両手でつかんでの膝蹴りは禁止の方向で。
<格闘技ファンの為のルール変更入門>

開幕戦から適用されるルールの変更について、多くのご意見を頂戴しております。

格闘技ファンは非常に堅い気質の方が多く、
ルールの変更に対してかなり抵抗する印象があります。

そこで、ルール変更についていろいろと代表的なものをケーススタディをしてみましょう。

<特定の選手を有利にしたい>

フィギュアスケートで、キム・ヨナが金メダルを取ったことは記憶に新しいと思いますが、
日本スケート連盟は先月ルール改正を国際スケート連盟に提案。

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2010/03/30/12.html

上記リンクより、抜粋

SPのジャンプの必須課題は(1)ダブルアクセル(2)ステップからの単発3回転(3)3―2回転または3―3回転。日本連盟の希望は(1)をダブルアクセルまたはトリプルアクセルに変えることで、吉岡伸彦フィギュア強化部長は「トリプルアクセルをできる選手がいる以上、そうするべき」と主張した。提案が認められれば、浅田は今季のトリプルアクセル―2回転のコンビネーションを3―3回転に置き換えることができ、単発のトリプルアクセルと合わせ基礎点だけで約6点アップが可能となる。

つまるところ、「浅田(だけ)に有利なようにしてください」というストレートなお願い(笑)。

もし仮に、ヨナと浅田の得意技が反対であれば、韓国のスケート協会が同じお願いをすることでしょう。
実際にそうなるかどうかはともかく、主張が認められれば、「浅田ルール」の誕生です。
こんなクビを傾げるような駆け引きがスケートの世界では日常茶飯事と聞きます。

<アグレッシブに>

サッカーのリーグ戦などでは、かつて勝者は勝ち点2、引き分けが1という配分が代表的でしたが、今では勝者の勝ち点は3です。

これは、引き分け狙いの試合を減らすことを目的としたルール変更で、「最低でも引き分けに」というディフェンシブなチームにとっては考え方を根本的に改める必要がでてきました。

F1でも今年ポイント制度が改正され、1位と2位、2位と3位のポイント差がよりつくようになりました。優勝の価値を増し、「ポイント圏内で安全ドライブ」という展開を減らすことが主目的です。
F1ではコストダウンとエンターテイメント性を増すために、毎年細かく細かくルールを変更しています。
車のレギュレーションも毎年順位が固定しないように、ある程度のところで規格を大きく変え、開発を横並びさせたり、エンジンの開発を凍結させるなど、その努力は涙ぐましい。(それに応えるチームのエンジニアも大変)

http://topnews.jp/2010/03/27/news/f1/others/fota/12052.html

上記の記事などは、なかなか面白い内容で、
今年の開幕戦が退屈な内容になったことからチーム側が危機感を感じ、自らルール改正を申し出てきたとのこと。
上位ドライバーの重量を重くしたり、リバースグリッドの導入などが話しあわれているようです。

<テレビ向け>

バレーボールなどでは、テレビ局が「なんとか2時間以内に試合が終わるようにしてほしい」と要望し、バレーボール側が「ラリーポイントの導入」「サーブのネットイン」「サーブブロック禁止」など、試合の時間を早くするために、競技として大きく舵を取っています。

http://matasaburoublog.seesaa.net/article/141738156.html

上記リンクは韓国野球というマイナーな話題ですが(笑)、
「エコのために」、「投手は打者がバッターを構えてから12秒以内に投球しなければならない」というルールが出来たとのこと。

実際は、テレビ中継のための措置であることは予想に難くないわけです……。



まぁ、上で取り上げたのはほんの一例ですが、
このようなルール改正によって、当然不利になる選手、有利になる選手などが出てくるわけですし、中には致命的な戦力ダウンになる選手もいるかもしれません。


<話は戻って>


浅田ルールを求める日本スケート協会のような浅ましいケースは例外としても、
テレビに合わせたバレーボールの改正は成功していると聞きます。
私は、多くの人にとってエキサイティングで、魅力的な競技にするためのルール変更、改正というのは、常に必要なものであると考えます。
(ただし、適用後は公正に運用されることが求められます)

本来、K-1が力を入れる部分はこのようなルール整備面であると思います。

「角田裁定」のような、その場の雰囲気的なノリは断固撤廃していただき、
エキサイティングなルール作りと運用をお願いしたいところです。

さて、今回の両手をつかんでの膝蹴りの禁止ですが、
専門的な部分はともかく、素人目には大きくこれで試合展開が変わるとは思えません。

でかい選手が膝の一発で試合を終わらせるという展開が少なくなるかもしれませんが、
いまのところそれで戦力ダウンするであろう選手は特にいません。
なにしろ、片手で抑えての膝が認められるので。

もう少し意図の説明が欲しいところですね。


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by the_kakato_otoshi | 2010-04-06 11:30 | K-1

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