さて、最近思うこと。
今日も自殺のニュースがありましたね。中学生の。マンションからの飛び降り。
命知らずと、命を粗末にするのとでは意味がかなり違うと思いますよ。
自分のエネルギーのほとばしりとか、何かのためにとか、そういう場合に命を捨てることすら恐れずやるべきことを成す。というのは褒められる行為ですが……。
中学生くらいの年の子が自殺することは大変ショッキングで、マスコミでも大きく取り上げられます。しかしこう、連日続くってのはおかしいと思いませんか? 私は思います。
マスコミは、滝川市の小学6年生の自殺を扱い、教育委員会のマヌケっぷりを声高らかに批判し、久しぶりに「マスコミの使命」とやらを果たして大変満足したことでしょう。九州での自殺もいいタイミングで追随し、大変溜飲を下げたようです。
で、味をしめたマスコミは次の「自殺」を探しているんですよ。だから、これまで特に報道されていなかった中学生の自殺を見つけては晒し、見つけては晒し、と、どんどん報道する。アンテナをピンと立てているわけです。
たとえば、TV系マスコミが思っていることは
「あー、はやくどっかで中学生死なねーかなー。ばっちり映像とって、みのもんたや小倉やテリー伊藤に見せれば、おもしろいコメント撮れるっしょ」
そんなとこでしょう。
実は、中学生の自殺なんてのは今の時期でなくても、毎月のようにどこかであるんです。でも、あえて今「旬」な「話題」して自殺を扱っているわけですね。
で、視聴者が飽きたなと思ったころに、どこで誰が首をつっても報道しなくなります。また「旬」が来るまで……。
これがマスコミですよ。もちろん、これは日本に限った問題じゃないんでしょうけど。
メシの種には人が死んだり、困ったり、暴れたりしないといけない。治安がとても良くなって一番困るのは警察じゃなく、マスコミでしょうね。あはは。
高校の授業履修問題だってそうですよ。
マスコミ人だって高校を出ているはずです。しかも、結構いいところを。だったら、自分たちの出ている高校がどうだったかなんてわかるでしょ。まさかマスコミ関係者の出身校では1校も履修問題がなかったなんて言うんじゃないでしょうね……。
それを、鬼の首を取ったかのように学校側に不利な報道を繰り返しています。どうにもなりませんな。
挙句の果てに「もっと生徒たちのことを考えて」ときたものです。
自殺中学生探しに躍起になっているお前らがほざくか!
恥を知るべし。
とにかく、マスコミにだまされてはいけない。世論誘導もどきはお手の物なんですから。