「K-1以外のことを書く」という趣旨から外れていることに気がついた。
と、いうことでその辺を勘案して今週二度目の日記。
<F1ルカ・バドエルの悲哀>
大事故で休養中のマッサに代わって出場したルカ・バドエルというテストドライバーの成績が酷い。フェラーリの素晴らしいマシンに乗りながら、予選では最下位よりも1秒以上遅いタイムで走り、スピンや細かいミスを繰り返し、今や「走るシケイン」状態。
それもそのはず、バドエルがレースに出場するのは10年ぶり。しかも、もう38歳なんです。彼はミハエル・シューマッハのいたフェラーリ黄金期を献身的に支えたテストドライバーで、もともとF3000の王者としてF1に参戦したものの、弱小チームでしか走れず、いつの間にかフェラーリのテストドライバーとして10年も裏方に回っていたことになります。
そして、マッサの予期せぬ事故で10年ぶりの現場復帰。もともとフェラーリはシューマッハの復帰ということで話が進んでいたのですが、直前になってドクターストップがかかり、代えのドライバーを用意できなかったためバドエルに話がきたとのこと。
ところが、いかにテストドライバーとしての経験が豊富であろうとも、10年実戦から遠ざかった人間に、新化したF1は酷だった。。。。。
2戦連続での予選、決勝とも最下位。一方で同じマシンに乗るライコネンは優勝しちゃったのだから、もう言い訳はできない状況。
これ以上参戦させてしまったら、ベテランテストドライバーとしての功績にすら傷がつきかねない。バドエルのためにもフェラーリは別のピンチヒッターを用意しなくてはならないでしょう。
<フィジケラ!フィジケラ!>
ベルギーGPでのフォース・インディアチームの活躍はちょっと感動ものでした。
テールエンダーが低位置だったチームが夏休みを経て生まれ変わり、新しいパッケージが大爆発。
スパ・フランコルシャンではベテランのフィジケラがポールポジションを獲得し、決勝でもフェラーリのライコネンを最後まで追い回す見事なレース展開で2位を獲得しました。チームにとっての初ポイントが2位!
ピットストップでは冷静な川井ちゃん(パドックリポーター)も「抜け!」とか完全にフィジケラ寄りのレポートをするなど、この異常事態をみんなで楽しんだ感じです。ここまで来たら勝ってほしかったのもあるけど、フェラーリだって、まさか世界にインドの車に抜かれるシーンを流させるわけにはいかないでしょう(笑)。
今宮純氏も「このレースには勝者が二人います。ライコネンと、フィジケラです」と語り、まったく同意でした。今年は現在チャンピオン争いに絡むバリチェロといい、このフィジケラといい、大ベテランの奮起が楽しいシーズンですね。
<民主党の内閣は数の上で安定しているんだよね>
鳩ぽっぽが総理に。
いよいよそれが現実になる瞬間ですね。
ニコニコ動画なんかを見ていると、麻生太郎勝つんじゃないかと思わされましたが、さすがにそこまでの影響力はなかったか。。。。ニコニコ。
今回、細川内閣以来の非自民による政権交代が実現するわけですが、
細川内閣での失敗を頭に思い浮かべる高齢者も多いかと思います。
しかし、私は全く状況が違うんじゃないかと思うわけです。
以前の細川連立政権は、結果を見越していたわけではなく、すべてが急造、急に組まれた内閣でした。
従って、マニフェストも存在せず、とりあえず連立協議を政権に参加する党でやったわけです。
しかし、結果的にまとまりを欠き、お役所主導で予算や政策を決めてしまった。
今回は4年かけて準備していたわけで、マニフェストも存在し、やるべきことがしっかりしている。しかも、連立といっても相手方は衆議院で10人もいないミニ政党。つまり、ほとんど単一政権であり、いかにまとまりのない民主党でも、ある程度のことはできてしまうでしょう。
その意味では、ここ4年の自公政権よりも「豪腕」を発揮できるってものです。
強い内閣です。
<最優先は……>
権限や予算を拡大した者が出世する。それが霞ヶ関の官僚様の人事です。
つまり、省庁や部署での予算の奪い合いが、彼らの主な仕事になります。そのために、族議員となるものが生まれ、国会議員として官僚の代弁者となりました。有名なのが、「道路族のドン」古賀誠です。腐敗と癒着を象徴する人物ですね。
つまり「お金を使う人が偉くなる」システムのもとで、膨れ上がった日本の借金が、このシステムを維持したままなくなっていくとは全く考えられません。
それは、小沢一郎や鳩ぽっぽがよくわかっていることであろうと思います。
ゆえに民主党が作ろうとしている「国家戦略局」がどこまで政治主導を実現できるのかは、これから日本の50年先までに関わってくる問題なので、しっかりやって、古い体質をぶち壊してもらわないとなりません。
私が本当に民主党じゃなくてはできないと思うのは、まさにこの部分です。自民党では、利害関係者が多すぎる。だからこそ、渾身の公務員制度改革を骨抜きにされてしまった渡辺善美氏が離党したのは、非常に理に適った行動だったと思います。是非とも鳩ぽっぽは渡辺氏の執念を利用したほうがいい。国民新党や社民党のボケどもではできない仕事でしょう。
問題は、日米FTAに対して農協がギャーギャーわめいただけで引っ込めるような民主党に、本当にそれができるかどうか。
農協なんて、まさに、古いシステムの象徴のようなもので、マニフェストの内容に関係なく、しっかりと潰していただきたい。
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<友愛とはなに?>
戦後初の「理系」鳩山首相が誕生することに、私はもはや別段の異議はないのですが、
彼が政治信条に上げる「友愛」とはなんだろうと気になっていました。
なにか軟弱で腰の弱い響きがあるからです。
ちょっと調べたところ、簡単に書けば
「違いを認め、尊重しながらお互い助け合い、仲良く付き合う共同体」
的な意味らしいです。
つまり、持ちつ持たれつの関係で上手くやりましょうという意味合いなんだと思います。逆に言えば、単なる一方的な博愛ではなく、互いを尊重した契約を主体とした関係ということでしょうか。
鳩ぽっぽは論文で、「友愛=(契約?)」に基づいた東アジア統合について言及しています。つまり、東アジアのEU化と言うべきでしょうか。
ところが・・・・・EUと違って、東アジアには社会主義国もあれば、貧富の差も違う。
簡単なことではないでしょう。わずかにでも可能性があるのは、韓国くらいです。
しかし、ここ20年くらいでは無理でしょうが、50年、100年のスパンになればそれが可能になるかもしれない。中国やその他のアジアが発展し、日本が衰退して状況的に平均化するでしょうし、今世界を分け隔てている「言葉」という壁がなんらかの技術革新やグローバル化で崩れる可能性があるからです。「バベルの塔の再建」です。
いずれにしても、鳩山氏の構想は彼が生きているうちに実現するものではありませんが、
理念として提示する分にはありだと思いますし、そもそもEU構想だって最初は荒唐無稽だと思われていましたからね。何が起こるかなんて、わからないし、最初から「できもしない」と決めることは誰にだってできないのです。
追記:
それにしても、ネット保守の連中がいろいろなところに鳩山を中傷する書き込みを怠らない。選挙が済んで、4年間は鳩山時代なのだから、まだ先は長いぞ。
ネット保守はもはや狂信的になっていて、気持ちが悪い。
そんなに韓国中国が嫌いなら、もっとかの国が遠い場所へ引っ越せばいい。ジンバブエとか(笑)。
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