正直それほど衝撃的とは言えないニュースですが、
バダ・ハリが来年1月にグーカン・サキと試合をして引退するというのです。
記事によれば、
バダ・ハリはキックボクシングを引退して本格的にボクシングに転向するという話のようです。残念ながら現実的にK-1は半壊状態で、イッツ・ショータイムはオランダ政府の無理解から伸び悩んでいる状況です。世界的なキックボクシングの不況ですから、これから油が乗ってくるバダ・ハリとしては状況の改善まで待ち続けることは時間の浪費ということになります。
転向先としては、総合格闘技かボクシングかという2択だと思いますが、
バダ・ハリ本人の適性を考えればスタンディングで戦えるボクシングをチョイスしたのは極めて自然です。
キックの距離感とはまた別でしょうが、訓練次第では総合よりも可能性はあるといえるでしょう。
もし仮にK-1が通年開催が可能な「正常な状態」であれば、
バダ・ハリとグーカン・サキは龍虎として名勝負を数えていたであろう存在。
それがわずかに1度、最初で最後の対戦、一期一会という結末なのは残念でなりません。
噂のK-1南京大会、そして決勝戦が実現すればバダ・ハリはあと3回雄姿を見せてくれることになります。ですが、その中に日本という地名はありません。
バダ・ハリの引退(転向)で、いよいよ世界のキックボクシング・K-1はその象徴を失うことになります。
我々がこの状況から学べることは
「お金って大事よね」
という単純にして明快な事実であり、
そこから様々な考察が可能になります。
http://twitter.com/Ebi_Knight←ツイッター
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