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出生率をぐぐっと上昇させる方法!
先週末は忙しくて更新できませんでしたが、先週中に書いていたものを公開します。

少子化対策を1児のパパの立場から考えてみました。

■少子化の原因

これはもう誰もがわかってますよね。第1の理由は、お金がかかりすぎるからです。私も子供が出来て、一番最初に不安になったのは、当然経済的な問題です。一般に少子化の原因として、「価値観の変化」=「きままに生活をしたい」という理由がよく挙げられますが、子供一人を育てるにはお金と時間というエネルギーを相当使う。これを遠慮したいという意思で、根本は「お金がかかる」ってことだと思います。
第2の理由は子供の将来に対する不安だと思います。私も再三ブログで指摘しているように、日本は官僚機構の主導によって、システムが半世紀の間に成熟しすぎたため、硬直化しています。つまり、経済が発展し続けて、子供がたくさんいて、お年寄りが少なかった頃に出来上がったシステムを変化させることができずにいます。
それを簡単に言うと、「世代間人口比率が変化しているのに、世代間負担率が変わらない」ということです。かつて老人が少なかった頃と同じだけの負担しかしたくない今の老人が、考え方を改めないとならないのですが、老いていく団塊の世代は拳を振り上げて左翼思想に染まった世代。とてもじゃないけど、自浄は期待できません。
団塊が現役世代の稼いだ金をむさぼりつくし、日本がほんとうに沈没しかけるころには、彼らはもうあの世に行ってしまうのですから知ったことではないのでしょう。吐き気がするほど気楽なものです。
今盛んに叫ばれている地球温暖化などの環境激変も不安要素でしょう。
実際、生まれた瞬間から怖ろしい負担と人類の負の遺産を背負わなくてはならない新生児。硬直しきったシステムに対するあきらめの気持ちが、少子化の原因の一つになっているような気がします。

■経済不安の解消?

ここから先は……ま~私の個人的な提言ですので、多少の不勉強はお許しください。

少子化対策には、結局のところ経済的不安と将来的な不安をどれだけ解消できるか? という点に尽きるんだと思います。経済的不安がなくなったのに、それでも子供を産まない人は、残念ですがそもそも産める身体ではないか、もしくは子供が嫌いかのどちらかであって、多分助成しても有為にはならないでしょうから。

で、まずやるべきことは財源の確保ですね。これについては二つの方法があると思います。

第1に政権を変えるなり憲法を変えるなりなんなりして、まず官僚機構から予算決定権を剥ぎ取ることです。官庁間で奪い合いをするから予算を減らせない(=借金で穴埋めしちゃう)のであって、これを政治主導でプライオリティを明確にし、大鉈を振るって振り分けるようにするしかないということです。官僚の自主的な自浄など不可能なことはわかっているので、これを行うには、かつての小泉氏も裸足で逃げ出す強引なリーダーシップを持つ政権の誕生が不可欠になりますね。ほとんど独裁に近い体制でなければ無理かもしれません。
ちなみに、現麻生政権は官僚利権を全力で守る立場の政権なので全くこういった作用は期待できません……。早く政権を投げ出していただいて、将来に期待しましょう。

第1の方法ができれば、第2には先に指摘した「世代間人口比率」を変えることでより財源を整えられるかもしれません。……その方法とは、現役世代を増やすことです
「それができないから少子化対策なんだろうがっ!」とお怒りの諸兄は、「外国人材交流推進議員連盟」という議員連盟をご存知ですかね? 移民受け入れを推進しているらしいです。10年以上の単位で、1000万人くらい受け入れるんだったかな? とにかく、移民審査などをスムーズにして、現役世代を増やそうということです。
いますでに、工場での単純作業やコンビニエンスストアなどの店員など、「日本語がそこまで上手くなくてもできちゃう仕事」の分野で外国人が急増していますよね? 彼らは純正日本人を雇うよりも遥かに安い給料で働きますし、そもそも海外まで出てきて留学しようとか、働こうと思うんだから相対的に覇気がある「やる気のある」人が多い。日本人で非常に優秀で「やる気のある」人は、あまり工場やコンビニでは働かないですから……。「やる気のない」日本人よりも、言葉はわからなくても「やる気のある」外国人のほうが雇いたいに決まってますよね。そもそも人件費が安いし。で、税負担をわかりやすくするために、消費税を中心とした税体系にして、みんなから平等にもらいましょう
国としては、手早く世代間比率をシフトできるというメリットがあります。税収は伸びるでしょう。考えてみれば、最近まで急成長していたアラブ諸国、例えばUAEとかバーレーンとかは外国からの(インドとか)労働者がガンガン入ってきて、人口爆発的な状態らしいじゃないですか。あそこまで極端じゃなくてもイメージ的には近い感じがします。

問題は、「やる気のない」「スキルのない」日本人に仕事がなくなることと、犯罪率が多少増えそうだということと、単純労働系のお仕事の給料が全体的に下がることでしょうか? とにかく「やる気のない」「スキルのない」日本人からは猛烈に反対されるでしょう。
それから、永住権を与えるのかどうか、ですね。働かせるだけ働かせたら「じゃあ老後は自分の国に帰ってね」とはなかなかならないでしょうし。難しいですね。

■集めたり節約したお金で

財源についてはこんな感じで集めて、私がやればいいと思う少子化対策は全部でこれだけあります。

まず、学校教育の質を高めつつ安くする
質ですが、これはまず教師の給料を官僚・大企業並に引き上げつつ、社会人経験を5年以上積んでいないと教員になれないようにします。大学を卒業して、すぐに教員になっているような先生ってどうなの? と思うからです。これから社会で活躍する子供たちにモノを教えるのだから、社会人としての経験は不可欠だと思います。学校という狭い世界でしかモノを見ることができない教員を私は沢山知っています。例えば、教師しかやったことがない先生たちが、本当の意味で生活・進路指導ができるとは全く思えませんからね。実際、私なんか生活・進路指導の先生の話で感銘を受けたことは一度もないです。つまらない一般論ばかりでね。
毎年レポートの課題を課して、あまりにもレベルやモラルの低い教員は去っていただくようにすれば、永続的に質を保てることができるでしょう。教育に対する安心、安全が浸透すれば、子供を産みやすくなると思います。
他には、例えば外国語を小学生から必修にし、ネイティブスピーカーを配置して英語やスペイン語などをある程度理解する子供を10倍くらいに増やしたいですね。街を歩けば外国人にかならず出くわすような時代ですから、必要な能力は小さいうちから身につけたいですし。

価格の問題ですが、中学校までは「義務教育」ということで、安くてよいのですが、今の世の中ほとんどの学生が高校に進み、半数が大学に進みます。高等教育にお金がかかることが、少子化に拍車をかけていると思いますから、一気に高校の授業料も給食費レベルまで安くすればいいんですよ。さらに、国立・公立大学も授業料年間50万円くらいのところを半分の25万円くらいまで下げましょう。その代わり定員を倍にして、卒業できる人数の割合を半分くらいになるまで難しくすればよろしい。意味のない受験戦争も少しは緩和され、勉強できる学生が増えるじゃないですか。高速道路を1000円にできるなら、こんなもの朝飯前でしょう
こうして、一人にかかる教育費用の負担が減れば、少しは安心して子育てしようかなという気になりませんか。

あと、意外にお金がかかるのが交通費ですよ。
例えば家族旅行とか行くときに、大人一人5000円で往復できる区間が、夫婦と中学生二人の構成になると、一気に20000円になる。これがいかん。何もできなくなってしまう。

だから、学生期間中はJR、バスともに原則どこまでも行っても最大1000円。学生だけの旅もよし、家族旅行もよし。シニアプランとかなんとか言って、老い先短い老人ばかり優遇しがちな交通機関ですが、これは無意味ですよ。本当はとにかく若いうちこそ刺激が大切で、そのためにはいろんなところに行かなくちゃならない。いろんなものを見なくてはならない。そういう青少年の好奇心というか、人格形成にこの制度で一役買えるし、また子供と一緒にいろんなところに遊びに行こうという気になる大人が子供を産みますよ。絶対。
もちろん、今やってる高速道路1000円のような2年間とかそういうせせこましいものではなく、永続的にそういう措置を取らないと意味がありませんけどね。

■必要なのは……

思うに……必要なのは、期間の長い永続的な政策であって、例えば、天下の悪政・定額給付金や今度行われる3歳から5歳児に1年だけ宛がわれる3万円強の助成とか、そういう1年ぽっきりの選挙目当てで場当たり的な施策は本当に意味ないですよね。政権維持のためだけに無目的に巨額の金(税金)をばら撒く麻生自民党は、亡国政府と言っても過言ではない。小泉元総理は「自民党をぶっ壊す」といいましたが、麻生は「日本をぶっ壊す」政策をちゃくちゃくと進めています。死に体の政権に借金で買ったモルヒネ打って「うはぁ~ぎもぢぃぃ~」って言ってるようなもんですから。支持率なんかちょっと持ち直しちゃって、モルヒネ(赤字国債)もっと打ちたくなるんだろうな。
っていうか、そもそも、15兆円使って経済対策ってのがナンセンスじゃないですか? 失われた10年以降、日本の経済成長が始まったのは小泉政権化で「緊縮財政」が打ち出された後じゃないですか。これで日本が高く評価されたんですよ。国民はそれを知っているはずなのに、なんで怒らないんだろう。今生まれた子供、生まれながらにして数千万円の負債を背負っているんですよ。それをさらに積み上げた自民・公明政権は、日本を亡き者にしようとしているとしか思えない。
人気取りのくだらない政策をよく「衆愚政治」と言いますが、麻生の場合は選挙で選ばれてすらいないんだから、なんて表現すればいいのでしょうか。
次の政権をおそらく担うであろう民主党には、どうかもう少し長いスパンでの政策を考えていただきたいと思う次第です。


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by the_kakato_otoshi | 2009-04-27 10:14 | 格闘技以外

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