イギリス向けの文章ですので、のっけからイギリスのことについて書いてありますが、K-1との関係やグーカン・サキ問題について述べてます。
K-1ファンにはたぶん興味深いインタビューです。
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「我々は2,3年前にノッテインガム(イギリス)で興業を行うプランがあった」と、ルッツは語る。
「そのときには実現しなかったが、我々はいまノッティンガムで12月に大会を行う交渉をしているんだ。まだ準備ができていないし、我々は待たなくてはならない。交渉中なんだ。可能性はあるし、一生懸命やっているところさ。現在のところ、我々がイギリスに行くことができる確率は50%以上だろう」
ショータイムのイベントは、イギリスで放送された。すでにそこに市場があるということは織り込み済みだ。イギリスのチャンネルSetanta Sportsは最近3回のショータイム興行を放送した。ヨーロピアンファイティングネットワークは、イギリスでも興業を予定し、すでに開催されたブダペストやベルギーを含めて、欧州をまたにかけて拡大を続けている。
ルッツのラインナップ(マッチメイクは)だいたいK-1MAX、もしくはヘビー級のファイターたちだ。しかし、彼は当分の間グーカン・サキを起用しないつもりのようだ。
スポーン戦を足のけがで欠場したサキだったが、伝えられるところによれば、カラエフの代打を打診された彼はその土壇場で2倍のギャラを要求したのである。
ルッツ(スポーンの対戦相手をアティラ・カラチにすることになった)は、ゴールデングローリーの代表バス・ブーンについては許したものの、記者会見後にはグーカン・サキを激しく非難した。
「ゴールデングローリーとはこれまでも頻繁にビジネスをしているし、全く問題はないんだ」と、ルッツは説明する。
「なんとサキは受諾しなかった。今後、サキをショータイムには絶対に起用しないとは言わないが私は本気で怒っている。我々は人間だから、1年もすれば気が変わるかもしれない。ただ現時点ではチケットを買ってくれたファンに説明する興業主の立場としては、(サキにオファーをするのは)難しい話だ。
それは問題であり、私は状況を与えなくてはならない。
ゴールデングローリーのバス・ブーンは長い間懇意にしているし、彼が問題になることはまったくない。だが、この選手は、(交渉の)土壇場になって二倍のギャラを要求してきたんだ。尋常じゃないよ」
ルッツは、今年アムステルダム伝統の8人制トーナメントが開催されないものの、K-1との関係はなお続いていると語った。
「K-1は現在財政上の問題を抱えているんだ。だって、そうでなければ(今回のアムステルダムも)共催しているんだから。私たちの株式会社は、K-1とは本当に良い関係を保っている。私はK-1といっしょに仕事ができて幸せなんだ。彼らのプロモートするキックボクシングは世界的に見てとても優れているし、我々も近い関係で仕事しているからね」
以下、眠いので箇条書きにて。
・ルッツは、昨年11月クラウスがブアカーオに判定勝利したジャッジはおかしいと思っている。
・このため、ルッツは新しい審判を雇い、古いWFCAの審判を解雇した。
・現在異なる出身国の審判員を起用する方針である。
・ショータイムでは審判をWFCAから借りていたが、彼らはまともな仕事をしなかった。とのこと。
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http://www.fightnewz.net/id47.htmlより
グーカン・サキとの関係悪化は気になりますね。それからアムステルダム単独開催の真相は、ショータイムが独断専行したというよりは、K-1側の事情の部分が大きそうです。
お金のないなかでどうやってやりくりをしていくのか。ポーランド大会のような小さな大会でお茶を濁すのもよいですが、谷川氏の経営手腕が問われます。
K-1=FEGの財政問題についてですが、チラっと聞いたところではDREAMの入場料の大幅な値下げを行ったとのこと。これも無関係ではないでしょうし。
本当にDREAMが不採算で、黒字が見込めないのならDREAMとK-1 MAXの同時開催をして、MAXのトーナメントと総合の試合を一緒の会場でやればいいと思うのですが。単純に総合とK-1で個別に開催するよりは人が集まるはず。どっちの試合が面白いかは、会場の客が判断して、つまらない選手は淘汰されるでしょう。
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