【FINAL】王者は果たして磐石だったのか。
かかとおとしの二夜明け会見

二晩経って、冷静にグランプリを振り返ります。
ここまで、多くの困難がありながら、開催が成功したことにまずほっとしましょう。
ちょっと考えたことを並べようと思います。

1 シュルトは磐石の3連覇だったのか。

王者セーム・シュルトが怖ろしい力を発揮したとは正直言えない。
3年目になってようやく対策を他の選手が立てていると思う。
グラウベはほぼきっちりとシュルト対策をして、惜しいところまで攻めたし、バンナも万全であればもっとやれたと思うのです。アーツは試合になってないので、なんとも言えませんがね。
グラつくシーンが多かったし、昨年に比べればやはり磐石ではなくなっていますね。
4連覇は、今年以上の困難になるでしょう。

2 新戦力はどうだったのか。

私は前回のエントリでバダ・ハリ、ホンマン、澤屋敷の3名を「覚悟が足りない」と言いました。
もちろん、彼らなりに期する物があると思いますが、それぞれの対戦相手、バンナ、アーツ、レミーはそれを上回るモチベーションとパフォーマンスを出しました。
この3人には、K-1の未来、正統派のバダ・ハリ、モンスターのホンマン、そしてJAPANの澤屋敷。3者ともこれまでK-1が築いてきたジャンルを一つずつ担っているのです。
来年も当然、この3人は頑張ってもらわないと。
試合自体はよかったと思うんで。後は結果ですね。。。

3 来年以降のシステムは。

今年と同じシステムを組むのでしょうか?
世界予選は絶大な成果を出していますが、それだけではどうなんでしょう。昨年のベスト8が開幕戦に残るというのは、いいとして、今回ビヨン・ブレギーがレイ・セフォーを破っていながら進出できず、選ばれたセフォーが全く仕上げてこなかったことで何かと議論になりそうです。確かにブレギーの試合はつまらないけど。。。。ガードを固めた大巨人って、ね。。。。
2008年は4月にアムステルダム大会がWORLD GRAND PRIXシリーズとして開催がすでに決定。
オセアニアは多分無理。おそらく開幕戦がソウル。ということは、日本で1回、ラスベガスで1回、香港で1回と、ハワイで1回となるのでしょうか。そろそろワンマッチの大会も見たいしなー。日本人は、特に武蔵とか中迫とか富平とか、あーゆーいらない子は抜きで。澤屋敷と野田くんだけでいいです。
決勝は横浜でいいんじゃないでしょうかね。
また、今年行ったようにFINAL16ではベスト8同士の戦いをガンガン組んでいっていいと思うのですよ。

4 若手VSベテランを!

FINAL16での澤屋敷VS藤本のような、若手VSベテランをもっと組んでいってほしいですね。
年明けワンマッチ大会のメインにバダ・ハリVSアーツとか見たいです。
流れたスロウィンスキーVSセフォーとかね。あと、ハリトーノフのような総合系のファイターを取り込んで、流れをもっとうねりのあるものにしないと。
シュルトには、A・ウスティノフなどをぶち当てて、ワールドワイドな包囲網を形成しましょう。

5 競技としての成熟度

今回、K-1にしては初めてといってもいい、ほとんど波乱らしい波乱が起こらない大会となりました。ある意味でこれは競技としての成熟度、そして見る側の成熟度として完成された大会だったといえると思います。K-1ファン、そして自称他称含む格闘ヲタが常々口にしていた「まっとう」な競技への成熟。レミーVSアーツ戦で、またしても大成レフェリーが意味不明のブレイクで不可思議なことをやらかしましたが、それ以外の判定、レフェリングは非常に向上しており、そういった意味での不満は確実に減りました。

レフェリングの正当化はとてもよかった。しかし、波乱がないというのは、それはそれで寂しいなぁと思うわけです。波乱に次ぐ波乱。激流のような大波乱があってこそのK-1と私は常々申し上げてきております。
ベテランのバンナやアーツなどはやはり素晴らしいファイターであることを再認識したわけですが、「再認識」では物足りないのが本音でしょう。
バダ・ハリ、ホンマンが実績以上のパフォーマンスを見せてくれれば、よかったのですが、残念ながらその大波乱は起こりませんでした。

これを競技上の成熟と捕らえるか、エンターテイメント性の欠如と捕らえるかで、この大会に対する評価は正反対になります。

判定にケチをつけ、レフェリングに文句をつけてきたK-1ファンであれば、当然この変化を肯定的に捕らえるであろうと思っております。ブレイクを早くし、アグレッシブさを促すというレフェリーの基準に対してもそうですね。

公平な判断、正確なレフェリング、膠着試合の減少、実力本位主義。
今年のK-1はみなさんの望むものになった。100%でなくとも、かなり近いものになった。
そうではありませんか?

その結果がシュルトの3連覇だったとしても、ファンにとってみれば、当然の帰結。何の不満もあろうはずがない。

私は今回の興行主に対しては、かなりよい評価を与えたいところです。選手も、実力を出しました。怪我人も出ましたが、理想的なK-1グランプリに近い興行ができたのではないかと思っています。

結果は成り行きです。波乱を期待しましたが、起こらなかった。
そこには不満もあります。しかし、それは結果の問題です。
運命のいたずら、K-1の魔物が今年は3月の横浜で力を使いきってしまい、冬眠していたんですよ。

来年、また「何か」を期待して、私は待つことにします。




あー、とりあえず、今年の格闘興行は自分の中でほぼすべて終了しました。
あとはK-1チェコ大会とかドバイの立ち技トーナメントが来週残っていますけどね。
ドイツの年末興行もありますか。。。。あとダイナマイトか。HIROYAの。

そんなところですかね。来年に向けて、力を溜めましょう。

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by the_kakato_otoshi | 2007-12-10 11:20 | K-1

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