「キックの帝王」ロブ・カーマン最新インタビュー
現在はトレーナーをやっており、かつて「キックの帝王」と呼ばれたライトヘビー級の強豪ロブ・カーマン。現在、46歳。
かれは今、マイアミで格闘家のコーチをやっているといいます。

その、カーマンのインタビューを、特にK-1とかかわりのある部分で和訳してみました。

カーマンのK-1でのキャリアというのは、それほどではありませんが、93年のK-2GP(1回戦で敗戦)や、96年のK-1ヘラクレスでジャン・クロードと戦うなどボチボチ試合をしていました。K-1が始まった93年には、すでに選手としては下り坂ぎみであったことと、もともと体重が90キロ弱しかなく、K-1で戦うにはちょっと軽かったことが原因ですね。

人間的には素晴らしく、友人の罪をかぶってわざと逮捕され、その友人に罪の意識を持たせるという男気あふれる行動をとるなど、その人格には高い評価が与えられています。

http://www.punchdrunkgamer.com/index.php?view=article&catid=30%3Ainterviews&id=204%3Akaman-june08&option=com_content&Itemid=72
↑原文がこちらになります。


記者:引退してからというもの、オランダ人として生活はどんなふう?(インタビュー地がアメリカ)

カーマン:カリフォルニアからマイアミに引っ越したばかりなんだ。私は今UFCのヘビーウエイトチャンプであるアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラのトレーニングをしてるし、それから二つのジムをここでオープンするつもりだ。レストランとラウンジも始めようとしているよ。息子と私はまさにマイアミ生活をエンジョイしている。ここの人たちはカリフォルニアよりも親しい付き合いができるし、みせかけだけの関係ではないんだ。

今度ブロック・レスナーと戦う予定のヒース・ヒーリングとも練習している。近い将来、インターネットで購入できるキックボクシング初心者用のDVDも発売されるはずだ。

記者:ヒーリングとノゲイラの他にどのようなファイターにトレーニングしている?

カーマン:アンダーソン・シウバと一緒にやる予定だ。

記者:レスナー対ヒーリングについて、あなたの考えをお聞かせください。

カーマン:スタンディング状態をキープしたいが、間違えなくグラップリング、グラウンドに入るだろう。いい試合になると思うね。

記者:あなたが戦っていたころと、現在のK-1とを比較してどのような違いがありますか?

カーマン:多くの試合を見ているわけではなく、注視しているわけではないからな。
(印象としては)一握りのファイターが何度も何度も何度も戦っている……。
私のころと違いはそこまで多くはないが、私は他の何よりも(K-1の)トレーニングをしたんだということは100%言える
今は注視していないからと言って、誤解しないでほしい……私はK-1を愛しているし、常に人生の一部であり続けるだろう

(エリートXCやUFCの話題が長々と入る。管理人の興味の関係で中略)

記者:かつてK-1においてあなたと戦った選手の一人、リック・ルーファスが最近キックボクシングからMMAに転向しましたが、どのように思いますか?

カーマン:彼は立ち技の選手としてすばらしいが、ナチュラルなキックボクサーというわけでもない。グラップリングのスキルによって決まるだろう。彼は合理的に調整してくるだろうが、このスポーツにおいてはいわゆる「大物」と戦うようなことはしないんじゃないか。

記者:あなたのキャリアの中でももっともグレイトな試合はどれ?

カーマン:アーネスト・ホーストとの試合だね(1990年11月)。「チェスマッチ(頭脳戦の意味?)」と言うより他はなかった。当時彼はベストファイターだと考えられていたんだ。だが、私が戦績の落ちこんでいた時期に、彼に勝った。5ラウンドで彼をノックアウトしたんだ。思い出に残る試合だった。

記者:多くのキックボクシングファンは、そのベストファイト(前述のホースト戦)はオランダで行われたと考えている。

カーマン:そうだ。なんと美しい試合だったか。とてもテクニカルで、ファンは私とホーストのパフォーマンスに酔いしれた。一進一退の攻防戦で、ノックアウトの瞬間まで試合結果はわからなかったんだ。

記者:あなたが戦っていたころ、K-1の不正ジャッジを見たことがある?

カーマン:そんなものは知らないね……。私は対戦相手をすべてノックアウトで倒すつもりだった。問題を挟む余地はないからだ。わっはっは。判定決着にならなければ、あなた方が心配するようなことは何もないんだ

記者:これから3名のファイターの名前を挙げますので、あなたの彼らに対する考えを聞きたいと思います。
まず、ミルコ・クロコップ

カーマン:よくわからない。UFCに来る前には、ずっと日本で戦っていたのだから。UFCでは……私は彼を批判したくはないが、明らかに別人、別のファイターになっていた。シーク・コンゴ戦(2007年)では、日本で戦っていたときのミルコ・クロコップには見えなかった。なんらかの原因でモチベーションが下がり、そのためパフォーマンスが下がったのではないかな。

記者:セーム・シュルト

カーマン:一体全体、何を言えばいいんだろうね? 彼は素晴らしく強い。背が高く、リーチが長いことが非常に有利なんだ。あの大きさで、あの戦い方をされたら誰にとっても困難な相手だろう。
シュルトのすべての試合を見たことはないが、彼は強烈だね。


記者:マーク・ハント

カーマン:彼の人間性は大好きだし、素晴らしい男で強いファイターだ。だが、彼の身長は不利な材料だろう。リーチが短いために、打撃を入れるためには対戦相手に飛び込んでいかなくてはならない。体重が、身長とマッチしていないんだ。それでも彼は偉大な選手であり、この世界でもベターなファイターの一人だと言える。

(中略)

記者:あなたはもう、ファイターとしては戦わない?
カーマン:多分、私はこれからも教え続けていくことだろう。

記者:お時間を割いていただき、ありがとうございました。
カーマン:こちらこそ。



以上。すべての言葉を和訳したわけではないんですが、キンボ・スライスやエリートXCの話をここで書いても仕方がないので、省きました。

多分、この記者はカーマンのことをK-1で活躍していた選手と考えているのでしょうが、
カーマンの時代とK-1の時代はちょっとずれているので、K-1ファンにとってカーマンは印象的な選手ではないと思います。
ただ、K-1ヘラクレス96で、新鋭のジャン・クロードと対戦したときには、ローキックの打ちすぎで脚を痛めたものの、ど根性で5Rまで耐え、骨の見えた足でローキックを蹴り続けた試合が、私の印象には残っていますね。偉大な選手という紹介を石井館長がなさっていましたが、確かにそのとおりの凄い選手だと感じました。

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by the_kakato_otoshi | 2008-06-08 12:15 | 総合格闘技

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