It's Showtime、モロッコ系移民が大活躍! 母国の英雄バダ・ハリの影響!?
J-SPORTS ESPNでIt's Showtimeをたっぷり観戦。

カラケス、ドラゴ、ホルツケン、そして新設された61キロ級など楽しみがある大会でした。

9月12日 ファイティングスターズプレゼンツIt's Showtime オランダ・アムステルダム

<スーパーファイト>

●クリス・ファン・フェンローイ(オランダ) vs ムサビ・アムラーニ(モロッコ)○ 判定
●ケム・シッソーピーノン(タイ) vs ラヒッド・ベラーニ(オランダ)○ 2RKO
○リコ・ヴァーホーベン(オランダ) vs リカルド・ファン・デン・ボス(オランダ)● 判定
上記テレビ放送なし。

○ロビン・ファン・ルースマレン(オランダ) vs ウィリアム・ディエンダー(オランダ)● 3RKO

日本でも戦った経験のあるディエンダーが登場。若いルースマレンとともにワンツーからローといういかにもオランダキックらしい闘いを繰り広げる。4連敗中のディエンダーはいいペースで試合を進めるも、ルースマレンのボディブローをモロに受けてしまい敗れてしまいました。いまひとつ単調だった試合。

●ファルカン・ディズグン(トルコ) vs ステファン”ブリッツ”レコ(ドイツ)○  判定

ディズグンはヘビー級なのに170センチ台の小さな選手。タプタプのお腹が残念です。レコはもう36歳。あんなに細くてかっこよかった面影も今は髪型だけにその名残が。胴回りが太くなり、スピードも激減していました。
フックを振り回すディズグンを交わしながら、ジャブと膝蹴りで攻め続けたレコが判定勝利。
うーん。レコのスローぶりが残念

●ルステミ・クレシュニック(アルバニア) vs ヘスディ・カラケス(エジプト)○ 2RTKO

カラケスの容貌は完全にバウンサー(笑)。怖いから。
アルバニアのクレシュニックも悪い選手ではなく、序盤から攻勢に出ます。ガードの高いカラケスに対し、ボディ狙いで金星を狙いますが、徐々にカラケスの2メートルの壁が前に出てきます。チャクリキの「決して後ろに引かない」戦法です。ミドルキック、ローキックでカラケスがクレシュニックの体力を奪っていきます。2メートルから打ち下ろされるストレート、そしてローキックにクレシュニックはなすすべなし。コーナーで見守るチャクリキのトム・ハーリック会長も余裕の表情。最後はクレシュニックが自ら試合を放棄し、一方的な試合展開でカラケスが勝利を手にしました
すでに試合が決まったFINAL16,セーム・シュルト戦に向けてこれ以上ない前哨戦だったと言えるでしょう。
しかし……エロジマンやカラエフには勝てたとしても、シュルトを倒せるとも思えないんだよなぁ。

○モハメド・メダール(モロッコ) vs ドラゴ(アルメニア)● 判定

エンフュージョンで優勝したドラゴですが、休みもそこそこにIt's Showtime、K-1と連戦街道開始。自宅の30年ローンを返済していこうというところです。
19歳のモロッコ人、メダールが序盤から攻勢。若さでブンブンパンチを振り回します。しかしドラゴも経験豊富なファイターですから、若さだけで押しまくるメダールをうまくいなして戦います。
2R終盤ドラゴペースになりかけたとき、メダールのやみくもなパンチがドラゴにヒット! ドラゴは仰向けに倒れ、ダウン!! 
3Rはドラゴも逆襲に出ますが、メダールもふんばり最後は判定でダウンを取った若武者が金星を挙げました。ドラゴはMAXに向けて不安な敗戦。魔裟斗は「ものすごく強いときもあるのに、どうでもいいときにコロっと負ける不思議な選手」とドラゴを評しました。

●ニキー”ザ・ナチュラル”ホルツケン(オランダ) vs ルシネ”アウジー”オズニ(モロッコ)○ 1RKO

77キロに体重を上げてコスモ・アレキサンドラからタイトルを奪いたいホルツケン。今日はメインイベンターとして起用されました。相手のモロッコ人アウジーは77キロなのに身長が195センチという驚異的な体格を持つ選手。試合は開始数十秒でアウジーがダウンをパンチで奪います。なんとか立ち上がるホルツケンに、ものすごいリーチ差のパンチ、キックをぶんまわして迫るアウジー。最後は膝がホルツケンを捉え、意識をブッ飛ばしてKO勝利! MAXベスト8に入ったホルツケンを全く寄せ付けず圧勝したアウジーのポテンシャルは恐ろしく高いですね。K-1にない階級の選手ですが、今後のIt's Showtimeにとって楽しみな男が出てきました!

<―61タイトルマッチ>
○セルジオ・ヴィールセン(スリナム) vs ミッシェル・ピノ(フランス)● 2Rドクターストップ

注目の新階級。非常にしなやかな黒人選手のヴィールセンが目立ちます。柔らかい身体から放たれるハイキック、伸びる右フック。技術的に荒いもののなかなかに面白い選手だと思います。2Rに入って、ヴィールセンが打ち疲れか……? ころころと倒れるようになりました。しかし、バッティングの傷でピノが試合続行不能となり、それまでの試合内容で判定。勝ったのはヴィールセン。よくわからない試合。。。。日本の63キロ級トーナメントの盛り上がりに比べれば、非常に残念でつまらない新階級のスタートになりました。It's Showtimeらしいと言えば、らしい。
解説の魔裟斗曰く、「同じ61キロならヴィールセンより山本真弘選手のほうが技術的に上」とのこと。


――


カラケスは非常にいい試合をして、ハーリック会長を満足させましたがシュルトの洗練された猛攻撃に耐えられるかどうかは非常に難しいと思われます。
ドラゴはモチベーションがどうだったのか疑問ですが、19歳のメダールはアグレッシブで恐れを知らないタイプのいい選手でした。
驚いたのはホルツケンを仕留めたアウジー。195センチで77キロは反則です(笑)。

今オランダキック界はモロッコ移民がものすごい一大勢力になっているようですね。シャヒッド、カマルの二人はMAXに今年チャレンジしますし、このIt's Showtimeで名を挙げたアウジーとメダールはもちろん、強豪タイ人のケムをKOで沈めたベラーニもモロッコ人。バダ・ハリがモロッコ国内で大スターとして扱われ、国王から車を賜るほどのステータスを得ているそうですので、モロッコ系移民がバダを目標にキックボクシングを始めているのではないでしょうか。

バダ・ハリの影響力を感じずにはいられません。そういう時代になってきたのです!

悔しかったら、京太郎も管直人から車をもらってみろ! 

なんてね。

http://twitter.com/Ebi_Knight←ツイッター

人気ブログランキングに1票

K-1歴代大会のDVDを購入する

【音声ブログ】かかとおとしポッドキャスト公開中

にほんブログ村 格闘技ブログへ
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2010-09-13 23:11 | 立ち技全般

「K-1」についての情報・コラム。ツイッターはEbi_Knight。ご連絡はkorgradiasアットマークmail.goo.ne.jp
by the_kakato_otoshi
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
検索
最新の記事
さらばゴールデンボーイ? バ..
at 2011-09-29 23:48
番狂わせあり、名勝負あり、7..
at 2011-09-25 21:58
ショータイム70kgトーナメ..
at 2011-09-25 17:10
ほほ笑みの国
at 2011-08-21 23:51
明日からちょっと
at 2011-08-19 22:49
アクセス
ファン
ブログジャンル
画像一覧