亀田とK-1はまるで別のコンテンツだ
忙し週間でコメントがまた返せなくなってまして(汗

MAX日本代表決定T(なのか?)の記者会見は今日らしいです。

<MAXは3月27日>

例年に比べ、かなり遅くなっているようですが、その理由は前の前くらいのエントリーで書いた通りだと思います。

開催日は3月27日という情報はすでに伝わっています。長島☆自演乙☆雄一郎や山本優弥あたりからいろいろ漏れているそうですね。

3月27日というのは土曜日なんですけど、
どう考えても亀田長男の防衛戦と同じ日。昨年DREAMの放送で利用した「格闘技つながり」で連続放送の予定でしょうか。
亀田の試合を一度も観たことがない(マジで)私が亀田一家を語るのはあまりにもしょうもないのでこの辺で控えますが。

ま、諸々発表があるでしょう。

こんな劇薬のような手法は長く続かないし、
たかだか日本予選でこんなに苦労しているようでは、TBSさんとの関係は大丈夫なんでしょうか。
MAXとDREAMはそのうち統合して毎回Dynamiteのようになるかもしれないですね(失笑)。

最近ブログなどを読むと、格闘ファンはブーム沈滞の焦りからか亀田あたりを例に出し、「世間を振り向かせる」的な話ばかりしている。
これはもう愚の骨頂と言えるでしょう。

<世間?って何>

世間が振り向いて、それから中身を作っていくような話はありえない。

今、マスコミは何から情報を得ているか?

それはネットですよ。

ネット上で見つけた面白いものを、テレビや雑誌、新聞、その他メディアで紹介するのが今の「ブームの作り方」なのです。
以前にも出した例ですが、今年紅白に出場した英国のスーザン・ボイルは、YOUTUBEから火がついたのですよ。世界的な傾向でもあるのです。
亀田一家のように、テレビ局主導で生み出されたブームなんてものは、一時代前のものであり、10年代にはほとんなくなっていくでしょう。亀田は異例中の異例、特例であることを理解せず、動員は少ないのに視聴率だけは異様に高い彼らの背中を追えと言うような連中は信用できませんね。そもそも、狙って生み出せるものじゃない。亀田さん家の昭和的、時代錯誤的な雰囲気を遠目に観て「面白い人達だねー」というのを、本人が狙っているわけではないでしょう。

コアなファンを囲い、ネット上で盛り上げるような仕掛けを生み出すことが、
今ジャンルを盛り上げる近道ではないかと思うのです。

<コンテンツとしての亀さんとK-1>

そもそも、ソフトコンテンツとしてのK-1の魅力と、亀田一家の魅力は全然別物であると私は理解しています。
K-1はトーナメント主体で、その本質は「SASUKE」や「アメリカ横断ウルトラクイズ」的な「生き残りゲーム」であり、シンプルなルールと迫力ある試合がそれに華を添えている。2時間番組として、サバイバルゲームとしての面白さが魅力だと思います。8人いれば、その8人それぞれに思い入れを得る視聴者がつく。そういうものが理想なんだと思います。群雄割拠のキャラクターが立ち、その内容は、いわば「2時間のリアリティショー」なわけです。

亀田一家の場合、話は全然違って、亀田一家という強烈なキャラクターを全面に打ち出した「連続ドラマ」としての様相が強い。視聴者は「亀田と対戦相手」という構図でそれを観る。試合内容がどれだけしょっぱくても(観たことないけど・・・・)視聴者がついてくるのは、試合内容に興味をそそらせているのではなく、「亀田一家がこれからどうなっていくのか」という物語がぐっとハートをつかんでいるからなのです。たぶん。

まさにこの二つは対局であると言ってもいいほど、ソフトとしての内容が違う。ただ単に「リングで戦う格闘技である」ことだけが共通点です。
「キックボクシング」と「ボクシング」。
こう書くととても近いものに見えます。ですが、
「勝ち抜きゲーム」と「連続ホームドラマ」
と表現すれば、その違いは言葉にすれば簡単に理解できるでしょう。

<時代が求めたのは亀田>

そして今、日本は疲弊しています。

立ちはだかる敵を打ち倒し、
勝者のみがすべてをつかむ。残酷な椅子取りゲーム。
現実社会は今、K-1のワンデイトーナメントと化しているのです。

K-1が流行った当時、予定調和と終身雇用、冒険が好まれない時代。
「オール・オア・ナッシング」の化身であったK-1はまさに冒険心が現実社会で満たされない日本人のハートを捉えました。

「ないものねだり」なんです。人がコンテンツに求めるものは。

「ああなりたい!」「こうであれば!」

そんな心の襞をすくってくれるようなコンテンツに人は群がる。

安定の時代に、不安定な椅子取りゲームで頂点に上り詰めた90年代のK-1。

しかし、時代は変わって。

現実に相対している人間は信頼できず、
ゼロサムゲームの盤上の駒となり、
人とのつながりは希薄となり、家族同士ですら共通の話題がなくなりつつある2010年。

無骨に昭和を思い出させる家族の絆を貫く亀一家に、
日本人の「ないものねだり」はビビッと反応したのです。
言い換えれば、かつて異質で目を引く対象であったK-1の世界観は「深層心理のあこがれ」でなくなり、
あらゆる苦難や身から出た錆の中でも、家族と言うコアを忘れない亀田一家こそが「深層心理のあこがれ」になってしまった。

そういうことではないでしょうか。

亀田の成功で味を占めたTBSの「家族の絆」戦略がK-1にマッチしないのは、
実はコンテンツとして亀田特番とK-1が上記のように「別」なものだからにほかなりません。

<猿真似では受けない>

であるがゆえに、K-1に亀田一家のようなパフォーマンスを求めるのは、単なる見た目、口先だけの猿真似であり、その本質にはなんら触れていないと考えます。

「世間を振り向かせる」とは何か。

それを考えるのはとても難しい。
しかし、誰かの猿真似をしていては、決して世間を振り向かせることなどできるはずがない。

(長島☆自演乙☆雄一郎のコスプレとK-1のMIXに人々は振り向いても、その後の青●●也のクオリティの低い猿真似には誰も振り向かなかった。このことを思い出してほしいわけです)

結論として、K-1運営サイド、そしてファンには、「亀田のことは気にするな」と言いたいんです。

彼らは別のコンテンツなんだと。

まずはコアなファンを囲い、ネットでの情報発信源を増やすのが先では。

勝負は別のところでやらないと。

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by the_kakato_otoshi | 2010-02-19 11:56 | K-1

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