It's Showtimeアムステルダム大会、バダ・ハリに挑む若武者の作戦は!?
ブロガーK : 不規則な就業形態に疲れているが、赤と青のグローブを見ると口だけ元気になる。愛知県出身。

レディーL : 聞き手の女性。特に格闘技に興味はないが、芸能界入りし格闘中継のゲストとして、リングサイドで観戦してみたいと思っている。北海道出身。

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ブロガーK「はい、どうもルーマニア大会以来となります。K-1ブロガーKです」
レディーL「今回は?」
ブロガーK「It's Showtimeというオランダのプロモーションが行うビッグイベント、そのアムステルダム大会の紹介です。先週のルーマニア大会と続けて行われるK-1ルールのビッグイベント!」
レディーL「オランダといえば、チューリップと風車よね」
ブロガーK「もちろん一般的な見解ではそうなのだけど、K-1ファンから見れば、格闘家の輸出国と言えるね。初期を飾ったホースト、ピーター・アーツをはじめ、レミー・ボンヤスキー、セーム・シュルト、バダ・ハリ……みんなオランダ国籍であったり、オランダ在住のファイターなんだ。MMAでもアリスター・オーフレイムやゲガール・ムサシ、メルヴィン・マヌーフらを生み出している」
レディーL「K-1はオランダに足を向けて寝られないね」
ブロガーK「K-1は2006年からオランダで年1回大会を開いていたし、もちろんアーツをはじめとする人気ファイターの多くがオランダ出身であることから、この国でのK-1の認知度は非常に高い。K-1人気に乗じて、オランダのプロモーションであるIt's Showtimeがチカラを伸ばしているのは自然なことだろう。特にIt's Showtimeはいわゆる70㌔級では多くの選手を抱えていて、そのレベルは非常に高いんだ。昨年K-1MAXで優勝したジョルジオ・ペトロシアンも、It's Showtimeのオーナーがマネージャーとして契約している」
レディーL長い話だなぁ。本題に入ってよ」
ブロガーK「……じゃあもういいや(涙)」
レディーL「泣かないで……」
ブロガーK「え~っと、5月29日に行われるIt's Showtimeアムステルダム大会は、K-1とは違って、すべての階級が同じ大会で行われます。まずはカードを見てください」

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5月29日 It's Showtime オランダ・アムステルダム

<65キロ級タイトルマッチ>
オロノ・ウォーベップン(タイ) vs アティ・ゴール(オランダ)

<70キロ級ワンマッチ>
ムラット・ディレッキー(トルコ) vs アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)
シャバル”チンギスハン”アスケロフ(UAE) vs ウィリアム・ディエンダー(オランダ)
ドラゴ(アルメニア) vs リーロイ・ケスナー(オランダ)
佐藤嘉洋(日本) vs パジョンスック(タイ)
ライアン・シムソン(オランダ) vs ハリッド・ボウディフ(オランダ)・・・シムソン引退試合 他
シャヒッド(モロッコ) vs モハメド・カマル(モロッコ)

<77キロ級ワンマッチ>
コスモ・アレクサンドラ(ブラジル) vs ニキー”ザ・ナチュラル”ホルツケン”(オランダ)

<ヘビー級タイトルマッチ>
バダ・ハリ(モロッコ) vs ヘスディ・カラケス(エジプト)

<ヘビー級ワンマッチ>
ダニエル・ギタ(ルーマニア) vs アーシュイン・バルラック(スリナム)
ムラッド・ボウジディ(オランダ) vs アンダーソン”ブラドック”シウバ(ブラジル)
リコ・ヴァーホーベン(オランダ) vs ジャバッド・ポトラック(ボスニア)
トマス・ハロン(イタリア) vs ルステミ・クレシュニック(オランダ)
グーカン・サキ(トルコ) vs メルヴィン・マヌーフ(オランダ)  他

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レディーLバダ・ハリ!」
ブロガーK「そう、今大会の目玉は当然バダ・ハリ! 当初、ジョルジオ・ペトロシアンやアンディ・サワーも出場予定だったんだけど、今回キャンセルになって、彼の肩にかかる期待は重いんだ」
レディーL「日本からも出てるのね」
ブロガーK「佐藤嘉洋にオファーがあって一度は断ったらしいんだけど、ペトロシアン戦がお流れになったため自ら志願したみたいだね。当初試合数が多くなりすぎてIt's Showtimeは難色を示したんだけど、最終的にはパジョンスックというタイ人選手との対戦が決まったんだ」
レディーL「オランダでタイ人と日本人が戦うんだ。オランダ人はそれが観たいの?」
ブロガーK「K-1でも決勝戦がオランダ人vsタイ人だったこともあるし、強い者を国籍で差別しないのがK-1スピリッツというか、K-1が生み出したキックボクシングの潮流だと思うよ。そこらへんが同じ立ち技格闘技でもボクシングとは違うところだね。まだ始まって20年経っていないからこそ、存在する風潮なのかもしれないけど」
レディーL「ま、とにかく試合の解説をさっさとやってよ。ケツカッチンなんだから」
ブロガーK「そんな業界用語、まだ存在するのか……?」

<ヘビー級タイトルマッチ>
バダ・ハリ(モロッコ) vs ヘスディ・カラケス(エジプト)


ブロガーK「いきなりメインイベントを紹介しよう」
レディーL「バダ・ハリはカッコイイし、熱いからオランダでも人気があるのかな?」
ブロガーK「そうだね。オランダの【リングスポーツ】なる雑誌で2009年に活躍した格闘家の1位になっているよ。優勝したセーム・シュルトを差し置いてね」
レディーL「……むしろシュルトに泣ける……」

ブロガーK「このビデオは最近バダ・ハリが母国モロッコを訪れたときの映像だ。バダ・ハリがコールされた途端にスタンディングオベーション!! 凄い人気だよ。もちろんK-1での活躍がそうさせているんだ。KO率の高さ、バッドボーイ的な言動、そしてK-1への熱い情熱。スター性に溢れた10年に一度のファイターだね」
レディーL「誰が観ても面白いもんね」
ブロガーK「そう、K-1はスポーツだけど、やっぱりファンに支持されないファイターはそれだけ手取りも安いし、主催者に重宝されない。お客様あってのプロスポーツだからね。
 Jリーグでいえば、三浦カズや中山雅史がいつまでも現役でいられるのは、そのスター性や集客力も込みで実力を査定されているからなんだ。スター選手が人を集めてくれることによって、若手もリングに上がれるし、人気のない実力者も食いっぱぐれないで済んでいる。
 単なる競技として参加しているファイターは、そのへんのところを考えないとダメだろうね」
レディーL「言われてみればそうよね……」
ブロガーK「バダ・ハリは、常に客のことを考え、リスクを犯して攻撃することも辞さない。膠着した試合を客が喜ばないことを知っているからだね。全盛期のジェロム・レ・バンナも同じような考え方をしていた。
バダ・ハリの試合は、多かれ少なかれ多くのファイターに影響を与えていると思う。日本人ファイターでも、長島☆自演乙☆雄一郎のように常に客を意識した試合や言動をするファイターが増えてきているし、これは10年代のトレンドになるかもしれないよ!」
レディーL「自演乙かぁ。あたしはパスだなぁ。バダ・ハリは好きだけど。まずワキ毛を剃ってくれ

ブロガーK「えーっと、こちらは対戦相手のヘスディ・カラケス」
レディーL「う~ん。顔つきはいまいちぱっとしない」
ブロガーK「2メートルの長身で、アーツやバダ・ハリを育てたトレーナーが大器と期待をかけているエジプト系のファイターなんだ」
レディーL「体格は凄いのね。で、実力はあるの?」
ブロガーK「もちろんある。スロウィンスキーやカラエフといった中堅に勝ち星をあげているよ。パンチとローキックで前に前に進むスタイルで、距離を潰すのが得意だ」
レディーL「バダ・ハリに勝てるくらい強いとは思えないんだけど。名前も、なんか『カラッケツ』って感じでガス欠してるみたいだし」
ブロガーK「バダ・ハリは安定感がないから、カラケスの重い体重で一発当たればわからないだろうね。ただ、バダ・ハリは最近格下相手にガードを重視した戦いも試しているようだし、勝利に徹すればバダ・ハリの優位は動かないだろう……。カラケスに勝機があるとすれば、試合前に舌戦をしかけ、挑発してKOを狙わせるしかない。そうなれば、カウンターでゴールデンボーイの顎を打ち抜くこともできるだろうし」
レディーL「なるほど! そういう作戦もあるんだね」
ブロガーK「まぁ、バダ・ハリも馬鹿じゃないからそうそう相手の策には乗らないでしょ。この作戦は君の嫌いな自演乙が3月の日本代表決定Tで使ったよね」
レディーL「え? そうなの? 1回戦の相手は名城だっけ。ボクサーの弟の」
ブロガーK「そうそう。「自分は視聴者に訴える試合をしたいし、名城選手にもそれを求める」って挑発して。そのせいかどうか知らないけど、名城は打ち合いに応じてしまったよ。結果は1分も立たずに自演乙のKO勝利。ダメージなしで上に上がって、そのまま優勝しちゃった。これがもし自演乙の作戦であるとすれば、見事だよね」
レディーL「へぇぇぇ~~~~。まさに自作自演……。トーナメントって面白いのね」
ブロガーK「ま、バダ・ハリとカラケスについてはこんなものでいいか。後は試合を観てくれ」

ダニエル・ギタ(ルーマニア) vs アーシュイン・バルラック(スリナム)
ムラッド・ボウジディ(オランダ) vs アンダーソン”ブラドック”シウバ(ブラジル)
リコ・ヴァーホーベン(オランダ) vs ジャバッド・ポトラック(ボスニア)


ブロガーK「こちらが他のヘビー級の試合だね」
レディーL「うーん。よくわからない」
ブロガーK「チビチビと解説していこう。まずはダニエル・ギタvsアーシュイン・バルラックだ。実に渋い実力者の対戦と言えるだろうね」
レディーLギタはなんというか、近寄りがたい雰囲気の選手よね……。バルラックは黒人のおっさんって感じ」
ブロガーK「ダニエル・ギタはルーマニア大統領のシークレットサービスを務めていたという仰天の経歴の持ち主なんだよ!!」
レディーL「……ま、マジで? そりゃなんか近寄りがたいわ……」
ブロガーK「しかも、その仕事をしながらキックボクシングの大会にも出場していたんだ。そしたら、連戦連勝でルーマニアの人気者になってしまった。2009年からはキックボクシング一本に絞って、初年度からK-1WGPの開幕戦に出場するほどになったんだから!
驚きだよね、人生は」
レディーL「……なんでもデキる奴はデキるってことね。さぞかし本国ではモテるでしょ」
ブロガーK「本人は彼女はいらねえ、俺は今戦いたいってさ」
レディーL「そのストイックなところがしびれる感じ?」
ブロガーK「さ、さぁどうなんでしょ……。いずれにしても、雰囲気のある選手だよね。単純にかっこいい」
レディーL「こっちのおっさんは?」
ブロガーK「おっさんて……バルラックは御歳34歳。ベテランだね」
レディーL「ふぅん」
ブロガーK「もともと中量級だったんだけど、徐々に体重を上げて今はヘビー級で戦っている苦労人なんだ。欧州では中堅どころといい勝負をしているし、K-1本戦でどうこうってファイターではないけど、弱くはないんだよ」

ムラッド・ボウジディ(オランダ) vs アンダーソン”ブラドック”シウバ(ブラジル)

レディーL「もう、こいつら誰?」
ブロガーK「えーっと、まぁ『未来のK-1ファイター』たちによる戦いと言ってもいいかな。ボウジディも若いし、シウバもまだまだ若いからね。簡単に説明するけど、ボウジディは25歳。シウバは24歳。こういうファイターがオランダあたりにはゴロゴロしているんだから、レベルが高いのは当たり前だよね。日本には、京太郎しかいない……」

リコ・ヴァーホーベン(オランダ) vs ジャバッド・ポトラック(ボスニア)

レディーLリコはずいぶんイケメンさんねぇ」
ブロガーK「ポトラックはすげーおっちゃんだけど、こないだ日本に初来日したんだ。相手が人間凶器のアリスター・オーフレイムだったのが運の尽きだったけど、勇気を持って戦った試合内容は評価されていい」
レディーL「リコは……」
ブロガーK「リコはIt's Showtimeのマネージャーがすごく期待しているんだよね。だけど、ちょっと気持ちが優しいのか伸び悩んでいる。勝率はいいんだけど、格下相手ばかりだし、KO率に難もある」
レディーL「うーん。この選手が強くれば人気になると思うんだけどな~」
ブロガーK「なかなか上手くはいかないね。ポトラックに勝てばかなり見直されると思う。ポトラックもフックのパワーには定評がある人気選手だし、これは結構楽しみな試合だよ!」
レディーL「そろそろ相槌打つのにつかれてきたから、また明日ネ」
ブロガーK「……あ! どこに行きやがる! ここからが面白くなるのに!!」

つづく。




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by the_kakato_otoshi | 2010-05-25 16:53 | 立ち技全般

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