K-1の世代交代は何故三歩進んで二歩下がるのか
最近の新書のようなエントリータイトルですなぁ(笑)。


え~~、K-1は世代交代が三歩進んで二歩下がる状態であり、
その象徴的な大会であったのが、横浜大会だったような感じです。

バダ・ハリがセフォーを倒したものの、武蔵に澤屋敷が敗れる……。というような。

で、まあ私が思ったことですが、
結局のところ、なかなか進まない理由は何かというと、

1 30代の選手が強すぎる。

2 名前を持った選手を優遇せざるおえない。


という事情があります。

では、なぜ今の20代は容易に30代のトップファイターに勝てないのかというと
例えばバダ・ハリにしろルスラン・カラエフにしろ、そのときK-1で最強のファイターとの戦いが組まれていません。谷川貞治EPの「大事に育てる」という戦略のもと、勝てそうな相手との試合を組まされています。アーツとやるまでの澤屋敷にしても、そうですよね。

しかし、かつての、90年代のK-1は見込みのありそうな選手はガンガントップファイターと戦いました。新鋭とされた選手は必ず当時最強のアーツ、ホーストのK-1最強の二人と戦ったものです。レコしかり、セフォーしかり、グレコしかり、ミルコしかり、武蔵しかり、イグナショフしかり……
そんな中で淘汰されていき生き残ってきた選手だけが、K-1のリングに上がり続けることになりました。そういう選手はやはり強いのです。

振り返って現在新鋭の中でもエースと言われるバダ・ハリは3年K-1で戦っていながら、チャンピオンとは一度しか戦っていません(しかも敗戦)。大事に育てることも重要ですが、ビッグマッチのプレッシャーがないことで、才能があっても成長が遅くなってしまう危険性があると考えます。

ホーストやアーツがあれだけ強くなった背景には、常に試合がビッグマッチだったというプレッシャー、負荷を乗り越えてきたからだと私は思っています。彼らだって、最初からあれほどまでに最強ではなかったわけですし。

このままフジテレビ&FEGはリスクを恐れてアーツ、シュルトが引退するまでハリとは戦わせないつもりでしょうか。
時間だけが過ぎて、多くの年長者が引退し、繰り上がりで王者になったとしても、それでは、ハリ自身がレミーを「フェイク王者」と言い続ける資格がなくなってしまいます。ハリ自身がそれを望むのでしょうか?


また、世代交代というキーワードで言えば、K-1の音頭をとっているテレビ局とFEGの関係者……TVプロデューサー、谷川EP、角田師範、ジャッジ等の面子も10年前からあまり変化していません。もちろん、末端ではいろいろ人事異動があるのかも知れませんが、基本的に構成するトップの面子が変わっているという話はあまり聞かないです。収監中の石井元館長が抜けたくらいです。(館長の影響力はいまもあるでしょうし……)

もしかしたら、転換するにはここから手をつけていかなくてはならないのかもしれません。いわゆる昭和時代のプロレスブーム、極真ブーム世代の発想から抜け切れないと思われている現在の格闘関係者すべてに言えることなのかもしれませんが。

このままその発想を手にしたまま、K-1をつむぎ続けていくのか、もっと若い世代にチェンジしていくのかということです。
内部事情を知らない私のような個人が、おこがましいかもしれませんが、斬新にリストラチャリングしていくには、選手ではなくその上の人間に道を譲ってもらうことも必要になってきているかもしれません。

一般中小企業でもそうですが、あまりにも初代経営者が偉大すぎて二代目が苦労するということはよくあります。早いうちに、初代が元気なうちに2代目に任せてサポートに徹するという勇気も必要かと思います。
いまの話題で当てはめれば、選手ではなく、運営する側です。例えば横浜大会。マッチメイクも試合内容も充実していて素晴らしいものでした。しかし、あえて苦言を呈するなら、昨年の奇跡と言われた2007年横浜大会の幻影を追いすぎた部分は否めません。

2008年と2007年を対比してみますと、
モーVS前田は明らかにバンナVS澤屋敷の再現を狙ったものですし、
澤屋敷VS武蔵は、藤本VS武蔵を意識しているでしょう。
ハントVSシュルトは、モーVSホンマンの衝撃を意図して組んだものに違いありません。

ここに、谷川EP&フジテレビの保守的な、守りのマッチメイクが見て取れます。
組んだ本人に自覚があるのかないのかは定かではありませんが、
ある程度長いK-1ファンであれば、「守りの姿勢」に気が付いてしまうのではないでしょうか。
もちろん、悪いマッチメイクであるとは思いません。
特に、テイシェイラを引っ張り出してきたのは、谷川EPの交渉術とフジテレビが極真を常にサポートしてきた成果でしょう。

しかし、上記のような「運営側の攻め」が見えなかった点。ここにある種の限界が顔をのぞかせているかも知れません。

格闘ファンには評判の悪いボブ・サップと曙が戦ったあの大晦日。実力に懐疑的な声がありましたが、少なくとも当時の印象では、マッチメイクに「攻め」の姿勢があったと思います。
どうなるかわからないけど、やってみよう」という暗闇に足を踏み込む勇気のようなものです。

相次ぐ格闘技界への逆風。
2008年のK-1は国内の向かい風とどうやって向き合うかが一つの課題となっているような気がします。(海外はまた別)
そこで、守りの姿勢に入るのか、攻めの姿勢に入るのか。今年は亀ガードで嵐が過ぎるのも待つつもりかもしれません。

K-1のルールでは、よりアグレッシブで、攻撃的に行かなくてはなりません。
攻撃的ということは、リスクを犯しても攻めるということです。
それをルールミーティングで角田氏は常に選手に訴えているそうですね。
しかし。同じことが運営側に当てはまるのではないでしょうか。
選手がいかにアグレッシブでも、運営側が守りに徹するようではなりませんよね。
……もちろん、リスクに見合った効果があると判断できないものに、投資をする必要はありませんが!

で、ここからは私個人のあまりにも勝手な思いなんですが
今後、引退後の魔裟斗選手にK-1を預けてしまってはどうかと思っています
彼は賢く、カリスマもあり、利に聡く、ファンも多いです。なによりK-1への想いが言葉の端々に散見されます(思い込みかも)。
格闘技興行がプロモーター人気によっても人が集まるという日本国内特有の事情をかんがみても、良いほうへ行くのではないかと思います。むしろ、彼以外の適格者が見当たりません。(正道会館出身ではない本人がどう思っているかはさておき……)

それと、HIROYAくん、藤くんのような10代がムーヴメントを起こせるのかどうかも見逃せません。やはり、自分と同じ年代の選手を応援するのがスポーツですから。若い世代へ訴えるなら、彼らの奮闘は欠かせないのです。

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娘と私 ~1~

4ヶ月になる娘がいる私としては、光市の母子殺害事件で福田孝行に「死刑」の判決が出たことには、ほっと胸を撫で下ろしております。
しかしわが国では……例えばC型肝炎問題等で自分の利権と生活を守る為に数千人の患者を故意に生み出した製薬会社と厚生労働省という、大殺人集団がのうのうと生き延びているのもまた事実です。
彼らに国家から天罰が下ることは……おそらくないのです。

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by the_kakato_otoshi | 2008-04-22 14:24 | K-1

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