格闘オタク村におさらばしようぜ
MMA The Orange様の以下の情報、それから外国人派遣選手から漏れてくる(最近ではグッドリッヂ)などの様々な未払い情報などFEGのファイナンスを巡る2010年に入ってからの状況は厳しいものがあります。

http://blog.livedoor.jp/suck_me_disco/archives/51684795.html

良く考えてみれば、今年に入ってまともに「K-1」の主催者らしかった興行は3月のWGPだけでした。
それ以外のMAXは軽量級のギャラの安い選手を集めた繋ぎとも言える大会を2度続けて行なっていました(チャンピオンクラスは外国人のクラウス一人)。DREAMもどんどん小粒な日本人ばかりが目立ち、アリスターにも断られるなど「ガラパゴス化」ならぬ「単なる縮小」が著しい。

2009年の素晴らしいWGPやMAXのトーナメントの印象が強すぎたからか、2010年はなかなか満足できるラインナップを揃えたK-1らしい大会がないのはファンとしては歯がゆいのではないでしょうか。
ルーマニアの東欧GPはK-1らしかったのですが、いかんせん主催者はFEGではないですからね。

K-1の寄生虫として生きてきたIt's Showtimeやゴールデングローリーが自前でトーナメントを始めると言い出したのも、このファイナンシャル問題が言わば「公然の秘密」となっているからに他なりません。

しかしながら、数年前「谷川○ね!」と吠えていたファンは(特にMMA系のファン)なぜかどんどん主催者に優しくなっていく。
ようやくにして、彼らは興行にはお金の問題が付き物であり、それを支えていたのはテレビ局であって、PPVで(もしくは無料で)テレビを見ているだけのファンではないことに気がついたのでしょう。(遅きに失した感があります)

私は結果の出せていない経営者や主催者を擁護する気はないので非常に客観的に書きますけど、やはりここまでこれらの問題を引っ張ってしまったのは古き沈殿物を排出できていないことが元凶だと考えています。

選手だけを見ても、実力の衰えたロートル選手を「煽りV」や色物との対戦で過大に見せたり(誰とは言いません)するのがお得意でしたけど、おそらくジムとの関係やわずかばかりの集客などのセコいつながりを維持するためのものでしょう。我々からすれば見えるのは選手だけですが、業者やスタッフなどもおそらく昔からのつながりなのでしょうね。演出面でのマンネリ感は否めません。
もちろん、そんな中でも新しい選手を起用していないわけではありません。しかし、古くからのファンがお年寄りファイターにしか目がいかない状況では改善も望めない。

ファンを囲い込みつつ、テレビ向きの選手も出しつつ、若手も出しつつ・・・徹底的にリスク回避に努めた結果、試合数は増え、出費は増え、演出は変わらない。ファン層も変わらない。
そのしわ寄せは突然オファーが来なくなったMAX70キロ級の実力ある強豪外国人と彼らのファンに押し寄せました。

もうね。この際良い機会だから中途半端な選手やスタッフは全部切って、一回一からやり直してはどうか。ネットワークとK-1のブランドだけは残してね。

早い話、K-1’93に戻してはどうか。

これは決して懐古趣味で言ってるわけではないのです。なんだか世界10位前後をうろうろしていながら面白くもない試合を繰り返すような選手や世界予選でウロウロしている選手は一度全部切って、各地域の近年の成績順に並べて「10万ドル争奪トーナメント」(93年のGPのサブタイトル)から始めればよい。MAXもね。例えば日本から1名、アジアから1名、オセアニアから1名、北米・南米から1名、欧州・アフリカから4名と決めてやればいいのでは。
それにともなって、ヘッドも変えましょう。運気をヘアーに吸い取られている社長様は後ろに控えてもらって、ピーター・アーツ(魔裟斗は判定問題などで海外での評価が微妙)にでも前に出てもらえばいいでしょう。

演出面でも増長で音楽ありきのかったるいPRIDEっぽい「煽りV」なんてさっさとやめて、新鋭の映像作家をどんどん起用したり、一般公募するなどして新しいものを魅せて欲しい。日本語のナレーションなんかいらない。海外の人がわからないからね。言葉なしで世界共通……映像だけで十分観られる煽りVなんてちょっと見てみたい。資金注入があったとしても、これまでの年を食った関係者にばらまかれるようじゃ意味ないもん。
賞金だって高すぎるんですよ。フィギュアスケートのグランプリシリーズだって賞金2万ドルくらいなんでしょ?

というわけで、
停滞気味になればやれMMAだ、やれ新階級だと新商品を出して場をつなぐのも結構なんですが、
世界向けのスポーツイベントなんだからちゃんと世界向けのスポーツイベントらしくやっておくれと言いたいのです。

なにかって言うと日本のコアマニアは「視聴率を取るには日本人選手」という定説を信じているようですが、そんなことはない。ワールドカップのスロバキアやアルジェリアの試合が10%近く視聴率を取っているんだから、大会の権威やブランド化さえ確立していれば出場選手が日本人だろうとそうでなかろうと一定の数字は取れるでしょう。K-1WGPの決勝戦が毎年15%程度獲得しているではないですか。

やれストーリーがどうとか……とか、男の生きざまがどうとか……いう前に、
PRIDEやプロレス上がりな古めかしい格闘技オタクだけの村世界は全部捨てて、フェアなスポーツとしてスポーツらしい舞台をもう一度整えてはいかがか。おそらくそれが世界に通用する唯一の道でしょう。
世界向けのコンテンツとしての道筋が曲がりなりにもできている格闘技イベントは、日本ではK-1しかありませんから。ガンバッテ欲しい。

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by the_kakato_otoshi | 2010-08-18 10:56 | K-1

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