ザ・反逆者……グーカン・サキ【FINAL16 FIGHTERS】
FINAL16出場者ファイル7  「ザ・反逆者

グーカン・サキ

出身国・トルコ 身長・180センチ 体重・97キロ
2005年以降の成績・9戦8勝。4KO(TKO含む・K-1WGPのみの成績)。
所属・ゴールデングローリー
タイトル・K-1WGPハワイ2008優勝
ニックネーム・トルコの星

<代理出場で優勝したハワイGP>

K-1選手の世代交代は、劇的に進められるという形ではなく、徐々に進行している印象です。
三歩進んで二歩下がる。そんなイメージですね。
ところが、グーカン・サキの存在はこれを一気に推し進めるものになるのではないか。そんな予感が漂います。
事実上の世界最終予選。ハワイでのトーナメントでは、ハリッド“ディ・ファウスト”の代役として出場し3連続KOで優勝しましたが、これは谷川EPも驚くべき結果ではないという発言をしており、その実力から考えると当然の結果でした。ニコラス・ペタス、マイティ・モーがトラブルで勝ちあがれなかったことを考慮しても、サキ優勝の結果は覆らなかっただろうというのが、谷川EPの予想でもあったようなのです。
それにしても、トーナメント前はハリッド、ペタス、モーのうちの誰かが優勝するだろうとされていましたが、蓋をあけてみればサキはこの3人のうちの誰とも戦うことなく優勝してしまいました。正直に言って、ハワイGPの対戦相手ではサキの実力は図れません。

<現在14連勝中>

トルコ出身の有色人種で、身長も180センチと低め。しかし、それを覆す負けん気の強さとテクニックは、日本人ファイターの指針のひとつではないかと思います。

サキの気の強さは、様々な場面で表れます。まずは昨年地元トルコで行われたK-1イスタンブール大会で、判定勝利の声を聞いた後、すれ違いざまに「おらよっ」と軽く対戦相手にローキックをくれてしまいます。相手は激昂し、両セコンド入り乱れての乱闘祭りになりました
また、今年のK-1アムステルダム大会では、ベスト16フィイターのスロウィンスキーをKOで葬った後、フジテレビスタッフに「日本に呼べ」とアピール。試合後はバダ・ハリとのK-1ヘビー級タイトルマッチを要求するなど、吼えに吼えまくりました。
それもそのはず、欧州でのニックネームは「The Rebel」。「反逆者」の意味です。

所業は狂犬ですが、試合内容は鋭いローキックとフットワークを武器にしたオーソドックスなスタイルです。180センチのサキが大型選手の中で戦うために選んだ「下から崩す」戦法なのでしょう。
これによってトルコの新星は、2006年のK-1アムステルダム大会決勝戦・ビヨン・ブレギー戦以来負けていません。14戦全勝。つまり、2年間無敗なのです。小柄なファイターであるサキが欧州のヘビー級戦線で長い間負けていないことの意味を考えてもらえると、いかにこの選手が強いかということがわかるでしょう。
特に、2008年になってから小さな大会も含めて7戦7勝7KO。破竹の快進撃を続けているのです。

<開幕戦に挑む>

2008年KO率100%。スピードでかく乱し、ローキックで崩す。このオーソドックスでかつ効果的な戦術を使いこなすグーカン・サキを対戦相手にして嬉しい選手はひとりもいないことでしょう。しかも、24歳とまだまだ伸びしろがあり、大舞台でどう変化してくるのか想像もつきません。
なによりも、誰と戦ってもほぼ初対戦なのですから、マンネリと言われて久しいK-1WGP戦線に一陣の風を巻き起こすかもしれません。これまで実力が知られながらも、ゴールデングローリーという王者を抱えるビッグチームに埋もれていた「反逆者」がついに覚醒のときを迎えるのです。
こうした選手を見るのが、K-1ファンのなによりの楽しみと言えるでしょう

<趣味・戦い 夢・王者>

個人的な印象を述べれば、今年のK-1アムステルダム大会で優勝した同僚ジマーマンよりも上の実力と、私は見ています。昨年のアムステルダム王者スロウィンスキーを1ラウンドKOで下しており、その試合内容は完勝といえるものでした。
ジマーマンが、滅法打ち合う、テクニックよりも気合で圧す荒いファイティングスタイルなのとは裏腹に、このサキは非常に冷静に戦っている印象を受けます。
シュルト、アーツ以外の13人では、レミーかバダ・ハリでないとサキを止められないのではと思うほどです。
ただ、ゴールデングローリーばかり決勝戦に行くのをプロモーターは興行的に避けたいでしょうから、生半可な相手と戦うことはないと断言できます。
しかし、それを乗り越えてこそ、彼の挑戦には価値があるというものです。

最後に・・・・グーカン・サキのウェブサイトには、以下のようなプロフィールが公表されています。

趣味:ムエタイ・戦うこと。
人生の目標:K-1WGPで王者になり、王者であり続けること。


サキの視線は、あくまでもまっすぐです。
舐めてかかると、トップファイターでも痛い目をみることでしょう。


にほんブログ村 格闘技ブログへ

トルコの星がソウル侵攻。震えて待て!→人気ブログランキング

「FINAL16 FIGHTERS」シリーズリンク

第1回鋼鉄の魔城……セーム・シュルト【FINAL16 FIGHTERS】
第2回不遇の王様……レミー・ボンヤスキー【FINAL16 FIGHTERS】

以下続々

バダ・ハリ篇 
グラウベ
アーツ
ジマーマン
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-08-22 16:16 | K-1

「K-1」についての情報・コラム。ツイッターはEbi_Knight。ご連絡はkorgradiasアットマークmail.goo.ne.jp
by the_kakato_otoshi
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
検索
最新の記事
さらばゴールデンボーイ? バ..
at 2011-09-29 23:48
番狂わせあり、名勝負あり、7..
at 2011-09-25 21:58
ショータイム70kgトーナメ..
at 2011-09-25 17:10
ほほ笑みの国
at 2011-08-21 23:51
明日からちょっと
at 2011-08-19 22:49
アクセス
ファン
ブログジャンル
画像一覧