[王者]バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
[挑戦者]グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
<スーパーヘビー級タイトルマッチ K-1ルール/3分3R延長2R>
[王者]セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
[挑戦者]ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)
ミルコ・クロコップとの総合マッチが噂されるジェロム・レ・バンナが、次なるシュルトへの挑戦者となることが正式に発表されました。
すでにシュルトVSバンナは公になっていたため、おそらく難航したのはバダ・ハリVSグラウベのほうだったのではないかと推測されます。
どちらが渋ったのかはわかりませんが、玄人も素人も楽しめる美しい試合を期待したいです。
ジェロム・レ・バンナVSセーム・シュルトはすでに3試合目であまり新鮮味はありません。
しかし、去年のFINALベスト4で行われた試合は、
すでに緒戦でバンナが消耗しており、参考外です。
特に、バンナのボルトが取れてからは初めての対戦になりますので、最も実力が接近した状態になることを期待しましょう。
正直言って、長年のダメージの蓄積など、身体的にはボロボロと言ってもいいバンナ。
それでも「ワンマッチなら勝てる」と、この試合を申し出たその男気というか、その闘争心というか……。
もちろん、オランダ大会でのマイクアピールにて、「開幕戦でシュルトとやらせろ」と直訴。対戦要求のアピールしたアーツも同様ですが……。
K-1は、特に谷川政権になってからというもの、期待するホープには比較的実力の劣る選手をぶつけ、経験を積ませる手法を取ってます。それは、あまりにも若手に故障者が多く出たため、選手をプロテクトせざるおえなかったという事情もあるでしょう。興行が増えて、すべての大会でベストVSベストを当てることができなかった事情もあるでしょう。
だけど、そうやって育ててきた選手は、もう一歩頂点まで登れていない現実があります。
アーツ、バンナが出てきた90年代は、そういうやり方をせず、とにかく勢いのある若手がどんどんトップファイターにぶち当てられましたよね(苦笑)。
その時代の生き残りであるこの二人は、やはり90年代のK-1のなんたるかを知っているような気がするんですよ。
それは、「何度地を這わされても、最後にはリベンジする」ということなんじゃないかと。
だから、シュルトに挑戦し続けるんじゃないかなぁ。
やっぱ凄いよ。
歳を取ったせいか、はたまた何なのかはよくわからないですけど………
どうもこの手の話題になると、こみ上げるものがあるね………いかんいかん。
でも、この二人の最近の試合は、
鬼気迫るものがあるんです。
確かに、若かりしころのほうが、パワーもあり、派手で、昇竜の勢いがありましたよ。
今ではもう体中に古傷を抱え、試合中の怪我、アクシデントも多くなりました。
K-1はルールにのっとった競技だから……
誰も望まなくとも負けるときは負ける。
しかし、それ以上に、なんというか、迫力。
見るものに迫るオーラのようなものでしょうか。そういったものを感じるんですね。
K-1のみならずですが、
長年その競技でトップを張った一流選手というのは、
たとえ力が落ちていても、その経験は必ず相手選手、相手チームの脅威になります。
今回は、まずジェロム・レ・バンナ。
負ければ次はピーター・アーツ。
この二つの矢が、果たしてシュルトに突き刺さるのか。
初期K-1を担ったレジェンドが、最後の大仕事にむけて動き出した……と、お伝えすべきでしょうね。ここは。
しかし、
いつからバンナは感動系の選手になったんだろ(笑)。
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【決定対戦カード】
<ヘビー級タイトルマッチ K-1ルール/3分3R延長2R>
[王者]バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
[挑戦者]グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
<スーパーヘビー級タイトルマッチ K-1ルール/3分3R延長2R>
[王者]セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
[挑戦者]ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)
<オープニングファイト K-1ルール/3分3R>
立川隆史(日本/TRYOUT)
河野真弓(日本/九州比山ジム)
【変更後カード】
<K-1 JAPAN GP2008トーナメント 1回戦第1試合>
武蔵(日本/正道会館)
前田慶次郎(日本/チームドラゴン)
<K-1 JAPAN GP2008トーナメント 1回戦第2試合>
野田 貢(日本/シルバーアックス)
佐藤 匠(日本/極真会館)
<K-1 JAPAN GP2008トーナメント 1回戦第3試合>
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
高萩ツトム(日本/チームドラゴン)
<K-1 JAPAN GP2008トーナメント 1回戦第4試合>
中迫 強(日本/ZEBRA244)
ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)
<K-1 JAPAN GP2008トーナメント リザーブファイト>
洪太星(日本/極真会館)
高森啓吾(日本/谷山ジム)
【既出カード】
<スーパーファイト K-1ルール/3分3R延長2R>
ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)
ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(南アフリカ/フリー)