レジェンド・アーツ、モチベーション低下を訴える
シリーズ AFTER FINAL16② ~アーツは蘇るか~

ピーター・アーツが、負けました。

昨年バダ・ハリに負けて、ジムをかつて喧嘩別れした師匠トム・ハーリックの下に移し、若い選手とともに壮絶なトレーニングを積んで、またK-1WGP開幕戦に帰ってきました。

映画を2本撮ったとご満悦なジェロム、今年1試合もせずに最後のチャンスを訴えた武蔵、3月の試合を怪我もしていないのにキャンセルしたバダ……そんな常連たちと一線を画すかのように、38歳になって一から身体を作ることを決意したピーター・アーツが負けました。

いまさら、相手のアリスター・オーフレイムについてくどくどと語ることはしませんが、スピード、パワー、すべてにおいてもうこの相手に勝つのは無理だと思わされました。

そして自信家のアーツが試合後に、「モチベーションが下がった」と述べていたのが気になりました。
昨年バダ・ハリにKO負けを喫したときでさえ、「これからは俺が挑戦者になる」と笑い飛ばしていたのに……。

アーツにとっては、それだけ今年のGPに賭けるものがあったのでしょう。

思えば、アーツは絶好調なときに惨敗することが多い選手でした。90年代の全盛期に、マイク・ベルナルドの拳でマットに這わされました。シリル・アビディの狂拳の前に、危険なKO負けを食らってこともありました。昨年は、シュルトを倒して勢いにのっている最中に、バダ・ハリに倒されました。

「ああ、これは負けた」

そんなときは、という負け方をいつもする。
それだけリスキーな戦い方を選んでいるのが、アーツなのでしょう。今回のアリスター戦も、判定ではありましたが、「ああ、負けた」という見事な負けっぷりです。

その都度、彼は蘇っています。
ですが、今回ばかりはどうでしょうか。
大きな怪我も負っていないにも関わらず、モチベーションの低下を訴えました。

気になります。

私はやはり長い間アーツの試合を見ているので、何度でもゾンビのように蘇ることを知っていますし、常にやる気に満ちていることも知っています。だから、今回の敗北で腐ってしまうような柔な精神でないこともわかっています。でも、肉体的にはどうなんでしょうか。
年々巨大化する対戦相手。反対に衰える肉体。
いよいよ肉体の限界も悟ったのか?

そんな気すらしてしまうのは、気のせいでしょうか。

角田師は自身のブログの中で「オーバーワークではないか」と言ってました。
ある程度の年齢を過ぎた選手にオーバーワークは禁物だとも。

その物差しで言えば、明らかにオーバーワークでしょう。若い選手と本気のスパーリング、スパルタで知られるチャクリキの訓練に「過剰」の二文字はなさそうです。

それだけ訓練しても、負けてしまった。この事実が20世紀最強のキックボクサーの心の火を消してしまったかもしれない。

このまま老兵は去り行くのか、それとも、いままでと同じようにもう一度蘇った姿を見せてくれるのか……。
今年は妙に「引退」が多い年なので、余計に気になるところですね。



さて、私事ですが、Final16のチケットを抑えました。
アーツはおそらくリザーブマッチで出場するでしょう。その際には、大声援でもう一度鼓舞してもらおうかと思っています。


最後に・・・・全然関係ないですが、複数筋の情報によれば引退をほのめかしていたミルコが「最後の試合はK-1で」と言っているそうですね。


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by the_kakato_otoshi | 2009-09-29 15:44 | K-1

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