カテゴリ:K-1( 1069 )
【リクエスト】声に出して読みたいK-1語録②
名勝負シリーズ第2弾は97年のワンマッチ。フランシスコ・フィリオvsアンディ・フグです。

ーーーーー

分裂前の極真会館は世界中に門下生を置く巨大な組織でした。

4年に一度開かれる極真の世界大会は格闘技ファンにとっては常に注目の的であり、
立ち技格闘技の頂点とも言われていたのです。

まさに神聖ともいえるその大会を外国人として始めて優勝したのが、ブラジルの怪物フランシスコ・フィリオでした。

90年代後半飛ぶ鳥を落とす勢いのK-1グランプリでしたが、
未だ空手の頂点が参戦していないとあって
「極真vsK-1」を望む声が高まっていたことを記憶しています。

フランシスコ・フィリオの登場は当時のK-1ファンにとっては信じられない出来事だったと言えるでしょう。
しかも、石井館長が用意した対戦相手はかつて極真の世界大会で準優勝し、その後破門されたアンディ・フグだったのだから平静ではいられません。しかも空手時代の一度目の対戦ではフィリオが勝っています。

異種格闘技戦の場としてのK-1が迎えたひとつの頂上とも呼べる試合だったと思います。

なにしろ他の流派ではなく、極真なのですから。
当時からK-1を席巻していたオランダキックは黒崎健時が大山道場のオランダ支部長で教えた門下生たちが発展させたものです。チャクリキのトム・ハーリック会長もボスジムのヨハン・ボスも、ゴールデングローリーのコー・ヘマースもみんなオランダ極真です。

ゆえに、彼らの弟子であるアーツやホーストすらも、元をたどれば極真に行き着く。そのように言われていました。

いやそもそも石井館長はもともと極真なわけで、「K-1」とは極真の支流であると表現しても良いわけなんです。つまりフィリオのK-1出場は、「支流」に「本家」の王様が参戦したという歴史的な出来事だった。K-1がいかに「極真最強伝説」にとって危険な存在であったかご理解いただけると思います。

1997年7月20日の「K-1 DREAM ’97」にて、その夢の対決は実現しました。

この大会で”悪童”ピーター・アーツが”バトルサイボーグ”ジェロム・レ・バンナをハイキックでKOし、”拳獣”サム・グレコが復活した”伝説の拳”ブランコ・シカティックをラッシュで失神に追い込むなど空前の盛り上がりを見せ・・・・
そして第5試合、その一戦がやってきたのです。

正道の胴着の下にスイスのトランクスのフグ。
極真の胴着の下にブラジルのトランクスのフィリオ。

互いに別々の組織と国を背負い、
赤と青のグローブを交える。このコントラストが見事だったんですよね。

序盤互いに間合いとって様子をみる二人のファイター。時折試し蹴りのように繰り出されるローキックの乾いた音が鳴り響きます。
なにか互いの隙を探り合うかのような小刻みな動き。
フグは小刻みに体を揺らして攻撃を誘いますが、フィリオはどっしりと構えて重いミドルキックくらいしか出しません。

固唾を呑む

とは、まさにこのような状態のことを言うのだと思います。
どちらが勝つのか。
互いの歴史や因縁を含めてまさに勝敗のみがこの試合の論点であり、それ以外のスパイスは必要ではありませんでした。
袂を分かったこの二人が同じリングにたっているというだけで十分に刺激的だったのです。

極真を飛び出して大金と成功をつかんだフグを追いかけてきたフィリオという見方もできるし、
破門されたフグが本家の現役王者へのリベンジを果たそうとしているという見方もできる。
ファンの心理によって無限に想像力を働かせられる不思議な魅力があるマッチメイクでした。

しかし「極上の膠着」はわずか2分で幕を閉じます。

フグが前に出てフィリオが下がります。
そこでフグは軽くワンツーで追い打ちをかけたのですが、その瞬間。。。。。
フィリオの放った手打ちの右フックがフグのこめかみを捉えました。

ばたん。

なんとその一発でフグはマットに大の字になり、
そのまま無情にもテンカウントを聞いたのです。

なんという衝撃的な結末!!!!

積み上げられてきた二人の物語は、わずか一発の右フックでエンディングを迎えました。
これがノンフィクションであるスポーツ競技の面白さなのです。いかなる一流の作家でも、これほどまでに見る者の想像を超え、衝撃を与え、かつ余韻を残す結末は書けないことでしょう。

勝利したフィリオには極真スタッフが抱きつきに殺到。そのシャツの背中には「一撃」の文字がプリントしてあり、これがまたそのシチュエーションにぴったりとフィットしていました。

一撃伝説の幕開けでした。この勝利がなければ、グラウベ・フェイトーザ、ニコラス・ペタス、エヴェルトン・テイシェイラの参戦もなかったことでしょう。

今日の声に出して読みたいK-1語録はゴングが鳴った瞬間の三宅アナの言葉。

「フランシスコ・フィリオ対アンディ・フグ。6年の時を超え、今二人がこのリング上グローブをつけて相まみえます!!」

K-1がまだ空手の大会の延長上にあった頃を忍ばせる、時代を感じさせる実況文句です。

それにしても、今は微妙な極真ですが……さらなる怪物がいつかまた現れて欲しいものです。




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by the_kakato_otoshi | 2011-02-28 06:27 | K-1
セーム・シュルトのトレーナー「It's Showtimeの周囲は危険だ」
http://www.fansofk1.com/article?aID=3821&Category=1

コカイン所持容疑で警察に逮捕された(すでに釈放されたとの情報もありますが)カラケスの件についてシュルトがコメントを述べています。

ーーーーー

シュルトのコメント
「確かに良いことではないですよ。けれど、何かできることがありますか? 私ができることは自分自身がこの種のビジネスに手を出さず、模範的であることだけです」

「ファイターによっては、試合の報酬だけでは足りないと感じるのです。なので、そのような種類のビジネスに手を出す奴もいる」

「はっはっは! 今度僕の出演する映画(アムステルダム・ヘヴィ)は、まさにドラッグと犯罪がテーマの作品なんです。そして、私はドアマンの役をもらっているんですよ!」

シュルトのトレーナーのコメント

「カラケスは”It's Showtimeチャンピオン”だが、日本で行われる”本物”のトーナメントで優勝したわけではない。ショータイムは多くの”法に触れる”ファイターと契約している。バダ・ハリはドアマンへの暴行容疑があった。アーシュイン・バルラック……(バダ以上に)彼こそ”悪漢”なのだが……彼は82キロのコカインを所持していた。ショータイムという組織の周囲は危険なんだ。我々にはそのようなことはないことを喜んでいる」

ーーーーー

シュルトがドアマン役で映画に出演するそうです。
ぜひ、バダとの共演が観たいですね!!!!(悪)


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by the_kakato_otoshi | 2011-02-27 09:20 | K-1
ダニエル・ギタインタビュー「キックボクシングはルーマニアで最も愛されているスポーツ」
http://www.siamfightmag.com/interviews/interviews_anglais/daniel_ghita/interview_daniel_ghita.html

今日はダニエル・ギタのインタビューです。フランスの格闘技情報サイトにアップされています。

----

ーインタビューを受けていただき、ありがとうございます。ワールドグランプリではグーカン・サキと素晴らしい試合をしましたね。振り返ってみてどうでしたか?
「いい試合だった。サキは良い選手だが今年また戦いたいね。FINAL16で」

ーあなたはK-1ファイナルに残った歴史上始めてのルーマニア人ですね。決勝に進むためにソウルのFINAL16でジマーマンを倒した試合は素晴らしかったのですが、この勝利については?
「ジマーマンを倒すために3ヶ月間ハードなトレーニングを行った。マキシマムな仕上げが必要だった。夢が叶ったのだから、最高の勝利だったな!」

ーあなたの目標はK-1WGPのワンデイトーナメントに出場することでした。今年はあなたの年になりそうですか?
「さあな。だが、挑戦していくさ……」

ー昨年アーシュイン・バルラックに敗れましたが、彼は強い選手です。もう一度戦いたいですか?
「バルラックは良い選手で、テクニカルだ。3ラウンドの末に敗れてしまったが、またいつ戦ってもいい」

ー2009年、シュルトと戦いましたがほとんどの選手がKOで敗れる中あなただけは判定まで行きましたね。
「シュルトと戦うときは常に難しい。2009年は時間を掛け過ぎてしまったし、自分のミスもあって負けてしまったな。もちろん、リベンジを望んでいる

ーフランス人ファイターグレゴリー・トニーやフレディ・ケマイヨとも試合をしていますが、彼らとの戦いはどうでしたか?
「グレゴリーとは2回試合をしている。1度目は負けたが2度目はKOでリベンジした。両方ともいい試合だった。ケマイヨもKOで倒した」

ーベストなフランス人ファイターはジェロム・レ・バンナですが、彼と戦いたいですか?
「自分にとってジェロム・レ・バンナは伝説であり、ファンタスティックな選手であり、K-1のスターの一人だ。いつ、どんなときでもやってやろうじゃないか......」

ーこれまでで最もハードだった対戦相手は誰ですか?
「シュルトかな」

ーこれまでの格闘人生で一番の思い出は?
「昨年、FINAL8に勝ち上がった瞬間だ」

ー最低の思い出は?
「グレゴリーにKOで負けた時だ」

ー偉大なる王者だちが戦ってきたK-1ですが、あなたが見てきた中で最も好きな選手は誰ですか?
アーネスト・ホーストとピーター・アーツ!」

(中略)

ー戦績を教えてください。
「43試合、37勝、6敗。27KO」

ー最大の武器は?
「ローキック!」

ールーマニアではキックボクシングが発達してきましたね。多くの興行があるのですか?
ルーマニアでキックボクシングは最も愛されているスポーツさ。子供たちはダニエル・ギタやラウル・カティナスのようになりたがっている。2,3年前から興行もオランダのように始まっている」

ーキックをはじめたきっかけは?
「昔からスポーツが大好きだった。最初はサッカーをやっていたが、朝の練習が嫌いでキックを始めたんだ」

ーあなたの格闘技人生に影響を与えた人物はいますか?
アーネスト・ホースト、アンディ・フグ、ピーター・アーツに影響を受けた。家族やコーチに恵まれて続けていける」

ー大統領のボディガードをやっていたのは本当ですか?
「本当なんだ。2001年から2008年までルーマニアのシークレットサービスとして大統領を警護していた

ーキックボクシングはボディガードの役に立ちましたか?
「もちろん」

ー2011年のあなたの計画は?
「まずはIt's Showtimeの王者になる。そして、K-1WGPのFINAL8にもう一度出場したい

(後略)

----

1993年K-1が始まり、そのときまだ10代だった少年はアーネスト・ホーストやピーター・アーツ、そしてアンディ・フグに影響されてキックボクシングの練習を積みました。
そしていま、その彼がK-1に出場しルーマニアのキックボクシング熱を一身に背負っている。

クロアチアのミルコ・フィリポビッチやスイスのアンディ・フグ、韓国のチェ・ホンマン、トルコのグーカン・サキ、モロッコのバダ・ハリのように国民的なスター選手を時としてK−1は排出します。そしてそのような選手はほぼ必ずヘビー級から出てくるのです。
彼らのような選手こそ最もK-1が大事にすべき男たちです。

日本は島国で、しかもコアな格闘技ファンほど後楽園に閉じこもっています。たまにさいたまに出かけるくらいでしょうか。
彼らなど相手にしてはいけません。本質を見誤ります。

K-1が誠に眼を向けるべきはダニエル・ギタに憧れてキックを好きになるルーマニアの子供たちのような、新しい市場だと私は思います。

困難の時代にK-1新時代を切り開くのは、バダ・ハリ、グーカン・サキ、ダニエル・ギタのように国民の希望を背負って戦う選手だと思います。彼らが第2、第3のアンディ・フグとなってK-1を世界に伝えていく必要があるのです。

K-1の秘めたる潜在力。それを体現する好例の一つがこのルーマニアの英雄、ダニエル・ギタだと思います。

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by the_kakato_otoshi | 2011-02-24 11:26 | K-1
【リクエスト】声に出して読みたいK-1語録①
リクエストシリーズ。
K-1名勝負は要望が多かったので取り上げたいと思います。3〜4回くらいは連載したいです。
テーマを「K-1の原風景」としてやっていきたいと思います。
そしてエントリの最後に声に出して読みたいK-1語録を一言添えていきましょう。

視聴率だとか、MMAとの絡みだとか、他競技選手のセカンドライフ参戦とか、そういうつまらない雑音の中でもともとK-1ってなんだったのか見失っているファンが多い気がします。
18年の歴史の中で「This is K-1」という試合をピックアップし、
みなさんと一緒に格闘技の魅力を思い出したいと思います。

第1回は2001年の世界最終予選B準決勝、レイ・セフォー(ニュージーランド)vsマーク・ハント(ニュージーランド)です。

2000年と2001年のK-1WGPオセアニア予選を連覇したマーク・ハントは、2001年のK-1WGPメルボルンGPに出場。1回戦でホースト相手に判定で敗れるも王者を苦しめる戦いを見せ福岡で行われた敗者復活戦に出場することになりました。

ここでの対戦相手はレイ・セフォー。当時高いKO率とノーガードのパフォーマンスでトップファイターに君臨していたセフォーもこの年は敗者復活戦に参加。同郷対決が実現したのです。

当然、下馬評ではセフォーが上でした。

試合はまずマーク・ハントが123キロの巨体を生かしてラッシュ。
セフォーは相手の並々ならぬ実力を感じ笑みを浮かべます。
凌いだセフォーが今度は逆襲。
キレのあるアッパー、フックが次々とハントの顔面を捉えます。
徐々にセフォーのペースかと思われたところですが、だんだんと観客も「異変」を感じるのです。

確かに次々とセフォーの攻撃はハントに入っている。
完全にセフォーがテクニックで上回っている。
はずなのですが……

マーク・ハントはどれだけパンチの雨あられを受けても、平然と白い顔をしている。
逆に手数は多くないものの、一発一発に123キロすべてが乗ったパンチがセフォーの顔面を変形させていくのです。

1Rが終わる頃にはすっかり観客はこの二人の発する異常な磁場に引き寄せられているようでした。
今眼の前になにが起こっているのか。全く見逃せない。そういう勝負です。

2R、少しペースを落としてローキックを交えて攻めるセフォー。
ローで気を散らして顔面にフックを何度も叩き込みます。テクニシャンの真骨頂です。
並のファイターであれば心が折れそうになるところですが、ハントは全く引くことなく、効いたそぶりもなく、逆に頭から突っ込んでいき、近づいてパンチを浴びながら豪腕を振り回すというこれまでの常識では考えられない戦い方をはじめました。

このときのフジテレビ解説陣のコメントがその衝撃を物語っています。

石井館長「勇者ですよね。マーク・ハントって。凄いな……」
谷川氏「顔で受けてますね……」
紀香さん「うわぁ↑ うわぁぁ↑」

そして2ラウンド終了30秒前。今日の「その時」です(笑)。

マーク・ハントはガードを解き、自ら顔面を付き出してレイ・セフォーに「殴ってみろ!」と手を広げたのです!
セフォーは感極まって思わずハントのうなじにキスをし、「了解した」とばかりに満面の笑みでハントの顔面に全力のストレートを叩き込みます。


石井館長「顔で受けてるよ! ほら、顔で!

しかしハントはそれを受け、平然と猛反撃を開始します。

観客大喜び。
なんだこれは。信じられない異様な風景が現実に繰り広げられている。
まるで週刊少年ジャンプだ。

谷川氏「なんか(リングサイドの)ジェロム・レ・バンナ大喜びですね(笑)……

2R終了後、セフォーの顔面がボコボコになっているのに対し、ハントの顔面は白いまま。

谷川氏「凄かったですね……」
石井館長「もう喧嘩ですよね。これね、なんかね、ほんとに、なんかこう……理屈を超えた……

石井館長がちゃんと喋れないくらいの興奮。

ファイナルラウンド。

ジャブとロー、アッパー、フック。あらゆる手段を尽くして相手を倒そうとするセフォー。しかし、それらの攻撃をすべて受けて、なお前に出るマーク・ハント。
手数の面では圧倒的にセフォーが出しているのですが決してハントも負けているようには見せません。むしろ解説陣もマーク・ハントに興味しんしんの様子です。

谷川氏「マーク・ハントって凄いですね。『何者か!?』って感じですね。(中略)ほんとに世界にはいろいろいますよね〜」
実況「ブーメランフックが何度となく炸裂しています! そして、確実に何発かは顔面を捉えています!」
谷川氏「……でも顔が腫れているのはセフォーですね……

セフォーからは余裕の笑顔が消え、持てる余力を注いでハント退治に集中している様子です。
3R中盤、さすがに足元がおぼつかなくなるハントですが、セフォーは一切手を抜かず顔面を集中的に強打します。しかし、倒れません。それどころか反撃のキックやフックを繰り出してきます。

紀香さん「全部吸収しているんですか?
石井館長「こんな選手初めて観ました……」
谷川氏「顔が腫れないのが不思議ですよね……。鼻血も出ないし……」

残り20秒でセフォーがバックハンドブローを叩き込みますが、ハントもすぐに同じバックハンドブローで返します。
ふたりとも同国同士の負けず嫌い。
お互い引かないまま、3Rを終了。場内大歓声

判定ではクリーンヒット数の上回ったセフォーが勝ちましたが、
この試合で右の眼窩底を骨折し無念のリタイア。

代わりに決勝戦に出場したハントがアダム・ワット(オーストラリア)をKOで下しFINALへのチケットを手にしたのです。

What's K-1?と聞かれたらオススメしたい試合がまずこれです。

さて、今日の声に出して読みたいK-1語録は

石井館長の「こんな選手初めて観ました……」

です。

まさにK-1を観る最大の楽しみはこれです。
トップファイター同士の夢の対決でも、MMAへのK-1ファイターの挑戦でもなく、
全くノーマークの新人ファイターが限界を超えた試合を見せて起こすジャイアント・キリング。

そして、
一夜にして新しい格闘界のスター選手が誕生する。
これぞまさにK-1の原風景だと思うのです。

そういう「奇跡」を一番分かりやすい形で提示できるのが、
このレイ・セフォーvsマーク・ハントではないかと思うのです。

古いファンなら当然ご存知の名勝負ですが、
もしまだ観ていない方がいらっしゃるならば是非一度御覧くださいませ。





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by the_kakato_otoshi | 2011-02-18 12:06 | K-1
【リクエスト】軽量級K-1を盛り上げるためにはどうすればいいのか?
読者様からのブログネタリクエスト、第1弾。

■軽量級K-1を盛り上げるためにはどうすればいいのか? 提言してください。

というご要望です。

はい、お答えしましょう。

まずね。

これって

「軽量級だけを単体で盛り上げる」

っていう話であれば難しいと言わざるを得ないんですよね。

それはなぜかというと、軽量級のK-1とは今で言えば63キロなんですけど、
やっぱり細いんですわ。線が。

絵で撮ったとき、70キロよりさらに細く映っちゃう。
フジテレビのWGPでさんざんバダ・ハリやアリスター、シュルトなんかを観ちゃったら大人と子供の違いがありますよね。
それはもう子供でもわかる違い。

しかも、WGPには10年以上戦ってる選手もいるし、体型的にもアリスターみたいな筋肉ダルマがいたり、バダ・ハリやレミーのようなスタイリッシュな選手もいる。アーツのような渋い中年もいるし、グーカン・サキのようなイケイケの若手もいる。ダニエル・ギタのような侍キャラも出てきた。
絵も迫力があるし、キャラクターもはっきりしてるのがWGP。この理解しやすさこそが本来のK-1なんですよね。

対して、軽量級ってのは体型も身長も無差別級ほど差が出ない。
じゃあ何で差がでるのって言ったら、元ボクサー、元モデル〜だったりペンキ職人〜だったり……。職業対抗戦か? っていうキャラ付け。
DREAMに出てる軽量級見ても、戦うフリーターだったり元暴走族だったり、所属組織や雇用形態をネタにキャラ付けするしかなくなってますよ。

元モデルでもペンキ職人でもいいんだけど、
WGPと比べるとやっぱりスケールがちっちゃいんですよ。

K-1で名を馳せたミルコ・クロコップなどは現役特殊警察官だったし、その師匠のシカティックはリアルに内戦で戦ってた軍人でしたよね。レミーは銀行員だったし、ダニエル・ギタに至っては元大統領SPですからね(笑)。 ペンキ職人とか元モデルとか”蚊の幼虫”みたいなものなわけ。

とにかくすべてにおいて、日本国内軽量級ってのはスモールワールドなんですね。

でもいいんですよ。後楽園ホールとかディファ有明でやってるなら、全然スモールワールドで構わないと思うんです。

じゃあ後楽園ホールのスターをゴールデンタイムで放送できるの? っていう話。

どう考えても無理でしょう。昨年7月のK-1MAX。谷川氏は-63日本トーナメントに自信を持ってたみたいだけど、私は視聴率を取るコンテンツとしては失敗するのではないかと思ってましたよ。だって、スケールがちっちゃいんだもん。
先行投資してきたK-1甲子園の選手もベスト8には才賀しか出てこなかったじゃないですか。どうせやるなら甲子園メンバーを3名は入れなきゃダメだったと思います。なんのための先行投資だったのか、よくわからないですよね。

K-1がその名のモデルとしたF1の世界を見てみましょうか。

世界各国にはモータースポーツがいくつもあるけど、
すべてのドライバーの頂点に立つのがF1ドライバーですよね。そしてそのF1の頂点に立っているのがフェラーリ。すべてのレーサーの憧れこそがフェラーリF1のシートであり、そこに座れるのは世界で二人なんです。

そのF1にステップアップするための下部組織、下部レースが無数に存在し、若手ドライバーが切磋琢磨している。F1を頂点としたピラミッドが存在するわけです。

仮に、F1がなくなればどうなるか。下部組織は目指すべき目標を見失い、スポンサーは金を出さなくなるでしょう。頂点が見えるからこそ、裾野が広がるのです。その逆はありません。

もっとわかりやすくサッカーの話をしてみます。

サッカーにはFIFAワールドカップ、欧州CLという二つのビッグタイトルがあります。
特にワールドカップは世界一の規模のスポーツイベントです。動く金額はオリンピックとは比較になりません。
このワールドカップで活躍することで大クラブへの移籍の道が開けたり、母国や世界での知名度が飛躍的に向上します。世界中のトッププロが集まる華の舞台なのです。
ワールドカップがなければ、代表を鍛える必要もないためJリーグも発足せず、日本にサッカーという競技が根付くことはなかったでしょう。

このように、世界の頂点を決める大会があるからこそ裾野が広がっていくのです。
どんなに後楽園ホールを盛り上げても、絶対にメジャーになることはありません。

テニスでのウィンブルドン、ゴルフのマスターズ、ベースボールのワールドシリーズ……思えば歴史ある競技というのは誰もが知っている「無差別級の世界一決定戦」が必ず存在します。
その頂点があるからこそ、子供たちは日々練習をするのです。
必要なのは1000の草試合ではなく、1つのトッププロモーションなのです。

立ち技格闘技にとって、その舞台はK-1ワールドグランプリに他なりません。
「無差別級の世界一決定戦」は当然、無差別級でなくてはなりません。最高の王者がひとり存在し、そこから派生して条件別王者(階級)が生まれていくのです。

K-1で言えばヘビー級は独立して存在することが可能ですが、軽い階級はあくまでも条件付き王者。なのです。仮に70キロや63キロで何度K-1世界大会が開かれて世界王者になろうとも、ヘビー級の王者には及ばぬ存在なのです。

ワールドカップがないアジア杯ではここまで盛り上がれたでしょうか? それではない。
プロ野球のない高校野球に今ほどの価値があるか? ないでしょう。

世界王者をひとり決める大会があって、それだけで飽き足らないから軽い階級も観たくなるのです。

ゆえに、軽量級の格闘技を盛り上げたいのならば……
ヘビー級をもっと価値のある、盛り上がる、注目される大会にすることが近道なのだと考えます
逆説的ではありますが、トップカテゴリーに元気のないジャンルに光は当たりません。2軍の試合が新聞の一面を飾ることはないのと同様です。

誰でもわかる王道のK-1があって、始めて軽い階級のK-1にも光が当たるのです。その逆はありません。
7月は小手先のイケメンや職業対抗戦ネタで視聴率を取ったり衆目を集められると思っていたのかもしれませんが、あまりにもそれはスポーツファンを馬鹿にしている。

世界という広い大きな海原があって、はじめてそこで日本人が戦うことの価値も見出されるのです。
世界のスポーツファンの目は、日本のマスコミの連中よりはるかにシビアです。
小手先芸など通用しません。見抜かれます。

K-1WGP、無差別級という大海原。これを中心として、それだけでは飽き足らないスポーツファンを注目させるために軽量級も必要でしょう。本来はそうした使い方こそが階級制のあり方だと思います。

軽量級を盛り上げたいなら、トップカテゴリー(ワールドグランプリ)を充実させてジャンル全体を持ち上げる

これが遠回りのようで、実は一番の近道だと思います。

FEGお得意の屁理屈で理論武装した企画書格闘技ではダメだと思いますね。

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by the_kakato_otoshi | 2011-02-16 01:14 | K-1
更新ネタを募集してみたら結構集まった
ツイッター&ブログで募集した更新用のネタが出揃ってきました。一応中間報告。

◆K-1名勝負を振り返る
◆ヒョードル敗戦について
◆選手名鑑
◆強さのランキング
◆格闘技で英語の勉強
◆K-1軽量級をもっと盛り上げるには何が必要か
◆K-1ファンが北米MMAを観てみた
◆2010年のK-1インターナショナルルール改変について

こんな感じです。
すぐにでも書けそうなのは名勝負企画でしょうかね。
選手名鑑とランキングは時間がかかりそう。過去データたくさん引っ張ってこないといけないので。

ヒョードル敗戦については、モチベーションの問題だと思うなぁ。
まぁこの方が私の思ったこととほぼ同じことを書いてます。→ヒョードルが負けましたけど

K-1軽量級を盛り上げるには何が必要かということを真剣に考えてとツイッターで要望があったので、それは近いうちに書きたいと思います。

K-1ファンが北米MMAを観たというのも面白いかなぁ。大会後じゃないと書けないんだけどね。

K-1インターナショナルルール改変については現在要望者と密談中です。

英語の勉強はいい教材があったときにチャレンジしてみます。

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by the_kakato_otoshi | 2011-02-15 19:47 | K-1
何か書いてほしいことある人
更新する気がないわけじゃないんだけど、
ネタがないし発表もないから何を書いていいかわからない(笑)。

それでも毎日チェックしてくれる人はいるわけで、
何か書かなきゃというプレッシャーばかりの毎日です(苦笑)。

というわけで、何か書いて欲しい事ある人います?

映画の感想文とか読書感想文とかは勘弁してほしいんだけど、
K-1にかかわりがあることで(なくてもいいけど)
かかとさんの見解を聞きたいんだよベイビーとか、
かかとさんこのことを書いてないよコラとか、
まぁ常識の範囲内で応えていきたいので宜しくお願いします。

敵対的なリクエストはすべて抹殺しますので、
柔らかくお願いします。

ではよろしく・・・(笑

あと、そろそろ昨年末に収録したろくろおさんとの対談をアップしようと思っています。
そちらもよろしくです。


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by the_kakato_otoshi | 2011-02-15 11:46 | K-1
K-1の変なマーケティング
FEGの危機だ危機だと言われていますが、
K-1がヨーロッパで大規模開催を増やしてこなかったことが不思議で不思議で仕方がないかかとおとしです。

K-1をひとつのサッカーチームとして考えてみましょう。
FINAL16に入っている選手をベンチ入りの16選手に見立てることができます。

マンチェスター・ユナイデットやレアル・マドリーのようなトップチームは自国の選手のみならずオランダ、ポルトガル、東欧、ブラジル、アジアなど実に様々な地域に目配りをきかせて選手を集めています。勝つためにかき集めたというよりも各地に配慮した「経営」的な部分を感じさせるものです。

それと全く同じことをK-1は昔から行っています。
例えば2002年のベスト16(日本代表枠が当時あったので開幕戦は14名)を例にあげてみましょう。

オセアニア2名
北米3名
南米1名
オランダ3名
欧州(オランダ以外)3名
旧ソ連1名
アフリカ1名
+日本1名(ベスト8から)

実に見事なバランスを取っていたと言えるでしょう。理想的な組み合わせです。

2010年も見てみましょう。

オセアニア2名
北米1名
南米2名
オランダ4名(海外領土含む)
欧州(オランダ以外)4名
アジア1名
アフリカ1名
日本1名

やはり国旗を並べるとカラフルになります。スーパーファイトも東欧、ドイツ、ロシアなどから選んでおり、とにかく国際色豊かです。

これだけ毎回選手選考にあたって地域間のバランスを重視して経営をしようとしているK-1が、
なぜ日本、もしくはソウルを中心にしか開催しないのか。不思議で不思議で不思議で仕方ないのです。これでは一体なんのために地域間バランスを取っているのかよくわかりません。

2010年はルーマニアで東欧GPを開催しました。K-1は初開催で地元のスターであるダニエル・ギタも出場していないなか、5000人クラスのキャパの会場がしっかり埋まっていましたし、問題が起こっているようにも見えませんでした。

財政問題があるというなら、なおさらこういった新しいマーケットで興行を開催することが大事だと思うのですが、どうしてそうしなかったのでしょう。現にオランダのIt's showtimeはギリシャ、イギリス、ロシア、イタリアで地元の興行主と仕事をしています。

人気とは一朝一夕にしてならず、いきなり大規模なことをやろうとしてうまくいくわけがないのです。Dynamite!!USAで大失敗したことをいつも引き合いに出すのですが、とにかくでかいことやろう。大きいことをやろうとして中身のないハリボテを作ってしまうのが谷川氏の失敗いつもの原因です。

今年もツイッターで「大きいことをやるぞお」などと言っていましたが、そんなことを言ってる時点で「あー望み薄だ」と思ってしまうのは私だけではないはずです。

スポーツビジネスの収入とはなんでしょうか。4点ありますよね。
スポンサーからの収入、グッズ(マーチャンダイジング)販売、放映権収入、入場料収入です。

これらは単独で成り立つものでしょうか?

いえ、違います。すべては密接なかかわりがあると思います。

例えば、高い席のチケットを早期に購入するとおまけがついたりグッズが割り引かれたりするとか、グッズのデザインを公募で募集してファンの関心を引くとか、年間パスの発行とか、チケットやグッズを買った際にファンクラブ入会申込書がついてくるとか、ファミリーシートやカップルシートで女性を呼び込むとか、とにかくいろいろできるとおもうんですけど、実際にそういったことが行われた試しもなさそうですし、やってることと言えばyoutubeで過去の試合動画をアップしたり記者会見を流したりしているくらいですよね。

いわゆるメジャースポーツは細かいマーケティング戦術を地道な努力で積み重ねているわけですし、なんだか未だに何もしないでもチケットが売れたバブル期の殿様商売をやってるから格闘技興行には一般の人は足を向けないじゃないですか。マスコミが取り上げてくれないとかそういうことのせいにしたってしょうがないんだもの。

大サッカークラブでは国別に潜在的な顧客を分析して試合の放映権を交渉しているのですから、
世界中の一流立ち技ファイターを集めているK-1がなぜ同様のことができていないのか不思議なんですよね。マーケティングに優れた人材がいないのか、それとももう終わったマーケットである日本にこだわってるのか知りませんが、なんとももったいない。
そんなことだから投資家さんたちに経営者の交代を要求されちゃったりするわけですよね。

最近自分が注目したマーケティングはJリーグの特命PR部のソーシャルメディアマーケティングで、
Jリーグとサッカーの魅力を広めていくために、部員がTwitterやブログなどを通じてサッカーの話題を盛り上げていき、女子マネージャー役のタレントから発令される7つのミッションをクリアしていくという企画を展開しました。
この特命PR部員は4000名ほど集まり、彼らが投稿したブログやツイッターの話題は相当数に登ったわけで、これぞお金のかからないマーケティングだなぁと関心したわけです。

キングオブスポーツのサッカーですらこのようなことをやっているのに、格闘技のメディア戦略ときたらせいぜいプロモーターがツイッターをするくらい。(ところがフォロワーに説教を垂れるプロモーターがいた始末)

昔東京ドームやさいたまスーパーアリーナを埋めていた5万人のお客さんをつなぎとめるために、一体FEGやREが何の戦術を使ったのか。何もしてないんじゃないでしょうか?
選手の知名度や景気の問題だと認識しているならば、これ以上の議論の余地はない。とっとと死んでしまえというわけです。

とにかく、今のままではダメだ。

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by the_kakato_otoshi | 2011-02-08 18:58 | K-1
あなたは300億円で福山雅治を救えるか。
K-1&DREAMの財政問題が昨年から表面化しているのは周知の事実です。
昨年ぶちあげたPUJIグループによる投資家集めもうまくいっているという話は聞きません。
そこで「投資家」視点からこの問題を考えてみます。

ーーーーーー

さて、

たらればの話です。与太話だと思ってください。

もし、あなたが300億円持っている資産家だとしましょう。

投資銀行の中国人が言いました。

「You! 格闘技に投資しちゃいなよ!」

あなたはお金持ちです。迷った末、とりあえず投資しちゃうことにしました。
お金は多くの資産家から集めるのではなくあなたがひとりで投資することになってしまいました。

さて、どうしましょう。

あなたは迷います

お金を出す以上は誰が何と言っても口を出す権利があります

投資する格闘技コンテンツは立ち技格闘技では世界最高峰のブランドと、総合格闘技の日本トップブランドです。
第一印象で、それだけ耳にすると意外とよいかな・・・と感じました。

その二つのブランドをプロモートしている会社のオーナーが、あなたのもとにやってきました。

我々は世界150カ国以上でのテレビ放送をもち、将来性のあるコンテンツを保持しています

「あ、それ立ち技ブランドのほうね。なるほど。で、これからどういうプランがあるの?」
あなたはとにかく聞いてみました。

「各大陸に支部をもち、格闘技のワールドカップを開きたいです」

「今やってるような世界予選とは違うの?」

「あらゆる階級からひとりずつ選手を選んでもらい、国別対抗戦なども検討しています。下部組織をしっかりし、ジムへのライセンス発行なども行いたいです」

「なるほど」

このオーナー。言うことも体も大きいし、ビジョンもあるようです。
ただ、噂に聞いた福山雅治似ではないということだけが気がかりでした。

「……ですので、我々にまかせていただければと思います」

確かに言ってることに変な点はないし、
実現すれば新しい格闘技の世界が拓けてくるような気もしてきました

しかし、あなたの300億円ですからどうしても慎重になります。

オーナーが帰ってから現状を自分で整理するとなかなか好ましくない状況も分かってきました。

まずは、財務状況が芳しくないこと。
それから発祥地である日本国内での人気が伸び悩んでいること。
興行数、視聴率、観客動員の推移を見れば2000年代前半をピークにゆるやかな下り坂といえます。

ブームとしてのピークは過ぎていることから、
日本国内の市場で爆発的な伸びは期待できないとしてよいでしょう。
また、隣国韓国でも一時期格闘技ブームがありましたが、今では落ち着いている状況です。
アジア、中国への進出も徐々に始めているようですが大きな市場にはなりえていません。

立ち技ブランドは考えれば、選手の供給地であるオランダ、ルーマニア、モロッコ、フランス、ベラルーシ、トルコ、ウクライナ、ニュージーランド、クロアチアあたりでそこそこの知名度があります。しかし、実際に開催をコンスタントにしているわけでもありません。
世界に進出したのはわずか10年前ですから、上出来なのかもしれませんが。
ついでにブランド名はそのオーナーの持ち物ではなく、創始者の空手家に使用権料を支払っているらしいのです。ちょっとめんどくさいなと思いました。

総合格闘技のブランドはまだ3年の歴史しかなく、完全に日本国内向けのコンテンツであり、世界はもとより日本国内での知名度もそれほどないという状況です。テレビ放送もゴールデンタイムはわずかに年に1回というおまけつきです。

ですが、両ブランドとも地上波テレビ局がついているという利点はあります。
しかし、日本ではすでにテレビがメディアの王様であった時代が過ぎ去っており、広告収入の激減でコンテンツにかけられる金額が1/3ほどに落ちていると聞きます。毎日毎日低予算で作られたつまらないコンテンツを飽きもせずよく流しているものだと日本人の友人が言っていました。誰が見ているのかと聞いたところ、「誰も見ていないよ。せいぜい独居老人が部屋を賑やかにしようと思ってつけっぱなしにしているだけさ。だから日本の民放バラエティ番組とやらはガヤガヤいている効果音が多くてうるさいんだ。中には素晴らしい番組があるのかもしれないけど、全体の平均値が低すぎる」という答えが帰ってきました。

おっと、余計なことを思い出してしまいました。

さて、あなたは考えました。あなたにはオプションがあります。

まず、福山雅治に似ていない男の言う事を信じて彼と彼の事業プランにチャンスを与えるというもの
その場合、メリットは格闘技イベントのノウハウがあるスタッフが引き続きイベントを運営できることです。20年にわたるイベントの蓄積があり、日本人らしい極め細やかでソツのない仕事が期待できます。テレビ局の協力も引き続き得られることでしょう。
デメリットは悪い部分もそのまま残ってしまうであろうことです。すぐに彼らが発想を転換するとは考えにくいので、少なくとも日本国内での復活は見込めません。
彼らの目は海外に向いていますが、日本人スタッフメインでどこまで海外とやれるのかは未知数です。海外興業に実績があるのはプラスですが、過去に何度か興行主とトラブルになっているのはマイナスです。

もう一つは、コンテンツに投資はするが福山雅治に似ていない男には預けないというもの。
お金を出す以上は成功する経営をしてもらわないと困る。
福山雅治に似ていない男の運営のもと財政危機の状況まで追い込まれており、投資しても回収どころか散財して終了という可能性すらありえます。

積極的に首脳陣を交代させて、自分と仲の良い新しいプロモーターのもと、新しい発想で運営をしていくのも大いにありなのではないかと思うわけです。未知数の部分が恐ろしいですが、いっそのこと日本人以外をCEOにしてしまうのも手でしょう。どうせ高齢化で、人材的にも経済的にも国力の低下が著しい日本国内では復興が難しいのだから、そちらは緩やかにフェードアウトさせて世界の市場に打って出るほうが良いに決まっている。日本人中心ではなく、多国籍軍団にしてしまうのです。

さてはて……

福山雅治に似ていない男にはビジョンも情熱もノウハウもある。
しかし、結果としてここまで財政問題をこじらせてしまっている。

彼にまかせてよいものか。それともまかせてはいけないものか。

お金を出すだけじゃなく、知恵も出さなきゃいけないようです

あなたなら、300億円をどうやって託しますか?



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by the_kakato_otoshi | 2011-02-05 06:43 | K-1
踊るレミー・ボンヤスキー


オランダのテレビ番組で美女とアイススケートに興ずるレミー。
動きは柔らかいとはいえないが、スケートで踊るって非常に難しいので、
よくできるなぁと感心。
さすが運動神経の塊のような男だと思う。

引退試合をIt's showtimeと交渉しているようですが、
「レミーの要求額が高い」(byルッツ)という理由で未だ実現せず。

レミーはジムを立ち上げたばかりでお金が必要なんですよ。

ーー
おまけ。ペトロシアンハイライト。



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by the_kakato_otoshi | 2011-02-03 07:29 | K-1
  

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