今日はじめてこの大会の映像を見て、さすがに無差別級の極真は凄いなと思いました。
東京地区ではすでに放送されていましたが、北海道では残念ながら12月に入らないと見れなかったのです。
是非K-1で見てみたい選手が4人。
まずは優勝のテイシェイラ。
パワーで叩き潰すタイプで、猛牛のような突進が印象的です。
見るからにラテン系のアフロヘアが特徴的な選手。
強烈な中段突きとローキックが最高にカッコイイ。
つぎは準優勝のヤン・ソウクップ。
チェコの選手で、無名だったものの、大アップセットで決勝まであがってきました。瓦の試し割りが24枚という驚異的な記録も残しています。
そのソウクップに試し割り枚数で敗れたものの、
変則的で激しいな戦い方がドラゴを彷彿とさせるのがホヴァニシアン。
ドラゴに似ているなと思ったら、なんと、同じアルメニア人のようでした。そういう民族なのね(笑)
派手で動きが面白いので、K-1向き! 上段回し蹴りも絶対通用しますね。
最後はレチ・クルバノフ。
4回戦でまさかの一本負けを喫したものの、
非常に雰囲気のある、これまでの極真選手とちょっと違ったタイプの選手。強烈な後ろ回し蹴りが見ることができませんでしたが、たたずまいだけで「こいつ、只者じゃねえ!」みたいなオーラを出していました。
以上4人を是非K-1に参戦してもらえば、かなり面白いでしょう。
しかし、今回の放送を見て思ったのは、このトーナメントが非常に過酷なことです。
最終日は一日5試合のトーナメントですよ……。
最後は満身創痍のはずです。
K-1のワールドグランプリは、やはりキックボクシングやムエタイではなく、空手がベースなんだという原点を改めて感じました。極真では100人組み手なんていう審査もあるのですからね。(もちろん、一日でですよ)。
一日3試合のトーナメントは確かに賛否両論あり、どちらが正しいともいえませんが、これを制さないと「超人」とは言えないような気がします。
一日1試合勝って、王者って言われてもね。。。。
今大会は、テイシェイラだけが余力を残し、ソウクップ以下、ほとんどの選手がボロボロになって死力を出していました。
これが武道の原点だなと。
やはりK-1もショースポーツの道と平行して、超人創造、武道の心も忘れてはならないと思います。
谷川氏が空手家を重用するのも、その表れだと信じたいところです。
現在の王者は空手家のセーム・シュルト。
そしてその王者をもっとも追い詰めたのはやはり空手のグラウベ・フェイトーザ。
いまや、最強は空手の時代なのか!?
もしかしたら、自分が総合を見ないのは、そこにカラテスピリットがないからかもね。。。
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