K-1 WORLD MAXの-63キロがよくわからなくて困ってる人へ
K-1 WORLD MAXが来週の月曜日に迫ったわけですが、当ブログでは予想大会を開催しております。

http://kakato24.exblog.jp/14692010/

簡単に投票できるようになっていますので、よろしければご参加のほどお願い申し上げる次第です。
(ここまで宣伝)

さて、
K-1ファン……いや、格闘技ファンのみなさまには正直馴染みの薄い「63㌔以下級」。

名前も顔も知らない選手しかいないのに、どうやって盛り上がればいいのか。
何を見ればいいのか。
もうさっぱりわからないから予想もできないよ。

そんな声が今にも聞こえてくるかのようです。(本当か)

そこで!

かかとおとしでは、この「63㌔以下級」を自分なりに噛み砕いて池上彰の如く丁寧な解説を試みたいと思っています。
なので、みなさんも丁寧に読んでくださいね(笑)。

まずこのトーナメントの趣旨から入りましょう。

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↑こちらをクリック。

<-63kg Japan Tournament FINALとは?>

まず、昨年K-1ルールを用いた60キロ以下級のトーナメント「Krushライト級GP」が行われました。
K-1では60キロ以下級の整備を進めようとしており、渡辺一久や大月晴明、上松大輔などのファイターが中心になってワンマッチで戦っておりましたが、なかなか際立った存在に成長しなかった。
とにかく60キロのトーナメントを開いて誰が強いのかある程度はっきりさせ、次世代を担う人材を登用するために行われたGPです。ここで優勝したのが、山本真弘選手でした。

DREAMのフェザー級が63キロ。K-1甲子園が62キロ。また、70キロでは微妙に重いというミドル級のファイターも存在しました。こうした周辺事情も合わせて、K-1は60キロではなく63キロでライト級を作っていくことを決断したのです。

そして今年5月、ライト級が主役の初めてのMAXが開かれました。Krushライト級GPで上位に入った選手、K-1甲子園のOB、DREAMフェザー級ファイター、RISEや新日本キックなど他の団体のトップクラスも参戦しました。
ここでは22名、11試合のワンマッチが行われ、そのうちインパクトを残したり強さを見せた8名が、選抜されて来週のワンデイトーナメントに出場することになったというわけです。

ここからさきは不確実ですが、
このトーナメントで優勝した選手は、おそらく来年開かれる-63kgの世界王者決定戦への出場権が与えられるものと思われます。

<出場選手>

出場選手を見ていきましょう。

http://www.k-1.co.jp/jp/event/2010/0705_max/index.html

上松大輔 vs 松本芳道
久保優太 vs 尾崎圭司
石川直生 vs 才賀紀左衛門
祐樹 vs 大和哲也

http://kakato24.exblog.jp/14631170/
↑(各選手の戦績はこっちを見てください)↑

以上4カード8名です!
この組み合わせは選手自身がクジ順に何試合目に出るかを決める「フォーチュンボックス」ではなく、久しぶりに主催者によって組み合わせが発表されました。

この組み合わせには、多くの情報が含まれています。

ミドル級でフォーチュンボックスが導入されるまで、FEGが組み合わせを決めていました。
このときはMAXの主役たる魔裟斗氏が2002年~2007年までの6回の世界大会のうち、第1試合で出場したのがなんと5回。
1回戦に出場したほうが有利なので(長く休めるしね)、できれば勝ち残って欲しい選手は最初に組みます。
そして、時の王者ブアカーオやサワー、クラウスなど一番のライバルになる選手は大抵第4試合に回され、対戦相手もタフでねちっこく強い選手を当てて削ろうとします。

いわゆる「魔裟斗プロテクト」と呼ばれる現象のひとつで、フォーチュンボックスが導入されるまではよくある話でした。

それを考えれば、今回も「主催者が誰をどう思っているか」は明確に読み取れるのです。


今回「ポスト魔裟斗」として抜擢されているのは、第1試合の赤コーナーとなる上松大輔に他なりません。
上松は60キロ構想当初から何度もK-1MAXには上がっており、今回改めて主役候補の役回りを与えられたことになります。ファーストラウンドでチョン・ジェヒをKOしたことも評価を上げた理由でしょう。

モデルもこなせるルックスと、正統派ながらアグレッシブなファイトスタイル。しかもまだ若い。これで実力的に認められれば、日本のエースをまかされることになります。
問題は打たれ弱いところですが、彼がミスったときの保険として第2試合にもう一人のエース候補を用意しておくのが谷川さんの上手いところでしょうか。


その名は参加選手の中では圧倒的に戦績が良い久保優太。彼が上松に次ぐ主役候補です。22歳と若く、ルックスも良い。今回の出場者の中では戦績的に勝率が低い選手が準々決勝で当てられたのは、期待度の高さでしょう。

久保の相手である尾崎圭司は70㌔でも活躍したファイターで、SBのエース宍戸を倒すなど面白い試合をします。ただ、体格的にムリがあったため、60㌔に舞台を映しますが今度は落としすぎ。63㌔は適正と本人はうれしそうですが……。


第3試合は扱い的に難しい選手がよく入ります。推してもいないし、第4試合にするほど憎らしい強さがない。
そんな中途半端な枠です。
そこには石川直生が入りました。対戦相手は21歳最年少でK-1甲子園出身の才賀紀左衛門
石川は「キックボクシングを大晦日にDynamiteでやる」とか、「軽量級と中量級の立ち入ちを逆転させる」などとかつてから公言しており、「新しい軽量級のエース」を自覚する選手です。
しかし年齢的には、30歳とベテランになっています。志は認めるも、年齢的には「これから」の選手ではない。さて、どうしようか。第3試合でいいかなぁ。……そんなイメージです。

で、その対戦相手の才賀紀左衛門ですが、
今一番キャラクター立ちしている選手です。

いじめっ子がそのまま大人になったようで、相手の容姿や気にしてるだろうなぁ的部分を容赦なく口撃材料に使うなど憎まれっ子節全開(?)。実力的に優勝候補ではなく、どこの枠に入れてもいい。だったら、因縁ある石川とでもやらせとけ……投げやりな主催者の気持ちが伝わってきます。
本来ならば格が違う大ベテランを「ETに似てる」「30過ぎたおっさんに主役は務まらない」など的確で陰湿に挑発しており、石川の堪忍袋がいつ切れるかも含めて(笑)注目度が高くなっていますね。

ですが、キャリアはまだプロ10戦と浅いだけに、伸びシロには期待されています。


第4試合は、先程も説明したとおり「実力者」枠。
すなわち、第1試合の赤コーナーの選手にとって天敵と思われる選手を隔離幽閉する地獄の枠です。
過去、ブアカーオ、サワーなどがここに幽閉されましたが、それを打ち破って優勝を果たしています(そういう意味では、彼らこそ真の王者と言えるでしょう)。

優勝候補の山本真弘をファーストラウンドで下した大和哲也は、まだ若いながら多くの試合をこなし、負けたものの海外でも戦っている選手です。その剛腕と根性は優勝候補と呼ぶに相応しい。ただし、ルックスやファイトスタイルはやや地味で人気の出るタイプには見えません。
そんな大和の対戦相手祐樹は、ローキックの鬼と呼ばれています。ローキッカーはトーナメントでは非常に嫌われます。足のダメージはすぐに回復しませんからね。
大会前からファンの間では「潰し合いになる」と言われています。

そんな「厄介者枠」第4試合になってしまったのは、彼らにとって不幸でしょうか? 

いや、私はそう思いません。
K-1の歴史は、主催者の思惑をダークホースたちがぶっ潰してきた歴史でもあります。
むしろ第4試合という「厄介者」枠に入ったことは、それだけ実力を認められた証でもあるのです。
冷遇地獄から這い上がって、もし優勝した暁には「真の王者」としてファンに認められることでしょう。
それを生き延びてきた選手たちが、MAXやWGPで活躍しているではありませんか?


……以上が、4試合の位置、そして解説になります。
どうでしょうか。ためになりましたよね(笑)?
別にシニカルに見ているわけではありません。こういう分析の仕方もあると思うのです。

K-1には毎度毎度第1試合の王者はもう必要でしょうか?
そろそろ、脱皮していかないとまたいらんことを言われかねません。

ちなみに私の予想は久保優太優勝です。

http://kakato24.exblog.jp/14692010/
63㌔の予想もできる「かかとおとし賞K-1予想GP」は上記のリンクからどうぞ。。。。。。


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by the_kakato_otoshi | 2010-07-02 17:04 | 立ち技全般

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