MAX最大の楽しみはこの若き王者ですね。
10月3日 K-1 WORLD MAX 2010 -70kg World Championship Tournament FINAL16 オリンピック第1体育館
<FINAL16>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア) vs ヴィタリ・ウルコフ(ベラルーシ)
マイク・ザンビディス(ギリシャ) vs シャヒッド(モロッコ)
ドラゴ(アルメニア) vs イ・スファン(韓国)
ザガッペット(タイ) vs ミハウ・グロガフスキー(ポーランド)
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ) vs モハメド・カマル(モロッコ)
<スーパーファイト>
パヨンスック(タイ) vs ノ・ジェギル(韓国)
イム・チビン(韓国) vs 吉川英明(日本)
イ・ソンヒョン(韓国) vs 才賀紀左衛門(日本)
キム・テファン(韓国) vs ファイヤー原田(日本)
イム・スジュン(韓国) vs TBA
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル) vs TBA ……DREAMルールマッチ
以上のように、スウェーデンだフランスだ中国だと取り沙汰されていたMAXの70キロ以下級FINAL16の組み合わせがついに決まりました。
簡単に解説しましょう。
”絶対王者”ペトロシアンの対戦相手、ヴィタリ・ウルコフは今年の東欧州予選王者。実績らしい実績が見当たらず、ダークホース的存在ですが果たしてその実力はどれほどのものでしょう。25歳。
ペトロシアンは今年2試合しており、今回が3戦目。拳の骨折明けということもあり、100%の力を出してくるかどうかは微妙でしょう。彼なら片手くらいが丁度いいのかもしれませんが。
説明不要の”鉄の拳”こと”アイアン”マイク・ザンビディスはIt's Showtimeで活躍するシャヒッドを迎え撃ちます。去年から今年にかけて大不振に陥ったシャヒッドでしたが、ようやくにして復調気配。5月のアムステルダムでは今大会にも出場しているカマルをなんとか退けています。
今年はShowTime版TUFとでも言うべき「エンフュージョン」でパヨンスックを下し優勝したドラゴは、この勢いで今年もFINAL16にエントリー。ワンマッチではよく格下に不覚をとるドラゴですが、ここ一番という重要な試合では底力を発揮します。昨年の佐藤戦では下馬評を覆して勝利しましたし、エンフュージョンでの優勝も重要な出来事でした。ちなみに明日(12日)、ShowTimeでも試合をします。一年に10試合近くこなす無限の体力を持つ男と対戦するのは地元韓国のスファン。サウスポースタイルで韓国では最強と見られています。70キロにしては背も高く、ここでドラゴを仕留めれば念願のベスト8です。
タイ代表がついにブアカーオから入れ替わりました。
その男の名はザガッペット。毎年コンスタントに活躍していたブアカーオは、最近の流し気味でポイント狙いの試合がK-1に相応しくないということでしょう。確かに金銭問題でマネージャーとトラブっているという噂もありますし、我々ファンも気分一新のつもりでザガッペットのファイトに期待しましょう。ルンピニーとラジャダムナンという二つのタイ2大スタジアムで王者になっている「大物」です。対戦相手のグロゴフスキーはポーランドの選手。ポーランド人がMAX、ヘビー級を通じて16強に顔を出すのは初めてじゃないでしょうか?
最後に、今不調のキシェンコ。日菜太のミドルキックでKO負けを食らい、その後中国の武術大会でもダウンを取られて負けています(ヘッドギア付きのムエタイルール)。オランダでの予選を勝ち抜いたモハメド・カマルは70キロにしてはやや小柄でながら、フックを振り回す”危ない”ファイターです。諦めないド根性もあり、キシェンコ危うしといったところでしょう。
また、70キロのスーパーファイトにはパヨンスックが登場。ドラゴ戦で負けた後、意識を失い病院に運ばれたそうですが、大丈夫なんでしょうか。相手のノ・ジェギルはもともと「K.MAX」と呼ばれていたテクニシャン。
他のアンダーカードも63キロに落とす過程にある韓国の第一人者イム・チビンや、女性ファイターのイム・スジュンもスーパーファイトで登場し、なかなか豪華な顔ぶれ。
日本からは「谷川漫才チーム」の刺客、才賀紀左衛門とファイヤー原田が出撃。見事なオチをつけて韓国を盛り上げていただきたい。この二人の対戦相手は知りません。
また、DREAMルールでアンドリュース・ナカハラが登場。相手はおそらく韓国人になると思われます。
いろいろと盛りだくさんのK-1MAXFINAL16。
K-1ファンが待ちに待った”最強皇帝”の復帰戦を見逃す手はない!!
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