http://www.k-1.co.jp/jp/event/2010/2010_youth/index.html
東日本大会は8月10日、西日本大会は8月19日が参加応募の締め切りになっているようですので、参加される高校生の方はお急ぎを。
今日は過去3回のK-1甲子園を紐解いてみたいと思います。
簡単に歴史を紹介です。
K-1甲子園2007
<準決勝>
○雄大 vs 久保賢司●
○HIROYA vs 才賀紀左衛門●
<決勝>
○雄大 vs HIROYA●
記念すべき第1回目のK-1甲子園は、大晦日のDynamite!!に4名選出されました。
もともとリザーバーだった才賀紀左衛門が藤鬥嘩裟の代わりに出場。
HIROYAと雄大は1年生。久保と才賀は3年生でした。久保はK-1MAX-63日本Tで準優勝した久保の弟です。TBSの煽りVではいまをときめくラブプラスの「ねねさん」役でおなじみの声優さんを使っていましたね(笑)。
いまとなっては素晴らしいメンバーであることは言うまでもありません。当時はみんな無名であり、開催そのものに批判がありました。しかし、その後の彼らの活躍はめざましく今ではK-1甲子園に対する批判は聞こえてこなくなりました。
優勝した雄大は武田幸三を尊敬する選手で、ここでの優勝の後も後楽園ホールで大活躍中です。
K-1甲子園2008
<準々決勝>
○卜部功也 vs 坪井悠介●
○嶋田翔太 vs 村越凌●
○日下部竜也 vs 佐々木大蔵●
○HIROYA vs 平塚大士●
<準決勝>
○HIROYA vs 嶋田翔太●
○卜部巧也 vs 日下部竜也●
<決勝>
○HIROYA vs 卜部巧也●
当時HIROYAと藤鬥嘩裟のライバルストーリーを中心に据えようとしていた感がありますが、ベスト16で平塚大士が藤を破りその目論見は霧散。HIROYAはその平塚とベスト8で戦い、瞬殺しました。この大会から地区予選を開始。天才日下部兄妹や、実力者の卜部・嶋田というキャラクターが誕生しました。特に嶋田翔太のお姉さんが私の好みのタイプであったことは特筆すべき事項であると確信しています。
MAXを制した魔裟斗に刺激を受けた2年生のHIROYAが優勝したものの、準決勝も決勝もほとんど差がない内容でした。「天才」と騒がれ抜群の注目度を浴びたHIROYAでしたが、実は全国には名も知れぬ強豪高校生がこれだけいるんだということを格闘技ファンは知っていくことになった重要な大会でした。
K-1甲子園2009
<準々決勝>
○野杁正明 vs 宮本啓介●
○嶋田翔太 vs 秋元皓貴●
○石田勝希 vs 藤鬥嘩裟●
○HIROYA vs 日下部竜也●
<準決勝>
●HIROYA vs 野杁正明○
○嶋田翔太 vs 石田勝希●
<決勝>
○野杁正明 vs 嶋田翔太●
HIROYA最後のK-1甲子園でした。推薦枠で登場した新空手の野杁と石田という二人の1年生が予選から大活躍。谷川氏はじめ多くの関係者が「強い」と唸る逸材がついに甲子園に登場。そのインパクトはHIROYA以上で、受け答えもまだ高校生らしい他の選手とは違い、堂々とした年齢以上の落ち着きを見せる野杁にはファンも戦慄を覚えました。
さいたまでの決勝戦は野杁の独断場となりました。
主役であるはずの前年王者HIROYAを相手にダウン寸前まで追い込んで勝利を収めると、決勝戦では実力者の嶋田翔太からダウンを奪って文句なしの判定勝利。
これまでK-1甲子園を支えてきた選手たちを完膚なきまでに粉砕して、K-1ファン・キックファンを震撼させることになったのです。。
そして2010年。
「高校生同士でもいい試合をすることはわかった。技術的にも高い。
しかし、大人相手では勝てないだろう。経験豊富な大人には」
そんなキックファンの声も聞こえてきましたが、2010年はK-1甲子園で戦っていたファイターが本格的にプロのリングへ参戦してくることになりました。
蓋を開けてみれば野杁が現役高校生を続けながらKrushの新世代興行でメインを務め大人相手にKOを連発すれば、才賀紀左衛門がナオキックを凌駕して金星を上げる大活躍。卜部も”狂拳”竹内を破り、K-1甲子園出身者がそれまで日本のキックボクシングをリードしてきた選手たちをあっさり上回ったのです。
そして、2011年。”10年代のキックをリードする怪物”野杁正明はまだ2年生。2連覇へ向けて死角がない状況ですけれども、さてどんなサプライズが待っているのか。ワンデイトーナメントで一日4試合となった今大会を制する王者は、一体どんな未来を見せてくれるのでしょうか。
次回は甲子園で活躍した選手のその後を少し紹介します。
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