K-1 WORLD MAX MVPは才賀紀左衛門。70㌔はベスト8に日本人二人が残る!
K-1 WORLD MAX 感想。満足したという書き込みが多い中、どう書いていいか悩む。キックファンのみなさん、気を悪くしないでください。

<-70kg World Championship Tournament FINAL16>

○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)
VS
●アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)


長島はスポンサーを連れてきて、もうすっかりMAXファミリーの大黒柱の一人になりました。

アンドレ・ジダの試合は、実は昨年の4月のブアカーオ戦から観ていません。
ジダにとってはあのとき以来のK-1であり、立ち技の試合でしたよね。

そのブアカーオ戦の印象が強すぎて、印象にバイアスが掛かっていたことを認めざるを得ません。

私の予想はジダでした。1Rからあの重たいパンチでざっくり来られたら、いかに自演乙であろうとも立っていることは難しいと判断したからです。
しかし、ジダのパンチは重いながらも遅く、自演乙が致命的なダメージを受けることはありませんでした。

3Rになって急にジダは失速し、特にボディとスタミナにダメージがあるように感じます。

結果は終盤にまとめた自演乙の勝利でしたが、凡戦と言えば凡戦。しかし、内容よりも勝利が大事な世界戦ですから、これでよかったのでは。

彼なりの「MAXの背負い方」今日勝ったことで次につながりました。

ただ、次の相手はベスト8。佐藤嘉洋や山本優弥と同格以上の相手です。最高ならペトロシアン。

どんな戦いが待っているのか、怖いような楽しみなような。

●中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
○アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)


テレビではダイジェスト。やっぱり壁は厚かった。。。。
日本代表決定Tでの戦いはなんだったんだと言われないようにこれから頑張って。

○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)
VS
●山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX2009世界3位)


山本は綺麗に戦おうとしているときよりも、ダーティにKOを狙っていくときのほうが断然強くなるのはどうしてだろう。世界でもトップクラスの佐藤を相手に一歩も引かない3Rは、観るものをすべて熱くさせる。
これぞMAXだ……と思いました。

佐藤はパジョンスックのような正面から戦おうとしない相手よりも、絶対に正面から綺麗に打ち合ってくる山本のほうが対策も立てやすく、非常に自信を持って試合をしていた印象を受けました。
パジョンスックにリベンジ、そしてK-1制覇という大目標があります。しかしどうでしょう。昨年、ペトロシアンはこの山本優弥を1Rで全く寄せ付けずに仕留めています。

<-63kg Japan Tournament>

で、次は63㌔。

●上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
○松本芳道(八景/日本ライト級王者)


ふつうのキックボクシングの試合だったと思う。

○久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)
VS
●尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)


上に同じ。

●石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
○才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)


今だから書くけど、絶対才賀紀左衛門に勝って欲しいと思ってました。
ナオキックはスケールが小さいんです。
キックルールでDynamiteに出るとか、全日本キックを背負うとか、言ってることが「日本のキックボクシングマニア」を対象とした受け皿から一歩も出てない。出れない。
才賀を「チャンピオンになったことがない」と言って批判したことも正直「はぁ?」で、全日本キックのローカルタイトル取ってある程度の優越感を持っている証拠。

とはいえ、彼がずっとメジャーを目指していたことは知ってます。
ようやく掴んだ舞台だったにも関わらず、さんざんコケにされた上に「眼中にない」と上から目線をキープした甲子園出身の才賀に敗れたのですから、屈辱だったでしょうね。そしてナオキックの背中を押してきたFANの心中もまた……
K-1は残酷だ。

石井館長は「志の大きい人は伸びる」と言いましたが、その意味で志の大きかった才賀が勝ったのは当たり前(と今だから書ける)。体重もいいわけにならないでしょう。
年齢的にも才賀は21歳。伸びシロがあります。
あの足技はやっぱり見事でしたね。


○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
VS
●裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)


あっという間に終わったものの、至近距離の打ち合いで非常に内容の濃い一戦。大和哲也恐るべしを魅せつけましたね。正直、KOシーンの攻防戦は速すぎてよくわかりませんでした(笑)。わかったのは、彼の攻撃が非常に正確であるということ。
ただ、裕樹はなぜか焦っているような印象だったのが記憶に残ってます。距離を取って息をいれればよかったのですが。

「豪腕ペンキ職人」とあの紹介VTRは実に「SASUKE」っぽくてTBSらしいなぁと思います。

●松本芳道(八景/日本ライト級王者)
vs
○久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)


お互いの距離が同じくらいで、なかなか均衡が破れない……と、思ったらハイキック、いやブラジリアンキックが炸裂! 優勝候補の久保が快勝!

●才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
vs
○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)


1Rは地上波ではカット。2Rは拮抗状態。とはいえ、若干大和のペースに見える。距離感に苦しんでいるように思えます。なかなか蹴りが出ない。
と、攻撃を散らして最後は左? でごツンと紀左衛門の顔面にヒット。
大和は2連続KOで、紀左衛門は惜しくも準決勝敗退。
でも、よくやったと思う。「口だけで8人の枠に入れてもらった」などと見る目のないファンがよく語ってたけど、それを見事に払拭したと思います。

●久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)
vs
○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)


まぁ、観た人にいろいろ語ることはないですが・・・・・ダウンを取って取られて。これが戦いの醍醐味だという試合展開で、満足度の高い試合ですね。久保も大和も、お互いがどうしてもこの試合で勝ちたいという気持ちが出ていました。パンチの正確さと威力の差で大和が勝ちましたが、もし最後まで久保が距離を取って戦っていれば、判定で久保だったかもしれませんね。
久保は「空気を読んで」倒しての優勝を狙いにいったのでしょう。

大和はツイッターで佐藤嘉洋が推薦した選手とのこと。
いるんですねえ。こんなペンキ職人が。


以上で主な試合のレビューは終わります。
渡辺一久? 宮田? うーん。どうなんでしょ。

で、総括なんですが、ファンの方々はみんな結構喜んでいるようですね。特に軽量級をずっと望んでいた人にとっては、感慨ひとしおでしょう。

個人的主観であることを前提に述べさせてもらうと、

面白いキックボクシングの大会だった

という感じです。

こんなことを書くとまた「軽量級はずっと日陰で頑張ってきたんだ。お前如きにわかに何がわかる」と言われるんですけど(苦笑)、今年のMAXでは日本代表決定Tを3本続けて観させられたわけで、やっぱり海外を交えたトップレベルより落ちるわけですよね。
もう日本人同士はお腹いっぱいかなぁ。

今年を通じて見ても、長島☆自演乙☆雄一郎vs中島弘貴がベストバウトだったし、
63㌔は70㌔と決定的に違う「何か」は特にないです。現状では。

キシェンコ、サワー、ペトロシアン、ドラゴ、そしてまだ見ぬ世界の強豪……。日本国内の不思議な選手たち。ヤスヒロ、KID、須藤……。そして彼らと魔裟斗や佐藤嘉洋のような日本のトップとの戦い。
私の好きなMAXはいろんな価値観や国を背負った世界中の強豪が集結して王者を決める過程にあります。

仰天するような経歴のファイターや、わけのわからない戦い方をするファイター、いわば選手の万国博覧会がK-1です。その中から本物の実力者が頂点に立つ。
その雑多なバラエティ感がK-1の正体だと思っています。

確かに63㌔は面白かった。いい試合が多かった。だけど、それは今日日の後楽園ホールでも観れるんじゃないか。
そんな感じがしています。K-1ルールだからK-1なのでしょうか? 打ち合ってKOしていれば、それがK-1なんでしょうか? で、ゴールデンタイム第1弾が成功? とてもそうは思えないですね。主催者がこれを成功だと思っているのかどうか、聞いてみたい。

ああ、上手く言葉に出来ませんね。。。。



いい試合が多かったのに、
満たされない自分に驚いているんです。

その理由を明日以降言葉にしていきたいと思います。できれば、ですけど。


ちなみに、MVPは才賀紀左衛門です。事前も盛り上げ、試合でもきっちりダウンを取って石川を沈めたのは特筆すべきことです。彼がいなければ、少し寂しい大会になっていたでしょう。
卜部も狂拳に勝ったみたいですね。
Krush組より甲子園のほうが強いんじゃないの? っていう意外な結果にずっとK-1甲子園を応援してきた私はとても嬉しい(微笑)。

次点に久保きゅん。

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by the_kakato_otoshi | 2010-07-06 14:12 | K-1

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