追加カードが発表されましたね。
リザーブファイト2は
レイ・セフォー VS ポール・スロウィンスキー
になりました。
様々な見方はあると思いますよ。もちろん。
「まだセフォーを出すのか?」という意見があることも承知です。
開幕戦の出来が悪かったレイ・セフォーをわざわざリザーブファイトで出すことは、まぁ一般的なK-1ファンの視点から見れば「どうよ」という疑問を抱くということでしょう。
しかし、私はフラットな姿勢で大きな視点を持ちたいと思っています。
常にどういう「意図」でマッチメイクしているのかを考えています。
リザーブファイト1は、もしかしたら勝者は準決勝に出場するかも知れない枠ですので、大事です。開幕戦で好勝負をしたハリッドと、完全アウェーなうえに金的攻撃を食らったモーの一戦。今年一年の貢献を加えても、この二人の対戦は自明の理でしょう。
リザーブファイト2は、まず本戦に絡まないです。したがって、トーナメントに寄与する以外の意図が必要でしょう。
私は、このカードを以下のように「読み」ました。
「K-1はファンとレイ・セフォーに現実を叩きつけるつもりだ」
と。
最終予選スーパーファイトにおけるビヨン・ブレギー戦での不甲斐ない敗戦、そしてアーツ戦での醜態。近年よくみせるスタミナ不足など。いくらでも原因はありますが……
人気者レイ・セフォーは昨年は圧倒的に体格差があるマヌーフを当てられました。
これはセフォーに華を持たせたマッチメイクでしょう。
しかし、今回のスロウィンスキーは違います。同じリザーブファイト2でも、雲泥です。
単純に比較してください。スロウィンスキーは今年、欧州GP決勝でブレギーを葬っています。
セフォーはブレギーに負けているんです。
勝ち目は薄いといわざるおえない若手とのマッチメイクを、あえてセフォーに課す意味。
これはもう「世代交代」を突きつけることが目的であることは明白です。
アーツ戦で負けても、「アーツなら仕方ない」という部分があるでしょう。ですが、これが実績のまださほどないスロウィンスキーだったら?
ファン、そして本人がもう駄目かと思うのではないでしょうか?
本気で世代交代が聞こえるK-1。無名選手が有名選手を倒すことで一夜にして勢力図が変わるのがこの格闘技です。いまだ知名度劣るスロウィンスキーのために、人気者のセフォーといういわば「生贄」を差し出したという言い方もできるかもしれませんね。
この最大の試練、レイ・セフォーは勝利することでしかクリアすることができないでしょう。
可能性は非常に薄い、といえますが。
スロウィンスキーのローキック。そしてホースト仕込のテクニックを今のセフォーが耐えられると思いませんからね。。。。。
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