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格闘技の地位向上大作戦
かかとおとし的格闘技地位向上大作戦。

日本の格闘技には不思議な点がたくさんあります

一番の疑問点はメディアでの扱い方です。
何故、大手新聞でボクシングや相撲は扱われるのに、総合格闘技やキックボクシングは扱われないのでしょうか。私くらいの年代(20代後半)にすらわからないのですから、もっと若い世代の方々にわかるはずもありません。

簡単に調べると、プロレスやキックボクシングも一時は新聞で扱われていたようですね。
しかし、両競技とも八百長問題で各誌が手を引いたそうです。

http://netcity.or.jp/OTAKU/univ/kyoshitsu/prowrest/prowres2.html
↑プロレスについて詳しくは上記。

いまさら八百長がどうだこうだで話をしたくはありませんが、
要は力道山や沢村忠時代のキックボクサーのせいで、社会的信頼を失ったというのが大まかな話でしょう。

余計なことをしてくれたものだ。

当時のすったもんだとはまるで関係ない、真剣勝負の世界で生きる現在の格闘家、もしくは格闘技のファンにまで、その負の遺産を背負い込ませるというのが度し難い

しかし、それでもいまやキックボクシングは競技として成熟の度合いを深めつつあり、
いまだマイナー競技ではあるものの、魔娑斗というスターを生み出す土壌があることを証明しました。
いまや、UFCなど大手を含めて格闘技は単なるコンテンツとしてだけではなく、競技として成長しています。
そのことを、世間というか、一般に浸透させるために、いまこそ私は声を大にしてかねてよりの主張を再度宣言したいのです。

プロレスを格闘報道から切り離せ。

スポーツ新聞でも、プロレスは芸能欄に移し、格闘を競技としている「格闘競技」(相撲、柔道、空手など含む)のみを格闘欄で扱うのがベスト方法だと思います

それが第一歩だと私は信じています。
もちろん、簡単なことではありません。しかし、それをしないと格闘技全般がいつまで発っても地位向上しない。プロレス集落を格闘村から分村させるのです。
しかし、全く理解できないことに、そのような声を上げる人は誰一人いない。。。。
そのためには、誰かが声に出して言わなくてはならないと思い、ちょっと書いてみました。

もちろん、私はプロレス文化や、興行そのものを否定しているわけではありません。スキとかキライとかそういう次元の問題ではありません。

切に格闘技の地位向上を願うために、
もうそろそろ、格闘競技はプロレスとは縁を切るべきだと申し上げているのです

そのために何をするか。
総合でも、ムエタイでも、キックボクシングでも、いやK-1でもなんでもいいのですが、最終的にはオリンピック競技になれるよう組織化を図るべきとも考えています。緩やかに、ですが。

私は正直好きではないのですが、大半の日本人はオリンピックが好きです。
オリンピックに入れば、ほとんどの日本人が見直すことになるでしょう。
そのためにも、大変な時間と労力がかかると思いますが、世界K-1ファイティングネットワークなどを生かし、組織化をきっちりやってほしいと私は考えているのです。
新聞各紙も報道せざるおえなくなります。

ただ、デメリットもあります。
現在のようにアグレッシブな選手をチョイスし、実力があっても地味な選手などは干されるということが許されなくなるということです。
あえてこれをデメリットと言わせてもらいたい。
スポーツ中継がTVコンテンツである以上、派手でカッコイイ選手のほうが出場するによいことは決まっています。誤解のある表現を許してもらえば、仮に強いとしてもK-1WGPのベスト4がブレギー、シュルト、ウスティノフ、チェ・ホンマンで争われるトーナメントに視聴率がつくでしょうか? 仮にの話ですが……。
競技化とはこういうことです。面白い選手ばかりが残ることもあれば、そうでないときもある。その落差が激しくなるということなのです。
さらに次の懸念もあります。
トーナメントのほとんどの選手がオランダ人とロシア人になってしまう可能性です。いまのK-1のように、結構意図的に参加選手の国籍を散らすようなことができなくなってしまいます。
そして、世界組織に転換した時点で、これまでのように強い選手同士をぶつけることが難しくなるのです。
なぜなら、各地の利害が絡み、ビッグマッチ実現がかなり困難になるからです。
それは、UFCやPRIDEなどに選手が分散してしまった総合格闘技を見ればわかることだと思います。

さらに、組織化されれば日本人ばかりが主導権を握れるわけではなくなり、欧州他世界中の主催者たちが自分たち主導権を握るために、わがままを言い合うことは目に見えています。その最強の悪例がアジアハンドボール協会のような状態です。

果たして、それでK-1がK-1であり続けられるのか。それは非常に難しいことなのです

と、まあ以上のように格闘技の未来を考察するわけです。
壮大な夢想ですが、私の今考えていることはこんな感じなんです。
まとめると、「プロレスと縁斬りを」と、「緩やかな組織化を」という二本柱ですね。

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by the_kakato_otoshi | 2008-01-16 14:47 | 格闘技以外

「K-1」についての情報・コラム。ツイッターはEbi_Knight。ご連絡はkorgradiasアットマークmail.goo.ne.jp
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