なぜ、いま「やれんのか!」にFEGは関わるのか。
今日は根拠のないお話をします。

すべては私の空想、妄想の産物であり、まじめに取り合わない程度に読んでみてください。

なぜ、今回K-1(FEG)が「やれんのか!」と手を結び、「協力ではなく主催」として参加することにしたのでしょうか。という素朴な疑問です。

大連立? 格闘界の未来?

バカを言っちゃいけない。

格闘好きの谷川氏が、ファン意識でPRIDE復活に手を貸したって?

……ありえないありえない。

FEGはビジネスをしている株式会社なのだから、商売抜きの興行に手を出すはずがないですよ。
FEGが欲しいものは何か。端的に考えてみましょう。

それには、ちょっとだけK-1の歴史について説明していかねばなりません。

私は、K-1というものは外向きの歴史だと思います。PRIDEが内向きの歴史であったのに対して、対照的です。

PRIDEはPRIDEファイター同士の戦いで多く人気を博しました。ジャイアント・シウバなどはいましたが、基本的にトップファイターは純化されたPRIDEファイターでした。ミルコも最初はK-1ファイター扱いでしたが、すぐにPRIDEファイターとして認知されていきました。
総合は一日に3試合もできず、一夜にしてスターになることには不向きの競技です。
だから、内向きの山を頂点に向かって上り詰めるのが、カタルシスとなったわけです。

K-1は対照的に外向きの歴史なんです。
常に「異端」「外敵」を設定し、K-1ファイターとの対抗戦を軸としました。
最初は、空手VSキックボクシング。日本人空手家佐竹が、ピーター・アーツなどのキックボクサーを向こうに回して戦うという基本軸。
そのうち主役がアーツら「K-1ファイター」となり、マイク・ベルナルドやジェロム・レ・バンナという異端を相手に回して戦うという設定。
それが収まると、今度は極真からフィリォをつれてきて、再びK-1VS空手という軸を生み出しています。
同時にVS総合格闘技もスタートさせました。ミルコやベルナルド、バンナを惜しげもなく総合のリングで戦わせました。「外敵」である「強さの象徴」であったプロレスラーをばったばったとミルコなどが倒していく姿に、K-1ファンは陶酔しましたよね。
マーク・ハント、ボブ・サップという化け物クラスのファイターたちも登場し、K-1ファイターと戦う。いわば、ドラゴンボールのような、「天津飯→ピッコロ→ラディッツ→ベジータ→フリーザ」という流れと同じで、どんどん強大な外敵を取り込んでいくという大きなスケール感を見せる手法をとっていったのです。
……ま、たまには曙のような失敗もありますが、大相撲の横綱まで上り詰めた人物をリングにあげたのは価値があることです。

と、いうわけで、まあ、多少強引な理論ですが、K-1の歴史は大枠でそういうプロモーション手法の歴史なんですよ。

私が思うに、K-1というのは、そういうところが面白さのひとつだったのです。

ここ最近、K-1が停滞気味であるという意見が出されておりますが、
別にモンスター路線がその原因などではないと思います。

強い外敵がいないだけなんじゃないかと思うのです。

と、いうのも、15年の歴史を誇るK-1は、立ち技でいまや比類なき技術と選手層を獲得し、外敵たる外敵がいないのです。

いかにルスランVSバダ・ハリが熱戦で素晴らしいベストバウトであろうとも、
それがK-1ファイター同士の戦い、つまり内向きであるがゆえに、
そこまで大きな話題になりにくい。

そこで、再び巨大なる外敵呼び覚ますため、まだまだ選手を持っているPRIDEの残党と手を組み、彼らが抱える人材を狙い、まずはJZカルバンというインパクトのある男を派遣することで、大いに恩を売る必要があったのです。

カルバンを出したとなれば、いかに義に薄いM-1グローバル&PRIDE残党といえどもそれなりの選手をHERO’Sに出さないわけにはいきません。それこそ、薄情者の謗り受け、後ろ指差されるような裏切りと人の目に映るからです。

となれば、再びK-1(HERO’Sでもいいけど)は大いなる外敵迎え撃ち、興行の軸に据える事が可能となるでしょう。ハリトーノフの獲得、そしてK-1挑戦などは、典型例なのです。

そのためには、、FEGはこの「やれんのか!」に積極的な参加をする必要がある。そうです。なるべく、多くの借りを作らねばなりませんからね。
しかも、うわさされる大阪との二元中継が実現した場合(その可能性は薄いでしょうが)もはや「やれんのか!」に参加したM-1グローバル、PRIDE残党は絶対に谷川貞治氏に頭が上がらないことになるでしょう。

万が一、このイベントが失敗に終わったとしても、カルバンを派遣したことは評価されますし、1回限りとなればこれ以上その失敗による負債を背負わなくてもよいということになります。しかし、ヒョードルが出場する以上その注目度は非常に高い。失敗は考えにくいのです。ヒョードルなくして、この提携はなかったと申し上げても差し支えないかも知れません。

つまり、デメリットが少ないんです

さらに邪推を重ねれば、PRIDE残党がFEGに選手を出さないと言った場合、「じゃあ佐藤D貸してよ」ってことになるかも知れません。
とにかく、どっからでも手を伸ばすことができるんです。

FEGにとっては、こんなに良い事はありません。

ここで問題になるM-1グローバルですが、彼らはまだ一興行も開催したことはなく、
まったくの未知数です。
M-1が今後PRIDE残党を取り込み日本で興行を開催していくかどうかもハッキリしません。
いまのところ、彼らの動きは注視しないでもよいでしょう。
ターゲットは旧PRIDEファイターなのですから。

旧PRIDE VS K-1というかつての対立軸を取り戻せば、再び格闘界全体も活気が戻り、かつその主導権を完全にFEGが掌握して操る。

こういう部分に目標を置いているのではないか? というのが私の推測です。

……そして、その答えは来年にも出るでしょう。

ぜんぜん違う結果になるかも知れませんが、谷川氏の「狙い」はこういうことでないかと思うのです。

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by the_kakato_otoshi | 2007-12-02 01:32 | K-1

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