【感想】K-1WGP in 福岡 ~前田慶次郎・大躍進~
■K-1 WORLD GP 2008 IN FUKUOKA-JAPAN GP
6月29日(日)マリンメッセ福岡 開場13:30 開始15:00

<第1試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R・延長2R>
○ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)
●ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(南アフリカ/フリー)

アーツの復帰戦は、意外な展開となりました。
ノルキヤの攻撃がアーツにヒットし、アーツは足元がおぼつかない。
大巨人のローキックでフラつくアーツの姿に一抹の不安
3Rに入り、ようやくアーツがローキックやワンツーパンチを軸に巻き返し、最後は豪快なハイキックを2M超のノルキヤの顔面に決め、後はラッシュでとどめを差したものの、開幕戦のシュルト戦(?)に不安を残しました。

<第2試合 K-1 JAPAN GP2008トーナメント 1回戦(1)>
●武蔵(正道会館)
○前田慶次郎(チームドラゴン)

武蔵は膝がやはりダメだったようです。
しかし、前田は膝よりも内腿を執拗に狙い、結果的に武蔵の足を止めてしまいました。
そうなると、もう前田ペース。もとよりパンチだけで試合を組み立てることができない武蔵は、バタバタしながら慣れない撃ち合いに応じてしまい、数発前田のいいパンチを顔面でもらってしまいました

判定は2-0で前田でしたが、これは妥当だったと思います。

<第3試合 K-1 JAPAN GP2008トーナメント 1回戦(2)>
●野田 貢(シルバーアックス)
○佐藤 匠(極真会館)

地上波ではカットされたとのこと。
野田がガンガン前に出るも、佐藤は上手くしのいでパンチを当てていく。
最後は至近距離からのラッシュが入った佐藤が判定勝利。
地味だけど、佐藤は強い。侮っていました。

<第4試合 K-1 JAPAN GP2008トーナメント 1回戦(3)>
○エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
●高萩ツトム(日本/チームドラゴン)

実力差。

<第5試合 K-1 JAPAN GP2008トーナメント 1回戦(4)>
○中迫 強(ZEBRA244)
●ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)

アッカはスタミナ配分に課題があり、ラッシュの後疲れてしまう展開はいただけない。2Rあたりから中迫のローキックが効き出し、勝負あり。

<第6試合 K-1 JAPAN GP2008トーナメント 準決勝戦 3分3R延長2R>
○前田慶次郎(チームドラゴン)
●佐藤 匠(極真会館)

ジャパングランプリのベストバウト
トライアウト出身の二人が、この日のトーナメントで一番輝いていました。試合が進むにつれて、二人が撃ち合いをはじめ、一進一退の攻防。得意のコンビネーションで攻める前田と、カウンターで迎え撃つ佐藤は、技術的にも優れ、実に面白い試合でした。二人ともキャリアは浅いけど、すごくアグレッシブで、なんというか、「K-1を見て育った世代」とでもいいますか。互いにバックボーンは違えど、K-1とはどのように戦うものかというのを、よく知っている気がしましたね。
二人ともパンチ中心で、スピードも速く、WGPというよりは、MAXのような試合でしたけどね。

前田のスピードと、佐藤のタフさは、これからのK-1ジャパン勢を引っ張っていく存在だと思います。とにかく、本当にいい試合だったのです。

<第7試合 K-1 JAPAN GP2008トーナメント 準決勝戦 3分3R延長2R>
○エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
●中迫 強(ZEBRA244)

中迫はアッカ戦もそうですが、ずっと穏やかな顔で試合をしていました。
途中、気合を入れるシーンもありましたが、なにか闘志のようなものを一切感じない、単調な攻撃と防御を繰り返して、うーん、何をしたかったんだろう。
テイシェイラ相手に、特に何かやってやろうということもなく、淡々と試合をして、淡々と負けた……。そんな印象でした。眠くなりました。
K-1にはもう出なくていいです。

<第8試合 K-1ヘビー級タイトルマッチ K-1ルール 3分3R延長2R>
○[王者]バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
●[挑戦者]グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)

バダ・ハリの成長度は、私の予想をはるかに超えていました
トーナメントで彼の前に立ちはだかるのは、レミー、アーツ、シュルトの3人くらいではないでしょうか。
一発一発の攻撃に説得力があり、グラウベに何もさせませんでした……。
ついに、バダ・ハリの時代がやってきたようです!

しのぎを削る若手募集中!

カラエフでも、澤屋敷でも、前田慶次郎でも、グーカン・サキでも、まだ見ぬ強豪でもいい。
彼とベルナルドとアーツのような名勝負数え歌を作れるライバル関係を築ける男がK-1には必要なのです。

<第9試合 K-1スーパーヘビー級タイトルマッチ K-1ルール 3分3R延長2R>
○[王者]セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
●[挑戦者]ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)

藤原ノリカではないですが、なんか息が詰まりました
バンナの拳は届きませんでした。しかし、奇策を弄せず、結局最後まで正面に立ち、正面からシュルトのガードを崩そうとした愚直なバンナの試合は、まさにバンナの生き様そのものだったのではないでしょうか。
この二つのタイトルマッチを見て、多くのファンは思ったことでしょう。

シュルトVSバダ・ハリ」。

これが実現する瞬間が近づいているということが。
バダ・ハリにすべてを託すしかないということが。
しかし、その前に、アーツがシュルトに挑戦するはずです。
開幕戦、そして決勝戦はシュルトとバダ・ハリ。二人の現役タイトルホルダーを中心に動きます。

<第10試合 K-1 JAPAN GP2008トーナメント 決勝戦 3分3R延長2R>
●前田慶次郎(チームドラゴン)
○エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)

前田は1、2ラウンド消極的すぎました。しかし作戦ミスとは言えず、3ラウンドで攻め疲れたテイシェイラを攻め立てる策は一定の効果を得たと思います。
実質的にジャパンGP優勝と言ってもいい活躍をみせたかぶき者。
主催者推薦枠による開幕戦出場もありかと思います。


欧州王者エロル・ジマーマンに続いて、日本王者はテイシェイラということになりました。
アジア王者、USA王者の行方、そして推薦枠の行方、ホンマンの兵役問題と開幕戦まで話題の尽きないK-1WGPをこれからも楽しみましょう。

今日のかかとおとし的ベストバウトは、あえてジャパンGP準決勝・前田VS佐藤にします。
実力差が近く、アグレッシブで気持ちの入った試合でした。


にほんブログ村 格闘技ブログへ

次は七夕MAX!→人気blogランキングへ
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-06-29 23:52 | K-1

「K-1」についての情報・コラム。ツイッターはEbi_Knight。ご連絡はkorgradiasアットマークmail.goo.ne.jp
by the_kakato_otoshi
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
検索
最新の記事
さらばゴールデンボーイ? バ..
at 2011-09-29 23:48
番狂わせあり、名勝負あり、7..
at 2011-09-25 21:58
ショータイム70kgトーナメ..
at 2011-09-25 17:10
ほほ笑みの国
at 2011-08-21 23:51
明日からちょっと
at 2011-08-19 22:49
アクセス
ファン
ブログジャンル
画像一覧