世界最高レベルの激戦を盛り上げてみる
K-1地区予選でも、最もレベルが高いのはアムステルダムの欧州GPであることは衆目の一致するところです。
今回、私はオランダ大会その他ワールドグランプリ海外シリーズの放送を嘆願運動ですが、
ただ「やってくれ!」というだけでは、駄目だと思いました。
その魅力をK-1ファンの方々と共有しなくてはならないのです。

地元選手中心で「わかりにくい」K-1WGPの世界予選。「わかりやすさ」で人気を博したK-1ですから、やっぱり「わかりやすく」マッチメイクを紹介しなくては!

ということで、放送嘆願運動の一環として、世界最高レベルといわれる欧州GPのトーナメント1回戦。これの見所をかかとおとし独自の見解を持って解説してみたいと思います。


トーナメント準々決勝


「第4のサモアンファイター」ダグ・ヴィニー
VS
「打倒シュルトを掲げるべジータ様」ザビット・サメドフ



ダグ・ヴィニーは昨年のK-1ラスベガス大会でリザーバーから優勝したニュージーランド人(生まれはトンガとの説あり)。レイ・セフォーファイトアカデミーで練習する、セフォーらのスパーリングパートナーです。新鋭と思われていますが、実は三十路過ぎてます。元ボクシング・アテネ五輪代表選手です。元ボクサーらしいフットワークと、サモア人特有の強いフックが特徴です。
ソウルで行われた開幕戦では、悪魔王子バダ・ハリを相手に回して果敢に勝負を挑みましたが、2Rパンチを顔面で受けて顎を骨折。このトーナメントは復帰戦となります。
そんなダグ・ヴィニーが優勝したラスベガストーナメント決勝戦の相手は、何を隠そう今回の対戦相手であるザビット・サメドフでした。

キレのあるルックスに似つかわしい、キレのあるファイトスタイルでK-1ファンの期待を背負うサメドフですが、未だブレイクしきれません。
もともと80キロもなかった選手で、K-1で戦うために90キロまで増量しています。すべてをK-1のために照準を合わせているのです。
今回の欧州GP開幕戦(ハンガリー大会)。サメドフは、「俺がセーム・シュルトをぶっ殺す!」と打倒王者宣言。あまりにも実績が違うため、スルーされがちですが、おそらく本人は本気の本気大マジです。

第4のサモアンファイターか、ブレイク寸前「自称」打倒シュルトの大本命か!?
第1試合のリベンジマッチから目が離せない!?


「回転昇降・黒アゲハ」フレディ・ケマイヨ
VS
「ルーマニアの小さなボブ・サップ」カタリン・モロサヌ


ケマイヨは実に不思議な選手で、負けるだろうと思われた試合で勝つこともあれば、負けないだろうという試合でコロっと負けるムラのある選手。絶好調時なら意外と強いのではあるまいか? と、思わせます。
そのファイトスタイルは、攻撃的で華麗。ラッシュあり、回転技あり、飛び技ありの「技のデパート・フランス支店」。試合は大抵面白い。

そんなフワフワした相手と戦うのは、
ゴツゴツした外見が特徴で、「俺は世界で唯一、ボブ・サップを尊敬するファイター」と発言し、周囲を唖然とさせた大学3年生カタリン・モロサヌです。
90キロそこそこのヘビー級にしては小さな体格で、ゴング&ラッシュ! ジェームス・トンプソンと馬鹿世界王者決定戦をやってほしい。とにかく、スタミナもなにも関係なし。ひたすら両腕を振り回すだけのブルスタイルで、相手のペースをかき乱す。
戦術無用、テクニック不要、予測不能3拍子揃った小さなボブ・サップが、ついに欧州GPに見参です。

宙を舞うアゲハ蝶を、ランダム発射の投石器は打ち落とせるのか!?


「光の最強軍団GGの新星」エロール・ジマーマン
VS
「死神・闇の拳法使い」アティラ・カラチ


野田貢が横浜で葬ったボンドラチェックを、ハンガリー大会でKOしていたのは、何を隠そうアティラ・カラチ! ムエタイでもキックボクシングでも空手でもない、不思議な足の動き、拳の打ち方で「謎の拳法使い」の名を欲しいままにする「ハンガリーの死神」は、今回で二度目の欧州GP挑戦です。

対戦相手のジマーマンは格闘王国オランダの黒人選手で、セーム・シュルトを擁する格闘最強軍団「ゴールデングローリー」第5の男として注目を集めています。
脅威となるのは「飛び膝」。なんと、かつて対戦相手の(しかも強豪)頭蓋骨にその膝でヒビを入れたことで知られるようになりました。そんなジマーマンがついにK-1本戦出場したのですから、「未知強」大好きなK-1ファンが飛びつかないはずがありません。
期待通りにハンガリー大会では、格下相手に楽勝。正統派のキックボクサーらしい試合をしました。

しかし今回の相手は、謎の拳法使い。正統派が通用するのかしないのか。
王道か、邪道か。
光か影か。
格闘王国オランダか、それとも発展途上のハンガリーか。
すべてが対極、陰と陽。
オセロのように返し返され、熱戦必至のバトルが勃発。


欧州予選準々決勝。最大の山場はこの試合でしょう。


「動かざることマッターホルン」ビヨン・ブレギー
VS
「即席めんを待たないで」ヤン・ノルキヤ


K-1が3分3ラウンドではなく、2分1ラウンドだったなら、この男が王者になっているでしょう。そう、南アフリカの巨人。ヤン・ザ・ジャイアント・ノルキヤが。
瞬発力ならナンバーワン。あの絶対王者セーム・シュルトですら、試合開始直後にダウンを奪われているのです。ゆえに、最初の2分をK-1ファンは「ノルキヤタイム」と呼んでいます。
総合格闘技にも挑戦し、今年アメリカであのボブ・サップを1ラウンド1分弱で葬っています。ボブは「ノルキヤタイム」の餌食になりました。

その大巨人、初戦の相手は欧州予選優勝1回、準優勝1回の強豪。「アルペンタワー」こと、ビヨン・ブレギーです。
昨年はセフォー越えを果たし、今年もこの欧州予選大本命。

撫肩だけど、ムキムキの上腕二頭筋から繰り出されるパワーは欧州でも随一ですが、とにかく人気がない。アムステルダムでは、毎年ブーイングを浴びるなど、オランダ人には好かれていません。ジックリ山のように構えて待ち、パワーを生かした一発狙いの戦術はアグレッシブな試合を望む観衆の意向に合わず、その実績を考えると残念なくらい歓声を浴びません。
しかし、ブレギーは全く戦術を見直そうとはしません
「動かざること山の如し」。「勝てば官軍」。そう信じるブレギーは、1R、カップめんが茹で上がる途中くらいまで攻撃を耐えればよいのです。

「ノルキヤタイム」を受け流すか、それとも餌食になってしまうのか!?シュルトへのリベンジを目論む「アルペンタワー」が、無傷での準決勝進出を目指す!

固茹で好きなら、ノルキヤタイムで茹で上げろ!




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by the_kakato_otoshi | 2008-04-21 10:51 | K-1

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