<   2008年 09月 ( 25 )   > この月の画像一覧
【予想】K-1 WORLD MAX 2008 FINAL
高校生とMAXと60キロを混ぜるのって、どうなんでしょうね?
階級やレベルが全く違うのが気になるところで、イベントとしての一体感が出るのかな?
とか余計な心配をしております。
ファンの戦前の興味は魔裟斗vs佐藤に集中してますね。
格闘界、今年最大のビッグマッチ。ついに決着。……なるか?

■K-1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL
10月1日(水)東京・日本武道館 開場16:30 開始18:00

<オープニングファイト第3試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R>
○二キー“ザ・ナチュラル”ホルツケン(オランダ/ゴールデングローリージム)
●ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/ウォーリアーズミックマーシャルアーツアカデミー)


カラコダは強いのですが、新戦力に期待して。ゴールデングローリーのジマーマンらに続くかもしれませんし。

<第3試合 第1リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R>
●城戸康裕(日本/谷山ジム)
○アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)


実力差は歴然。城戸にはまだ早いのでは?
クラウスvsホルツケン、カラコダvs城戸のほうが噛みあったのでは?

<第6試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R>
○小比類巻太信(日本/BRAVI RAGAZZI)
●ユーリ・メス(オランダ/イッツショータイム)


年齢的にも、厳しくなってきたメス相手に勝てないようでは今後厳しいでしょう。小比類巻には中途半端な外国人を当てるより、HAYATOとかTATSUJIのような日本人選手と当てて実力を図って欲しかったです。

<第7試合 第2リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R>
○ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
●ブラックマンバ(インド/レボリューション・ファイトチーム)


意図のよくわからないカード。

<第5試合 FINAL準決勝(2) K-1ルール 3分3R延長1R>
●アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
○アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)


シュルトが陥落したことで、王者も絶対ではないということが証明された直後ですから、一番アーツに勇気をもらったのはこのキシェンコかもしれません。実力も実績もサワーが圧倒していますが、キシェンコの一発はMAX屈指であり、スロースターターのサワー相手に序盤でいいのを入れればチャンスが出てくるのではと思います。

<第4試合 FINAL準決勝(1) K-1ルール 3分3R延長1R>
○魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
●佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)


佐藤の「運」か、魔裟斗の「自信」か。どっちが勝っても日本人が決勝に進出するということよりも、この二人が世界の一流を実力で倒してここに辿り着いたことが大きいです。
ヘビー級はご存知の通り澤屋敷、武蔵ともにFINAL16で消えましたが、MAXは本当に日本人選手が強いですね。KOにはならないと思いますので、印象点を取るのが上手い魔裟斗に軍配があがるでしょう。

<第10試合 FINAL 決勝戦 K-1ルール 3分3R延長2R>
○魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
●アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)


決勝戦はこんな組み合わせも面白いかなと思います。
魔裟斗優勝を予想するのは初めて……かな?

<第2試合 K-1甲子園 FINAL8 K-1ルール 3分3R>
○HIROYA(推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール)
●平塚大士(中部地区3位/愛知県立安城農林高校)

<第1試合 K-1甲子園 FINAL8 K-1ルール 3分3R>
○日下部竜也(中部大会優勝/愛知県立豊田高校)
●佐々木大蔵(関東大会準優勝/東京都立山崎高校)

<オープニングファイト第2試合 K-1甲子園 FINAL8 K-1ルール 3分3R>
○嶋田翔太(推薦/私立西部台高校)
●村越 凌(関東3位/神奈川県立平塚農業高校)

<オープニングファイト第1試合 K-1甲子園 FINAL8 K-1ルール 3分3R>
●卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校)
○坪井悠介(中部地区準優勝/静岡県立天竜林業高校)

<第9試合 ISKA世界ライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R 60キロ契約>
○大宮司 進(日本/シルバーウルフ)
●上松大輔(日本/チームドラゴン)

<第8試合 K-1ルール 3分3R延長1R 60キロ契約>
○大月晴明(日本/AJKF)
●梶原龍児(日本/チームドラゴン)


甲子園はyoutubeで1回戦を見た限りでの印象で選びました。60キロは団体を超えた日本人最高峰の組み合わせのようですね。この階級、タイはともかく欧州に強い選手っているんでしょうか?


にほんブログ村 格闘技ブログへ

MAXクライマックス→人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-30 10:18 | K-1
さようなら、小泉元首相
明日がMAXだというのに、どうしても書きたいので書きます。

小泉元首相が議員を引退するとのことです。

劇場型政治を永田町に持ち込んだ」とマスコミが総括していますが、

「小泉劇場」と名前をつけたのもマスコミ。刺客騒ぎをやんやとはやし立てたのは当のマスコミじゃないですか。小泉氏が「私が劇場型」ですと言ったことはないし。
大手マスコミの自作自演劇場に、キャストとして(無許可で)小泉氏を使っていただけじゃないですか。

小泉氏の絶叫演説シーンを流して視聴率とやらを稼いでいたくせに、何を言うかと。自分たちの視聴率稼ぎという目的のために、時代の首相を使いまわしたあげく、「劇場型政治を永田町に持ち込んだ」とかバカか? まるで白痴だ。子供でも騙されないぞ

さらに言えば、「格差社会を広げた」と言う連中。これもおかしい。どう考えても日本の格差は小泉政権発足前からすでに始まっていたのに。データ的にも、全く小泉政権と格差社会の因果関係は明らかにされていない。マスコミは具体的な例も挙げず、客観的なデータもなく、単なる「気分」で言ってるだけ。報道と呼ぶことすらおこがましい。

マスコミの恥知らずぶりには、怒りを通り越して、呆れるを通り越して、もう一度怒りたくなってしまいます。

小泉氏を統括するほど、自分は政治をよく知っているわけではないので、語ることはしませんが、それにしてもよく首相になれたなぁと感心します。
あの手の、まっすぐな主張をする人物は組織では疎まれるのが常。それが魑魅魍魎のはびこる政治の世界であれば尚のこと。
マスコミが飛びつきやすい主張のハッキリした人物であったことも幸いし、党幹部の意思の及ばぬ選挙で総裁になり、首相になりました。
中途半端ではあったものの、道路公団も民営化、郵政三事業も民営化され、
公務員削減への道筋をつけました。
北朝鮮に乗り込み、拉致被害者を奪還したのも、歴史的な功績ではないでしょうか。

自分も小さなプロジェクトのリーダーとして、大いに見習いたい部分が多い首相でした。(あまりにもスケールが違いますが……)

有能な専門家に、まかせるところはドンとまかせる。
こいつはダメだと思ったら、どんな恩人でも切るべきときにためらわず切る。
まず大きな道筋を示し、全員にその方向を向かわせる。
難局、八方ふさがりな部門には、自ら先陣を切って解決に乗り出す。
決して迷うそぶりを見せず、やるといったら時間がかかってもやる。
ピンチの局面はジョークと口八丁で乗り切る。
後ろ向きの発言をしない。


上記のどれもが、リーダーとして大切な資質です。上に立つとはどういうことか、ということを教えてもらったような気がします。

福田前首相などは、どの点においてもその逆を行き、結局党内で足を引っ張られる始末でした。

マスコミはことあるごとに小泉さんを「復活」させたかったようですが、
本人はやるべきことはやったといったところでしょうか。

さらに、息子に地盤を継がせることに反論が多いようですが、
そんなに嫌なら選挙区民が落とせばいいだけの話。世襲世襲とバカの一つ覚えのようにピーチクパーチク繰り返すのも結構ですが、日本は選挙によって代議員を選ぶ国。世襲候補だろうがなんだろうが、選挙民が落とせばバッジはもらえないんですよ。

ここまで稀有で自分にとって見習うべき首相は今後自分の生きている間に出てくるだろうか。

そんなことを思いました。

にほんブログ村 格闘技ブログへ

人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-30 01:11 | 格闘技以外
The12.5  ~格闘中継に関する能天気で前向きな提案~
麻生政権の元国交大臣の中山さんの放言が止まりませんね(笑)。
こうした発言はマスコミが潰しにかかりますから、この人もどうなることか。
どこの国もそうですが、マスメディアは言論封殺が得意で、自分たちの利益に合わない出来事・事実は報道しないという素晴らしい基本理念(笑)がありますから。逆に利益につながるものなら、事実でなくても積極的に報道します。こうした情報操作を、中国は権力の維持のために国家単位で行使していますが、日本はメディア業界と広告業界の利益のために行使します。
さて、日本は中国を手放しで批判できるでしょうか

マスメディアといえば、「K-1もマスメディアの制作コンテンツのひとつじゃん」と言われれば「はい、その通り」。
そうですよ。何か? って感じですが、しばらく私があえて話をしていなかったK-1WGPの「視聴率」が12.5%だったそうで。
まあテレビコンテンツとしては可もなく不可もなく、、、、、っていうことなんですが、私としてはその倍くらいになってほしいですね。
でもね、視聴率の話はなんか「してもしょうがないのでは」っていうのが最近の自分の印象なんですよ。もちろん、FEGやフジテレビの人にとってはそんな呑気な話題ではないんですが(笑)。ファンとしてね。ファンとして。

倍って……そんなん無理な話じゃん……と思われますか? その通り。テレビコンテンツとしては、おそらくお笑い芸人16人揃えてK-1ルールでガチバトルやらせたほうが恐らく数字が取れるんでしょうね。 もっと現実的な話、実力や公平度を度外視した、亀田兄弟のようなウエイト50キロもない階級のチンピラのボクシングがあれだけ数字取るんですよ? わはは。あ~馬鹿馬鹿しいったらありゃしない。だったら、一年中身体を鍛えて、開幕戦に備えて決勝戦に立つことを夢見る選手って必要あるのでしょうか? ないでしょ?

だから、数字なんてファンがコンテンツの面白さを計る指標としては無意味な数字。全く意味のない数の羅列。どうしても気になるファンは「テレビコンテンツとして切られる可能性」だけ注意していればいいわけですよね。格闘技が逆風の中、12.5%あればとりあえず今年は大丈夫なんじゃないですか? 面白かったんだから、いいじゃないですか? これからさらに上向きに転じるよう、FEGを叱咤激励していきましょうよ。
と、能天気で前向きな提案をしてみます。

テレビは今、大変なんですよ。テレビ局の株価が下がっているのはご存知の通り(当然テレビ局は報道しないけど)。速効性においてはインターネットに圧され、正確性においては自分で下げる一方。テレビを見る世帯そのものが減り続け、視聴率に代わる有効な測定手段もなく、広告媒体としての価値を下げ続けているわけですよね。従って、収入も株価も下がり、制作費は下がり、粗悪な模倣、模造、捏造番組が氾濫し、まあ厳しい状態なわけですな。

そんな中、コンテンツを作っていく制作会社はコストを切られてアップアップ。かつては花形だったテレビ制作業界は、いまや求人応募数も激減しており、優秀な人材はやってこない。明らかにワザとくさい馬鹿なフリをする芸人のクイズ番組が乱造されるのも、止むを得ないところでしょう。テレビに良く出る芸能人の知識量が自分より劣っていることで、空しい優越感を手に入れることができる視聴者のみなさんはきっと大喜び。万歳! 万事解決だ! みたいな。

まあこれはメディアだけの責任じゃないんですけど、日本人全体の性格というか傾向が変わってきたのもあると思いますね。
ストイックに前を向いて努力する人を見習いたいとか、凄いものを見たい、超人を見たいという欲求よりも、なんとなく下を見て満足したいというか、「負け組」という名の仲間意識を共有したいというか、下に下に意識が流れているっていうかね

例えば、ピーター・アーツの男気に感動できるっていうのは、まだその人に上昇志向があるからじゃないですか。ああ、彼も頑張っている。自分もまだ行けるってね。でも、下流・下層に流れちゃった人っていうのは、「何を必死になってがんばってるの。ダメージ受けてるの自分のほうじゃん」って感じ。そこに自己投影できないから、評価しないわけですね。まさに客観性という名の諦観論者。*1
アーツの判定に不満を漏らす人間は、そこに下流・下層の意識が働いているに違いないですね(言いすぎ)。

さて本題がずれましたが……。

穿った見方ですけど、今回グラウベ、セフォー、ホンマン、シュルトら(比較的)高給取りが負けたことで、けっこう決勝戦のコストが安くなったんじゃないですか(笑)。そりゃフジテレビも新世代プッシュしますって。
でも、それは図らずも新しい世界に触れたいK-1ファンと同じ方向を向いているんで、誰も文句は言わないですよ。予算とニーズが一致すれば、みんな幸せになれます。皮肉じゃなくてね。

そんなこんなで、いろんな要素が絡み合って、K-1WGPは12月にファイナルを横浜で迎えます。

そして、10月1日はMAXの決勝戦。DREAMと同じテレビ局ですので、比較されることでしょうが、魔裟斗、そして佐藤、甲子園勢の奮戦に期待しつつも、自分はキシェンコに波乱を起こして欲しいと願っています

実にとりとめもないお話になりましたが、明日はMAXの勝敗予想をしますね。



にほんブログ村 格闘技ブログへ

サワーは優勝候補か!?→人気ブログランキング


*1 2ちゃんネラーなどにはこういう意見が多そうですね。読まないから知らないけど。
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-29 17:58 | 格闘技以外
K-1 WORLD GP 2008 FINAL8 バダ・ハリvsピーター・アーツ
麻生政権の国交大臣がいきなり辞任とか。

「日教組が強いところは学力が低い」「日教組ぶっつぶす先頭に立つ」

あ、すごく正しいこと言ってるじゃん(笑)。
正論を言う人が叩かれる時代ですから、「正直は身を滅ぼす」ですね。こわいこわい。
でも、この人の言ってることは正しい。


ピーター・アーツが綿密な準備と折れない心で大いに盛り上げたソウル大会。
名勝負連発で、勝負論としても素晴らしく、格闘界は再びK-1を中心に回りだすことでしょう
また、ジャッジメントも問題が起こらず、この点も進歩していると思います。
どれだけアンチK-1の阿呆どもが吠えたところで、上記のことが事実なのですから、全く耳を貸す必要がありません。

さて、決勝の組み合わせが決まりましたが、
またものすごいことになっておりますね

準々決勝第1試合:ピーター・アーツvs.バダ・ハリ
準々決勝第2試合:エロール・ジマーマンvs.エヴェルトン・テイシェイラ
準々決勝第3試合:グーカン・サキvs.ルスラン・カラエフ
準々決勝第4試合:レミー・ボンヤスキーvs.ジェロム・レ・バンナ


1試合目からいきなりクライマックス。
アーツVSハリです。事実上の決勝戦とも言われそうな壮絶カードじゃないですか。
横浜のファンはいきなりテンションをMAXまで持っていかれることでしょう。ハリを応援するのか、それともアーツなのか。声援の大きさという「勝負」も気になるところです。
ここ最近、K-1で続いてきた世代交代の戦いの終局になるのでしょうか。

ジマーマンvsテイシェイラは今年K-1デビュー同士!
それぞれ、グラウベ、武蔵という大ベテランを潰してのし上がってきた二人ですので、新鮮なくみ合わせになりましたね。テイシェイラは自らジマーマンを相手に選びましたが、これは同じ極真でブラジル人のグラウベ・フェイトーザの仇討という一面が強いのでしょう。
武蔵戦ではテイシェイラの応援としてグラウベ、フィリオ、磯辺師範がリング下で見つめておりました。この3人のサポートは、テイシェイラにとって大きな力になっていることでしょう。

第3試合はサキvsカラエフ。サキが与し易しとみてルスランを選んだのでしょうが、天才ルスランを侮るようであれば、速射砲の餌食になるのではないでしょうか。
決してサキは弱くはありませんが、ルスランの攻撃力を受けてどうか・・・・というところ。逆にルスランは相手がだれであろうとも一発で沈む危険があるので。。。。
パンチの強い相手には弱いカラエフですが、キック主体のサキならば相性は良いのではないでしょうか。

最後の試合はバンナvsレミーですね。これも凄いマッチメイクですが、現在の実力ではレミーに分があるような気がします。しかし、バンナの底力には何度も驚かされていますので、どうなるかは全くわかりません。


とにかく、横浜アリーナでビッグマッチの数々がもう待ち遠しい・・・。
とりあえず思ったことは、「シュルトいないとさらに面白いじゃん」みたいな(笑)。
王者には申し訳ないんだけどね。

にほんブログ村 格闘技ブログへ

歴史が動くか2008!→人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-28 11:06 | K-1
【感想】K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16
面白い。

今年の開幕戦を見て、もはや総合格闘技の後塵を拝しているイメージは一切ないでしょう。再び、K-1が、立ち技が日本の格闘技の主流に、名実ともに戻った。そう断言することができます。8試合ハズレなし。これがkissしたり抱き合ったりしない、本当の戦いですね

これを見て、面白いと思えないやつは、K-1ファンじゃないと思うし、K-1について何かを語ることはしないでほしいです。

ピーター・アーツVSセーム・シュルト戦以外は比較的冷静に感想を書きました。予想は1試合だけはずしました。

<第1試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
ルスラン・カラエフ(ASIA GP王者/ロシア/フリー)
ハリッド“ディ・ファウスト”(推薦/ドイツ/ゴールデン・グローリージム)


予想:カラエフ 結果:カラエフ

予想通り、期待通りのダウンの取り合い
1ラウンドは試合勘が戻っていないのか、カラエフの調子が上がらない。ハリッドの右でダウンを奪われますが、なんとか立ち直り、2ラウンドに復活。強烈なアッパーを決めてハリッドを倒すと、そこからはロシアの速射砲が火を噴き、3ダウンでTKO。
極めてカラエフらしい試合、ハリッドらしい試合でした。

<第2試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream team)
澤屋敷純一(日本/チームドラゴン)


予想:バンナ 結果:バンナ

澤屋敷は実に「らしい」戦いをしましたが、バンナが非常に慎重な戦い方をし、「これ以上奇跡は起こさせない」と、確実に勝利に来ました。
勝つには勝ったバンナですが、相手が相手ということもあり、どこまで復調しているのかはわかりません。また、澤屋敷にローキックを効かされている現状では、グーカン・サキやスロウィンスキーのようなローの名手と戦った場合には不安が残りますね。
いずれにしても順当であること違いはありませんが、澤屋敷は復活への手がかりをつかんだと思います。2009年はがんばってほしい

<第3試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
レイ・セフォー(推薦/ニュージーランド/レイ・セフォーアカデミー)
グーカン・サキ(USA GP王者/トルコ/チーム・レベル)


予想:サキ 結果:サキ

動けないセフォーが、涙を誘いました。おそらくは3ラウンドまでに試合を決めたかったのでしょう。最近のセフォーにしては珍しく気合いの声とともにパンチを打っていきました。どうしても勝ちたかったという気迫は伝わってきましたね。
グーカン・サキは延長戦に入っても無理せず、これでいい。インパクトはベスト8までとっておけばいい。
ただ、4ラウンド目のセフォーは・・・・・・。実況が泣かせることばかり言うので、どうにも鼻がつまってきましたよ。
しかし、これから何度かまた鼻がつまることになります。

<第4試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
エロール・ジマーマン(ヨーロッパGP王者/オランダ/ゴールデン・グローリージム)


予想:ジマーマン 結果:ジマーマン

実力未知数だったジマーマンですが、この試合である程度本物であることが判明しました。しかし、爆発力はあるものの、それが止められた時には案外脆い一面もありますね

それにしてもグラウベです。序盤に相手のパワーで効かされてしまい、不利な立ち上がりになったのが残念ですね。バダ・ハリ戦のようにそのまま総崩れになってしまうかと思われましたが、フィリオがタオルを投げようとするスタッフを止め、最後まで盟友を信じることにしたという熱いエピソードとともに、グラウベ復活。第3ラウンド最後の30秒は完全にグラウベペースになりました。2度もダウンを奪われ、致命的なダメージを受けていたにも関わらず、驚異的な粘りを見せたグラウベ。セフォーもそうですが、ベテランはただでは死なず。逆転また逆転のK-1魂を見せてくれました。ありがとう。すげえよ、極真の怪物。

<第5試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム ボンヤスキー)
ポール・スロウィンスキー(推薦/オーストラリア/チーム ミスターパーフェクト)


予想:レミー 結果:レミー

1R,2Rはレミーが取りましたが、3Rにポールが大反撃。レミーがスタミナ切れか、もしくはポールのパンチが効いたな? レミーがダウン寸前の猛攻を浴びる珍しい展開になりました。しかし、ポールは反撃が遅かったのか、もう一歩で判定負け。
しかし、我々ファンの想像以上にポールが実力を増していたことがうかがえました。来年以降、楽しみな選手がまた一人。いいですね。実にいい。

ポールは判定に不満だったようです。
確かにドローでもよかったかもしれないですが、ポールの勝ちってことはなかったと思いますよ。

<第6試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
エヴェルトン・テイシェイラ(JAPAN GP王者/ブラジル/極真会館)
武蔵(推薦/日本/正道会館)


予想:テイシェイラ 結果:テイシェイラ

武蔵へのブーイングがすごい。これは武蔵個人に対するものか、それともJAPANに対するものかは知りませんが。。。
さて、私はテイシェイラがどこまで進化しているのかに注目しておりました。1Rは膠着。2Rは、テイシェイラが攻勢に出るのですが、空振りが多い。距離感という問題点がありますが、ちょっと空回りしすぎでは?
武蔵は単発での攻撃が全く効かないことを悟ると、仕方なく打ち合いに応じますが、武蔵の打撃は確実に相手をミートするのですが、打たれ強いテイシェイラには通用せず次第に体幹の差で押されます。結局テイシェイラは想像以上にK-1への適応を見せ、武蔵を寄せ付けず

バダ・ハリ、カラエフのような打たれ弱い新世代が多い中、この頑丈な体は大きな武器になるでしょう。


<第7試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
チェ・ホンマン(韓国/フリー)


予想:ハリ 結果:ハリ

バダ・ハリ圧勝の予想が多かったわけですが、予想以上にホンマンがカウンター技術を磨いており、なんと3R終了時は1-0のドロー。それでも、ホンマンが棄権したため、バダ・ハリが勝利。これ以上闘ってもバダ・ハリにはかなわないと判断してのことだそうです。

ホンマンはファンの想像以上の怪物ですね。これからも大いにK-1を沸かせる存在になるでしょう。VSシュルトがもう一度見たいですね

<第8試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
ピーター・アーツ(オランダ/チーム アーツ)

予想:シュルト 結果:アーツ

涙で前が見えませんね(笑)。言葉もないです。北海道から横浜行きます。
詳しい感想は明日以降に書きます。

にほんブログ村 格闘技ブログへ

濃すぎる大会!→人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-27 23:07 | K-1
【予想】K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16
木曜日細かすぎて伝わらないモノマネ、土曜日K-1、日曜日F1。
フジテレビが熱い週末ですね。

来週はMAX!

とりあえず恒例の予想です。
16人の選手を一人ずつ書いたので、あまり予想の段階で語ることはありません。
簡単にどーぞ。


■「K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16」
9月27日(現地時間・土)韓国・オリンピック第1体育館 開場15:30 開始17:00

<オープニングファイト(3) K-1ルール 3分3R延長1R>
ランディ・キム(韓国/フリー)
パク・ヨンス(韓国/KHAN GYM)

予想:ランディ・キム

ハワイ大会のパフォーマンスは上々。韓国ナンバー2決定戦。

<オープニングファイト(2) K-1ルール 3分3R延長1R>
ザビッド・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)
ファビアーノ・ダ・シルバ(ブラジル/極真会館)

予想:サメドフ

17人目の開幕戦出場者となったサメドフ。ここは鬱憤を晴らしたい。

<オープニングファイト(1) K-1ルール 3分3R延長1R>
前田慶次郎(日本/チームドラゴン)
ソン・ミンホ(韓国/KHAN GYM)

予想:前田

特になし。

<第1試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
ルスラン・カラエフ(ASIA GP王者/ロシア/フリー)
ハリッド“ディ・ファウスト”(推薦/ドイツ/ゴールデン・グローリージム)


予想:カラエフ

ハリッド有利との声も大きいのですが、ハリッドのパンチは軽く、バダ・ハリのように一撃で倒せるとは思えません。手数勝負、回転勝負になれば、ルスランの独断場でしょう。
ハリッドは得意のど根性で耐え抜き、一発を当てる作戦に切り替えるしかありません。
2008年の戦いを見ると、ハリッドはアレクサンダー・ピチュクノフに5ラウンド判定で敗れましたが、ルスランは1RであっさりKOしています。この辺の差を見ても、カラエフ有利は絶対的でしょうね。

<第2試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream team)
澤屋敷純一(日本/チームドラゴン)


予想:バンナ

澤屋敷の状態がよければ面白いんですが、多分ビビってるんじゃないかと思います。自信を失ってはいないか心配です。初戦のように、なりふり構わず戦えれば勝機もあるでしょうが……。

澤屋敷は打ち合おうなんて色気は出さないで、アウトボクスに徹したほうがいいと思います。打ち合いに臨んだ瞬間、試合が終わってしまうでしょう。チームドラゴンのクールなファイトを続けなくてはならないですね。

バンナは正面から奇をてらわないで戦うでしょう。

<第3試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
レイ・セフォー(推薦/ニュージーランド/レイ・セフォーアカデミー)
グーカン・サキ(USA GP王者/トルコ/チーム・レベル)


予想:サキ

セフォーに引導を渡す仕事を与えられたサキ。そこまでの期待をされているのですから、応えないわけにはいかないと思います。
ローキック中心に組み立てるサキは、下段に弱いセフォーにとって相性最悪です。
セフォーはブーメランフック一発で相手を沈める力を持っていますが、最近はほとんど命中していませんし。
いずれにしても、セフォーの勝率は非常に低いと考えています

<第4試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
エロール・ジマーマン(ヨーロッパGP王者/オランダ/ゴールデン・グローリージム)


予想:ジマーマン

体格的にも同じくらいで、好勝負が期待できます。
グラウベはハリにKOで負けたときの覇気のない姿が不安です。
逆に21歳。最年少のジマーマンはここで勝てば大化けの可能性を秘めており、未知の魅力は十分。一気に台風の目に躍り出ることでしょう。
特にオランダ予選でブレギー相手に見せた驚異的な粘りは、期待させるに十分です。
希望込みで新星の勝利に一票投じてみたいと思います

大先輩の意地と、下克上への奮起が激突する、面白い試合になることは間違えありません。

<第5試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム ボンヤスキー)
ポール・スロウィンスキー(推薦/オーストラリア/チーム ミスターパーフェクト)


予想:レミー

一番堅そうな試合。100人中、100人がレミーと答えるのではないでしょうか?
自らフライハイ狩りに手を上げたポールの奮起に期待します。

<第6試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
エヴェルトン・テイシェイラ(JAPAN GP王者/ブラジル/極真会館)
武蔵(推薦/日本/正道会館)


予想:テイシェイラ

おそらく空手家同士の膠着した試合展開になるでしょう。
さすがに前田慶次郎戦のような戦い方では武蔵には勝てませんから、前に行かなければテイシェイラといえども判定負けを喫するかもしれません。
ただ、武蔵は怪我明けで、かつ年齢的な衰えもありますから、若いテイシェイラがここで負けるようでは話にならないと思っています。

<第7試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
チェ・ホンマン(韓国/フリー)


予想:ハリ

申し訳ないけど、ホンマンは相手が悪いと……。

バダ・ハリはDREAMに喧嘩を売りましたよね。
正直、彼には総合をやってほしくない。

それにしてもDREAMの青木選手は空回りしてて面白いですね。
自称「大黒柱」なのに、秋山には「興味ない」と言われ、バダ・ハリには「顔を覚えてない」と言われ!

誰か振り向いてあげてっ(笑)。

と、思ったら、バンナが「青木がよかったよ」って言ってくれてるみたいですね。

じゃあバンナVS青木で(笑)。
大晦日は好きにやってください。
K-1甲子園決勝戦だけ見れればいいっす。

<第8試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R>
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
ピーター・アーツ(オランダ/チーム アーツ)


予想:シュルト

アーツ悲願のシュルト退治を応援しているんですが、現実と言うものは厳しく、そして残酷な部分があるんじゃないか……。というのが、予想です。

あまり戦前に語りたくないですが、展開は福岡でのシュルトvsバンナ戦のようなカタチになってっくと思います。また、アーツの足の怪我の具合も心配の種です。


にほんブログ村 格闘技ブログへ

抱きついたり、キスしたりしない本当の戦いはここにある→人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-26 14:02 | K-1
ひっくり返す男……ジェロム・レ・バンナ 【FINAL16 FIGHTERS】
FINAL16出場者ファイル16  「 ひっくり返す男

ジェロム・レ・バンナ

出身国・フランス 身長・190センチ 体重・120キロ
2005年以降の成績・11戦6勝。3KO(TKO含む。K-1WGPのみの成績)。
所属・Le Banner X tream Team
タイトル・K-1WGP1995、2002準優勝
ニックネーム・ハイパーバトルサイボーグ

<で、どれだけ力を持っているのか?>

ここ最近、王者シュルトには3敗を喫しているバンナ。いずれも、一つのダウンすら奪えず、なすすべなく敗れています。2008年の福岡大会では自ら志願してシュルトに挑戦するものの、真っ向勝負を距離で潰されて大きな見せ場も作れませんでした。
「なんの作戦もない」
「まっすぐ突っ込んでもシュルトには勝てないのに」
と、バンナはその無策で望んだ試合運びを非難されました。
意見は至極当然。結果的に負けているのだから、反論はできないでしょう。そもそも、作戦以前にバンナの今の実力がどれだけのものなのか。把握している人間は誰もいないのです。それは何故か。まともなキックボクサーとのマッチメイクをもう何年も組まれていないからです。

振り返っても、ここわずか3年でバンナはホンマンと2回、シュルトと3回試合をしています。このK-1のツインタワー・巨人二人組との戦いは誰が試合をしても常に「評価外」なのです。それはそうでしょう。この二人はあまりにも特殊なのですから。
そのほか、バンナと最近戦ったのはパク・ヨンス、澤屋敷純一、グッドリッジのような実力的に劣る選手。もしくはレミー、アーツといった超一流。真ん中がない。普通のK-1ファイターとの試合がない。だから、実力を図れないのです

<つまり期待されていることは>

バンナが期待されていることは、他のキックボクサーとの、勝った負けたの勝負論じゃないってことです。
この男が強いことはすでに証明されているし、いまさらそこらへんの選手とやらせても仕方がない。
主催者が期待しているのは、規格外の相手に立ち向かう勇気や異種格闘技的な肉弾戦、豪快なKO。バンナの魅力を存分に生かせる対戦相手とのドンパチなのです。
極端な相手とばかりマッチメイクされるのは、そのような理由があると私は考えます。
勝負の世界に生きながら、勝敗を超えた存在。これが現在のジェロム・レ・バンナの進んでいる道なのでしょう。

<あえて語るバンナの魅力>

K-1の試合で、「面白い試合」「記憶に残る試合」をたどっていくと、バンナが多く絡んでいることに古いファンは気づくでしょう
それは何故でしょうか。なぜ、バンナの試合は面白いのでしょう。

圧倒的なKO? 男気溢れる発言?

いやいや、違うでしょう。答えは「逆転劇」だと思います。
バンナのナンバーワンKOは、あの「千年に一度のKO劇」フィリオ戦ではありません。おそらく99年グランプリ準々決勝でのアーツ戦に違いありません。一度はアーツのハイキックを食らい、KO寸前まで追い詰められながら、逆転の左フック
負けるときも、ほとんど相手を圧倒的に追い詰めながら、ホーストに大逆転を喫した試合や、歓声でゴングが聞こえずノーコンテストになったベルナルド戦が印象深い。圧していた選手がいきなり逆転されている。負けていたと思っているのに勝っている。バンナの戦いはそうした逆転劇の歴史でもあります。
だから、バンナ戦を見るとき、人はどんなに彼が劣勢に立っていても逆転の一撃を最後の一秒まで期待して見るし、勝っているときも、いつ不意の一撃で沈むかわからないから最後の最後まで気が抜けない。
これこそが本来のバトルサイボーグが持つ最大の魅力なのです。
合計4度戦ったマーク・ハント戦はK-1史に残る名勝負です。どの試合も逆転に次ぐ逆転で、気の抜けるタイミングが一切ない、肉弾と肉弾のぶつかり合いでした。

<ファンのために彼は戦う>

K-1から何度か離脱し、その度に戻ってきたバンナ。一筋だったアーツやホーストに比べ、その危険な魅力からいろいろな興行主に興味を持たれた男です。しかし、結局彼を一番輝かせたのは、K-1でした。そして、彼の好不調に関係なく、バンナに声援を送り続けたのは、日本のファンでした。

格闘家生活も後半に入ったバンナは、ことあるごとに日本のファンへの感謝を述べているのは、かかとおとしでも既報の通りです。
バンナと日本のファンは、もはや婚姻関係にあると言ってもいいでしょう。
おそらく日本で再戦しても、対戦相手の澤屋敷以上の声援がこのフランスの喧嘩番長に送られるに違いありません。なんとも幸せな関係だと思います
バンナはこう言いました。

ファンに必要とされなくなったとき、俺はリングを去る

と。
バンナは少しだけ勘違いをしています。
それでは、永遠に引退できませんよ。。。。

にほんブログ村 格闘技ブログへ

澤屋敷は生きてリングを降りれるのか?→人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-25 19:09 | K-1
ガリバー格闘記……チェ・ホンマン 【FINAL16 FIGHTERS】
FINAL16出場者ファイル15  「 ガリバー格闘記

チェ・ホンマン

出身国・大韓民国 身長・218センチ 体重・146キロ
2005年以降の成績・16戦12勝。7KO(曙含む。K-1WGPのみの成績)。
所属・フリー
タイトル・K-1WGPソウル2005優勝
ニックネーム・KOREANモンスター

<韓国格闘界のパイオニア>

日本同様、韓国の格闘技熱もK-1から始まりました。
それまでもケーブルテレビでは放送されていたのですが、ホンマンの登場で一気に注目が集まりました
それもそのはず。欧米のヘビー級選手を遥かに凌ぐ圧倒的な長身と、丸太のような腕と足。韓国相撲の頂点に立った実績。愛嬌のあるキャラクター。韓国内で「K-1」の知名度が広がっていくのは一瞬でした。
K-1はケーブルテレビ史上類をみない視聴率をたたき出し、韓国内に「格闘技興行」という新しいイベントを定着させたのは、第一にチェ・ホンマンの功績であると言っていいでしょう。
ホンマンをきっかけにして、韓国内で格闘技ブームが爆発しており、それに乗じて総合格闘家秋山成勲やデニス・カーンなどにも人気が波及しているようです。
ホンマンは人気ポップスターと競演し、CDを出すなど、活躍の幅も広がりました。
怪物的な肉体を持ちながら、器用にステップをこなし、ラップを口ずさみ、ファッションにも気を使う、国民的なスポーツ選手としてホンマンは受け入れられていきます。

今年は問題がありました。
兵役と脳腫瘍の問題です。兵役は規定によって入隊できないことになり、免除となりました。脳腫瘍の手術も成功。二つの致命的な問題をクリアしましたが、前者は韓国人としてのアイデンティティに、後者は健康面にそれぞれ注文がつく形になり、韓国世論も「ホンマンがんばれ」という風向きではなくなってきたのです。
成績面でも昨年はマイティ・モーに生涯初のKO負けをするなど、決してその注目度に見合った活躍ができませんでした。加えて今年は前述の問題のために試合なし。開幕戦が今年の初戦という厳しい状況に立たされています。

格闘ファンのなかでは、そういった事情から反感も買っていますが、その類稀なる肉体から常に「何かやってくれるのでは」と期待されてもいるのです。

<漫画の主人公?>

他のヘビー級K-1選手たちと彼が決定的に違う部分があります。
それは、「普通の兄ちゃん」であることです。バダ・ハリやグーカン・サキなど、他の新世代と比較しても、その傾向ははっきりしており、「もともと普通の学生で、ポップスターになりたかった」と語るなど貧困や移民などを経験して強くなっていった「あしたのジョー」の世界に棲む欧州系の選手たちとは一線を画しているのです。
体が大きくなりすぎ、韓国相撲の世界に入りますが、もともと身体的には日本人とほとんど変らない韓国人ですから、そのなかでは圧倒的に強くなりました。
それでも最初の夢であるポップスターへの道はあきらめ切れていなかったようで、K-1で人気が出た後でCDを出した際、「ダンスも好きだし、これがやりたかったんだ」とファイター以上に充実しているかのようなコメントを残しています。
その上で、「この体がなければ、こんなことはできなかった」と語っています。

どこにでもいるような普通の少年が、ある日突然超人的な力を授けられた。フィクション漫画の王道のようなストーリーを、リアルに歩んでいるのがチェ・ホンマンなのです。もともと、ありあまるエネルギーや闘争心を抑えきれずに格闘技をはじめたようなファイターたちとは精神的にまるで違うのです。
どこか雲の上をフワフワ歩いているような印象を受けるのは、そんな彼の格闘家としての成り立ちのせいではないでしょうか。
実に興味深い選手です。

<肉を切らせないで骨だけ断ちたい>

で、あるがゆえに。

接戦になったときに、どうしてもあと一歩で闘争本能の差が見えてしまうのが、非常にもったいなくはあります。
ホンマンは決してインファイトの打ち合いが好きな選手ではありません。できればアウトボクシングに徹して、自分はダメージを受けずに膝やパンチを当てていきたいと考えています。
もともと闘争心の塊ではないので、自分の大きさを有効に生かしつつ、無傷で相手にダメージをコツコツ与えたいのです。それが可能な相手ならば、ホンマンは敵を圧倒します。しかし、一定以上のレヴェルの選手が相手になると、上手くできません。技術やスピードで翻弄されると、手も足も出ません。

「でかくて打たれ強いんだから、距離を詰めて打ち合いにもっていけばいいのに」

とは、誰しも思うこと。
でも、その「肉を切らせて骨を断つ」というリスクを背負うことが苦手な性格、性分なのでしょう。
可能な限り、自分はダメージを受けない位置にいたい。あまり格闘家として向いている性格ではありません。日本の武蔵も、そのような戦い方をしますが、武蔵流の場合は何度も外国人選手に壮絶なKO負けを繰り返す内に身についた、“実戦の中で培った”格闘思想です。対してホンマン流の場合は、最初からリスクを持って、闘争心に任せて戦いを挑むようなやり方をしません。ひたすら遠距離射撃。これです。

<違和感>

プロフェッショナルな格闘家たちの競演であるK-1。しかし、そんな中でリスクを犯さず遠距離射撃でコツコツ戦う大巨人の存在は、非常に違和感を感じます。しかし、「違和感」というのがK-1にとって大事な要素かなと思います。かつてボブ・サップが残したインパクトは、テクニックとパワーとメンタルのバランスを求められていた格闘家像に一石を投じました。圧倒的なパワーのみでテクニックとメンタルは素人という「違和感」が面白かったのです。

ホンマンの持つ「2Mの身体を持つ普通の兄ちゃん」という違和感は、格闘ファン以外にも届きうる存在です。誰もが同じような技術を持ち、同じように闘争心をみなぎらせ、同じようにビッグマウスだったら、個性がありません。はっきり言えば、つまらない。
ホンマンの持つ不思議で特殊な個性は、K-1にとってただのキックボクシング興行とは一線を画す大事な要素……ではないでしょうか。


にほんブログ村 格闘技ブログへ

試練のバダ・ハリ戦!→人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-24 18:44 | K-1
パーフェクトへの長い道……ポール・スロウィンスキー 【FINAL16 FIGHTERS】
FINAL16出場者ファイル14  「パーフェクトへの長い道

ポール・スロウィンスキー

出身国・ポーランド 身長・190センチ 体重・105キロ
2005年以降の成績・13戦9勝。7KO(TKO含む。K-1WGPのみの成績)。
所属・チーム・ミスターパーフェクト
タイトル・K-1WGPアムステルダム2007優勝 K-1WGPオークランド2006優勝
ニックネーム・ホーストの一番弟子

<勝負か、成長か>

ポール・スロウィンスキーもまた、バダ・ハリらと並んで次代のスター候補として扱われている存在です。
3回連続開幕戦出場。地元ポーランドでの知名度も上がり、今回は自らレミー・ボンヤスキーという難敵を指名しました。
ポールの参謀、「Mrパーフェクト」ことホーストは開幕戦で消えてしまう可能性が高いこの組み合わせを容認したようですが、もしかすると勝ち負けは度外視し、あえて強敵に敗れることでさらなる努力と能力を弟子から引き出したいのではないでしょうか。
そもそも、オランダでグーカン・サキにパンチでKOされてからホーストが「今年は練習させたい」という意向を谷川EPに伝えたとの話が入っています。
そのため、ハワイGPには参加せずに、ワンマッチに出場することになりました。ここでは「ハワイ勢VS.K-1」というマッチメイクが多い中、バリバリの欧州系強豪アジズ・ヤヤと対戦。これもホーストの意向だったような気がします。なぜなら、現地プロモーターである曙氏がオランダ系のマニアックな格闘家を引っ張ってくるコネがあるとは思えないからです。
ヤヤ戦で薄氷の勝利を掴むと、一転して推薦枠による出場が決まりました。この心変わりの内実はよくわかりませんが、「とにかく強豪相手に経験を」というホースト&FEGの意思を感じるスケジュール&マッチメイクです。

<師匠か、弟子か>

優秀な選手には、優秀なコーチが必要であることは、歴史が証明しています。
それが必要ない者は「天才」と言われます。
スロウィンスキーは「天才」というタイプではなく、努力の積み上げで強くなっているタイプです。したがって、ホーストのサポートが必要になりますし、実際そのようにしていると思います。
私は新しいK-1のスタイルとして、この師弟に注目しているのです。それは、一線を張って戦った選手が、今度はコーチやプロモーターとして参戦するというモデルケースだと思うからです。海外で、新しいジムやコーチのもとの選手と契約するのは、相互理解の面で難しいことが多いと思います。しかし、すでにK-1で戦っていた選手であれば、クリアされるべき課題の量はぐんと少なくなるに違いありません
事実、チーム・アーツのサロ・プレスティや、レイセフォー・ファイトアカデミーのジョーダン・タイ、ダグ・ヴィニーなどはそのような経路で参戦しています。
そうした選手の中でも、最もトップに近いと私はポール・スロウィンスキーについて思っています。

知っている選手、好きな選手がコーチをしているファイターであれば、思い入れもしやすいというものです。

<ファイトスタイル>

スロウィンスキーはK-1で9勝のうち7つをKOで勝つというKOマシーンです。必殺技は「地獄のローキック」。まさに「蹴り殺す」という言葉の通り、強烈なローキックの連打で相手の足を破壊することがしばしばです。また、下への攻撃が強いため、相手の意識が下へ集中し、そのタイミングで全力で放つ左右のフックも重要な武器となっています。昨年のアムステルダムトーナメント。準決勝はサメドフをローでしとめ、決勝ではブレギーをフックで沈めました。攻撃力においては、非凡なセンスと戦術を持っています。
しかしながら、ディフェンスにおいてはポカが多いことが否めません。特に顔面へパンチをもらって、劣勢に立たされることが多く、その後立て直しに時間がかかっています。サキ戦、ヤヤ戦で見せたモロさは彼の成長を阻んでいると言っていいでしょう。

昨年の開幕戦では巨人ブレギーを殴り倒した実績を買われて、新世紀覇王シュルトに挑戦しましたが、膝蹴りで文字通り一蹴されました。ただ、動き自体はよかっただけに、まだまだ期待させてくれる男だと思います。なによりも、その華麗な足技による攻撃力は魅力です。
ただ、最近ガードが固くて仕方がない「GOD」レミー相手に、爆発力が発揮される機会を与えられるかどうか。。。。。。。。


にほんブログ村 格闘技ブログへ

ポーランド人ファイターのさきがけとなる→人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-24 11:20 | K-1
次はどうなるんだろう? ……DREAM6
首位グランパスが17位ジェフに敗れるという大失態を演じて激しく気分を害した後、
サッカーニュースを見るのが嫌だったので、DREAM6を見ました。

感想としては、
日本の総合は再びアンダーグラウンドな世界へと戻っていくような気がします。
なにかこう、うったえるものが少ないのではないでしょうか。

ヒョードルの大晦日も、
船木の復活も、
アリスターの挑戦も、
84キロ以下級グランプリも、
青木のメジャーへの道も、
なにかこう無理やり感が強いのはどうしてでしょう。

総合ファンがよく口にする「ストーリー」というものは感じませんでした。
「ストーリー」というのは、
「次はどうなるんだろう?」という続き物への期待です。

次はどうなるんだろう?

と、総合観戦は素人の私に感じさせたのは、ライバル団体に参戦する吉田への挑戦を表明した秋山と、圧倒的な強さを見せたハリトーノフだけです。

面子ややり方に大幅なテコ入れがなければ、次回「DREAM」にチャンネルを合わせる自信がありません。。。。。。

そもそも、次があるんだろうか。DREAMは。

ま、ここはK-1ブログなので、マヌーフのセコンドとしてやってきたバダ・ハリのコメントだけは紹介しておかなくてはなりません。

バダ・ハリ

「今日は素晴らしい試合とKOを見るために呼ばれました。でも、今日はまだ抱き合ったりキスしたりするのしか見ていません。ですから、本当の戦い、本当のKOを見たいならみなさんは間違った場所に来ているのかもしれません

「これから私がその正しい場所を教えます。今日試合をしたすべての選手に言いたいと思います。ミルコ選手もアリスター選手も、みんなです。それはつまりK-1です。みなさん、この言葉をもって私は挑戦をしたいと思います。本当の試合をしていると思っている選手たち、誰でも、どこでも、いつでも挑戦を受けます


バダ・ハリよ。

未来のK-1、いや、格闘技はまかせた。

私はバダ・ハリを生涯支持することでしょう。

にほんブログ村 格闘技ブログへ

ソウルへの期待高まるバダ・ハリの発言!→人気ブログランキング
[PR]
by the_kakato_otoshi | 2008-09-24 09:29 | 総合格闘技
  

「K-1」についての情報・コラム。ツイッターはEbi_Knight。ご連絡はkorgradiasアットマークmail.goo.ne.jp
by the_kakato_otoshi
プロフィールを見る
画像一覧
検索
最新の記事
さらばゴールデンボーイ? バ..
at 2011-09-29 23:48
番狂わせあり、名勝負あり、7..
at 2011-09-25 21:58
ショータイム70kgトーナメ..
at 2011-09-25 17:10
ほほ笑みの国
at 2011-08-21 23:51
明日からちょっと
at 2011-08-19 22:49
アクセス
ファン
ブログジャンル
画像一覧