乖離していくK-1とMMA
2008年K-1WGP構想が発表されましたが……。

ここにきて、くっきりと日本の格闘技、立ち技(K-1、SB、各キックボクシング団体など)とMMA(HERO'S、戦極、ZSTなど)の方向性が分かれているような気がするんですよ。

あくまで、「印象」なんですが。

立ち技はK-1が最大手なんですが、こちらは世界各地に法人の設立を進め、今年新たにハンガリー大会をワールドグランプリに昇格させました。中東、ブラジルでの開催も視野に入っているようです。すでにブラジルではHERO'SやMAXなどの大会も行われており、極真空手も盛んな土地柄ですから、プロモーターさえまともなのがついてくれればリオあたりでK-1が開けるかもしれません。テイシェイラも動くかも……。

アムステルダム大会が昨年末から告知が始まっているなど、現地のプロモーションも大分進んでおり、欧州がK-1の覇権を握るとばかりに野心を露にしているようです。

日本やコリア以外では、いまだ格闘技はマニアのものであり、
市民権を得ているわけではないのですが、ハンガリー大会は昨年1万人程度動員しているらしく、やはり欧州は自国のスターがいれば足を運んでくれるみたいです。これがいわゆる「ローカル化」というやつでしょうか。

逆に世界中での開催が増えることは、国内大会が手薄になるということかもしれません。しかし、外国人が手薄になった分だけ、日本人選手を強化する。これが日本の「ローカル化」でしょう。
長い目でみて、力をつけていない日本人をいきなりアーツやバンナにぶつける手法は限界があるでしょうから、これもよいことかもしれません。

しかし、ローカル化というのは、グローバル化があって初めて成立するものです。
おそらく現地法人設立などは、大変な困難が予想されると思います
がんばってほしいものです。

逆にMMAでは「世界へ」という機運は一切と言っていいほどありません
玉砕覚悟でUSAに売り込んだ榊原PRIDEが、巨大な資本という名の掃除機で一瞬のうちに吸い込まれてしまったあの苦い経験が、すっかり日本のMMA界の火を鎮火させてしまいました。

ヒョードルだノゲイラだと言っていたころには、「世界最高峰」は日本だという雰囲気がありましたが、いまや「煽りV」と「会場の熱」だけが仄かにそのころの名残をとどめています。
今年になっても、秋山だ三崎だ、それ前田が田村にとか、吉田参戦とか、そういう非常にドメスティックな話題しか出てこない。(コメントが多かった私の数日前の記事も、その手の話題でしたね)
いわゆる「ローカル化」というのがMMA界では進行していて、すっかり外に目を向けなくなった……というか、お金がなくて向けられなくなったというか……。

プロレスは縮小分裂を繰り返して勢力が弱まったといいますが、MMAもやっぱりそういう状況で、谷川IPが「大連立しなくては日本のMMAは危ない」的な発言をしていますが、いままさにその通りだと思いますよ。
ただ、谷川IPは国内のMMAファンには評判が悪いし、なんでもかんでもFEGの軍門に下りたくない人たちが、結局分裂しながら下野していくんだろうなぁと思います。

シュートボクシングがオランダで大会を開催するなど、K-1以外でも外に目を向けている立ち技と、国内だけの内向きの戦いが激しくなってきたMMA。
同じ真剣勝負を基礎とした格闘技でありながら、全く違った進路に舵を切り始めた年が「2008年」だと記憶されるんでしょうか?

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by the_kakato_otoshi | 2008-01-31 10:53 | K-1

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