アンディ・サワーインタビュー「2009年も2010年も、僕がMAXの王者になる」
本日より募集を開始したかかとおとし賞K-1予想GP」。
主催の私も思うに及ばない、参加者総計100名以上の大規模な大会になっております。熱い予想バトルで盛り上がりましょう!

http://kakato24.exblog.jp/12418677/←予想大会はこちら。

今回で第4回を迎えますが、是非ともK-1ファンのみなさまのご協力をお願いいたします。

http://konewsmag.com/interview%20andy%20souwer%20anglais.htm

と、そんななか、
WGPがもう数日後だというのに、アンディ・サワーのインタビューを載せてしまうという空気の読まなさぶりには多少目をつむっていただきたいです。Final4について、興味深い内容になっております。SERGE TREFEU氏のインタビューです。

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―こんにちは、アンディ。インタビューを受けてくれてありがとうございます。早速ですが、キシェンコを7月に延長まで戦って制したばかりですね。彼のような素晴らしいファイターと戦うにあたって、何か戦略はありましたか?
キシェンコはパワーが強くて、タフな選手だってことはわかっていた。彼の弱点はスタミナにある。試合は延長戦まで行くだろうことは予測していたし、キシェンコを乗り越えるには、3ラウンド、4ラウンド必要なこともわかっていたんだ。まさに、そのとおりになったね」

―キシェンコ戦の勝利で、ファイナル4に進出したわけですが、10月26日のあなたの対戦相手はタイ人のブアカーオ選手になりました。あなたたちは現在1勝1敗。どんなテクニックを用いてブアカーオと対峙しますか? そして、彼のことをどう思いますか?
ブアカーオはとても強いってこと。佐藤に敗れた(2008年)後、みんなは口々に彼の時代の終焉を書きたてたけど、僕はブアカーオをいまだに強くてスマートなファイターだと考えている。彼の弱点も強みも両方わかっているけど、それは相手も同じことだ。だから、タフな試合になる。もちろんベストを尽くすつもりだ」

―ブアカーオはパワフルな選手で、ミドルキック、それからボクシングが良いですね。あなたのテクニックで圧力をかけ、ローキックでぐらつかせますか?
「戦術は持っているが、インタビューは誰が読んでいるかわからない。ブアカーオ陣営に知られてはならないから、試合で確認してほしい」

―もしブアカーオを攻略すれば、決勝戦の対戦相手はイタリアのペトロシアンとぶつかります。このリベンジマッチ(サワーは一度ペトロシアンに判定で敗れている)が実現すれば、どうなると思いますか?
「可能性はある。僕がブアカーオに勝って、彼が山本優弥に勝てば……だが。これについては、10月26日を待とうじゃないか。覚悟を決めたファイターは4人がいるんだ。ペトロシアンは強いが、それは他の3人も同様だからね

―ペトロシアンは純粋なムエタイ流で、凄いテクニックを使います。どのように戦えばよいと思いますか? どんなかく乱の方法をとりますか?
ペトロシアンのことは考えていない。僕はブアカーオ戦に集中している。かく乱なんてするものか。二度の優勝経験があるというのに!」

―目標は、MAXの3度目のタイトルだと思いますが、この優勝は目下あなたにとって重要なものですか?
重要だ。すべての試合で勝ちたいからね。MAXはS-Cupともども重要なタイトルだよ。僕はこの大会を通じて世界に自分が最強だということを伝えたいが、それをすべての人が望んでいるわけでもないことを知っている」

―すでに2度のMAX王者に輝き、6種類のキックボクシングのタイトルを手にし、シュートボクシングの王者にも3度就いた。それでもまだあなたはモチベーションがあるのですか? まだまだ、タイトルを手にしたいと?
「その質問には、すでに答えている。『すべての試合で勝ちたい』と。タイトルをいらないなんて、決して言わないよ。タイトルが自分の実力を示す最高の方法なのだから。僕のモチベーションは、何をしようと、常に自分が最高であることだ」

―あなたはかなり若い時から戦っていますよね。何歳で始めたのですか? 何が魅力だったのでしょうか?
「7歳のときに始めたのだが、最初はジムに友達がいたからだった。だんだんと好きになっていき、今では熱中もいいところさ。二人の男が、その二人の間だけで勝負を決するそういう戦いが好きなんだ。」

―アンディ・サワーはキックボクシングの世界における本当の小さな「奇跡」だと言えます。16歳で一流の仲間入りを果たし、18歳のときには世界タイトルを持っていたのですから。あなたは常に自分自身を信じていたのですか? なにか、キャリアの引き金になった節目の勝利はありましたか?
「2002年と2004年にS-Cupで優勝したことで、キャリアの成功が見えてきた。そのあと、K-1MAX2005で優勝し、ついに、自分の存在を知らしめることができた。僕のキャリアにとって最も重要だった勝利は、2005年のブアカーオ戦(グランプリ決勝戦)だと言えるね!」

―キックボクシングをはじめたとき、あなたが見ていた選手は誰ですか? あなたの時代のオランダであれば、ラモン・デッカー、ロブ・カーマン、アーネスト・ホースト、ペリー・ウベダ、オルランド・ワイエット、ピーター・アーツ……影響を受けた王者はいましたか?
ラモン・デッカーの大ファンだった。最初は彼のスタイルに似ていたんだが、いつしか自分のスタイルを開発したんだよ。それは完全にフィットしている。僕もいつか、デッカーのような偉大な選手になりたいね

(中略・昔のトレーニングジムや弱点の話など。インタビュアーがかなりしつこくトレーニングについて聞きたがるが、当然サワーはあまり話したがらない。しまいには「お前はスパイか?」と逆質問。この辺のやりとりはあまり意味がないので割愛)

―あなたは、キックボクシングルール、シュートボクシングルール、K-1ルール、そして少しだけムエタイルールでも試合をしています。すでに、肘アリルールでも戦っているわけですが、あなたはムエタイルールの試合は好きですか? 肘、クリンチからの膝なども使いますが。
「それほど肘アリルールで回数をこなしたわけでもない。私にはスケジュールがあるから、ムエタイのそれは私には適していない怪我をしやすいからだ。たとえば、肘のカットで4週間回復に要するとすれば、その間のスケジュールが狂うだろう。家族がいるからそれは望ましくない。それでも、ルンピニースタジアム(タイの伝統あるムエタイ興業)の70キロ級タイトルは欲しいと思っているよ。僕は世界最高の選手でありたいから……」

―タイで試合、もしくは練習をしたことはありますか?
「ない。休日でさえ行ったことはないんだ」

―ヨーセングライ・フェアテックスと試合をしたことがありますよね。あなたは外国人(タイ人以外)で唯一彼に勝利した選手です。たとえば、タイでヨーセングライにリベンジを挑まれたら?
「もし、ヨーセングライが70キロ以下級ムエタイ最強だとして、タイでリベンジするということであれば、僕はいつでも受けて立つ。だけど、タイが僕を待っているとも思えないんだ。タイには多くの優秀な選手がいて、スペシャリストたちがいるのだろう」

―フランス人で知っている選手はいますか?
「ファリッド・ヴィヨム、ダニー・ビル、ジェロム・レ・バンナ、グレゴリー・ショプリン。実のところ、僕は国籍で選手を見ない。スタイルや、リング上での注意点を見るんだ」

(インタビュアーがフランス人なので、ちょっとフランストーク。割愛)

―オランダはキックボクシングのモデル国になっていますが、この文化はどこからもたらされたのでしょうか。
日本とタイだ。これにオランダの精神と戦略が混ざった」

―これまでで、最も良いキックボクシングの思い出は?
「これから起こるのさ」

―では、最悪の思い出は?
「これからも来ないでほしい」

―もっともハードだった試合は?
2006年のブアカーオ戦だ。この日はすでに、カラコダ、魔裟斗と試合をしており、かなり消耗していた。けれど、負けは自分のミステイクだったから、余計に沈痛だったよ」

―シュートボクシングと、K-1と、ムエタイの違いは何でしょうか。
「K-1ではクリンチが使えないが、膝は使える。シュートでは、肘やチョークが使えるし、投げることもできる。ムエタイとシュートはほとんど似ているんだ。だけど、チョークと投げが使える分、シュートボクシングはムエタイよりも見ごたえがある

―オランダでは純粋なムエタイよりも、K-1やキックのほうがより印象を若い世代に与えています。これにはどのような理由がありますか?
「3分3ラウンドは、ムエタイより観衆に対して鮮烈なんだ。肘のせいで観衆はムエタイを受け入れ難い

(中略。コーチやスパーリングパートナーの話など)

―2009~2010年の目標はK-1制覇以外にありますか?
2009年を制し、2010年もMAXの王者になる。それから、S-CUPもまた優勝する。すべての試合で勝ち続ける!

―最後に何かありますか?
「ブアカーオのような強敵と戦うので、読者のサポートをお願いしたいね!」

―今日はありがとう! MAXでのあなたの幸運を祈ります!

~~~~~~~~~~~~~

以上が、アンディ・サワーのインタビューでした。
彼はレミーやシュルトと同様勝利への最短距離で物事を考えるタイプの選手。
常に合理的で、管理もしっかりしたプロ中のプロです。穴がないゆえに、「可愛げのない選手」として日本では見られがちですが、結果的に長くプロとして活躍する選手というのは、こういうタイプが多いでしょう。

確かに、渡辺一久や、自演乙のような飛び道具タイプもK-1には必要ですが、彼らが活躍できる根底にはサワーのようなしっかりとした技術体系を具現化できる選手がこれまでしっかりとレベルの高さをキープしているからなのです。K-1がK-1という名前=ジャンルの最高峰を維持できるのは、彼のようなファイターがいるからです。もし、ブアカーオもサワーもおらず、魔裟斗が苦もなく何度も優勝していたら、MAXはここまで発展したでしょうか。魔裟斗が「MAXのベルト」をここまで欲しいと思ったでしょうか。
サワーが鬼のように強いから、魔裟斗は努力をして彼を越えようとしたのではないでしょうか。昨年、結果的にサワーはキシェンコに敗れて魔裟斗と対戦できませんでしたが、サワーの存在は非常に大きかったし、魔裟斗選手自身もことあるごとに「アンディ・サワー」を意識しています。
サワーなくして、魔裟斗のモチベーションと成長はなく、魔裟斗なくしてMAXはなかった。
そのように考えている次第です。

16歳ですでに一流、18歳で世界タイトル・・・と一口で言いますが、そのレベルに当てはめてみればHIROYAなどはすでに国内統一していないと遅いということになるでしょう。もちろん、K-1甲子園世代ではなく、国内トップ・・・・・・KrushやMAX日本代表決定Tあたりのメンバーに勝てていなくてはなりません。

サワーの次の相手、ブアカーオ。本文中にもあるように、彼らは2度も激突していますが、実はすべてトーナメントの決勝戦でした。なので、万全の状態で当たるのは初めてです。

二人とも、すでにその長所も短所も知り尽くしているでしょうから、ストラテジーに満ちた試合になるかもしれません。
そして、その戦略にもう一つ大きな要素があるとすれば、もう1試合ある。ということです。スロースタートすれば、それだけ反対ブロックの選手に有利になります。リスクをどう考え、どう実践するか。
すでにサワーとブアカーオの頭脳戦は始まっていますし、もちろんそこにペトロシアンと山本優弥という決勝対戦相手とのシミュレーションも見えていることでしょう。

また、優勝すれば大晦日に魔裟斗との試合も見えてきます。わけわからんプロレスラーやオールドヒーロー、小遣い稼ぎやにぎやかし要員たちのミスキャストなマッチメイクによる気の抜けたサイダーのような試合が占めるダイナマイトの中にあって、ちゃんと演出してくれるかどうかは不安ですが、サワーvs魔裟斗の3戦目が実現するなら、俄然見たいですしね。


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by the_kakato_otoshi | 2009-09-23 21:42 | K-1

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