It's Showtimeが「擬似K-1GP」構想を発表! ワンデイナイトトーナメント開催へ
http://www.itsshowtime.nl/fight/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=167&Itemid=148

It's Showtimeによる大きな発表がありますので、お知らせしておきます。和訳版です。

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It's Showtimeは信じられないラインナップと、特別なプレゼンテーションで知られるようになりました。次のレベルに進むと考えていいでしょう。今日はインパクトのある大きな記者会見をしました。

It's Showtimeは自らの手でヘビー級と70㌔級のトーナメントを開催します

ヘビー級出場予定選手:バダ・ハリ、エロール・ジマーマン、グーカン・サキ、タイロン・スポーン、メルヴィン・マヌーフ、アレクセイ・イグナショフ、ダニエル・ギタ、ジャバット・ポトラック、ムラッド・ボウジディ、リコ・ヴァーホーベン、トマス・ハロン、ルステミ・クレシュニック、ポール・スロウィンスキー、ヘスディ・カラケス、その他2名。

MAX階級出場予定選手:ジョルジオ・ペトロシアン、パジョンスック、アンディ・サワー、ドラゴ、ウィリアム・ディエンダー、アルトゥール・キシェンコ、その他数名。


この決定は、It's ShowtimeがK-1によるトーナメント制やキックボクシングの現状に一石を投じることになることは確実です。K-1は財政的に苦しんでおり、今後の状況が見えていません。It's Showtimeが今後急速に発展をし、いつの日かK-1と肩を並べるとこまで行くことになっても驚きはありません。こんなに速くここまで来るとは、誰もそんなことは思っていなかったでしょう。ですが、我々の主催するトーナメントはK-1のスケジュールに配慮しています。

ヘビー級は2011年の3月5日にFINAL16を行い、5月に決勝戦を行います。その点を考慮して、サイモン・ルッツはK-1の市場を引き継ぐというよりもむしろ、K-1と寄り添って生きる道を選ぼうとしていると言えるかもしれない。しかし、It's Showtimeはここ数年安定して成長してきましたが、これからK-1のホスト(FEG)がもし財政問題を解決できなかったら? これから5年先はどうなるのかわからないのです。もしかすると、あなたたちは今日、世界で最も大きなキックボクシング興行になるかもしれない団体の大きなステップを目撃することになるのです。

K-1に対して悪影響を与えることを心配される方もいるかもしれない。しかし、K-1と我々は長く一緒にやってきたし、ファンは素晴らしいトーナメントを複数楽しめることになるでしょう!

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ということです。

つまるところ、この記者会見はIt's Showtimeの本音の部分に近いと思います。中には「It's ShowtimeがK-1をつぶしにきた!」という早合点をされている方もいると思いますが、それはIt's Showtimeにとってメリットがありません。まずそこを理解すべきです。

なぜなら、オランダではメジャーキックボクシング=K-1です。ホースト、アーツの時代からの知名度があるので、新興成り上がりのIt's Showtimeとは比較になりません。彼らが仮にものすごい力を得てK-1を潰したとすれば、オランダ人から総スカンを食うことは目にみえています。

ですから、サイモン・ルッツはK-1にできるだけ寄り添ったものを欧州人好みに多少お化粧をして興行しているに過ぎません。「欧州人が中心のK-1」それが今のIt's Showtimeの正体です。
なにしろ、出場選手もK-1で活躍した選手が中心ですからね。自前のスターというのがいない。悩みのタネでしょう。

「次のステージ」というのは、そこから一歩出るということだと推測できます。
借り物のステージから、オリジナルのステージへ。それがルッツの目標です。

しかし、ルッツが一番危惧しているのはFEGの財政問題だと考えて間違いないでしょう。

K-1がペトロシアンに優勝賞金を支払っていないことを彼は知っています。(サイモン・ルッツはペトロシアンのマネージャーです!)

これは相当切羽詰まっているのではと勘ぐるのは当然のこと。石井館長もメディアからのインタビューで財政問題の存在を否定していません。

もし仮に、K-1がそのイベントを維持できなくなれば?

広い範囲でテレビ放送を行っているK-1の問題は、そのままIt's Showtimeの問題にもなります。
K-1の財政破綻が決定的になれば、欧州でのキックボクシングの命運は尽きると考えても過言ではないのです。K-1人気のお零れで成長しているIt's Showtimeも将来が不安になることでしょう。
ルッツ氏は柄は悪いですが、頭は冴えるプロモーターですので、そのあたりを考慮している。

で、当然彼はK-1を支えているのが、「ワンディトーナメント」というシステムそのものであることを知っているに違いありません。ワンデイトーナメントこそ、K-1がスターを生み出せる唯一無二の錬金法なのです。

だから猿真似の謗りを受けようとも、自前の興行でスターを生み出す=ワンデイナイトトーナメントを開催するという思い切った行動に出たと思われるのです。

そして、ラインナップは当然自分で契約しているIt's Showtimeマネージメント選手が中心。求心力を高めるためには、多数の選手を抱えるゴールデングローリーとも接触しなくてはなりませんし、チャクリキなどとも連携するようです。

やはりK-1と違うのは、「世界一を決めようぜ」というそういう理念はないということです。あくまで、興行を面白くするためのトーナメント。そういう意味では、DREAMのそれに近いものがあるでしょう。

その証拠にゴールデングローリーのサキやジマーマンの名前はあっても、同じジムのシュルトの名前は外している。大会を彼が白け清めていることを日本でなんども見ているルッツですから、シュルトの参戦は外したかったのでしょう(笑)。

It's ShowtimeはK-1と違って実力重視である」なんて一部のキックマニアが嘯いていますが、そんなものはフィクションです。何も見えていない。

もしIt's Showtimeが実力重視であれば、シュルトの参戦は絶対取り付けるはずでしょうし、レミー・ボンヤスキーの名前がないのもおかしい。

ルッツの目的は「擬似K-1WGP」を開催し、K-1が崩壊すればその市場の受け皿となり、K-1が立ち直れば自前のスター選手を生み出す錬金術とする腹でしょう。どちらに転んでも損をしないと踏んだのです。

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by the_kakato_otoshi | 2010-05-31 19:38 | 立ち技全般

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