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シリーズ AFTER FINAL16① ~角田師が怒ったり泣いたり~
我らがK-1ジャッジ・角田師のブログが炎上したみたいですね(汗)。
http://ameblo.jp/kakuda-nobuaki/entry-10352339837.html
まだみなさんもWGPの余韻に浸っていると思いますが、角田さん本人が「炎上」しているので、ちょっと冷や水かもしれません。
私も角田師のブログは読んでいますが、今回「問題」とされた記事については読む前に消されてしまいました。
なので、詳細を知っておられる方はどんなことを書いたのかちょっとヒソヒソ教えていただけませんか(笑)。
上記リンクの中で、師は「(コメント欄が)僕の大嫌いな2ちゃんねると同じようになってしまった」と言ってますが、こうなってくると2ちゃんねらーとの間で泥仕合が始まる可能性もあり、火種は抱えたままのようです。
角田師については、アンチが多いのは知っていますし、本人もご承知かと思います。今回叩かれたのはジャッジングの問題で、特に2008年のMAX決勝戦における「9-8」事件。それから、バンナとレミー・ボンヤスキーの試合の結果が後で覆った事件・・・のようです。まぁ、いまさら・・・という感じですが。
この二つの事件について、ご存知ない方も多いかと思うので「ごく」簡単に説明すると、
前者は2008年のK-1MAX、佐藤vs魔裟斗戦において「一方がダウンを取られたラウンドは10-8」であるとルール上は書かれていたものを、ダウンを取られた意外は魔裟斗のラウンドだったとして「9(佐藤)-8(魔裟斗)」という採点にしたこと。
後者は、バンナvsレミーのスーパーファイトでその場ではレミー勝利になったものの、バンナ陣営が抗議をして勝敗が後で覆ったものです。
私は、実はこの二つについてはほとんど問題視していません。
9-8は、3ラウンドで行われるK-1ルールにおいてはあってしかるべきです。
ダウンがあったので一方は8でいいんですが、それ以外は取っていたんだから、9-8で何が悪い? と思います。
もうひとつは、角田師もおっしゃるように、バンナの正式な抗議を受けて勝敗を預かり、改めて協議した結果「間違っている」と自ら訂正したんですから、これも問題ではないでしょう。
例えば、前者の例でいえば、佐藤が正式に抗議文を出し、再検証を求めることもできるはずですが、それはしませんでした。
だから問題があるとすれば、ジャッジの結果ではなく、
審判部が独立機関ではないため、「再検証を選手があまりにも求めにくい環境」という部分になるのではないでしょうか。
バンナほどのビッグネームならいざ知らず、なかなか一般の選手は検証を求めにくい。しかも、検証してもらったところで覆る可能性も薄いのであれば、正面切って意義を唱えるのは難しいでしょう。かといって、「気軽」になんでも抗議されたらたまらないわけで、このあたりの舵取りは難しい。
やっぱりK-1の本社と審判部門を切り離す、もしくは多国籍ジャッジを導入するなどの措置は必要でしょう。
ただ、外国人は日本人以上に利害関係に聡く、ジャッジにすえるのが難しい。「中東の笛」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、現段階では角田さんが仕切るのがベターなのではないでしょうか。将来的な課題ですよね。
問題は、そういったいろいろな事情を考慮せず、なんでもかんでもすぐに角田師を悪者として吊り上げるおバカな正義気取りのネットユーザーに他なりません。
角田師が個人的に嫌いならそれはそれでいいんですが、それをわざわざいかにも正義ぶって「本人の」ブログに「タメ口で」書く連中は本当に救いがたい。書いてる奴はそれで気持ちが晴れるのかもしれませんが、それは何も解決や進展には繋がらない。一方的な憂さ晴らしです。
かつて「秋山問題」のときに、スポンサーの日清食品などに「HERO’S」のスポンサードを辞めるよう迫った連中がいましたが、彼らのゆがんで偏った正義が、どれだけ格闘技に対するマイナスを与えているのか、自分たちの首を絞めているのかがわかならいんですね。ほんと。
また、ジャッジの形態が似ているため、ボクシングと比較してあーだこーだ言うへんな人たちもいるんですけど、そもそも競技が違うので、ジャッジングが違うのは当たり前。それが理解できないのに、大真面目に語るんです。いかに的外れなことを言っているのか、気がつくべきですね。
もちろん、自分はかなりの頻度で角田師に対し批判めいたことを書いていますが、
少なくとも「的外れ」な議論にならないよう注意を払っています。
ま、そんなこんなで、
角田師には、はやく立ち直ってもらって(笑)、
WGPのレポートを再開してもらわないと困ります。貴重な内部からの情報源ですからね。
選手のパーソナリティなどに直に触れている師のウイットに飛んだ文章を読みたいんです。
次回以降のエントリーからは、WGPの細かい感想、海外の反応などを取り上げたいと思います。
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