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ビヨン・ブレギー大いに語る ~前編~ 「ダグ・ヴィニー? 相手にならない」
K-1アムステルダム大会の絶対的な大本命! 
ビヨン・ブレギーのインタビューです。
http://www.fightnewz.net/id12.html
完訳。長いので、前後編に分けます。



記者:またトーナメントが近くなってきたね。

ブレギー:ああそうだな。二週間前の土曜日にDen Boschでジマーマンと戦う予定だったが、病気になってしまった。ほとんど40度近くまで熱が出てしまって、あきらめざるおえなかった。非常に不幸なことだったよ。戦いたかったからな。

だが、アムステルダムアリーナでのトーナメントは優勝してタイトルを頂く予定さ。
俺は2005年のスカンジナビアグランプリと、2006年のアムステルダムで優勝し、2007年は準優勝だった。そして今回、俺は調子がいいぜ

シュルトに負けてから、俺は悪いことが続いた。プライベートでも、キックボクシングのほうでもね。少し、精神力を削られた。俺はベストを尽くしたが、十分ではなかったんだ。今は本当に希望を持っているし、体重も5.6キロ落として良化した。精神力も伴っている。
何事かを成し遂げるには、俺は常に立ち上がり、前進し続けなくてはならない

記者:ハンガリーでの、ポーラ・マタエレ戦はどうでしたか?

ブレギー:あの時は怪我をしていたんだ。二週間前に上腕三頭筋をね。
だから、試合ではその腕を使えなかった。

記者:今回のトーナメントに出場するファイター……カラチ、ジマーマン、ケマイヨらついてどう思う?

ブレギー:今年は2,3人よさそうなファイターがいるね。いいトーナメントになるだろう。
カラチは、とてもいいファイターだが、優勝するにはウエイトが不足していると思う。この階級は一発ですべてが終わるんだ。戦績でいえば、彼はテクニカルでとてもいい選手だけどな。
ケマイヨについては、俺は2回KOしてるし、全く注意していない。

記者:ダグ・ヴィニーについては?

ブレギー:俺は、(欧州GPで)1度優勝し、1度準優勝だ。だから、そもそも予選なんて必要ないんだぜ? 礼を失するかもしれないが、ダグ・ヴィニーがなんだって
彼はラスベガスで優勝したが、あんなトーナメントで優勝したからなんだってんだ。相手にならない

記者:去年のトーナメントについて振り返っていただけませんか。あなたはバックステージで右足を腫らせていたように見えましたが。

ブレギー:俺にもう一回スロウィンスキーと戦わせてほしい。(去年は)ウォリス戦後、かなり疲れてしまった。それは、オーバーワークが原因だと思う。

俺の足はいつもでかいぜ(注釈:ブレギーのジョーク?)。内出血してたんだよ。その試合の前に、誰かのヒジに前蹴りしてしまったんだ。出血がひどくて、毎日石の上を歩いているようだった。だから、再起のために5月終わりに手術をした。毎日痛かったが、俺は乗り越えた。

ウォリス戦でひどく衰弱していたときに、あのロシア野郎……マゴメドフが俺をからかったんだ。だが、準決勝(マゴメドフ戦)では、俺の最初のパンチで奴は終わったね。そして、決勝……俺はやられてしまった。

記者:昨年は観衆からヒューヒュー口笛を浴びてましたね。(注釈:決してよい意味の口笛ではなかったです)

ブレギー:去年のあの反応はいかにもオランダだ。オランダ以外では見たことがない。いいかい。勝ちは勝ち、負けは負けだ。
オランダの観客は、ああいうことをするのがよいと考えているようだが、戦っているのは彼らではない。

あのような組織化されたブーイングは、ファイターに対して公平ではない。それが俺の感想だ。
だけど、今年はタイトルを得るに相応しい試合を観衆に魅せる。自分自身のためにも、それを証明するんだ。



以上、前編です。
マゴメドフがブレギーをからかったそうですね。
マゴマゴはサキとも乱闘を起こしているし、非常に血気盛んなようで。。。。
引退したってほんとかな?

ブレギーはスロウィンスキーと戦いたがってますが、その理由は後編で。
ではまたあした。

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by the_kakato_otoshi | 2008-03-31 20:42 | K-1
韓国新格闘技興行「The KHAN」 F・ボタ、イグナショフが揃って勝利
3月30日、韓国新格闘興行「The KHAN」が行われました。

メインイベントでは、PRIDEでも活躍したチェ・ムベが、43歳のゲーリー・グッドリッジからパンチでノックアウト勝利を奪いました。(MMAルール)

セミメインでは、かつてソウルで行われたK-1WGPアジアトーナメントでデニス・カーンを一撃ノックアウトしたため、ある程度韓国での知名度があるガオグライ・ゲーンノラシンが登場。相手は「南アフリカの猛牛」、フランソワ・ボタが名乗りをあげました。
結果は、ボタの判定勝利。(K-1ルール)

さらに、「漂流する赤蠍」アレクセイ・イグナショフが韓国のユ・ヤングレと対決
危なげなく判定勝利を飾ったようです。
私が探した韓国の記事によると、ヤングレは「イグナショフをぶちのめして、チェ・ホンマンに挑戦させてもらう」と、強気の態度だった模様。
結果として、イグナショフの前に完封された形ですが、こういう選手がいるというのはいいことですね。
(K-1ルール)

ほかにも、韓国で人気を上げている女子美人選手「林修正」(←正しいかどうか不明)なる選手が、オーストラリアの選手を倒しているとか。

昨年はヴァージル・カラコダを倒して一躍注目を浴びたキム・セギがモンゴル人ファイターをTKOで下して、貫禄を見せています。

K-1ワールドユースを意識してか、高校生の試合もあったようですね。

とりあえず、現段階ではなかなか豪華なメンバーが揃った大会といえるでしょう。
格闘技人気が沸騰中の韓国では、こういう「K-1もどき」「PRIDEもどき」の大会が今後増えていくことが予想されます。
また、今回の「KHAN」を調べる中で改めて発見したことは、
韓国では格闘技のニュースの中にプロレスはほとんど入ってないということです
残念ながら、日本ではプロレスが格闘技の中に組み込まれています。
リアルファイトではないプロレスが堂々と「格闘技」のジャンルにいることに、私は苛立ちを深めています。また、リアルファイト経験のない、もしくは乏しい元プロレスラーが「格闘家」としてでかい顔をして、格闘技界に居座っている現状も許しがたいものがあります。

だから、韓国の格闘技報道は非常に健全な気がしました。
プロレスは早く別のジャンルに切り分けないと、日本の格闘技報道が世界から笑いものになるに違いありません。

あ、別にプロレスそのものを否定してるわけではないです。お忘れなく。
格闘技ではないと言ってるだけです。

”THE KHAN”を通じて、そんなことを感じた月曜日でした。


最後に、先週のピーター・アーツに関する記事に対して、熱い反響の数々に感動しました。
コア層が薄くなったといわれるK-1ですが、潜在能力はやはり高い(谷川貞治風?)と確信する次第です。
ただ、これで「次を書かないわけにはいかなくなった」と思いました(笑)。ガムバリマツ。

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▲더 칸(the KHAN) 2008 시리즈 1 경기 결과
(2008년 3월 30일 서울 올림픽공원내 올림픽홀)

제9경기_종합: 게리 굿리지 X-O 최무배(2회 라이트훅 KO)
제8경기_입식: 프랑소와 보타 O-X 카오클라이 카엔노르싱(3회 종료 판정)
제7경기_입식: 알렉세이 이그나쇼프 O-X 유양래(3회 종료 판정)
제6경기_종합: 호리 도모히코 O-X 김종만(연장 1회 종료 판정)
제5경기_입식: 아쉬리 X-O 임수정(3R 아쉬리의 안면출혈에 의한 닥터스톱)
제4경기_입식: 키쉬리 하스 아르딘 X-O 김세기(2회 TKO)
제3경기_종합: 에릭 오가노프 X-O 배명호(2회 종료 판정)
제2경기_입식: 뷰실 콜로사 O-X 신비태웅(연장 1회 종료 판정)
제1경기_종합: 도고시게 유키 X-O 양승호(2회 종료 판정)
오프닝파이트_입식: 이경준 O-X 이광훈(2회 종료 판정)

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by the_kakato_otoshi | 2008-03-31 11:22 | 立ち技全般
K-1ヨーロッパGP 頭一つ抜け出すのは誰か?
K-1アムステルダム大会のラインナップが固まってきました。

まず、ディフェンディングチャンプとしてトーナメントにエントリーしていたはずのポール・スロウィンスキーが出場せず。代わりにヤン・ザジャイアント・ノルキヤが出場です。
スロウィンスキーは、グーカン・サキとのワンマッチに挑むことになります。
実力者同士の対戦となりますが、勝ったほうが大きく評価を上げることに違いありません。

ノルキヤと戦うのは、一昨年の王者であるビヨン・ブレギー
これまでの戦績だけで比較すると、圧倒的にブレギー有利ではあるんですが、
ノルキヤは1Rだけなら世界屈指といわれる選手。過去にはあのセーム・シュルトからダウンを奪っており、一瞬のパワーは桁外れです。
今年の2月、アメリカで行われた金網MMAマッチでは、故郷シアトルに凱旋したボブ・サップをものの1分で破壊。「南アフリカの増長する大巨人」は、もしかしたらK-1から送り込まれた「ブレギー専用秘密兵器」なのかもしれません(笑)。
この2M超の対戦は、アムステルダムのファンの興味を引くことでしょう。

第2試合、ジマーマンVSカラチ。
ナオフォール・アイアンレッグを引退に追い込んだ若きジマーマンが、ハンガリーの死神をどのように料理するか。二人とも欧州では人気のある実力派ですので、潰しあいになりそうです。
ブレギーがノルキヤを苦もなく倒してしまったら、相当有利になるでしょうね。

第3試合のフレディ・ケマイヨVSカタリン・モロサヌは比較的小兵対決ですね。宙を舞うケマイヨか、パワーでごり押しするモロサヌか。

最後はダグ・ヴィニーVSザビット・サメドフ。昨年の世界最終予選決勝のカードの再戦になります。前回はラスベガスの不可解なジャッジでヴィニーに勝利を攫われた上に、ステロイド疑惑までかけられて踏んだり蹴ったり。この無念を晴らすには、ヴィニーをKOするしかありません。そもそも、昨年の開幕戦でバダ・ハリはヴィニーをKOで仕留めています。サメドフが新世代の旗手となるには、ヴィニーはクリアすべき壁でしょう

スーパーファイトはレミー・ボンヤスキーVS「猛獣」マヌーフ
これに出場するということは、マヌーフはDREAM.2のライトヘビー級トーナメントに出場することはないと思います。

私が注目するのは、タイロン・スポーン。K-1ヘビー級参戦を目指し増量中との噂がある若きスリナム人が、スイスのベテラン・マクスタイとの試合でK-1デビューです。すでに同級(85キロくらい)では強すぎて相手がいないんでしょうね。スター性も十分で、もっとも期待できる若手の一人です。「スイスの名勝負製造機」こと、マクスタイがどこまで粘れるか。

こうしてみると、粒が揃った印象のアムステルダム大会。
残念ながらフジテレビの中継がないということで、YOUTUBEなどで動画を漁る生活になりそうですが、ここから日本を揺るがすスターが登場することを期待します。

っていうか、FEGはハンガリー大会の映像をYAHOO動画でなんで公開しないんですか(怒)?

ところで、K-1主催の前に、イッツショータイム興行もありまして、
そこではMAX階級の試合が組まれていますが、広島での開幕戦後になるので、選手の怪我やコンディションの面から相当の入れ替えがあると思います。従って、ここではあまり語りません。

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K-1主催

スーパーファイト

レミー・ボンヤスキー VS メルヴィン・マヌーフ

タイロン・スポーン VS アゼム・マクスタイ

トーナメント

ヤン・ザ・ジャイアント・ノルキヤ VS ビヨン・ブレギー

エロル・ジマーマン VS アティラ・カラチ

フレディ・カマヨ VS カタリン・モロサヌ

ダグ・ヴィニー VS ザビット・サメドフ

リサーブファイト

james mcsweeny vs brian douwes

イッツショータイム主催

グーカン・サキ VS ポール・スロウィンスキー

アンディ・サワー VS ジョエリー・メス

ドラゴ VS アルバート・クラウス

ブアカーオ VS ファディル・シャバリ

ムラット・ディレッキー VS ニッキー・ホルツケン

パジョンスック VS イスドリッシ

Perry Ubeda vs Stephan Tapilatu

ギルバート・アイブル VS アリスター・オーフレイム(MMA)
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by the_kakato_otoshi | 2008-03-29 10:56 | K-1
K-1登場人物 ~選手編2・時代に流されない職人~
オレは昔、~~してたんだ。

仕事の飲み会などで、始めて出会う人でこういうかつての武勇伝を大層に語る人があります。
いや、飲み会だけじゃなく、職場や学校、とにかくあらゆる場で過去の自分をえらそうに語る「先輩」たちがいます。
しかし私は「過去偉大であったかもしれない人」をそれだけの理由でリスペクトしません。
問題なのは、それがどう繋がって、今何をしているのか。そうではないですか?




第2回はピーター・アーツです。




日本では、「20世紀最強のキックボクサー」とか「最強の暴君」とか言われていますが、
欧州では、「ランバージャック」というあだ名が一般的です。
「ランバージャック」というのは、木こりのことです
木こりというと、日本ではおじいさんが山へ柴狩りにいくようなイメージですが、「ランバー」というのは巨木のことを指します。北米や中欧の大森林地帯で、チェーンソーもなかった時代に斧一本で「ランバー」をばったんばったんなぎ倒す。そんな、怪力自慢の男たちのことを「ランバージャック」と呼んでいたそうです
斧のような太い脚で、巨木のような対戦相手をやすやすとなぎ倒していったアーツに、これほど相応しいニックネームはありません。

ピーター・アーツは父親が林業従事者らしく(平原のオランダにそんな森があるのかどうかは知りませんが)、その関係からか入場の際にはいつもあの「バッファローチェック」の服と帽子(北米の木こりたちの伝統的なスタイル)で現れました。
いつからそのスタイルをはじめたのか、私は知りませんが、その伝統的な木こりの衣装を纏うことで「ここがオレの職場だ」という意識を持っているのかも知れません。
そう…………「職場」。
ピーター・アーツにとってはリングのこそが、「職場」です。

K-1ファイターになる前のアーツは、すでに有名なキックボクサーでした。8年間無敗のモーリス・スミスに土をつけたことで、その名はキック界に知られることになったのです。

この16年間、K-1と彼を取り巻く環境は劇的に変わっていき、そして今も変わり続けているのだと思いますが、彼自身はどうなんでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アーツの歴史を少しだけ紐解いてみます。
ボクシングをやっていたらしい祖父と叔父の影響で格闘技をはじめ、19歳のころに初のキックボクシング・タイトルを得た若き日のアーツは、20代の頃には練習もそこそこに遊び歩き、試合に勝っては飲み、友人を連れてパブでバカ騒ぎをしていたそうです。オランダ人でK-1を知っている人などほとんどいませんでしたから、わずらわしい有名税もなく、たまにリングに行って材木の代わりに対戦相手を切り倒す若い木こりのような生活を送っていました。
バッファローチェックのジャケットを羽織って。

次はこの現場だと言われれば、行って木(相手)を切り倒し、次はこの現場だと言われれば、黙々と木(相手)を地に這わせる。仕事の後は、疲れを癒すために美味い酒を労働者仲間たちと大騒ぎしながら飲む。
それはまさに、在りし日の「ランバージャック」の姿ではなかったのでしょうか。
もしかしたら、アーツは格闘技に目覚めていなかったとしても、普通の肉体労働者として同じように、同じライフサイクルで生活をしていたのかもしれません。
やはりバッファローチェックのジャケットを羽織って

しかし、何度もK-1で優勝し、大きな興行になっていくにつれて、ファイトマネーのケタが上がって行くにつれて、周囲の様子が変わっていったのでしょう。
それまで所属していたドージョー・チャクリキを離れた後、「金のことばかりに鼻が利く連中とはおさらばだ」と笑い飛ばしました。
レミー・ボンヤスキーも、二連覇の後、不調の時期がありました。そのころ「友人だと思っていた人たちが去っていった」と語っていましたが、彼が結構くよくよしていたのに対して、アーツは「関係ねえよ」って感じでした。性格が表れています。

豪放にして、豪胆。あっけらかんとして、深いことは追求しない。
よく笑い、よく飲み、よく食べ、よく泣く。
絵に描いたようなわかりやすい好漢。


それこそが、ピーター・アーツという男の本質ではないかと想像します。

2000年、アーツは天敵シリル・アビディにまさかの敗戦を喫してから、長い戦いの証拠ともいえる足の怪我や腰の怪我に悩まされます。特に腰の不調は、彼のパワー溢れるハイキックを封印させるに至りました。
しかし、アーツは何事もなかったかのようにリングに立ち続けます。
それが「仕事」だから。
キックという斧の代わりに、パンチを中心としたテクニカルなファイトで、新世代と呼ばれる選手たちと何度も戦いました。以前の荒々しい豪胆な「ランバージャック」ぶりは鳴りを潜め、老獪ともいえる試合巧者ぶりを発揮していきます。それでも、戦績は以前の「最強」の頃ではありませんでした。

ファンは、「アーツの時代は終わった」と、過去の人として扱い始めます。
時代の移り変わりとともに、選手たちも様変わりし、ボブ・サップのようないかにもアメリカっぽい演出が得意な選手も登場し、すっかりアーツは主役の座を奪われました。
また、総合格闘技PRIDEが日本の格闘界を席巻し、収支を無視した異常な金のばら撒きで、選手のファイトマネーなどを吊り上げ、K-1からも執拗に選手を引き抜き、「1/60億」などと嘯いて狂気じみた熱病を生み出していきました。
そんな転換期の21世紀初頭。自身にとって逆風吹き荒れる冬の時代にあっても、「20世紀最強のキックボクサー」は黙々と腰の治療をしながらリングに登り続けました。

バッファローチェックのジャケットを羽織って。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

平時、仕事や学業に抑圧され、ある種の「ワンダーランド」、「未知の世界」をのぞきに高いチケット代を払ってやってくる観客の中心で、全く裏腹に日常業務をこなす孤高の仕事人。
非日常そのものが日常。
皮肉でもなんでもなく、ピーター・アーツが望むままに選んだ彼の「職場」。

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アーツは、オランダ人らしい個人主義者であり、肉体労働者らしい、くよくよしない豪放な性格を示すコメントを発します。
ボブ・サップや曙の台頭については、
「いいんじゃねえの?」
で、終了。
日本人が決勝トーナメントに残れないことについては、
「日本人の問題だろ?」と、意に止めない。
ホースト戦直前に逃亡したボブ・サップの代役を務めたときは、
「K-1がオレの力を必要としていたからな」
とシュルトのトランクスを借りて快く出場。
ひとたび求められれば、誰が相手でも戦い、緊急のオファーも断らず、総合格闘技の試合にだって出場する。

しかし、時としてアーツは情に厚く、優しい一面を見せます。
2000年。腰の治療のために日本に残っていたアーツは、アンディ・フグが急死した際、テレビのインタビューでアンディのTシャツを着て、「一番の親友だった」と号泣しました。
公式HPにおいて、趣味は「自分の子供」と掲載する子煩悩。
そして、彼のトレードマークである二つの斧がクロスした「ランバージャック」のロゴ。
その真ん中には、日の丸が描かれているのです。
それは、彼の「職場」である日本の国旗を模したものに相違ありません。

細かいことは気にしない、性格のいい大男。
家族を愛し、仕事では真面目に働く努力家。
敵を作らず、かといって、群れもせず、
プロレス的な日本のマスコミ受けのするリップサービスもせず、
リングの上では相手の弱点を容赦なく、かつ執拗に狙う。
しかし、自分をリスペクトしてくれる日本に対しての敬意は忘れない。
これは、まさしく「職人」そのものではないでしょうか。

2006年の決勝戦、ついに途切れたかと思われたK-1WGP決勝戦連続出場記録。しかし、レミー・ボンヤスキーとステファン・レコの棄権でリザーバーだったアーツにチャンスが回ってきました。
いつもリングに立つ時は、観客にとって不利益なアナウンスを行わなければならないかわいそうな角田信郎氏も、この日は力が入っていました。
「ステファン・レコ選手が左足を負傷したため、K-1オフィシャルルールにのっとり、第1リザーバーであるピーター・アーツ選手が出場します」という趣旨のマイクで、東京ドームが揺れました
彼の努力と、偉大なる業績を神が評価し、まるでモーゼのように道を開いたのではないかと錯覚してしまうような………ドラマチックなワンシーンでした

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

格闘技の世界は水物。所詮はファン次第。
日本の格闘ファンは海外の事情に目も向けず、国内の烏合離散ばかり取り上げる寂しい時代に逆戻りしているんじゃないかという危惧があります。
ピーター・アーツの名が話題に上がることも少なくなりました。
ふてくされた子供のような表情で敵の弱点を常にサーチしつつ、
好機と見るや怒涛のラッシュで相手をなぎ倒す、「ランバージャック」。
真剣勝負とは何かという例……それを、日本の大衆に最も分りやすく教えた男のことを。

アーツにとって、K-1とはどういう存在か。
それは、この言葉に集約されていると思います

「オレは第1回のトーナメントから闘っている。生活の一部さ。あと数年は戦える」
(K-1 WGP 2007 FINAL ピーター・アーツ)


……なるほど。
この男には、私の杞憂などまったく不要のようです。
彼は膝の治療をして、またグランプリのシーズンになれば得意のバカ笑いとともに、
「職場」に戻ってくることでしょう。

もちろん、バッファローチェックのジャケットを羽織って。


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思い入れが強いからか、上手くまとまってないような気がしないでもない……まだまだ書きたかったことはあったし……→人気ブログランキングで、1票



http://www.youtube.com/watch?v=9UmmbF1Zyvk&feature=related
↑YOUTUBEより。おまけ。
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by the_kakato_otoshi | 2008-03-28 18:24 | K-1
アンドリュース・ナカハラが……
単なる愚痴……

なんじゃそりゃ。

DREAM.2にアンドリュース・ナカハラというブラジル極真の大物が出場するという話で、少々ため息をつきました。
ロートルのかませかよ!
ナカハラはグラハムのローリングサンダーのような大技をバンバン出す、物凄い選手でテレビ向きだと思うし、私はいずれK-1に……とひそかに思っていた選手です。

せっかく、日本に来るのに、なんだDREAMかよ……。

テンション下がりまくり。。。。。。。みょーん

プロのリングに上がるんだったら、早く立ち技に来てくれよ~。

主催者は何を考えているんだろ。っていうか、極真ブラジルは、もう少しちゃんとマネージメントしてあげてよ。。。。。

あー、こりゃつまらんニュースですわ。
好きな選手がロートルのかませにされるほど、寂しいものはないですね。

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■DREAM.2 ミドル級グランプリ2008開幕戦
4月29日(火・祝)埼玉・さいたまスーパーアリーナ 開場15:00 開始16:00

【決定対戦カード】

<ミドル級GP一回戦>
桜庭和志
アンドリュース・ナカハラ

<ミドル級GP一回戦>
田村潔司
船木誠勝

<ミドル級GP一回戦>
デニス・カーン
ゲガール・ムサシ

[ スポーツナビ 2008年3月27日 18:44 ]

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by the_kakato_otoshi | 2008-03-27 22:56 | 総合格闘技
現役極真(松井派)王者のポテンシャルは無限大
4月の「K-1WGP in YOKOHAMA」でプロデビュー予定の極真戦士テイシェイラについて、
私は今世紀最大の大物と思っております。

最初テイシェイラのデビュー戦の相手が藤本に決まったとき、本当に関係者には申し訳ないんだけど「ずいぶんテイシェイラも甘く見られたものだな」と実は思いました。

なぜなら、過去の極真戦士を振り返っても、
グラウベ・フェイトーザのデビュー戦は働き盛りだった強いベルナルドでしたし、
フランシスコ・フィリオの相手はアンディ・フグでした。
そのアンディ・フグもK-1初戦は初代王者シカティックでしたからね。

そういった極真出身の先人に比べると、テイシェイラのデビュー戦はずいぶんと違うなと私は感じたのです。

なぜそうなったのか、いくつか考えられるパターンがあります。

1、なるべく長く「強い」テイシェイラ幻想を守りたい谷川さんの意向(いきなり負けてもらったら困る)
2、グローブマッチに慣れさせたいから、最初はイージーな相手をという極真側の意向
3、本人がビッグネームとの初戦激突を嫌がった


私は「2」が有力だと思っていますが、真相はわかりません。

で、ネット内の反応で意外だったのは、かなりテイシェイラの実力が懐疑的に見られていることです。
曰く、「極真は顔面に慣れていない」とか「藤本のフックと相性が悪そう」とか。。。。。

極真王者の威光も若いブロガーさんやネットユーザーには届いていないんだなぁとつくづく思いました。

私は、テイシェイラは藤本に圧勝すると予想します。本人も初のK-1ですので、1RでKOするとは言いませんが、それに近い内容でテイシェイラが完勝します。
相性とか、顔面とか関係ありません。モノが違うんです。
それこそ、相手はセーム・シュルトでもいいんじゃないかと思ってるくらいですから(笑)。

と、ここまでブチあげて藤本に惨敗するようなことがあったアレなんですけど、
そのくらいのポテンシャルは持っていると思ってます。

マニアックな方は置いといて(笑)、
格闘技はK-1くらいしか見ないという諸兄も、
もしかしたらこの文を読んでいらっしゃるかもしれませんので、宣言しておきましょう。

テイシェイラのデビュー戦を見逃すな。
瞬きする間に終わっちゃうかもしれないから。



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あ、でもデビュー戦で案外緊張して慎重な試合運びをしたりして……。
そのときはごめん。
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by the_kakato_otoshi | 2008-03-27 11:39 | K-1
子供と格闘技について
今日は全くの私事を書くので、K-1関連の何かを求めて来た方は今すぐ「戻る」をクリックしてください。

常連様、アンチ様、その他もろもろ含めまして、わずか1年半の間にかなりクリック数が増えました。。。。と、思っていたら、半分「オチ」的なリンクを張っているだけの存在と化していた「人気ブログランキング 格闘技→その他」部門で1位になってました。クリックしていただいた皆様ありがとうございます。そして、これからも是非宜しくお願いします。
(と、えらそーに言ってますが、スポーツナビのトラックバック機能がなければ、訪問者は半分以下だと思います)

ところで、昨日はじめて書いてみた人物紹介選手編は、かなり書くのに時間がかかる「濃い」記事であることが判明したため(苦笑)、毎日は無理だという結論に至りました。ちょびちょび調べながら、二人目を用意することにします。

全然関係ない話ですが、私の「ポチュラック娘。」(このネーミングの理由は昨年12月のエントリーをご参照ください)は昨日で100日になり、すくすくと育っております。
親の贔屓目で見てしまうので、とってもかわいいです。
将来変な奴に狙われないか心配です。

なので、小学生になったら護身術として格闘技を習うのもアリじゃないかと最近思っています。

そんな私の思いを知ってか知らずか、我が家の近くには、空手の道場があります。

「拳参」

と書かれた超巨大な垂れ幕が建物の壁にかかっているので「このセンスは極真に違いない」と、思っていたら案の定そうでした。
私も学生時代へっぽこながら空手のトレーニングしていた黒歴史があるため、空手道場の雰囲気はだいたいわかるつもりなんですが、10年以上前だから、大分変わっているのでしょうね。

でも、どーしても極真っていうと「超人創造」とか、「牛や熊を素手で殺す」とか、
そういうイメージがあるんで、小さな女の子が習ってためになる格闘技ってなんだろうかなぁと、いまから首を捻っているんです。

だってねえ、学校のお習字の時間に、

お父さん、今日は習字もって帰ってきたよ
「どれどれ、なんて書いたのかな?」
うまいでしょ!
「どーれ見せてごらん~」

ばさっ








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「……」

とか、なっちゃったらアレだしさ。

ま、6年あるからゆっくり考えよう。

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by the_kakato_otoshi | 2008-03-26 15:32 | 格闘技以外
K-1登場人物 ~選手編1・クロアチアの伝説~
K-1に出場している……もしくは出場していた格闘家を、
一般的な視点ではなく、私個人の視点で紹介します。
思い出話や昔話ばかりする格闘ブロガーを私は評価していないので、
自分は「今」という視点を取り入れて構成しております。



第1回はブランコ・シカティックです。



なんだこの眼は。普通じゃない。危険すぎる。この眼は放送禁止だ。



1997年。武蔵と戦うために、再びK-1に戻ってきたブランコ・シカティックをテレビ越しに見つめ、私は正直震えました。
マジになってるとか、そういうレベルではない、何か「恐怖」そのものを覗き込んでしまったかのような。そんな感覚。



第1回K-1グランプリ王者ブランコ・シカティックは、現在警備会社「タイガー・シカティック」の代表取締役として、クロアチアの要人(大統領や大臣のボディガードなど)の警護などを業務とする会社を経営しています。
また、日本クロアチア協会の常任理事であり、両国の要人と会っているそうです。
クロアチアでは知らぬ者はない、超有名人だそうです。

現在、クロアチアの格闘家といえば、大半の方はミルコ・クロコップを思い出すでしょう。
しかし、私はシカティックという超強烈な個性を持ったファイターを忘れないでほしいと常に思っています。

中欧の地中海に面する、ドラゴンの口のような形をしたクロアチア共和国は、1991年に旧ユーゴスラヴィアから独立しました。とはいえ、国内に多くのセルビア人を抱えたままの独立は、あっという間に内戦まで発展しました。
その戦争は、1991年から1995年まで続きました

ブランコ・シカティックはそのとき、軍隊で教官をやっていたといいます。
プロフェッショナルのファイターでも、本業は持っているし、37歳ということですでに一線を退いていたとも言われています。

1993年

ドージョー・チャクリキのトム・ハーリック会長は、ブランコに声をかけました。
「日本からキックボクシングのトーナメントへのオファーが来ている。世界中からファイターが集まるらしい」
と。
出場を即決したそうです。

ブランコ・シカティックは当然全くの無名。しかも、37歳だったのにフジテレビの持っている情報では34歳になっているし、本当に誰も知らない選手でした。(実際当時の実況は34歳と明言している)
それは、ムエタイ最強のチャンプア・ゲッソンリット、優勝候補筆頭の佐竹雅昭、後の4タイムス王者アーネスト・ホーストをすべてパンチによるKOで破り、そのあまりの衝撃に「伝説の拳」の名が付きました。
勝ち方がすべて衝撃的。
ゲッソンリットは右ストレートでロープ際までぶっ飛ばされ、佐竹は「石の拳」を目に入れられ(故意との説もある)、ホーストはカウンターの右クロスで失神させられました。。。。

シカティックは歓喜の中でクロアチアの国旗を広げました。そして、白と赤のその国旗を背負い、テレビカメラに何度か見せていました。
今となっては珍しくもない風景ですが、実は、これが大変意味のあることだったのです。

スポーツの国際舞台の場で、クロアチアの国旗が始めて掲げられた瞬間だったのです

1993年、クロアチアは内戦中でした。十万人以上の難民が生まれ、それまで仲良く暮らしていたセルビア人とクロアチア人が、隣人同士で血で血を洗う戦いに突入した時期でした。

だから、クロアチア国民にとって、シカティックは大統領よりもある種有名なんだそうです。「クロアチア人」として、初めてクロアチアの旗を世界の舞台で振ったんです。
日本の格闘技ファンにとっては考えもつかないことでしょうが、
シカティックにとっては何よりも国を背負って戦ったという思いがあったのでしょう。

この大会の成功を機に、いや、ブランコ・シカティックの衝撃を機にK-1は徐々に大きなイベントになっていきましたね。

1994年、ブランコ・シカティックは自身がベストバウトというホースト戦(KO勝利)を最後に、リングを降ります。
38歳という年齢がそうさせたのではありません。

独立戦争に参加するためです

シカティックは特殊コマンド部隊教官として、スポーツ選手で構成された舞台を率いて、実際に戦場に出たといいます。
そして翌年1995年。クロアチア紛争は終結しました。真の独立をクロアチアは果たしたのです。

その後も、シカティックはK-1に出場。41歳と高齢ながら、新鋭武蔵を伝説の拳でKOし復活の狼煙を上げますが、全盛期のグレコ、ベルナルドに連敗。グレコ戦では41歳にして、生涯初のKO負けとなりました。そのときはグレコの猛攻を食らいながら、なんと立ったまま失神していました。本人はKOされていることすら気がつかなかったことでしょう。
年齢には勝てず、シカティックはその拳を終い、実業家として成功していきます。
しかし、祖国クロアチアを知ってもらうためにいろいろな活動を行っており、ドージョーチャクリキジャパンにも2005年顔を出して指導もしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私たちの住む日本は、やはりなんだかんだ言って平和であり、
独立戦争とか、大量の難民とか、空爆の恐怖とか、隣人との殺し合いとか、そんなことを言葉で言われても全くピンと来ません。

体験がないから、リアリティがないんです。それこそ、映画やドラマの世界であり、いまどき戦争なんてゲームの中で追体験するのが精一杯です。
それですら、リセットすれば最初に戻るんですから、これを体験というのはおかしな話ですね。

しかし、私は、「伝説の拳」のあの眼光の中に物凄い説得力を感じました。
幾百の伝承よりも、幾千の映像よりも、あの眼には何か強烈なリアリティがあったんです。

当時は単なる一視聴者でしたので、その後、私はどうしても気になってシカティックがどういう男なのか、調べました。そして、あの当時の情報が少ない中、彼が特殊部隊の教官であり、自らも実戦で生死を分ける戦いをしたことが本人のインタビューで語られている雑誌の記事を発見しました。妙に納得してしまった自分がいました。

平和慣れをした日本に、
生きるか死ぬかという言葉が、文字通りの意味を持つ世界から来た男
思えば、この男がいなければ、全く世界の格闘技は違った歴史を歩んでいたに違いありません。
まだ、日本の格闘技といえばプロレスかボクシングだった時代に、全く異質な凄み、オーラを持っていました。日本格闘界にとっても、クロアチア国にとっても、エポックメイキングな事件が、1993年のK-1初開催だったんでしょうね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、彼の戦争は未だ終わっていないのかも知れません。
シカティックが敬愛し、戦友にして親友とインタビューで答えていたクロアチア独立戦争の英雄ゴトヴィナ将軍は現在、旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷に逮捕され、裁判を待っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私を含めて、平素軟弱を極める日本男児の皆様には、
そんなブランコ・シカティックの有名な名言でこのエントリーを締めくくりましょう。

「チャクリキに痛いという感情はない」
(K-1CHALLENGE’94 ブランコ・シカティック)


いつも「激マジ」な男でした。

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by the_kakato_otoshi | 2008-03-25 19:31 | K-1
K-1WGPの「ローカル化」は、「ジャパン化」ではないはず!
ハンガリーGP前の記者会見によれば、
K-1WGPは「グローバル化とローカル化」が今年のテーマということでしたね。

その改革は徐々にカタチになって現れています。

例えば、欧州予選、つまりハンガリー大会とオランダ大会は完全に日本人ぬき、欧州のプロモーター主導で行っているようです。
その代わり、日本国内で開催を一つ増やしました。
夏に福岡で開催される日本代表決定トーナメントです。

今回、アムステルダムのオランダ大会は横浜と同じ4月です。
したがって、欧州の強豪はオランダに結集します。
横浜は、メジャーな選手、新規参戦空手家、日本人選手を中心とした大会になりそうです。

横浜大会では、ハントVSシュルト、テイシェイラVS藤本、ハリVSセフォーなど、見所のあるカードが組まれました。
しかし、残りのカードにも不満こそありませんが、折角だから他の試合ももう少し強豪を使ってくれてもいいんじゃないかと思います。

というか、一言で言えば日本人選手を使いすぎなんじゃないかと

藤本と前田は既報の通りで、さらに武蔵と澤屋敷が参戦予定ですから、4試合はジャパン勢の試合ということになります。(オープニングファイトは除く)
元ロッテ4番が売りの立川、何もできないだろうけど元ボクシングの西島も入ってくるとか。こないとか。

だいたいワンマッチは8~10試合くらいですので、
4~5試合日本人で使われるのは、結構苦痛です。

っていうか、日本人で世界と戦ってどうこう……ってのは、今のところ澤屋敷だけですよね。

藤本は去年大昔に引退したハズの金ちゃんにも負けちゃっているし、
武蔵は「武蔵判定」による利がなくなったので、迷走続き。

対世界という意味で可能性を感じるのは、澤屋敷くん、そして百歩譲って未知の部分が大きい前田慶次郎くらいです。

だから、日本人の出場するほとんどの試合は、
ワールドグランプリ戦線、つまり12月の決勝トーナメントに関わってくる試合ではないんです。


実に興味を殺がれる

福岡で日本代表決定Tをやるのは全く問題ない……というか、そろそろやってしかるべきだと思います。しかし、横浜のようなワンマッチ大会で日本人試合連発はちょっといかがなものか

やっぱり、12月の決勝トーナメントで楽しめる試合の選手を見たい!

と、思いませんか。

怪我をしていると思われるアーツ、ジェロム、レコらは置いとくとしても、
例えばスロウィンスキーVSチェ・ホンマン とか、ベスト16クラスのファイター同士の戦いがもう少し見たいなぁ。。。。。

私もK-1を会場で見たりすると、トップファイターと日本人選手のレベルの違いが、テレビ観戦以上に圧倒的なものであることを痛感しています。
「こりゃだめだ」
と。スピードも、パワーも、オーラも、桁が違う

福岡は日本人主役の大会なので仕方ないかもしれませんが、
横浜のようなワンマッチ大会は、日本人はあまりいらないと考えています。

K-1WGPの「ジャパン化」は、あってはならないことです。
ワールドグランプリ」の意味がありません。
K-1のローカル化は、日本の場合「日本のお客さん、視聴者の志向に合わせたマッチメイク」という意味であって、「単に日本人選手が多く出場する」というのとは、全く意味が違うと考えます。

申し訳ないんだけど、中迫強、天田ヒロミ、富平etc....をリングに上げ続けることの意味がわかりません。
FEG公式HPから、彼らの戦跡を見てください。すでに淘汰されきっていると思います。彼らに負けることができる常連ファイターの顔が思い浮かびません。WGPに出場するんだったら、せめて欧州や米国の中堅クラスとある程度勝負できないと。日本ローカルのキックボクシング興行だったら、別にテレビでやる意味はない

日本人選手のスターが必要なのはわかっているんですが、
スターには絶対なれないであろうローカル&ロートル選手をリングに上げ続けていては、いけませんよ。本末転倒です。そこは厳しく見てあげないと。

K-1WGPは立ち技世界最高の舞台であることは間違えないのですから、
その名に恥じぬ選手を出場させなくてはなりません。

日本の新旧選手が登場する「ジャパン」は多くても年に1回で十分!

……いや、なくてもいいや。

というのが、マイオピニオンです。



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by the_kakato_otoshi | 2008-03-24 11:39 | K-1
ザ・フライハイ、王座奪還へ猛獣退治だ!
ヨーロピアンファイティングネットワークによれば……4月のオランダ大会に異変です。

オランダ、アムステルダム大会といえば、地元の英雄ピーター・アーツですよね。

2006年はボブ・サップ逃亡で、解説にきていたのに急遽出場。
2007年はそのサップを膝で一撃KO。

今年はメルヴィン・マヌーフ相手にその雄姿を見せてくれる予定でしたが、
残念ながら昨年のグランプリ決勝戦でひねった靭帯が治りきっていないので欠場します。

その代わりに、もう一人の王者レミー・ボンヤスキーが登場。マヌーフと戦うことになります。

これで大体主役が揃った印象のアムステルダム大会。

ハンガリー大会を勝ち抜いた6名+ポール・スロウィンスキー+ダグ・ヴィニーによるワンデイナイトトーナメント。
超実力者タイロン・スポーンが、アゼム・マクスタイ相手にワールドグランプリにデビュー。
そして、レミーがマヌーフと「戦闘機VS猛獣」合戦。

うーん。自分的には面白いんだけど、同時期に超豪華な横浜大会もあるし、メンバー的にもこりゃ深夜か放送なしのどっちかっぽいなぁ……。
ま、日本で放送する用に弱小日本人を投入したり、サップ入れたりするのは、オランダの主催者もFEGも嫌気がさしているだろうし、フジテレビがいなくても欧州だけで収支が取れる開催ができることを証明してくれるのはうれしいんですけどね

日本のファンとしては寂しい限りだけど、日本は日本のK-1のあり方ってのを考えればいいし。
世の中には波があって、今ブームといわれているお笑いも「第5次お笑いブーム」と呼ばれているらしいです。つまり、5回目なんですよ。上がっては下がり、下がっては上がる。そういう波というか、空気の流れがある。これは、逆らっても仕方がない。継続して何かをやるってことは、この波を何度も、無限に乗り越えていくってこと

フィギュアスケートのように、浅田真央ちゃんがいなくなったら誰も放送しないというような、一人のスターのみに立脚した興行じゃないのがK-1のいいところ。見直される時期は必ず来るんで、自信を持って「覚醒した」谷川さんのプロモートを続けてもらいたいですよ。

旧P信者やK-1敵視の勢力が発する雑音耳を貸さず
やれることを100%やってほしいです。



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by the_kakato_otoshi | 2008-03-23 10:17 | K-1
  

「K-1」についての情報・コラム。ツイッターはEbi_Knight。ご連絡はkorgradiasアットマークmail.goo.ne.jp
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