K-1 WGP FINAL16感想・ゴールデングローリーが4名決勝に進出!
K-1 WGP Final16の感想です。予想大会の合計ポイントなどの集計はもう少し待って下さい。
あと、ちょっと私が急がしくて、みなさんへのコメントに対応が遅れています(汗)。
こちらもお待ちくださいませ・・・。

▼第1問 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム・ボンヤスキー)
VS
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/マイクスジム)

1)レミーの1・2RKO勝利 4P
2)レミーの3RKO勝利 4P
3)レミーの判定・延長戦勝利 6P
4)マヌーフの勝利 10P

予想以上に緊張感の漲る序盤戦。お互いが戦略を立ててきており、いわゆる「間合い地獄」の状態に。しかし、観衆もこの試合の重要性がわかっているから、この間合いの意味がわかっているわけです。
スーパーファイトであれば、もっとパフォーマンスに偏るマヌーフですが、レミーに勝つことを至上命題としてきていることは最初の10秒で理解できました。
序盤はマヌーフのペースともいえる試合展開で、作戦として「投げて倒す」というムエタイ選手がよく使うテクニックを使用しレミーのスタミナを奪っていきます。何度かきわどいパンチを放つも、レミーは致命傷を受けません。このあたりが、ポール・スロウィンスキーやラマザン・ラマザノフとは違う、K-1のキング。
ただ、やはりタクティクスで通用したのは2Rまでで、3Rになるとレミーのペース。的確に攻撃が決まりだし、大きさの違いで最終的にはレミーに軍配があがりました。「大きさ」という残酷な違いが、この興業を支配していきます。

▼第2問 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R 対戦紹介
エロール・ジマーマン(キュラソー島/ゴールデン・グローリー)
VS
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)

5)エロジマンのKO勝利 6P
6)エロジマンの判定勝利 5P
7)グラウベのKO勝利 7P
8)グラウベの判定勝利 6P

グラウベが序盤から完璧にタクティクスを遂行し、エロジマンの最大の武器である右の腕を封じにかかりました。
ミドルキックで迫るグラウベでしたが、エロジマンの「死んだふり」が再び炸裂。効いたようなそぶりのなかで、突然反撃に転じ、あわやダウン寸前までグラウベを追い込みます。オーバーフックが36歳になった極真戦士をガードの上から効かせます。1Rはこれでエロジマンが取り、2Rもエロジマン有利。3Rではグラウベが猛反撃を開始しますが、間に合わず。。。。
グラウベは判定に不満を表明

▼第3問 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R 対戦紹介
京太郎(日本/チームドラゴン)
VS
ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー) *ゴールデン・グローリー

9)京太郎のKO勝利 6P
10)京太郎の判定勝利 5P
11)カラエフのKO勝利 5P
12)カラエフの判定勝利 7P

私はカラエフのほうが強いとポッドキャストでも言っていましたが、そういう結末でした。別段の驚きはなく、「やっぱり」というかんじ。
京太郎は序盤でグルグル回る作戦はソウクップレベルでは通用してもベスト8レベルでは通用しないと思います。
カラエフは京太郎には勝ったものの、ダウンを取るには至らず、相変わらずひとつひとつの攻撃が見た目よりも軽い印象はぬぐえません。

▼第4問 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R 対戦紹介
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
VS
シング・心・ジャディブ(インド/TOWIN)

13)テイシェイラのKO勝利 4P
14)テイシェイラの判定勝利 2P
15)ジャディブのKO勝利 13P
16)ジャディブの判定勝利 9P

この判定に納得しろと?
特に4Rは……明らかにジャディブが勝っていませんかね? 角田氏はじめ審判員に空手出身者を並んでいること、最も「ボーナスステージ」と思われる相手に極真の王者が充てられること。そこにファンがメスを入れる日は近いかもしれない。テイシェイラは判定でもマッチメイクでも非常に優遇されていますね。
それを差し置いて考えても、ジャディブは今彼ができるすべてのことをやったのではないかと思います。体格を利用して、相手を懐にいれない。何度か膝で極真王者をグラつかせました。ただし、相変わらずのソフトパンチャーで、パワーはないですよね。大きいのに……。
テイシェイラは自分よりかなり大きい相手への対処ができていませんでしたね。伸び悩んでますね。

▼第5問 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R 対戦紹介
セーム・シュルト(オランダ/正道会館) *ゴールデン・グローリー
VS
ダニエル・ギタ(ルーマニア/カマクラ)

17)シュルトのKO勝利 4P
18)シュルトの判定勝利 3P
19)ギタのKO勝利 9P
20)ギタの判定勝利 8P

ダニエル・ギタはよく頑張ったと思います。K-1開幕戦という大きな舞台に初登場し、特に1Rはシュルトを何度かビビらせました。
しかし、やはり経験の部分の差は埋めがたく、3連覇王者にダウンを2度取られての敗戦。魔裟斗がシュルト戦でいつも「左ジャブが……」と言いますが、まさにその左ジャブがギタの体力を奪っていきましたね。この巨大格闘ロボを倒すためには、ギタのようにじっくり攻めるのは厳しいのでしょう。とはいえ、ダウンを取られても最後まで勝負を捨てないギタの侍魂には感動。もっと見たい選手。強くなると思う。

▼第6問 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R 対戦紹介
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)
VS
武蔵(日本/正道会館)

21)バンナのKO勝利 5P
22)バンナの判定勝利 3P
23)武蔵のKO勝利 11P
24)武蔵の判定勝利 7P

武蔵という格闘技選手の最後の試合。
試合後、バンナに声をかけられる武蔵の涙を見て、「ああ、これでもう武蔵の試合内容や優遇措置に文句を言うこともなくなるのか」と、寂しくなりました。私はブログを書いたりする前から、武蔵を常に酷評してきたので(笑)。最後の相手が「現在の」バンナだったというのは、ある意味ではよかった。これがバダやシュルト、レミーだったら、撃ち合いに応じることすらなかったでしょうから。それほど、武蔵は体力的にも衰えましたよね。。。。
フランク・ライルズコーチを見るのも最後になるのかなぁ? 

▼第7問 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R 対戦紹介
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ) 
VS
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)

25)アーツのKO勝利 5P
26)アーツの判定勝利 4P
27)アリスターのKO勝利 6P
28)アリスターの判定勝利 9P

出会いがしらの一発でアーツが吹っ飛んだ様を見て、「こりゃあかん」となぜか思いました。重鈍なスタイルだったアリスターに、スピードがついていたからです。まず、アリスターの構えが、完全にキックボクサーのそれに変貌していました。さすがはシュルト、エロジマン、レコ、ハリッド、サキを擁するゴールデングローリージム!

抜かりない準備をしてきたアリスターに対し、試合前から妙に余裕だったピーター・アーツでしたから。
序盤アリスターのパワー&スピードに攻めたてられたアーツでしたが、2R以降徐々に反撃を開始します。一発の重さがあるアリスターは、ポイントを取られません。
それでも、最後まであきらめずパンチとローキックを出したアーツの根性はやはり見事です。アリスターは前回のレミー戦や多くのMMAでの試合で露呈したような、スタミナ不足が解消されていました。集中力もあり、3Rまでパフォーマンスを持続できました。判定も当然アリスターです。勝つべき選手が勝った

ゴールデングローリーはこれで4人が決勝に進出することになりました。アリスターはこのアーツ戦での勝利を手土産に、来年はヒョードルを追いかけることになるでしょうか? 彼はゴールデングローリー10周年記念興業や、DREAM12にも出場するという話ですが、ワールドグランプリ決勝がこれに加わります。この際、DREAM12はやめて、12月に専念すべきでしょう。

ただ、ちょっとアリスターの筋肉、あれやっぱ……(笑)


▼第8問 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R 対戦紹介
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
VS
ザビッド・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)

29)バダ・ハリのKO勝利 3P
30)バダ・ハリの判定勝利 3P
31)サメドフのKO勝利 12P
32)サメドフの判定勝利 9P

この大会唯一のKO決着。メインイベントに据えたのは正解でしたね。フジテレビも、K-1も、このバダを中心に演出していく姿勢をハッキリと打ち出しました。サメドフは強いんですけどね、バダはちょっと手がつけられない強さに成長してます。
決勝戦でのアリスターやシュルトとの頂上決戦が楽しみですし、因縁のレミーと決着戦も期待できます。カラエフ&エロジマンとの「名勝負再び」もいいですし、バンナとの「新旧バッドボーイ対決」も見たい。誰と試合をしても、ワクワクできるのが彼のいいところ!

興業全体としては、KOやダウンシーンが少なく、「これぞK-1」と言えるものではなかったかもしれません。レミーvsマヌーフのような心理戦、タクティクスに寄る試合があったし、テイシェイラvsジャディブのような塩分濃度の濃い試合もあった。そんな興業を最後にバダがしっかりと締めた。彼はさすがにメインイベンターです。アーツが敗れ、バダが締め、この大会でまさに「世代交代完結」を宣言してもよいのでは?

あと、マヌーフ&アリスターがよく使っていたクリンチからの「投げ」は反則なので、やめさせるかペナルティはあったほうがいいかな。ああやって、戦術に組み込まれると、K-1の良さがなくなる。

フジテレビのK-1中継はやはりTBSよりもはるかにいい。かつてのような長大な煽りVTRもなく、すっきりとまとめられている。なにより、きちんとトーナメントを放送している。MAXやDREAMのような、キャラクター重視でトーナメントのシステムを一切説明しないスタイルは嫌だったので、これはさすがフジですね。
決勝戦は12月5日。


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by the_kakato_otoshi | 2009-09-27 08:21 | K-1

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