【FINAL】スカパー!による生中継の感想
疲れた。。。。。

ここ最近は睡眠時間が少なく、大会を見終えてどっと疲れが噴出し、昨日の内にはレビューを書く状況になりませんでした。

そんな個人の事情はともかく、大会全体としては、既存勢力が新勢力を抑えたと捕らえられるものだったようです。

とりあえず自分の予想は尽く外れました。いいんです。予想はどうせ当たらないから。

古い勢力が新世代を押さえつけたことで、K-1ファンの不満は高いでしょうね。
でも、そんなことでブーブー言う奴はK-1ファンでもなんでもないんで。
そこに何が見えるかを読み取ることのできないなら、仕方ない。
期待通りの結果にならなかったから、つまらんとか言うのはおかしいよ。

■「K-1 WORLD GP 2007 FINAL」
12月8日(土) 神奈川・横浜アリーナ 観衆:17667人(超満員)


<第1試合 リザーブファイト 3分3R延長1R>
●マイティ・モー(米国/フリー)
(2R 0分50秒 KO )
○ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/チーム  ミスターパーフェクト)

モーはやっぱりローキックに弱いですね。ポールは、もっと危なげない試合もできたのに、何故か打ち合いに応じようとするところがまだ青いかなぁと。
しかし、ほとんどノーダメージだったので、どこかの枠で準決勝に出場できればよかったのですが、惜しかったですね。
モーは脚を痛めたようなので、大晦日は無理せず休むとよいでしょう。

<第2試合 K-1 WORLD GP FINAL 準々決勝戦第1試合 K-1ルール 3分3R延長1R>
○ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)
(3R判定 3-0※30-29、30-28、30-29)
●チェ・ホンマン(韓国/フリー)

この試合がトーナメント全体の鍵になりましたね。
というか、ここでホンマンが負けてしまった時点で、シュルト優勝があらかた決まったかなと思いましたもの

私も予想で言っていたような展開にはなったと思いますが、思った以上にジェロムの動きが良く、左のパンチも出ていました。日本のファンのためにと再三口にしていたジェロムですが、やはり千両役者でした。3Rは思わず目頭が熱くなりました
ただ、ホンマンも出来は悪くなく、ジェロムは怪我しているのだったら準決勝を棄権してホンマンに譲ってほしかったなぁ。。。。(本人の性格を考えると絶対そうしないだろうけど)

ホンマンは得意の膝が打てなかったのが残念。体育会系の金コーチよりも、前田憲作氏のようなクレバーな指導者をつけて戦術的なものを身に着けたほうがいいと思う。今のままの指導者では、同じ戦い方しかできない。試合後にホンマンが言っていた、体重を落とすとか、そういう問題じゃないと思う。

<第3試合 K-1 WORLD GP FINAL 準々決勝戦第2試合 K-1ルール 3分3R延長1R>
○セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
(3R判定 3-0※30-27、30-28、30-27)
●グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)

私はグラウベ・フェイトーザを今日ほど見直したことはありません。
シュルトの膝に対する防御をほぼ完璧にし、パンチを顔面に叩き込みつつ、ハイキック。
特に第2ラウンドでのブラジリアンキックは、王者シュルトをがくっと崩れさせました。
これぞ極真魂でしょうか。ビッグチャンスでしたね。
熱くなる戦いをできる男ですよ。この男。手数とダメージで結局、準々決勝で負けてしまいましたが、印象は強く、私の中ではようやくにして極真の先輩フィリオを超えたのではないかと感じています。

試合中の表情も恐ろしくオーラが漂っており、王者シュルトがここまで慌てたのは、グラウベの気迫と対策の賜物です。

試合後「突破口は見えた」とフェイトーザは語り、まだまだ死んでいないことをうかがわせます。
敗者が勝者より輝くとは、この試合のようなことを言うのでしょう。感動しました。ありがとう。

<第4試合 K-1 WORLD GP FINAL 準々決勝戦第3試合 K-1ルール 3分3R延長1R>
●バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
(3R判定 0-2※29-30、29-29、29-30)
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)

魔娑斗が試合後、「僕とアンディ・サワーの試合ようだ」とコメント。
確かに、MAXのようなスピードと技術が冴え渡る、最高の試合でしたね。
この試合は私の予想通りとなったことはよいのですが、レミーがこの試合勝利したことで、決勝にいけばシュルトに勝てるかもと思いましたよ。

バダ・ハリは一つ一つの攻撃に気迫が乗っていて、実に素晴らしい。オランダで注目されていたこの対戦は、その期待を裏切らないものでした。1R、バダ・ハリが攻め、2R以降はレミーのローキックがバダ・ハリに突き刺さりましたね。

レミーは、やはり「勝負どころ」を知っているクレバーなファイターで、攻める時と守る時を心得ている。その狡さ、上手さはやはり同程度の実力を持つバダ・ハリすら飲み込みました。しかし、バダ・ハリは今日負けたことでK-1王者の実力を知ったことでしょう

バダ・ハリ側のセコンドTシャツの背中に「悪魔王子」って書いてあったのがよかったですね。

<第5試合 K-1 WORLD GP FINAL 準々決勝戦第4試合 K-1ルール 3分3R延長1R>
○ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)
(1R 1分29秒 KO)
●澤屋敷純一(日本/チームドラゴン)

澤屋敷は改めてグッドファイターになれそうだなと。
そういう試合でしたね。
最後まで、カウンターを合わせて、決して心が折れなかった。
まさか、右のハイキックをガードしながら倒れるとは思わなかったでしょう(笑)。

アーツの言うとおり、きっちり体重を上げて数年ががりで調整すれば十分やれる選手だと思います。来年は武蔵をぶちのめしてくれ。

<第6試合 K-1 WORLD GP FINAL 準決勝第1試合 K-1ルール 3分3R延長1R>

●ジェロム・レ・バンナ(準々決勝第1試合勝者)
(2R 1分02秒 TKO※タオル投入)
○セーム・シュルト(準々決勝第2試合勝者)

ジェロムは、こういう運命なのかな、と。
ジェロムではシュルトに勝てないと思っていたので、正直試合前から悲壮な感じでした
1Rでは気迫だけでシュルトを圧していましたが、クリーンヒットは少なく、結果的にローキックのダメージも受け、2R早々にタオル投入となりました。
セコンドの判断は正しかったのでしょう。タオルを見たときのジェロムのなんともいえない表情。

……なぜ、彼にこれだけのことをさせなくてはならないのか。

ハントはどうした。イグナチョフはどうした。ミルコはどこへいった。

彼らを責めても仕方ないですが、金銭に目を奪われてしまった旧実力者たちを少しだけ恨めしく思うと同時に、ジェロムのまっすぐな生き方に敬意を表さざるおえないのです。

<第7試合 K-1 WORLD GP FINAL 準決勝第2試合 K-1ルール 3分3R延長1R>

●レミー・ボンヤスキー(準々決勝第3試合勝者)
(3R判定 3-0※29-30、27-30、28-30)
○ピーター・アーツ(準々決勝第4試合勝者)

オランダ頂上決戦ともいえる試合。
アーツの気迫がすさまじく、レミーを飲み込んでしまいましたね。。。。
レミーはこの試合になることはわかっていたのだから、何か対策を練ってくると思ったんですが、案外バダ・ハリ戦と同じような試合をしてましたね。第3ラウンド、37歳のアーツはさすがにスタミナが切れてしまっていたので、そこでもっと攻めたかったのでしょうが、残念なことにレミーも右足を痛めてしまってました。カットされた部分が悪かったようですねぇ。。。。

グランプリならではのカードで、アーツの勝利に横浜も沸いてましたが……。

<第8試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R>

○武蔵(日本/正道会館)
(1R 1分49秒 KO)
●デビッド・ダンクレイド(フランス/ファウコン・ジム)

これ地上波で流れたのですね。
ダンクレイドね。。。。。まー欧州地区予選の下のほうの選手だから。
あと、実況のフジの人嘘つきすぎ。入場のとき、ダンクレイドのことを「フランスからやってきた大物」とか「バンナが認めたその実力」とか全部妄想ですから。
そういえば、1R開始直後谷川IPが「武蔵は今年勝ってない」とか言ってましたが、アジアGPでパク・ヨンスと王強に勝ってますじょ? 疲れてるのかな?

<第9試合 K-1 WORLD GP FINAL 決勝戦 K-1ルール 3分3R延長2R>
○セーム・シュルト(準決勝第1試合勝者)
(1R 1分49秒 KO)
●ピーター・アーツ(準決勝第2試合勝者)

アーツはレミー戦で脚を痛めたようではなかったので、おそらくアクシデントだと思いますがどうなんでしょ。
本人もやる気十分な入場でしたしね。
あっという間に終わったので、話すこともないんですが、バンナの時にも言いましたが、なんでアーツがここまで頑張らなくてはならないのかなと

この日は、アーツ、バンナ、グラウベら10年K-1で命張っている選手たちが頑張りました。
あの気迫というか、闘志というか、自分の体がぶっ壊れるまで戦い抜くというか、リングの上で決して手を抜かず、己のすべてを出し切り、華々しく散る。
それはそれで凄い事なんですが、彼らがいるからK-1が成り立っているという現状をなんとかできないものかなとも思うのです。
そこで、大いに20代のバダ・ハリ、ホンマン、澤屋敷の3名には期待したものです

ルーキーの澤屋敷はともかく、バダ・ハリとホンマンはもう少し、あの気迫を出して欲しかったのが正直なところ。二人にとって、K-1は第1にビジネスなのはわかる。怪我もしたくないだろう。それでもいいと思う。
だけど、それでは「K-1は俺の人生」と言い切るピーター・アーツや、「金はある。日本のファンの声援がある限り戦う」というジェロム・レ・バンナにはどこまで行っても追いつかないような気がするんです。あのホーストも普段はふてくされた物言いでクールを装っていましたが、非常に感情的になるときもあり、そういったときのファイトはすさまじいものがあります。

二十代の若者にそれは無理なのでしょうか。。。。。。

といい始めると、非常におっさんくさいので止めておきますが、
確かにアーツやバンナは高い壁です。そして、その壁はほっておけば引退して数年で消えてしまいます。
だから、何もしないでいれば、いずれ、黙っていても主役はバダ・ハリ、ホンマンのほうに行くのです。
それでいいのかね、と

今日のMVPは王者をぐらつかせたグラウベ・フェイトーザにかかとおとし的には贈りたいと思います。

重ね重ね、ホンマンがシュルトとやってればなぁと思いましたよ。。。。。

優勝したシュルトのことですが、今回は初戦以外は相手が自滅する形だったので、本領発揮ではなかったですね。ワンマッチで万全な状態で番長やアーツとやってみると、案外わからないかも。

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by the_kakato_otoshi | 2007-12-09 09:18 | K-1

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