師」アレックス・ロバーツ


小学校で英語の講師をしているというロバーツは、昨年のWGP横浜大会でK-1デビュー。ですが、グラウベのハイキックでマットに沈むという衝撃的な結果に終わりました。それもそのはず、RISEのヘビー級トーナメントでは3試合すべてを圧倒的なKO勝ちで優勝し、強豪ネイサン・コーベットや”ミスター闘争心”富平辰文にも勝利している「ヘビー級の期待の星」だったのですから。相手はベスト8ファイターグラウベとはいえ、強いはずのアレックス・ロバーツが完敗する姿に、K-1の奥深さを改めて感じるものでした。

今回は彼にとってリベンジの絶好の機会でしょう。失った評価を取り戻す為の戦いと言ってもいいかもしれない。2M近い体格から、「セーム・シュルトの再来」と言われたほどの男が、その威信をかけて勝ちを拾いに行きます。

しかし!

対戦相手のダニエル・ギタは只者ではない。

28戦25勝20KOという驚異的な勝率&KO率を刻むこの髭ダルマは、「ルーマニアのモハメド・アリ」と呼ばれるスター選手。しかし、2008年までは全く自国を出ずに国内でのみ試合を行うため「ビザの問題があって、国外では戦いができない・・・・もしや犯罪歴が?」とまで噂される「幻の大物」でした。そう、それはまるで釣り人にとってのイトウのような感覚だったのです。

ところが、昨年そんな日本のマニアのオカルトめいた定説をあっさりと裏切り、チェコで試合を行いました。

なぁんだ。国外に出れるんじゃん」とファンを安心させた途端に、ハンガリーやオランダでも試合を行い、ついに来日まで。
まるで解き放たれた蝶のように舞い、戦いを求めて日本にまで到来することになったのです。

彼のファイトスタイルについて、どうこう言うよりも、こうしてイトウ……じゃなかった、ルーマニアのような格闘後進国の英雄・幻の大物が日本で見られることをまずは喜びましょう。未知のまま観たほうが面白いじゃん。
うまいかまずいかは食ってみなきゃわからないじゃないか~。


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by the_kakato_otoshi | 2009-08-08 02:23 | K-1

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