筋肉山脈、主役を張るか。第2グループ争いも注目 〜K-1 WGP〜
柔道出身の石井がピーター・アーツにチャレンジとかなんとかいうリップサービスがあったけど。WGP決勝でそれを実現させるには、アーツがテイシェイラに負けないとダメなんだよね(苦笑)。谷川さんとしてはやりたいカードだろう。私もいつか観たいですね。40歳のアーツの豪快KOを見てスカっとしたいから(笑)。

今日はWGP対戦カードの徹底解説第2弾です。アリスターvsエドワーズ、そしてエロジマンvsギタです。

”オランダ産人型決戦兵器”アリスター・オーフレイム 
vs
”オセアニア産採れたてぶんぶん丸”ベン・エドワーズ

外敵から主役へ。K-1 WGP '09 第3位。ピーター・アーツ、エヴェルトン・テイシェイラを破り新たなるK-1ファイターとしてのスタート切った2009年のアリスター。
今年の4月にもK-1ルールで戦い1ラウンドでKO勝利。ストライクフォースの現役世界王者にして、最も世界最強に近い男のひとりにまで成長しました。

最大の武器は膝。プロレスラー藤田はこの一発で、試合の次の日まで目を覚ましませんでした。

触れる者すべてが倒れていく圧倒的なパワーは、K-1髄一。ライバルであるバダ・ハリがいない2010年は優勝候補とも言われています。

パワーばかりに目が奪われがちですが、アリスターの最大の武器は格闘家としてのキャリアと戦術です。対戦相手に応じて最大限力を発揮できる戦術を練り上げ、それを自慢の肉体を使って実行する。計算上手な人型決戦兵器です。

油に乗ったアリスターの哀れな対戦相手の名はオセアニアトーナメント優勝者のベン・エドワーズといいます。2年前にはノブ・ハヤシにすら敗れている世界的には無名のファイターです。

実力差のあるミスマッチ。エドワーズは世界中の視聴者のために、派手に大の字になって倒されることが仕事です。

エドワーズに期待されている10月の役目はそこにしかないように思えます。

知名度、キャリア、体格、戦術……どれ一つ取ってもアリスターを上回るものはありません。

K-1の試合って、アリスターってこんなに凄いんだぜ!

視聴者がそう思えるための、いわば戦隊物の第一話の敵キャラ。放送順も最初に回して、派手なKOシーンで引っ張りたい。いや、あわよくば視聴率が高まる10時またぎの栄誉を授かることも? 
……試合順を自由に入れ替えて放送できる格闘技のワンマッチ興行ではえてしてこういうカードが組まれがちです。

ベン・エドワーズはK-1参戦について語りました。

「10年思い描いていた夢を掴んだんだ」

一人のオーストラリア人が10年かけて実現させた目標も、テレビ屋の頭の中では9時のスタートか、10時またぎの衆目を集めるKOシーンに使おうかな〜、いや締めに持っていくのもオツ……という計算の一部でしかない。これが世間。これがビジネス。これがK-1。いやいや、そんな世界だからこそ私はエドワーズに意地の一撃を期待したい

勝るものはなにもない。だけど、ベン少年が憧れたリングで生涯誇れるような一太刀を、貴重なドル箱ファイターにせめて浴びせてしまってもバチは当たらない。主催者の思惑通りの映像が取れてしまうような試合をして欲しくはない。崩壊するテレビ屋の目論見を目の当たりにすることほど、この金がすべての世知辛い世の中で愉快なものはないのですから。(もちろんテレビ屋は臨機応変に番組を組み立てるので大事には至りません。あしからず)

無名ファイターがこのような形で使われる時、私はいつもそういう気持ちになります。

”3年目のエロジマン”エロール・ジマーマン
vs
”元大統領SPファイター”ダニエル・ギタ

K-1トップファイターの壁は高い。
産みの苦しみに最も直面しているのが次世代のエース候補であるエロジマンでしょう。
グラウベやモロサヌといった一線半のファイターからは容易く勝利を奪える強豪です。しかし、セーム・シュルトやレミー・ボンヤスキーのような優勝経験のある王者クラスにはあと一歩及ばない。それが今のエロジマンのブレイクを止めているのです。

センス、体格、ハート……すべてに恵まれ足りないのは上位を撃破した実績だけ。カリブ海はキュラソー島出身のナチュラルボーンファイターに与えられた次なる障壁はダニエル・ギタです。

ギタは昨年の世界最終予選を圧倒的な強さで勝ち上がりました。ブリース・ギドン、セルゲイ・ラシェンコ、ラマザン・ラマザノフなど今にして思えばかなりいいレベルにあるメンバーが集った大会での圧勝劇。一躍名を世界に轟かせ、そしてFINAL16ではセーム・シュルトと激突。残念ながら負けてしまいましたが、闘志溢れるファイトで客を沸かせました。

今年はケガの影響もあり開幕戦が5ヶ月ぶりの試合になります。

さすがにシュルト相手には分が悪かったギタですが、一つ格が下がるエロジマンならば互角以上の戦いは必至です。

シュルト、バダを中心としたトップグループを追走する第2グループから抜け出すための勝負論あるマッチメイクと言えるでしょう。

今年K-1は様々な問題で揺れました。選手への参戦オファーも直前になったり、開催数が減ったりしました。当然、選手の収入も減ったことでしょう。そんな中でもモチベーションを高く保ちこの日のために練習を怠らなかった選手が勝つ

この試合の結果は当然、そうなると思います。
ジャンルを背負う意識の高い選手が有利になるでしょうね。

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by the_kakato_otoshi | 2010-09-27 10:30 | K-1

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