K-1登場人物 ~バックボーン編1~
いろいろ昨日からコメント欄の常連様方にはご迷惑をおかけしており、申し訳ないです。

さて、今週は旗揚げ間近の「DREAM1」の話題で持ちきりっぽいですので、へそ曲がりの私はあえてK-1本流の話題をしていきます(笑)。(いつもか……)

今回は、K-1に参加する選手たちの背景を私なりの独自の解釈で解説してみます。間違っている部分や追加したい部分については、やんわりと指摘してください~。

K-1はK-1という競技ではなく、様々な格闘技の選手がリングに上がれるように、キックボクシングのルールをベースに「殴る」「蹴る」を基本攻撃とした最大公約数的な「場」だと思っています。
しかし、最近では、「K-1ルール」という前提で行われるK-1主催以外の大会が欧州を中心に驚くほど増えているので、もはや「K-1」というスポーツといえるまでになっていきそうですね。

キックボクシング  代表選手:ピーター・アーツ アーネスト・ホースト、魔娑斗他多数

K-1のルールに最も近いのは、当然このキックボクシングであることは言うまでもないでしょう。しかし、キックボクシングというのは、一つの概念的な呼び方で、投げ技、肘、膝、ローキックのあるなしは団体や地域によって様々です。「これがキックボクシングだ」といえる統一ルールはないんですね。アメリカのキックボクシングはローキックが禁止って話ですし。
ただ、K-1のルールに一番合わせやすいバックボーンであることには間違えなく、アーネスト・ホースト全盛期(95年~2000年くらい?)の戦い方は「K-1ファイターかくありけり」というお手本だったと思います。このころは、ホーストを相手に何ラウンドまで立っていたというだけでステータスになるほど、KO率が高かったんです。

歴史的な背景はもっと詳しいサイトがあるので簡単にしかまとめませんが、基本的には日本人がムエタイに対抗して作りました。アーツやホーストの母国であるオランダにキックボクシングを伝えたのも日本人です。

70年代にはキックボクシングの中継が普通にゴールデンタイムに放送されていた時期があったんですってね。今では考えられませんが。。。。。。

K-1内では、WGP(ヘビー級)よりも、MAXにおいてキックボクシング出身者が優位のようですね。

空手 代表選手:セーム・シュルト、アンディ・フグ、フランシスコ・フィリオ他多数

K-1を創設した人物が空手家ですから、当然空手とK-1は切って離せるものではありません。初期K-1のテーマは「キックボクシングVS空手」というのが多かったと記憶しています。実際「キックVS空手7対7」というイベントもあったわけで。

私ですら生まれる前のものなので、若い人は全然知らないと思いますけど、「空手バカ一代」という伝説的な漫画があります。極真空手の創設者であるマス大山氏が主人公で、世界中の格闘家(プロレスラーや、ムエタイ戦士、ボクサーなど)に決闘を挑み、その尽くに勝利するというストーリーです。漫画内ではノンフィクションとして書かれていますが、本当は大半はフィクションらしいです。

しかし、ネットもない時代ですし、これが空手の神秘性というか、人気の起爆剤となったことは事実らしいのですね。
元来極真の流れを受け継ぐ正道会館が対外交流試合をどんどん推進していったことは、このようなマス大山氏の伝説が元になっているんだと思います。そして、数十年の時を経て、今の格闘技界の有り様に変化したんですね。

K-1の本家である正道会館も、史上最強王者セーム・シュルトのバックボーンである大道塾空道も、オランダの有力キックボクシングジム(メジロジムなど)も、元を正せば極真空手の分家なんですよ。凄いなぁ~。

私が昨年の極真(松井派)王者ティシェイラ参戦で騒いでしまうのも、やっぱり本家の本家が送り込む王者だからなんですね。はい。

ムエタイ 代表選手:ブアカーオ・P.P アレクセイ・イグナショフ他多数

まず、タイ人のムエタイ選手というのは、そもそもヘビー級の体を持っている選手が皆無なので、K-1開設当初は70~80キロくらいの選手が無理やり100キロ近い欧州の選手と戦っていました。
なので、ガオグライ(2004年WGP3位)を除いて、K-1WGPにおいてはほとんど活躍らしい活躍はできていません。

MAXが始まって、ムエタイがK-1で輝きを取り戻しました。
みなさんご存知のブアカーオは、圧倒的なスピードとパワーで二度もMAXを制し、ムエタイ復権を印象付けましたね。「やっぱムエタイ強いんだ」……みたいな。

しかし、残念なことに、母国タイでは日本の相撲のようなリスペクトをされていません
タイではムエタイは賭け事の対象であり、当然八百長試合も横行。一人当たりの試合数も多く、技術的にも高いので派手なKOシーンはほとんどないそうです。
ムエタイファイターは尊敬の対象ではないのです

経済状況がよくなった現在では、そもそもムエタイをやる子供も少なくなってきており、
今後タイ国内でムエタイの地位が上がるのかどうかは、不明です。
一部の格闘ファンはやたらとムエタイを神聖視したがる傾向にありますが、こういう事情を知っているんでしょうか。疑問だなぁ。

ただ、海外でのムエタイに対する評価は高く、普及度も高いため、アレクセイ・イグナショフや、ポール・スロウィンスキーなどの有力な選手を生むバックボーンになっているようですね。



……長くなったので、残りは次回。
コアなファンにとっては、「そんなことは知ってるよ」って感じでしょうが、人によっては「初めて知った!」っていうことだと思いますので。

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by the_kakato_otoshi | 2008-03-13 11:14 | K-1

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