<リザーブファイト K-1ルール 3分3R・延長1R>
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
ユーリー・メス(オランダ/イッツショータイム)
佐藤の相手はジムのHPであったとおり、ユーリ・メス。
バダ・ハリの所属するマイクスジムの選手でベスト16レベルの力は持っている選手です。去年コヒをKOで下しているハードパンチャーです。
佐藤にとってこれは再起戦となります。
ドラゴ戦でスタミナを消耗してしまいました。チャクリキのハーリック会長は「日本人選手は短いラウンドだと動きがよい(=スタミナが無い)」と言っており、それを証明してしまった形になりますが、佐藤はその汚名を返上したいところです。
勝てば本戦出場の可能性もゼロではなくなるわけですし、メスにとってもこれは振って湧いたチャンス。
ユーリ・メスは現在、オランダの「It's Showtime」を主戦場にしており、もともとは75~72キロで戦っている選手。MAXが出来てから体重を落としています。
戦う気力を全面に押し出すタイプの選手ですが、決して大味ではなく、技術に裏打ちされた鋭い攻撃を放ってきます。小比類巻に買ってから調子を上げており、4連勝中です。危険な相手でしょう。セコンドにバダ・ハリやマヌーフがついてくるものと思われます。豪華なチームメイトにも注目ですね。
<リザーブファイト K-1ルール 3分3R・延長1R>
城戸康裕(日本/谷山ジム)
リーロイ・ケスナー(オランダ/チーム アファファ)
もうひとつのリザーブファイトに出場する城戸の相手は、リーロイ・ケスナーになりました。
城戸は福岡大会でアジアトーナメント2位のイ・スファンを判定で下し、このリザーブマッチ出場権利を得ました。日本代表決定Tでは一日に2試合負けるという屈辱的な2009年のはじまりだったわけですが、イ・スファンに勝ってまだまだ戦える選手であることを証明してくれました。それは素直によかったなと思います。
ケスナーはFinal16でアンディ・サワーに負けた選手です。
1ラウンドでダウンを奪われ、もうKO寸前まで痛めつけられましたが、そこから立ち直って判定まで持ち込みました。判定結果は大敗でしたけど、根性を見せましたよね。
彼は昨年までは全くの無名選手で、今年のMAXオランダ予選で正規選手が欠場したため、代打でトーナメントに出場することになりました。
そこで、3試合とも判定ながら見事に優勝。チーム・アーツの選手として、サロ・プレスティ以来のFinal16をモノにしました。
この選手はとにかく若くて(まだ20歳)強気!
曰く、「オランダのナンバーワンはサワー、2番手はホルツケン、3番手は俺」と、言い放ちK-1ファンから「戦わずしてクラウスを抜いた」と突っ込まれましたが、その心意気や良しでしょう。
サワーと戦いたかったのも、「サワーを倒せば俺がオランダ最強」という強い野心によるものでしたからねぇ。
ギラギラした視線で城戸を喰らいにやってくることでしょう。
まだまだ売り出し中の城戸にとっては、同じような立ち位置の存在のケスナーは絶対に負けられない対戦相手だと思います。
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<スーパーファイト K-1ルール 3分3R・延長1R>
日菜太(日本/湘南格闘クラブ)
ジャバル“チンギスハン”アスケロフ(UAE/WMC キャンプ ラマイ)
最後の日菜太vsアスケロフは、未来のMAXを占うカード。魔裟斗vs川尻よりも遥かに注目しちゃいます。
先日アスケロフが出場するという情報を流しましたが、対戦相手はわかっていませんでした。
日菜太はMAXの経験は1試合しかなく、アスケロフとしては日本代表決定Tの城戸戦しか情報として持てないことになります。
アスケロフはムエタイやスカンジナビアMAXでは歴戦の猛者であり、ムエタイ・リアリティショー「コンテンダーアジア」3位、K-1スカンジナビア予選2008準優勝等があります。YOUTUBEを見れば動画のゴロゴロ落ちている選手。情報戦では日菜太が有利でしょう。
実績では日菜太が勝てる部分は全くないのですが、城戸戦で見せた「可能性」、そして情報戦を制して、ぜひともこの難敵をクリアしてほしいところです。
先日のFinal16ではじめてアスケロフを観たというファンの印象としては、完全に「ペトロシアンの引き立て役」としてしか映らなかったと思います。だから、「あの膝でやられた人」としてインプットされ、日菜太を売り出すためのイージーな相手と思わないでください。アスケロフは強いですよ。ペトロシアンが「ヤバい」だけなんです(笑)。
とにかく、この日本人3人の試合には注目です。トーナメントやあの茶番を食うような試合をしてほしいと思います。そして魔裟斗を「過去の人」と私がここで言える様な試合をお願いしたいですね! WGPで前田慶次郎がマヌーフとサキという一流どころに勝ってしまうほど、日本のレベルは密かに上がっている・・・と、思ってますから。
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■K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL8
<リザーブファイト K-1ルール 3分3R・延長1R>
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
ユーリー・メス(オランダ/イッツショータイム)
<リザーブファイト K-1ルール 3分3R・延長1R>
城戸康裕(日本/谷山ジム)
リーロイ・ケスナー(オランダ/チーム アファファ)
<スーパーファイト K-1ルール 3分3R・延長1R>
日菜太(日本/湘南格闘クラブ)
ジャバル“チンギスハン”アスケロフ(UAE/WMC キャンプ ラマイ)
<スーパーファイト K-1ルール 3分3R・延長1R>
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
川尻達也(日本/T-BLOOD)
<FINAL8(1) K-1ルール 3分3R・延長1R>
ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME)
山本優弥(日本/青春塾)
<FINAL8(2) K-1ルール 3分3R・延長1R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
<FINAL8(3) K-1ルール 3分3R・延長1R>
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)
<FINAL8(4) K-1ルール 3分3R・延長1R>
ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケン(オランダ/ゴールデングローリージム)
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
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