怖ろしきはスポーツビジネス ~FIKAってどうなん?~
今日のような記事はスポナビにはTBしません。。。。

さて、

「世界世界」と言う谷川EPですが、
「世界」のスポーツにはこんな怖ろしい話もあります。ご存知の方も多いかもしれませんが。

<2008年F1シンガポールGP>

「K-1」の名称は言うまでも無く、同じフジテレビ系列で放送されている自動車レースの最高峰「F1」の格闘技版として名づけられたものですが、そのF1の舞台で大変な問題が起きています。

いわゆる「クラッシュゲート」事件と呼ばれておりますが、その概要をご存じない方のために多少説明をしたいと思います。

F1は通常1チーム2台体制なのですが、2008年のシンガポールグランプリで、フランスの自動車メーカーのワークスであるルノーF1チームの行動が大変サスペクトなものでした。

ルノーはエースである元王者フェルナンド・アロンソ(スペイン)がスタート後わずか8周でピットイン。給油とタイヤ交換を済ませていました。(かなり不自然なタイミング)

その後、チームメイトで新人のネルソン・ピケJr(ブラジル)が、他車とのバトルの最中にウォールに激突してクラッシュ。ここで赤旗が振られ、セーフティーカー(コース上にクラッシュした車やその破片を取り除くまで先導する車)が導入されました。

ちょうどそのタイミングで、ほとんどの車は給油をしなくてはならない頃合だったため、そのタイミングでみんなピットに殺到し、さらにいくつかのアクシデントもあって、いち早くピットアウトしていたフェルナンド・アロンソが当初の15位から一気に先頭に立ちました。

結局、抜きにくいシンガポール市街地コースの特性を利用して、アロンソが優勝。ルノーがその年唯一の勝利を手にしました。


<クラッシュゲート事件>


……と、ここまでであれば「ラッキーだったね」「タイミングがよかったね」で済む問題なのですが、
2009年の途中でチーム代表のブリアトーレと喧嘩別れして解雇されたネルソン・ピケが、

「シンガポールGPのクラッシュはアロンソに有利な状況を導くために、チームが僕に命じたことだ」

と、証言。

これにルノーチームは激怒し、ピケとその親父(元F1王者)に対して刑事告訴。
事態は泥沼化していきました。

当初は「解雇されたピケの腹いせ」という空気が流れていました。
F1の最高権威者であるエクレストン(ルノー代表ブリアトーレと仲良し)も「解雇されて、ムカついているだけかもしれない」と、ピケに苦言を呈するなど、風当たりはピケ親子にとって逆風でした。

イギリスの元ドライバーでF1解説者のマーティン・ブランドルも「ピケは余計な事を・・・」みたいなコラムを書いていました。

この空気ですが、F1はこの世界同時不況下で厳しい経営を迫られる各自動車メーカーを、この世界に繋ぎとめることが求められており、すでにHONDAが撤退、BMWが撤退表明。さらにルノーという大メーカーを失うわけにはいかないという計算もあったのかもしれません。

ところが・・・・・・。

今日ニュースを見てみたら、なんとルノーが突然白旗を揚げてました。

ルノーチームはこの疑惑を認め、意義を申し立てず、
さらにチーム代表ブリアトーレと、エンジニアリングディレクターのシモンズがチームを去ったというのです。

なんとも劇的なことになりました。

この後、この件に関する公聴会が9月21日に開かれますが、
シモンズとピケに関しては真実を語るかわりに免責が与えられるとのことです。

・・・・以上が、だいたい噛み砕いたクラッシュゲート事件の概要になります。


<スポーツビジネスの世界>


スポーツビジネスの世界では、やっぱりこのようなことは頻繁ではないにしろ、ある。
特に大きなお金が絡むようになると、一筋縄ではいかない人間がどんどん現われる。

オランダでサイモン・ルッツのようなマフィアまがいの恐喝を平気で行うような人物が、堂々プロモーターとしてやっているのは、K-1ファンのみなさんはご存知の通りです。
まぁ、ルッツのような小物はともかく、F1はベンツ、TOYOTAなど「超」メーカーが参加し、世界中の大企業がスポンサーシップについているので、勝つためには疑惑スレスレのことも平気で行う。
ある意味ではその「ガチ」さが魅力でもあるのですが、度を越すとこの事件のようなことが起こっていまうわけですね。

一台億単位の開発費を投じたマシンをぶっ壊し、ルーキードライバーの命を賭けさせてでも掴み取りたいのが勝利という名の大金です。

ある意味で、冠スポンサーがフィールズという遊具機器メーカーであるK-1などは、そんな心配はいらないわけですが、今後欧州路線を目指すなら、こういう金もちの悪漢たちと戦っていかなくてはならないわけで、せいぜい武蔵や魔裟斗の疑惑判定でブーブー言っていればよかった時代が懐かしくなるようなことが、あるかもしれません。
地元判定や、選手選考への不公平感以外にも、もっと実際的な「悪」が出てくるでしょう。

だからこそ、早めの第3者機関というか、審査機関を作る必要があるんだと思います。自動車の世界で言うところのFIAみたいなものを。まぁ、館長はFIKAと言ってますが。
そのFIKAというものがあって、その下部組織としてレギュレーション(ルール?)を決める部門や、紛争の解決を図る機関などを用意する必要があるでしょう。
そして、その職責にあたる人物がなるべくフラットな視点を持たなくてはなりません。義理人情の世界に弱い現K-1のトップ陣にそれが務まるでしょうか?

こういったものがしっかり機能すれば、いわゆる「角田裁定」や、武蔵・魔裟斗を始めとする特定選手への有利な判定などは物理的に不可能になっていくと思います。もちろん、K-1内での自浄作用は意外に効いているとは思いますが、より公平になっていくのではないでしょうか。結果が変わらなかったとしても、「公平な気分」は増すと思います。

すでに、国内のテレビ局「だけ」を頼みとした経営の時代は去っていくのは目に見えているので、現実的に上記のような対応を迫られるでしょう。これができるかどうかで、今後がどう転ぶか、変ってくると思います。
時間はそんなにないと思いますが。


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by the_kakato_otoshi | 2009-09-17 10:00 | K-1

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