誰がK-1を救うのか!? 呪われたWGP。いまこそ北米MMAを取り込め!
今日はコラムっぽく。こんなこと書くと「金がないから」うんたら言ってくるヤツも出てきそうですが、本質的なことを書きたいです。改めてね。

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<K-1を牽引してきた男達それぞれの事情>

K-1ワールドグランプリはかつて無い危機的な状況を迎えているといってもいいでしょう。

立ち技世界一のブランドは堅持しつつも、
財政難から難しい状況に立たされているのは周知のとおり。

しかし、財政難以上に難しい問題に今K-1WGPは直面しているのです。

それはトップファイターの不足です。

ピーター・アーツはワンマッチに専念する意向も表明していますし、トーナメントを本気で勝ちに行ったのは昨年が最後になりそうです。

2010年の優勝者アリスター・オーフレイムは総合格闘技ストライクフォースのトーナメントにエントリーされています。このトーナメントは1年をかけて行う予定で、決勝戦まで勝ち残った場合K-1WGPファイナルとバッティングする可能性があります。

バダ・ハリは未だドアマン暴行事件が未解決で、一度訴えが取り下げられたにも関わらずまだ警察がバダへの捜査を行っているなど不安定な状況です。

レミー・ボンヤスキーは4度目の目の手術を終え、後は引退試合を一回だけ行って現役引退を表明。自らのジム「ボンヤスキーアカデミー」の経営に汗をかいている毎日です。

絶対王者セーム・シュルトは今年10月でもう38歳。ヘスディ・カラケス戦やピーター・アーツ戦では押し込まれるシーンも目立ち、昨年まで見せた圧倒的な強さにゆらぎが生じています。

アレクセイ・イグナショフとジェロム・レ・バンナに至っては言うに及ばず。怪我云々もありますが、3ラウンド戦うスタミナすら今はありません。

エヴェルトン・テイシェイラは2011年極真の世界大会があるため空手に専念。
グーカン・サキは拳の骨折中(重傷ではないとのことですが)。

<呪われたリング? いや新たなる時代の到来>

これだけ多くのトップファイターが継続参戦になんらかの問題を抱えている状況はかつてありませんでした。呪われていると言ってもいいでしょう。

今こそ、若手の奮起が期待されます。
思えばK-1黎明期は20代のファイターがリングの主役でした。

タイロン・スポーン、ヘスディ・カラケス、ダニエル・ギタ、京太郎、エロール・ジマーマン、シング”心”ジャディブなどK-1保守本流の遺伝子を受け継ぐファイターたちは存在します。彼らにはさらなる奮起が求められます。

そして彼らを輝かせるために必要なのは主催者の努力です。
私が主催者に求めたいのは東欧の未知の強豪ではなく、MMAからの刺客です。

アリスターの優勝で、K-1の存在は北米MMAのファンの間でも多少の親近感を持たれている。
今こそ、全面的にMMAファイターをK-1に挑戦させるいい時期だと思います。

<いまこそ、挑戦!>

残念ながらアンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ)はケガのため直前でWGP2010開幕戦をキャンセルしてしまいましたが、今年はキング・モー(アメリカ)がすでにオランダに渡ってK-1参戦のために練習を開始しています! 

キング・モーだけでは駄目でしょう。ゲガール・ムサシ(オランダ)のような小兵もおりますが、やはりテレビ映えするマッスルモンスターとスマートでスタイリッシュなK-1若手ファイターとのマッチングが日本、いや世界の視聴者に必ず届くと私は確信しています。

そして他流試合を経てさらに強くなった若手ファイターがK-1を牽引していければよいのです。

もちろんかつてのミルコ・クロコップのようにK-1からMMAに移るファイターも出てくると思いますが、そもそも虎穴に入らずんば虎子を得ず。リスクを取らずして成長はないのです。

<普遍的なテーマ=スケール感を追求せよ!>

今年のDynamite!!の視聴率はついに10%を切りました。もちろんK-1WGP決勝戦・開幕戦よりも低い数字です。これは何故か。メンバーがどうたら、試合内容がどうたら、裏番組がどうたらじゃない。「世界」がないのです。池上彰の生解説のほうがよっぽど「世界」を感じさせましたよ。彼の言葉には豊富な海外経験に裏打ちされたスケールの大きさがある。やはり日本は世界を今でも感じたいと思っているんです。だからこそスケール感のでかい話をさらりと言ってのける池上氏は支持されたと思っています。あのくそったら面白くない石井慧がメインで放送されるのは何故か? 彼が一番スケールがでかいからです。身体のサイズと実績がでかい。それだけの理由だと思います。
PRIDEが世間に受け、DREAMが無視されているのは何故か。同じ理由だと私は思います。技術とかルールとかそんなことは些末な問題で、本質はスケール感の違いなのだと考えます。

K-1はDREAMではないのだから、K-1村の住民の自治で構成されるようなことがあってはなりません。常に「世界大戦」というスケール感を感じさせなくてはならないのです。永久に外敵を取り込み続け、内向きの世界で終わらせてはなりません。マニア向けの「ジャパニーズK-1」はKrushにでもまかせておけばいい。
K-1は常に最先端を行かなくてはならない宿命を背負っているのだということを、主催者様含めてファンのみなさんに忘れてほしくないというのが私の願いだったりします。

でっかい夢を見せてこそのK-1だと思います。

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by the_kakato_otoshi | 2011-01-18 11:31 | K-1

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