2009年 K-1 MAX 総括 ~日本人選手編~
今年のMAXも無事終了しました。年末に魔裟斗の引退試合を控えていますが、MAXシリーズとしては10月の決勝戦をもって区切りを迎えたと行ってもいいでしょう。
そこで、今年のMAXを選手別におさらいしてみようかと思います。また、かかとおとしが独断で今季の点数をつけています。10点満点です。海外のF1やサッカーの記事によくあります。

えーと、本文は結構毒入りなので、好きじゃない方は読まないでください。

<日本人選手>

魔裟斗:1勝0敗:9点

2009年は7月の川尻戦のみ。平日開催ながら武道館を一杯にした集客力は衰え知らずで、危なげなく完勝するところがまた憎い。また、MAXやWGPでの解説も的確で、「ボケの谷川、突っ込みの魔裟斗」という完璧な漫才ポジショニングは玄人技である。10月の決勝戦では、ペトロシアン優勝決定後、その場で試合を申し込む。カッコをつけて軽いノリでのオファーだったため、当の王者にジョークだと思われていた点は愛嬌としておきたい。リング外での活躍も考慮し、10点をつけたいが、入場コスチュームがダサいことと、俳優業に首を突っ込んで微妙な演技を見せたため、1点減点とする。

山本優弥:4勝2敗:10点

日本代表決定Tでは「8人中最弱」と言われ、世界一決定Tでも「16人中最弱」と言われた男。しかし、結果は世界3位。まさに2009年の奇跡。最後に残った日本人として、ベスト8で強豪ドラゴに打ち勝った試合は、今年全体のK-1興行を通じてのハイライトと言っても過言ではない。打たれても打たれても前に出るファイトスタイルには、感動して過呼吸に陥るファンが続出。真価が問われる2010年も勝ち負け以上に熱い試合を期待したい。もちろん、佐藤とコヒに勝ったドラゴを攻略した実績は高い評価を受けている。これまでの実績を考慮すれば、今年の躍進に10点満点もやむなし。

佐藤嘉洋:3勝1敗:6点

撮影現場でマイクを持って立っている現場スタッフさんのような風貌だが、今年は大きく勝ち越している。しかし、一番負けてはいけない試合(Final16)を落とした。10月こそ城戸をKOでしとめたが、ダウンを奪われるなど危うさも見せてしまったのも痛い。魔裟斗引退後、日本人ナンバーワンとしてMAX優勝の期待がかかるが、持ち前の勝負弱さをどう克服するかが課題となろう。従って、5点としたいがブログが面白いので6点。

日菜太:2勝1敗:8点

今年最大の驚きは、この日菜太の登場だろう。ミドルキックというこれまでの日本人にはなかった武器を引っさげて、2008年日本王者である城戸を撃破した試合は、ファンの注目に値した。古豪ザンビディス戦では両手両足の指でも数え足りないほどのミドルキックを打ちまくり、キックの点数を取らないことで有名なK-1審判団に挑戦状を叩き付けた。2010年は、日菜太vsK-1審判団の戦いとなる。

城戸康裕:2勝3敗:5点

散々な年だった。勝ち星は“自称オランダナンバー3”リーロイ・ケスナーにローパンチという史上初のフィニッシュブローを決めたあの試合と、イ・スファン戦。しかしいずれも、テレビ中継はカットされている。しかし、10月の佐藤嘉洋戦で華麗な打ち合いとボクシング技術の進化を披露するなど、着実に自力はつけているはずだ。劣勢になると弱気になる「小比類巻病」を克服すれば、もう一皮むけそう。

小比類巻太信:3勝1敗:4点

日本代表決定Tを運にも恵まれて3度制したのに、怪我で本戦出場できず。ようやく復帰した10月のドラゴ戦では、試合前に「勝って魔裟斗の最後の相手に」と根回しなしで公言し、見事にスルーされるなど、いつもの小比類巻節が炸裂。試合内容は、ドラゴのハイキック(前蹴り?)でまぶたをカットし、試合中に「無理無理」とセコンドに叫ぶなど、あまりにも締まらない形で2009年を締めた。

長島☆自演乙☆雄一郎:1勝3敗:6点

アニメのコスプレで入場するという前代未聞のパフォーマンスでK-1とヲタク界を席巻した時代の寵児。ただし、この演出は勝たないとただのピエロで終わるという諸刃の刃である。シュー・イェン戦では無名選手にあっという間のKOを食らい、あまりの恥ずかしさに引退まで示唆した。それでも、このまま引き下がっていてはヲタクの名が廃るというものだろう。ヲタクとは、一つの物事を突き詰めていく求道者に与えられる称号なのだから。多分

HAYATO:0勝1敗:3点

プギャーと叫んだかどうかは知らないが、長島☆自演乙☆雄一郎に知名度とステータスを与えてしまった張本人。11月、TATSUJIと引退戦を行います。お疲れ様でした。

TATSUJI:1勝1敗:2点

日本代表決定トーナメント1回戦、山本優弥戦で負けてしまったことが、運の尽き。もし、これを勝っていれば本戦に残れただろう。運を失くしたギャンブラーの明日はどっちだ。

渡辺一久(62キロ):1勝2敗:6点

階級も違うし、実力も抜けているわけではないが、「面白いから」という理由で出場を続ける怪人。でも、確かに試合は面白い。チョン・ジェヒ戦ではマットウなムエタイ選手を相手に最後まで手に汗握る攻防を展開して評価を上げた。Krush勢との対戦も期待されるが、本人はKIDを狙っている。須藤元気氏の後を継ぐ男だ。

山本“KID”徳郁(62キロ):0勝1敗(K-1):1点

ミドル級のボブ・サップ」として登場したあの頃が懐かしい。久しぶりにK-1に帰ってきたが、韓国のムエタイ選手に気持ちいいほど綺麗に意識を飛ばされ、KO負け。かつて魔裟斗をダウンさせた爆発力は鳴りを潜め、中途半端にかじったムエタイによって、ただのファイターになってしまった。無念である。私生活でも離婚したり、マナーの悪い釣りの親父をしかりつけるなど、迷走気味。明らかに、オリンピック挑戦は失敗だった。

川尻達也:0勝1敗(K-1):6点

人生を変えるために、魔裟斗に挑戦したMMAファイター。確かに、勝てば得られるものは大きく、負けてもさほど失うものはなかった。ファンの後押しもあり、タイミングが良かったため魔裟斗戦を実現できたが、予想通りダメージを与えられずに完敗。公共の電波で、ドラゴを大喜びさせるという屈辱(?)を味わった。彼の人生はその後変ったのだろうか? 武田幸三に引退を決意させる原因となった男でもある。

武田幸三:0勝1敗:4点

2008年、川尻に屈辱の1RTKO負けを食らい、引退へ。最後の相手に元王者のクラウスを選び、フルボッコにされて格闘技人生を全うした。フラフラになった武田に対し、クラウスは顔面へのパンチをためらい、ローキックで沈めようとするが、空気を読んでるつもりで全然空気を読めないレフェリーがスリップと判定したため、最後はドクターに止めてもらった。それでも「コウゾウ、タケダ、ニホンデ、イチバン」。
クラウスが一番かっこいいじゃないの?

HIROYA(62キロ):3勝0敗:3点

迷える高校生。魔裟斗のバックアップを受けるが、ガリットチュウに似ていることもあって、いまひとつK-1ファンには愛されていない。近戦……才賀、ロペス、甲子園と微妙な判定で罵声を浴びること数度。本人は一生懸命なだけに、そろそろ可哀想になってきた。FEGとの長期契約も重荷になっていないだろうか? 心配な若者である。来年あたり、渡辺一久などと拳で会話してみてはどうか。世界が変るかも。



次回は外国人選手編です。



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by the_kakato_otoshi | 2009-11-02 20:21 | K-1

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